テレビチューナーはテレビ放送の電波を受信するための機械です。
「パソコンやスマートフォンでもテレビを見たい」「4K8K放送で高画質な映像を見たい」という方におすすめです。
この記事ではテレビチューナーが必要になるシチュエーションや相場価格、おすすめの製品などを詳しく解説します。
テレビチューナーとは?
テレビチューナーとはテレビ放送の電波を受信するための機械です。一般的なテレビではチューナーが内蔵されているため、別途で購入する必要はなくなっています。
BDレコーダーにもチューナーが搭載されており、チューナーの数に応じて同時録画できる数が変わります。内蔵されているチューナーが2つになると、2番組同時録画(裏録予約機能とも呼ばれる)が可能です。
チューナーが3つになると、3番組同時録画ができるというように、チューナーが増えるごとに同時録画できる番組数が増えます。
このテレビチューナーを取り付け(外付け)することによって、番組が見れないモニターやスマートフォンでも、視聴が可能になります。
チューナーが必要な4つの場面と選ぶべき種類
チューナーレステレビでテレビ番組が見たい | 地デジチューナー |
4K8K放送を対応テレビで見たい | 4K/8Kチューナー |
PCでテレビ番組を見たい | PC用チューナー |
スマートフォンでテレビを見たい | スマホ・タブレット用チューナー |
以上のような4つの場合で、テレビチューナーが必要です。
チューナーの種類や機能について詳しく解説します。
チューナーレステレビでテレビ番組が見たい
チューナーレステレビやモニターで、地上デジタル放送を見たい場合はチューナーが必要です。
チューナーレステレビは、通常テレビに内蔵されているチューナーが内蔵されていないため、地上デジタル放送が視聴できないテレビとなっています。
Netflixやアマゾンプライムなどのインターネットを通じた動画のみ視聴できるテレビです。
このチューナーレステレビやモニターでテレビを視聴したい場合は、外付けの地デジ用用チューナーを取り付けることでテレビ放送を受信し、番組が見られるようになります。
4K8K放送を対応テレビで見たい
4K8K対応テレビで、4K8Kの放送を受信する場合は専用のチューナーが必要になることがあります。
4K8Kテレビ(専用チューナー搭載) | 不要 |
4K8K対応テレビ(専用チューナー非搭載) | 必要 |
4K8K対応テレビのうち、4K8K電波を受信する専用のチューナーが搭載されていない場合は、外付けの専用チューナーが必要です。
チューナー非搭載では4K8K用のチューナーがないと、4K8K対応テレビであっても通常の画質のみでしか受信できません。
4K8K放送を受信するためには、対応テレビ+チューナーの両方が必要です。お使いのテレビにチューナーが内蔵されているか確認してみましょう。
パソコンでテレビ番組が見たい
パソコンでテレビを視聴したい場合は、チューナーを取り付けることでテレビを視聴することができるようになります。
パソコン本体の内部に内蔵するモデルや、Wifiルーターと接続したり、USBに差し込む外付けモデルなど様々なタイプがあります。
パソコンでの作業中や移動中でもテレビが見られるようになり、録画機能を搭載したモデルもあるので、自分に合った機能のチューナーを選びましょう。
スマートフォンでテレビを見たい
ワンセグ・フルセグが搭載されていないスマートフォンでも、チューナーを使うとテレビが見れるようになります。
USB-Type-CやLightningコネクタに接続して使用するモデルが多く販売されており、録画など様々な機能があります。
チューナーの種類・相場価格
チューナーの相場価格は録画や地デジ以外のBS/CSも見られる機能をつけると高くなる傾向です。各種類の相場価格を説明します。
地デジチューナー
地デジだけではなく、BS/CSも見たい場合は地デジ以外の電波も受信できるチューナーを選びましょう。
4K・8Kチューナー
4K・8Kチューナーの取り扱いが少ないのは、テレビ内臓型が多いことが理由といえるでしょう。
パソコン用チューナー
チューナーの種類 | 相場価格 |
外付けタイプ | 5,000~15,000円 |
内蔵タイプ | 15,000~20,000円 |
外付けタイプの特徴は持ち運びが可能なことです。屋外でも利用できるだけではなく、別の端末でも利用できるのがポイントといえるでしょう。
画質は内蔵タイプの方が高画質となっています。また、内蔵することで安定的にテレビ視聴が可能です。
スマホ・タブレット用チューナー
小型の視聴機能のみであれば7,000円ほどが相場で、録画機能がついたものであれば15,000~20,000円ほどが相場になります。
地デジ用チューナーのおすすめ3選
ここではおすすめのチューナーを3つ紹介します。チューナーは録画や番組表などの機能が増えると価格が上がります。自分が必要な機能を搭載したチューナーを選びましょう。
2番組同時視聴 | 録画 | 録画予約 | 専用アプリ | スマホで視聴 | |
アイ・オー・データ EX-BCTX2前 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
KOQIT Over the Air Broadcast Atscチューナー | ✕ | 〇 | ✕ | ✕ | ✕ |
