変形労働時間制や夜勤シフトなど、病院・クリニックの勤怠管理は複雑です。カルテログとの乖離や手動集計の手間、労基署対応に頭を悩ませる担当者も多いのではないでしょうか。
医療特有の運用に対応した勤怠管理システムを導入すれば、電子カルテの操作ログ照合や他院での勤務時間の通算管理、手当計算の自動化を一元化できます。月末の集計作業が減るだけでなく、過重労働や不払い残業のリスクを未然に防げるため、医療安全の確保やスタッフの定着率向上に直結するでしょう。
病院向けの勤怠管理システムについて、必要な理由や選び方を含めて解説します。
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病院に勤怠管理が必要な理由
クリニックを含む病院に勤怠管理システムが必要な理由は、下記4点です。
医師の働き方改革と副業の通算管理に対応するため
医師の働き方改革により、年間960時間や1,860時間の上限規制に加え、勤務間インターバル確保や面接指導といった健康確保措置への対応が義務付けられました。現場では自院の勤務時間にとどまらず、他院での勤務時間もあわせた通算管理を迫られています。
手作業の集計では上限超過のリスク察知や、健康確保措置が必要な対象者を抽出するのは限界です。自己研鑽と業務の切り分けがあやふやになる懸念も残ります。
勤怠管理システムを導入すれば、兼業先の勤務時間を含めたアラート発信や面接指導対象の医師が早期に把握できるため、法令遵守と確実な健康確保措置を両立できます。
複雑なシフト勤務や各種手当の計算を効率化するため
看護師やメディカルスタッフが2交代や3交代の変形労働時間制で動く医療現場では、当直やオンコール対応も重なり、勤務形態は複雑を極めます。夜勤手当や割増賃金の計算を手作業で行うのは、担当者にとって大きな負担です。
病院向け勤怠管理システムを導入すれば、多様なシフトパターンや手当計算を自動化できるため、集計の手間や転記ミスを解消し、労務担当者が本来注力すべき業務に時間を使える体制が整います。
客観的な記録で労基署対応や不払い残業を防ぐため
労働基準監督署の調査で確認されるのは、実際の労働状態を示す客観的な記録です。医療現場は、始業前の情報確認や申し送りといった前残業が常態化しやすくなっています。
打刻後に電子カルテへ入力するケースも散見されるため、勤怠管理システムで電子カルテの操作ログや入退館記録を照合すれば、打刻データとの乖離を自動抽出できます。不払い残業の実態を可視化して正しく管理する仕組みを整えることで、健全な職場環境を構築できるでしょう。
過重労働を防ぎ医療事故とスタッフの離職を防ぐため
十分な休息のないシフトは集中力の低下を招きます。疲労蓄積は医療事故の原因となるため、医療安全の観点からも適切な労働時間把握は欠かせません。
勤怠データで労働時間を正しく可視化できれば、特定スタッフへの負担集中を未然に防止可能です。勤務間インターバルの確保や過重労働対策を進めることで、バーンアウトや離職のリスクを軽減できます。
病院向け勤怠管理システム比較表
病院向け勤怠管理システムを選ぶ際、超過労働の抑止や様式9の作成、給与計算業務の軽減など、利用目的を明確にすることが大切です。医療機関の実務効率化に直結する項目を網羅して以下の比較表に整理しました。
| 製品名 | 初期費用(税込) | 月額費用(税込) | 無料期間 | 長時間労働アラート | 様式9対応 | シフトの自動作成 | 複雑な手当計算の対応 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Dr.JOY | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | ◯ | ◯ | ×(外部シフトソフトからのインポートに対応) | ◯ |
| OLude | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | ◯ | ◯ | ×(手動作成・パターンパレットによる入力補助) | ◯ |
| ADVANCE勤怠クラウド Hospital Edition | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | ◯ | ◯ | ×(マスタパターン登録による手動作成) | ◯ |
| CWS就業管理システム | 要問い合わせ | 要問い合わせ | あり(無料デモ・トライアルあり、期間要問い合わせ) | ◯ | ◯ | ◯(勤務シフト表の自動作成に対応) | ◯ |
