コミュニケーションツールであるSlackを使って勤怠管理を行うことで、管理者も従業員も業務の効率化が図れます。
本記事では、Slackと連携可能な勤怠管理システムを紹介するとともに、Slack打刻の便利な機能やメリット・デメリットまで徹底解説します。
勤怠管理システムについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
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Slack打刻ができる勤怠管理システムの比較表
Slack打刻ができる勤怠管理システム8製品を比較表にまとめました。費用や自社の勤務体系に対応しているか、確認しましょう。
製品名 | 初期費用 | 月額費用 | 無料トライアル | 勤務体系 |
MINAGINE | 11万円 | 3万3,000円~ | ‐ | 固定時間/シフト制/フレックスタイム制/変形労働時間制 |
HRMOS勤怠 | 0円 | 0円~ | 1ヶ月間 | 固定時間/シフト制/裁量労働制/フレックスタイム制/変形労働時間制 |
ジョブカン勤怠管理 | 0円 | 2,200円~ | 30日間 | 固定時間/シフト制/裁量労働制/フレックスタイム制/医療機関特化 |
ジンジャー勤怠 | 要問合せ | 330円~ | 1ヶ月間 | 固定時間/シフト制/裁量労働制/フレックスタイム制/変形労働時間制 |
kincone | 0円 | 1,100円~ | 最大2ヶ月間 | 固定時間/裁量労働制/フレックスタイム制/パート・アルバイト |
チムスピ勤怠 | 16万5,000円~ | 2万2,000円~ | ◯ | 固定時間制/シフト制/裁量労働制/フレックスタイム制/変形労働時間制/管理監督者/パート・アルバイト |
AKASHI | 0円 | 330円~ | 30日間 | 固定時間/シフト制/裁量労働制/フレックスタイム制 |
RecoRu | 0円 | 110円~ | 30日間 | 固定時間/シフト制/裁量労働制/フレックスタイム制 |
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Slack打刻ができる勤怠管理システム8選
Slackと連携できる勤怠管理システムは意外と多く、種類や機能もさまざまです。ここでは特におすすめのシステムを、8製品ピックアップしてご紹介します。
MINAGINE勤怠管理
<Slack打刻で使える主な機能>
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- PCログ取得で勤務状況を明確化
- Web上で申請から承認までを完結
- 管理者による勤務表作成で出勤予定を把握
MINAGINE勤怠管理は、PCログ取得により社員の勤務状況を明確にし、残業や有給などの各種申請から承認までをWeb上で完結できる勤怠管理システムです。
厚生労働省ガイドラインに準拠し「客観的な記録」を担保でき、IPO(新規上場)を目指す企業に最適です。
初期費用、初期設定代行が0円で月額利用料金が3万円〜と、お求めやすい価格設定となっています。
本製品は、管理者側で社員の勤務表を作成することで出勤予定を把握できるほか、コンプライアンスに重点を置いており、不正打刻防止や効率的な勤怠管理を実現します。
HRMOS勤怠
<Slack打刻で使える主な機能>
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- ベンチャーや中小企業を中心に6万社の導入実績(※)
- 30名以下は無料で使え、有料でも1人110円/月から利用可能(※)
- ICカードや顔認証など多彩な打刻方法とセキュリティ対策で安心
HRMOS勤怠は、現在6万社を超える企業に導入されているシンプルで使いやすい勤怠管理システムです。
30名以下の場合は無料で利用でき、有料プランでも1人あたり月額110円から利用可能。日次や月次のデータ抽出やレポート機能による勤怠状況の可視化、給与ソフトやSlack、LINEとの連携ができます。
Web打刻やICカード、顔写真による打刻など多彩な打刻方法に対応し、管理者の2段階認証や従業員のIPアクセス制限などセキュリティ対策も万全です。
※株式会社ビズリーチ(2024年11月時点)
ジョブカン勤怠管理
<Slack打刻で使える主な機能>
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- シリーズ累計20万社以上、有料利用ユーザー300万人突破の導入実績(※)
- ICカードや指静脈などさまざまな打刻方法に対応
- 初期費用0円、月額220円から導入可能(※)
ジョブカン勤怠管理は、シリーズ累計20万社以上の導入実績を誇る、シンプルな操作性と柔軟なカスタマイズ性を兼ね備えたクラウド型勤怠管理システムです。有料利用ユーザーは300万人を突破し、中小から大企業まで多くの従業員に利用されています。
ICカードやGPS、指静脈認証、顔認証など多彩な打刻方法に対応し、変形労働時間制やフレックスタイム制などさまざまな勤務形態に適用可能。また7カ国語の多言語表示機能も備えています。
30日間の無料トライアル期間があり、初期費用やサポート費用は0円。月額220円から利用でき、電話・メール・チャットでの手厚いサポート体制も魅力です。