ピクセラ Xit AirBox XIT-AIR120CW-AZ | ✕ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
専用アプリとはスマホから録画予約や番組表の確認、録画した番組の視聴ができるアプリを指しています。
アイ・オー・データ EX-BCTX2
2つのチューナーを搭載しているので、2番組同時に視聴や録画が可能です。また専用アプリからスマホやタブレットで視聴できる機能もついています。
価格は19,799円(2022年12月現在)ほどです。
2番組同時視聴 | 〇 |
録画 | 〇 |
録画予約 | 〇 |
専用アプリ | 〇 |
スマホで視聴 | 〇 |
KOQIT Over the Air Broadcast Atscチューナー
視聴する機能のみついています。「できるだけ安く抑えたい」「テレビを見る機能のみほしい」という方はこちらのチューナーがおすすめです。
価格は3,999円(2022年12月現在)です。
2番組同時視聴 | ✕ |
録画 | 〇 |
録画予約 | ✕ |
専用アプリ | ✕ |
スマホで視聴 | ✕ |
ピクセラ Xit AirBox XIT-AIR120CW-AZ
Windows・Mac・iOS・Androidのすべてに対応しているので、パソコンやスマートフォンなど様々な端末でテレビを見たい方にぴったりのチューナーです。
価格は16,936円(2022年12月現在)から購入することができます。
2番組同時視聴 | ✕ |
録画 | 〇 |
録画予約 | 〇 |
専用アプリ | 〇 |
スマホで視聴 | 〇 |
スマホ・タブレット用チューナーのおすすめ3選
スマホ用のチューナーは7,000円ほどから購入することができます。iPhoneにしか対応していないかったり、Androidにしか対応していない場合もあるので、確認してから購入しましょう。
番組表 | 録画 | 録画予約 | 二番組同時録画 | ながら見 | 字幕 | |
ケンコー・トキナーKR-012AP | 〇 | 〇(放送中のみ) | ✕ | ✕ | 音声のみ | 〇 |
ピクセラ Xit Stick | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 | ✕ |
アイリスオーヤマLUCAステーション | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ケンコー・トキナー KR-012AP
フルセグ機能がないiPhoneでもテレビ番組が視聴できるようになります。
価格は7,950円(2022年12月現在)ほどでスタンドアンテナも付属します。
番組表 | 〇 |
録画 | 〇(放送中のみ) |
録画予約 | ✕ |
二番組同時録画 | ✕ |
ながら見 | 音声のみ |
字幕 | 〇 |
ピクセラ PIX-DT300
WindowsとAndroidに対応しています。Androidに対応している数少ないテレビチューナーのひとつです。
フルセグとワンセグの両方で視聴できる機能がついているので、番組が途切れにくくなっています。
価格は19,800円(2022年12月現在)で販売されています。
番組表 | ✕ |
録画 | ✕ |
録画予約 | ✕ |
二番組同時録画 | ✕ |
ながら見 | 〇 |
字幕 | ✕ |
Type-C用チューナーは少ない
Type-C用チューナーは種類が少なく、販売されていないこともあります。また種類が少ないためその分価格が相場より高いことも。
また同じUSBモデルでもパソコンのみに対応し、スマートフォンに対応していない場合も多くあります。必ず動作環境を確認してから購入してください。
そのためUSB接続のチューナーとType-Cに変換するアダプタを購入し、変換ケーブルでAndroid端末に接続する方法がおすすめです。変換ケーブルは1,000円程度で手に入ります。
アイリスオーヤマ LUCAステーション IST-BAUL201
USBやLightningコネクタに接続する必要がなく、無線で接続することができます。家のなかだけでなく外出中も、チューナーと接続して視聴が可能です。
価格は8,950円(2022年12月現在)で録画機能もついています。
番組表 | 〇 |
録画 | 〇 |
録画予約 | 〇 |
二番組同時録画 | 〇 |
ながら見 | 〇 |
字幕 | 〇 |
4K放送をすべてのBSで見たい場合はアンテナの交換が必要
4K放送をすべてのチャンネルで見たい場合は、チューナーだけでなくBS/CSアンテナの交換が必要です。通常のアンテナでは以下のチャンネルのみで、4K放送を見ることができます。
|
NHKの場合は衛星放送契約が必要です。これ以外のチャンネルで4K・8K放送を見たい場合は、新しく4KのBSアンテナへ交換する必要があります。
地デジでは4Kで放送されていない
地デジは現在4K8Kで放送されていません。
4K放送に対応させる場合、アナログから地デジに移行したときのように、全家庭がテレビを交換しなくてはなりません。
4K放送は地デジではなく、BSでしか見られないので現在BSアンテナがない場合は、新しくアンテナを取り付けましょう。
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