| Vicsell勤怠管理 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | ◯ | ◯ | ×(パターン登録による半自動作成・補助) | ◯ |
| CAERU勤怠 医療 | 0円(打刻タブレット等無料レンタル) | 1拠点あたり8,250円(職員登録数無制限) | 30日間 | ◯ | ◯ | ×(マスター登録およびCSVインポート) | ◯ |
| ICタイムリコーダー | 0円 | 220円〜/名(人数により変動、最低利用料金あり) | 30日間 | ◯ | ×(標準非対応) | ×(手動作成・コピー&ペーストによる補助) | ◯ |
| KING OF TIME | 0円 | 330円~/名 | 30日間 | ◯ | ◯(「快決!シフト君NEO メディカル」とのCSV連携による) | ◯(「快決!シフト君NEO メディカル」との連携による) | ◯ |
| Touch On Time | 0円(専用打刻端末は1台104,280円〜) | 330円~/名 | 30日間 | ◯ | ×(標準非対応) | ◯(入力補助機能として一括自動作成機能あり) | ◯ |
| ジンジャー勤怠 | 要問い合わせ | 30円~/名 | 1ヶ月間 | ◯ | ×(標準非対応) | ×(スケジュール雛形を用いた手動登録) | ◯ |
| ジョブカン勤怠管理 | 0円 | 220円/名〜(医療機関向けセットプラン:880円~/ID) | 30日間 | ◯ | ◯(CSV/Excelデータエクスポートによるフォーマット連携) | ◯(曜日ごとの必要人員数に応じた自動作成) | ◯ |
| 勤怠課長 | 0円〜 | 330円/名(医療特化・様式9利用時は440円/名) | なし(無料デモあり) | ◯ | ◯ | ×(不規則・変則シフトのパターン手動登録) | ◯ |
| MOT勤怠管理 | 33,000円 | 4,378円~(~20ID) | なし(無料デモあり) | ◯ | ×(標準非対応) | ×(希望シフトの自動収集および下書き機能、確定は手動) | ◯ |
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※料金・仕様は規模や契約形態により変動します。詳細は必ず各社へお問い合わせください。
病院向け勤怠管理システムおすすめ13選
医師の特殊な勤務形態と、厳格化する残業時間の上限規制への対応など、病院向け勤怠管理システムは、下記13製品です。
Dr.JOY(Dr.JOY株式会社)
Dr.JOYは医療機関の多様な勤務形態に応える勤怠管理システムです。全国の大学病院や中核病院など多数の導入実績を持ち、一般的なシステムでは管理が難しい「自己研鑽(勉強や研究など)」と「労働時間」の切り分け機能や、宿日直許可の有無に応じた労働時間計算など、医師特有の複雑な労務管理に標準対応しています。
在院時間と検知場所を連動させ、労働時間と自己研鑽をタイムライン上で正確に切り分けることが可能です。医師労働時間短縮計画のガイドライン適合や、立入検査要綱に準拠した帳票の自動出力ができます。
B水準やC水準の運用に不可欠な面接指導の調整や記録回収フロー、他院を含めた兼業先での労働時間合算までをシステム内で自動完結することも可能です。
OLude(株式会社 東計電算)
OLude(オルデ)は、医療業界専門のシフト勤怠管理システムです。独自のAI顔認証システムを搭載した打刻端末と連携でき、マスクを着用した状態でも1秒以下で非接触の検温と打刻を同時に完了させ、なりすましを防止します。
電子カルテシステムなどのPCログインおよびログアウト時刻と、勤怠打刻データを自動で突き合わせられる機能が搭載されているのがポイントです。一定以上のズレをエラーとして強制抽出し、理由の申請を必須化できるため、病院経営の重大なリスクとなるサービス残業を確実に防止できます。
医師の勤務間インターバルや代償休息時間の管理だけでなく、他施設を跨ぐ応援勤務や兼業先での労働時間の通算管理、常勤換算表や様式9データの出力にも標準で対応しています。
ADVANCE勤怠クラウド Hospital Edition(関彰商事株式会社)
ADVANCE勤怠クラウド Hospital Editionは、関彰商事株式会社が提供する医療機関向けの就業管理システムです。医療現場の特殊な勤務形態をシステム上で正確に処理することに特化しています。
当直や夜勤、日跨ぎなど、最大1,000種類以上の複雑なシフトパターンを登録・管理することが可能です。精緻なシフトデータと日々の打刻実績を連動させることで、看護管理者の大きな負担となっている「様式9」を自動で作成・出力します。