※株式会社 DONUTS(2024年4月時点)
ジンジャー勤怠
<Slack打刻で使える主な機能>
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- 1万8,000社以上に導入実績がある勤怠管理システム
- スマホアプリで外出先や移動中でも勤怠の承認や確認が可能
- 24時間365日のサポートでいつでも不安を解消
ジンジャー勤怠は、大企業から中小企業まで1万8,000社以上※に導入されている勤怠管理システムです。
パソコンやスマホ、タブレット、ICカードなど多様な打刻デバイスに対応し、GPSや顔認証などの機能も備えています。直感的な操作性で、はじめて勤怠システムを使う従業員でもスムーズに移行できます。
スマホのアプリで勤怠の承認や従業員の管理が可能です。打刻以外にも休暇残日数の確認などができます。スマホアプリなので移動中や外出先での確認が便利になります。
24時間365日対応のAIチャットサポート窓口が用意され、いつでも不安を解消できます。必要に応じて、電話やメールでサポートもおこなっているので安心です。
※ジンジャー公式HP(2024年4月時点)
kincone
<Slack打刻で使える主な機能>
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- 従業員5人以上であれば、1人あたり220円/月(※)で利用可能
- iOS端末もしくはNFC対応のAndroid端末を利用
- 打刻忘れ、残業時間超過、承認待ちを知らせるアラート機能を搭載
kinconeは株式会社ソウルウェアが提供する勤怠管理システムです。導入に必要な従業員数は5人で、1人あたり220円/月(※)で利用できます。
iOS端末もしくはNFC対応のAndroid端末があれば導入可能で、大がかりな準備の必要はありません。アプリ打刻、ICカード打刻、チャット打刻など、多彩な打刻方法が利用できます。ビジネスチャットと連携可能なため、打刻に使えるアプリも豊富です。
承認待ちを知らせるアラート機能が搭載されているので、スムーズな勤務時間のデータ反映に役立つでしょう。また、残業時間超過アラートがあり、月の時間外労働の上限を超えにくい仕組みです。
※ 株式会社ソウルウェア(2024年5月時点)
チムスピ勤怠
<Slack打刻で使える主な機能>
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- 10年以上の開発実績を誇り導入数は1,800社以上、契約ライセンス45万以上(※)
- 36協定や有給管理もできる勤怠管理システム
- シリーズ製品と組み合わせると経費計算など業務の労力を削減可能
チムスピ勤怠は、10年以上の実績を持つクラウド勤怠管理システムで、50名から数万名規模の企業を中心に1,800社以上、契約ライセンス45万以上の導入実績があります。
固定労働制だけではなく、フレックスタイム制や裁量労働制、変形労働制などさまざまな勤務形態に対応が可能です。さらに36協定や法令で定める労働時間や有給休暇の過不足を自動で集計・レポート化し、アラートで通知する機能が充実しています。
シリーズ製品の「チムスピ工数」「チムスピ経費」と合わせて利用することで、従業員の手間やメンテナンス・セキュリティ対策の手間を大幅に削減できます。
※株式会社チームスピリット(2024年4月時点)
AKASHI
<Slack打刻で使える主な機能>
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- 週に1度のアップデートで機能改善
- シンプルな画面で複雑なシフト作成を簡単に行える
- 工数管理機能で業務を可視化
AKASHI(アカシ)は誰にでも操作方法がわかりやすいシンプルな画面が特徴のクラウド勤怠システムです。主に中小企業から高い支持を得ています。クラウドの利点を生かし、週1回のアップデートがあるため諸機能を常に最新状態で利用可能です。複数の打刻方法を備え、勤務時間や休暇の管理を簡単に行えます。
従業員の資格や免許を登録しておくと、その時間帯に必要な人材が含まれるシフトを作成してくれる機能が便利です。
社員の勤怠やプロジェクトの工数など、集計したデータに基づいて業務にかかる時間や人件費を計算し分析。1度登録されたデータは次回以降の類似した案件にも適用できるため、必要な時間や人数の見積もりにかかる時間を削減できます
RecoRu
<Slack打刻で使える主な機能>
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- 月額一人100円からの低価格で全機能を利用できる
- 多様な打刻方法をサポートし、利便性を向上
- 外部サービスとのスムーズな連携機能
RecoRuは月額一人110円という低価格で全機能を利用できます。追加費用なしでバージョンアップや新機能を受けられ、運用・サポート費用も不要です。電話やメールでの無料サポートも提供しており、導入から運用まで安心です。
Slackをはじめ、PCやタブレット、ICカード、生体認証を利用した打刻など、多様な方法で勤怠管理が可能です。外出先や現場からの打刻も可能で、Slack経由での出退勤管理もできるため、さまざまな働き方に柔軟に対応します。