A水準・B水準・C水準といった複雑な時間外労働の上限規制に対し、リアルタイムで労働時間を集計し、超過の危険がある場合はアラートで警告します。自己研鑽(勉強や研究)の時間と通常の労働時間を明確に区別して記録できるため、不当な残業時間の増大を防ぎつつ、法令を遵守したクリーンな医療環境をもたらすでしょう。
CWS就業管理システム(インフォコム株式会社)
CWS就業管理システムは、インフォコム株式会社が提供する、病院・クリニックに特化した就業管理パッケージです。退職者を含めたユーザーID数による課金体系ではないライセンスフリーモデルが用意されており、院内の電子カルテやオーダリング端末の全台に相乗りしてシステムを起動させることができます。
看護部の2交代や3交代、オンコールといった複雑な予定から、委員会や院内研修などの病棟外業務が自動で控除された様式9をワンクリックで出力できるのがポイントです。実績データとの整合性チェックやExcelでの手修正作業が不要となり、施設基準のリアルタイム監視に要する工数を劇的に削減します。
Vicsell 勤怠管理(株式会社SCP.SOFT)
Vicsell勤怠管理は、医療や介護現場の複雑な就業ルールを支えるシステムです。職種ごとに異なる締め日、当直や夜勤の手当計算といった医療機関独自の規則に対応しており、客観的な労働時間を把握する機能に優れています。
最大9,999通りのシフトパターンマスタを登録できるのがメリットです。部署ごとに必要なシフトのみをパターン化してパレット登録することで、複雑な病棟の勤務計画表を半自動で組み立てられます。
診療報酬改定や様式9の法改正対応は年額保守費用の範囲内で迅速に無償アップデートされるため、運用のブレがありません。電子カルテのログと打刻の自動乖離チェック機能や、給与システムへのCSV一括連携も標準装備しています。
CAERU勤怠 医療(CAERU株式会社)
CAERU勤怠 医療は、CAERU株式会社が提供する医療業界に最適化された勤怠管理システムです。打刻用の専用AndroidタブレットやICカードリーダーを無料でレンタルでき、故障時も無償で交換されるため、導入時のハードウェア投資を必要としません。
拠点単位の定額制を採用しているため、本院や複数の分院、訪問看護ステーションなどの多拠点を単一のクラウドで一括統括管理できます。夜勤やオンコールの特定の勤務回数を自動カウントして手当計算を自動化する機能を備えており、医師の自己研鑽管理と看護部の様式9作成という異なるペインを同時に解決へと導くことが可能です。
ICタイムリコーダー(株式会社オープントーン)
ICタイムリコーダーは、株式会社オープントーンが提供するクラウド型の汎用勤怠管理システムです。初期費用0円、1名あたり月額165円(税込)からと低価格でありながら、有給休暇の管理やシフト作成、各種給与計算ソフトとの連携機能などを標準搭載しています。
1日の中で休憩の打刻を複数回行うことも可能です。複雑な休憩時間を手計算で差し引く手間がなくなるため、クリニック特有の悩みである「午前診と午後診の間の長い休憩(中抜け)」の管理がしやすくなります。
初期投資を抑え、紙のタイムカードからスムーズにデジタル移行を果たしたい無床クリニックや小規模診療所におすすめです。
KING of TIME(株式会社ヒューマンテクノロジーズ)
KING OF TIME(キングオブタイム)は、月額330円/名という低価格ながら、給与計算システムとの連携機能を備えたクラウド型勤怠管理システムです。価格でありながら、休暇管理やシフト作成、残業時間の自動計算など、勤怠管理に必要なすべての機能が「追加料金なし」で標準利用できます。
病院向けシフト管理システム「快決!シフト君NEO メディカル」とのデータ連携が可能です。シフト君の精緻な自動作成ロジックで施設基準を満たす計画を組んだ上で、KING OF TIMEで日々のリアルタイム打刻を一括収集し、転記作業やミスを完全排除した様式9の自動出力を最小のランニングコストで実現できます。
職種(看護師、医療事務など)や雇用形態(常勤、パート)ごとに異なるシフト作成に標準対応しているのもポイントです。クリニック特有の「午前のみ」「午後のみ」「通し勤務」といった勤務パターンをあらかじめ登録しておくことで、パズルを組み立てるようにクリック一つでシフト表を作成できます。
Touch On Time(株式会社デジジャパン)
Touch On Time(タッチオンタイム)は、専用の打刻端末を使った勤怠管理システムです。初期費用0円、月額費用は330円×人数分という料金体系で、専任のサポートセンターによる手厚い無償サポートを受けられます。
独自の専用打刻端末「タッチオンタイムレコーダー」を提供しており、指紋認証やICカード、スタッフIDといった複数の打刻方法を1台で対応することが可能です。常勤の医師や看護師など、事前にそれぞれの勤務条件や時給、残業の計算ルール(15分単位の丸め処理など)を設定しておくことで、打刻データから自動で正確な労働時間を集計します。
受付などの限られたスペースに打刻機を設置し、専門スタッフのサポートを受けながら導入したいクリニックにおすすめです。
ジンジャー勤怠(jinjer株式会社)
ジンジャー勤怠は、jinjer株式会社が提供するクラウド型勤怠管理システムです。「ジンジャー人事労務」や「ジンジャー給与」と組み合わせることで、従業員情報の登録から日々の勤怠集計、毎月の給与計算までをひとつのシステム内でシームレスに連動させられます。
「午前診のみ」、「午後診から」といった不規則なシフト作成を、管理画面からパズルのように直感的に組むことが可能です。作成されたシフトはスタッフのスマホアプリへ即座に通知・共有され、スタッフ側もアプリから希望シフトを提出できます。
ジョブカン勤怠管理(株式会社DONUTS)
ジョブカン勤怠管理は、株式会社DONUTSが提供するクラウド型の勤怠管理システムです。出勤やシフト、休暇・申請、工数管理の4つの機能から、自院に必要なものだけを自由に組み合わせて導入できます。
日ごとの必要人員数に応じたシフトの自動作成機能と、医療現場の動線に合わせた多様な打刻に対応しているのがメリットのひとつです。あらかじめ登録した勤務場所のみでしか打刻を許可しない制限機能付きのモバイルGPS打刻を備えており、訪問診療や往診に赴く医師や理学療法士などの出先からの正確な出退勤を記録し、直行直帰時の不正打刻を完全に抑止して適切な手当計算に繋げます。
2交代・3交代といった病棟特有の複雑な勤務実績から、施設基準を満たすための様式9フォーマットへCSVやExcelを介してスムーズにデータを出力・連携できる機能も完備しています。
勤怠課長(株式会社ニューテック)
「勤怠課長」は、医療業界独自の多様な勤務体系に対応し、必要なデータをもとに様式9を自動作成する勤怠管理システムです。1ユーザーあたり月額330円から自院に必要な機能だけを柔軟にカスタマイズできます。
シフトパターンの登録数が無制限であり、特殊な変則勤務を自動集計できるのがポイントです。日勤の後にそのまま宿直に入り翌朝退勤する日跨ぎ夜勤の際、翌日の退勤時刻を前日の勤務実績に自動変換するロジックを搭載しています。
一時帰宅した後にオンコールで再出勤するような場合でも、帰宅していた時間を休憩時間として自動で除外計算します。
MOT勤怠管理(株式会社バルテックITソリューションズ)
MOT(モット)勤怠管理は、株式会社バルテックが提供するクラウド型システムです。「勤怠管理」と「シフト管理」の両機能をクラウド上で一元化でき、20ID(20名)まで月額4,378円の定額で利用できます。
夜勤や早出スタッフの急な欠員などの人員過不足をビジュアルで可視化し、管理者の調整作業を大幅に効率化することが可能です。非接触かつハンズフリーの顔認証出勤打刻ができるMOTウェアラブルカメラにも対応しており、往診に携わる医師やスタッフが持ち歩くカメラのボタンを押すだけでクラウド上のマスタと高速照合されるため、訪問診療先からの直行直帰時でも正確な労働時間を記録できます。
院内においては、0.5秒の高速認証を誇る専用のAI顔認証検温カメラを自動ドアやフラッパーゲートと連動させることで、1秒検温、マスク着用判定、自動打刻、開錠許可を非接触で同時に行い、不正打刻の排除と院内の感染症対策を強固に両立させます。
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病院向け勤怠管理システムの選び方
病院向け勤怠管理システムを選ぶポイントは、下記4点です。
医療特有の運用(自己研鑽・他院兼業・シフト)に対応しているか
医師の業務と自己研鑽の分離申請フローや、他院での勤務時間を合算して上限規制(年960時間など)を管理できる機能があるかが重要です。2交代・3交代や当直、オンコールといった変形労働時間制のシフトを柔軟に組めるか確認しましょう。
医療現場の特殊な働き方に合わせたカスタマイズや初期設定が可能かどうかを確かめることで、導入後の運用ギャップを防ぐことが可能です。医療業界での導入実績が豊富なシステムを選べば、医療特有の労務課題に合わせた手厚いサポートも期待できます。
電子カルテや入退館ログとの連携・乖離検知ができるか