クラウド人事労務ソフトや給与計算ソフトなどとAPIやCSVファイルを介してデータ連携が可能です。これにより、手作業によるデータ入力から解放され、利用者の作業効率が大幅に向上します。
Slackでの打刻方法
Slackで打刻を行うことを、一般的に「Slack打刻」と呼びます。Slack打刻は、以下の手順で行えるようになります。
- Slackで勤怠打刻を行うチャンネルを作成する
- 「出勤」「退勤」用のコマンドを作成する
- コマンドをチャンネルに送信する
勤怠管理システムと連携する場合には「出勤」「退勤」などのコマンドは、製品によって予め指定されています。
Slack打刻ならではの便利な機能
Slack打刻ならではの機能を紹介します。
リマインド機能
Slack打刻では、リマインド機能が利用できます。
リマインド機能とは、あらかじめ利用者やチャンネル、打刻時間を設定しておくことで、時間になると通知をしてくれる機能です。
勤怠管理を行う上で、打刻漏れをしてしまうと、その後の修正・申請に手間がかかってしまいます。Slackのリマインド機能を使えば、そうしたミスを未然に防ぐことができます。
辞書登録機能
Slack打刻では、辞書登録機能も使うことができます。
Slack打刻で使うコマンドは各システムごとに異なりますが、辞書登録機能を使えば、毎度複雑なコマンドを入力しなくても、自動で出勤や退勤を行うことが可能です。
例えば「出勤」と入力すれば、出勤打刻のコマンドが表示されるように登録しておく、といった方法です。Slackで勤怠管理を行う際は、利用必須の機能です。
Slackを使った勤怠管理方法
Slack打刻ができるようになったら、勤怠管理を行うためのデータを集計できるようにします。
Slackでの勤怠管理方法は勤怠管理システムと連携させるか、スプレッドシートと連携させる方法もあります。
勤怠管理システムと連携させる
Slackで勤怠管理をする方法の1つ目は、勤怠管理システムを導入することです。
Slackと勤怠管理システムを連携すると、Slackでの打刻情報が自動でシステムに集計されます。
また勤怠管理システムには、労働法などの法改正に自動で対応してくれたり、勤怠データの分析機能や給与計算ソフトとの連携ができたりなど、勤怠業務を効率化する多様な機能を備えています。
当然コストはかかりますが、業務の効率化に課題を抱えているのであれば、前向きに導入を検討する価値があるといえます。
スプレッドシートと連携させる
Slackとスプレッドシートと連携させることで、勤怠管理を行うことができます。
簡単な流れとしては、以下のようになります。
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スプレッドシートとの連携のメリットは、
- コストがかからない
- スプレッドシートを利用して、勤怠データの分析ができる
デメリットとしては、
- 手間がかかる(システムに詳しい担当者が必要)
- 給与計算ソフトなどとの連携が難しい
このように、コストはかからないものの、システムの構築や運用の手間や、あくまでも打刻データの管理のみになるといった点から、慎重に検討する必要があるといえます。
Slackと勤怠管理システムを連携させるメリット・デメリット
Slackと勤怠管理システムを連携させるメリットとデメリットを紹介します。
【メリット】リモートワークの際も社員の出勤状況が把握しやすい
Slackと勤怠管理システムを連携させるメリットは、リモートワークの際も社員の出勤状況が把握しやすいという点です。
コロナ禍や働き方改革によって、リモートワークを導入する企業も多くあります。労働環境の改善は喜ばしいものの、出勤状況の把握が難しくなったのではないでしょうか。
Slackで勤怠管理を行うことで、出退勤を報告するチャットルームを全社や部署などで共有することになります。そのため、誰がいるか・いないかを把握しやすくなります。また、いつ出勤・退勤したのかがひと目でわかるため、Slackなどで話しかけるタイミングにも困ることはなくなるでしょう。
【デメリット】打刻の位置情報が把握できない
勤怠管理システムには多くの便利な機能やメリットがありますが、Slackと連携させる際に注意しなければならない点もあります。それは、Slackの打刻では打刻の位置情報が把握できないことです。
位置情報が把握できないことで、不正打刻のリスクは高まります。したがって、テレワークを導入していたり、直行直帰時にSlack打刻を使用する際には注意が必要です。
もし不正打刻の防止を重要視しているのであれば、Slackと連携させずにGPS付きや生体認証対応の勤怠管理システムでの打刻をおすすめします。
Slackを活用した勤怠管理で業務効率化を
Slackと勤怠管理システムを連携させれば、日々のコミュニケーションと連動した勤怠管理が可能です。わざわざ勤怠管理システムを開く手間や、打刻漏れや承認漏れなどミスの削減につながります。
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以下の記事では、勤怠管理システムの機能や選び方、また他の製品について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
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