労基署の調査に耐えうる客観的な記録を残すには、電子カルテの操作ログや入退館記録と打刻データを照合できるかが大切です。打刻時間と実際の作業時間に乖離がある場合、自動でアラートを通知し、乖離理由を入力させられる機能があると管理業務の負担が軽減できます。
不払い残業やサービス残業の発生を未然に察知し、迅速に是正できる仕組みが整っていれば、労務コンプライアンスの強化に直結します。自院で利用している電子カルテやセキュリティシステムとのデータ連携が可能か、必ず事前に確認しましょう。
令和8年度診療報酬改定の計算ルールに対応できるか
令和8年度の診療報酬改定では、様式9における看護配置数の計算が小数点以下第2位切り上げへ統一され、院内緊急対応や病棟外への付き添い時間が新たに勤務時間へ算入可能になりました。計算ミスにより施設基準を割った場合、最大3ヶ月に及ぶ重大な診療報酬減算処分を受けるリスクが生じます。
法改正による最新の算入ルールや精緻な端数処理へ即座に対応し、自動で正しく出力できるシステムかを見極めることが必要です。
現場スタッフがストレスなく使える打刻手段と操作性か
多忙な医療現場では、打刻や申請の手間がストレスにならない操作性が求められます。ナースステーションには顔認証や指静脈などの生体認証、訪問看護や外勤にはスマホでのGPS打刻など、職種や勤務形態に合わせた打刻手段を選べるかがポイントです。
あわせて年配の医師やIT機器が得意でないスタッフでも直感的に使える画面デザインであるか確かめる必要もあります。無料体験期間などを利用して、現場での使い勝手を事前に検証しましょう。
病院向け勤怠管理システムの注意点
病院向け勤怠管理システムを導入する際、下記のポイントに注意が必要です。
導入に向けた現場の教育と運用定着の期間を設けること
勤怠管理システムを刷新すると従来の打刻方法や申請手順が変わるため、現場で一時的な混乱や抵抗が生じることがあります。特にIT操作に慣れていないスタッフが多い場合、導入初期のサポートや操作マニュアルの整備が必要です。
システムを本格稼働させる前にテスト期間を設け、主要な部署で説明会を開催するなど丁寧な周知活動を行いましょう。
システム導入にあわせて院内の労務ルールと意識を再定義する
勤怠管理システムはあくまでルールを運用するためのツールであり、仕組みを入れるだけでサービス残業や長時間労働が消えるわけではありません。「申し送りや始業前の患者確認は前残業として正しく申請する」「どこまでが自己研鑽か」といった院内の労務ルールや意識の共有が不可欠です。
システム導入を機に従来のあいまいな慣習を見直し、管理職と現場スタッフの双方が正しく打刻・申請・承認を行う文化を醸成する必要があります。
費用対効果と導入費・維持費のバランスを確認する
病院向けに特化した高機能なシステムは、汎用的な製品に比べて初期費用や月額費用が高くなりやすい傾向です。機能の豊富さだけで選んでしまうと、使わない機能に無駄な費用を払い続けることになりかねません。
自院に必要な機能を見極め、業務効率化によって削減できる労務担当者の人件費や未払い残業リスクの回避といった定量的・定性的な効果とのバランスを検討しましょう。法改正時のアップデート費用やサポート費用が月額料金に含まれているかも含め、中長期的な維持費を把握することが大切です。
病院向け勤怠管理システムの導入事例
勤怠管理システムを導入した病院の導入効果や導入に至った前後の背景など、実際に導入している病院を紹介します。
事例1:個人の時間管理に対する意識が改善され、無駄な残業が減った
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事例2:職員の実働を正確に把握できるようになった
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勤怠管理システムは製品によって特徴や機能もさまざま。「どの製品を選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
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ぴったりの料金プランも一緒にお届け
希望条件に沿った料金プランも製品と一緒に診断します。概算金額を見積もりからチェックして、理想のプランを探してみましょう。
診断結果は最大5製品!比較・検討で最適な勤怠管理システムが見つかる
最大で5製品の診断結果をお届けします。検討していた製品だけでなく、思わぬ製品との出会いもあるかもしれません。
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