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テレビアンテナのブースターおすすめ11選!屋外型、屋内型、ラインブースターなどの種類別に紹介

最終更新日: 2024年06月28日

「テレビの映りが悪いのでブースターを使いたい」

「だけど、どれを選べばいいの!?」

普段なかなか触れる機会のない「テレビアンテナ」周辺機器。いざブースターを買おうとしても、どれを選べばよいか、パッとこたえられる人はあまり多くないのでは。

そこでこの記事では、おすすめのテレビブースター11選を紹介します。

「屋外用」「屋内用」「ラインブースター」と、用途や種類別に解説するので、きっとあなたの環境に合うブースターが見つかるでしょう!

テレビアンテナのブースターおすすめ11選!

テレビ TV

「ブースター(増幅器)」とは、テレビアンテナが受信した放送電波が弱いとき、信号レベルを強めるための機器です。

「テレビの映像・音声などに雑音(ノイズ)が混じる」、もしくは「映らないチャンネルがある」と言った場合に効果的。

大きく屋外用(電源分離型)と屋内用(電源一体型)との2種類に分かれ、また地デジ、BS/CS、CATV(ケーブルテレビ)など見たい周波数に対応している機器を選ぶ必要があります。

この記事では、テレビアンテナのブースターについて基本的な選び方を紹介しつつ、合計11製品のおすすめブースターを紹介していきます。

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ブースターの選び方は?種類・スペックの確認方法

テレビアンテナ用ブースターの種類

テレビアンテナ

テレビアンテナに使うブースターは、どのように選べばよいのでしょうか。まずは以下のチェックリストを確認していきましょう。

【屋外型を選ぶのはどんなとき?】

  • 地域に届く電波強度(アンテナレベル)が弱い
  • 常に映らないチャンネルがある
  • 新しくアンテナを設置・交換するとき

【屋内型を選ぶのはどんなとき?】

  • 「日によっては映りが悪い」程度
  • アンテナレベルはそこまで低くない
  • 分配器を使って複数台のテレビにつないでいる

【補助器具は?】

  • ブースターだけでは信号レベルが安定しない
  • BS/CSなどで、もっと映像を安定させたい

まずは屋外型と屋内型の違いを把握しましょう。

基本的にはアンテナ直下に設置する屋外型ブースターのほうが、電波を強くすることができます。そのため、映像が常に乱れているなど、アンテナレベルが非常に低いときには屋外型を選びます。

また新築で初めてアンテナ設置をするときや、古いアンテナを交換するときには、あらかじめブースターも一緒に設置してもらうのがよいでしょう。あとから設置するのは、手間とコストがかかります。

屋内型のブースターは、屋外型にくらべると増幅できる電波の大きさは劣ります。アンテナレベルがそこまで低くないときや、分配器によって1台あたりの電波が弱いのが原因であるときには、屋内型のブースターを選ぶとよいでしょう。

またブースター1つだけでは安定しないときや、そもそも安定性が低い衛星放送(BS/CS)に使用するときには、「ラインブースター(前置きブースター)」という補助機器を併用するのがオススメです。アンテナレベルが比較的安定しているなら、ラインブースター単体でも十分に効果的かもしれません。

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ブースターのスペック確認方法

電波強度のイメージ

テレビアンテナのブースターを選ぶとき、とくに意識すべき着目点は以下です。

ゲイン(利得) 何dB(デシベル)上げられるか
ゲイン調整機能 ゲインの数値を変えられる
定格出力 安定する出力範囲
雑音指数(NF) ノイズの大きさ

ゲイン(利得)とは、電波をどれだけ上げられるかを示す数値で、「dB(デシベル)」という単位で表示されます。たとえば「今30dBで、60以上にしたい」ときには30dB以上の製品を選びます。

また電波・ゲインが大きすぎる場合にも映像が乱れる原因になります。ゲインを調整して安定させる機能が付いている製品を選ぶと、安心ですね。

「定格出力」は、安定して出力できる電波の最大数値です。たとえば「アンテナレベル50dB+ブースター30dB」のとき、定格出力は80dB以上のものでなくてはいけません。

「雑音指数(NF)」は、電波がどれくらいノイズの影響を受けるかを表した数値です。「1」に近い小さい数字ほど、品質を落とさずに信号を送ることができます。※地デジ(UHF)は1.5dB以下、BS/CSは6~7dB以下が目安。

ちなみに、近年4K/8Kに対応しているテレビを導入する家庭も多いでしょうが、その場合はブースターも4K/8K対応の製品を選びましょう。

※もっと詳しくテレビアンテナのブースターの仕組みや、スペックの詳細を知りたい方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:テレビブースター(増幅器)とは?映りをよくする仕組みや必要性、選び方までまるっと解説 | ミツモア

【屋外用】おすすめブースター4選

アンテナ

屋外用ブースターは、アンテナレベルが低すぎて受信できていないときにオススメ。また新築物件でアンテナを取り付けるときなどは、屋外用ブースターをあらかじめ設置してもらうのがいいでしょう。

「増幅部」と「電源部」の2カ所に分かれた電源分離型で、増幅部はアンテナ直下(頂点から1m部分より下に設置)、電源部は室内などに設置するのが一般的です。

屋外に設置する際は防水性が高く、雨や風の影響を受けにくいものを選びましょう。

また屋根の上での取り付け作業になるため、設置は無理せず業者に依頼するのがオススメです。

1.DXアンテナ「CS/BS-IF・UHFブースター」CU43AS

設置タイプ 屋外用
対応信号 地デジ、BS/CS
4K/8K対応
ゲイン(利得) 地デジ:43dB

BS/CS:28/35dB

ゲイン調整機能
定格出力 地デジ:105dB

BS/CS:96/103dB

雑音指数 地デジ:1.5dB以下

BS/CS:7.0dB

テレビアンテナ周辺機器の老舗メーカー、DXアンテナがWEB限定モデルとして発売している「CS/BS-IF・UHFブースター」。

地デジとBS/CSと両方の電波に対応しており、4K/8K放送にも対応している人気モデルです。スペックも申し分ないレベル。

入力レベルを「3段階」で調整でき、スイッチのオンオフで33dB形と43dB形に切り替えられるのが特徴です。

またコンパクトな手のひらサイズで、初めて自分でアンテナブースターを設置する人でも扱いやすい仕様。

2.マスプロ電工「UHF・BS・CSブースター」EP2UBCB

設置タイプ 屋外用
対応信号 地デジ、BS/CS
4K/8K対応
ゲイン(利得) 地デジ:33~49dB

BS/CS:24~30dB/32~38dB

ゲイン調整機能
定格出力 地デジ:105dB

BS/CS:96/104dB

雑音指数 地デジ:1.5dB以下

BS/CS:6.0dB

こちらもアンテナ関連の老舗メーカー、マスプロ電工が販売しているWEB限定モデル「UHF・BS・CSブースター」。

地デジとBS/CS、また4K/8K放送に対応しているのはもちろん、ゲイン調整機能などもついており、スペックは十分です。

BS/CSの雑音指数が6.0dB以下と、比較的ちいさめなのも優れているポイント。

3.DXアンテナ「UHFデュアルブースター」U43A

設置タイプ 屋外用
対応信号 地デジ
4K/8K対応 ×
ゲイン(利得) 地デジ:40~46dB
ゲイン調整機能
定格出力 地デジ:105dB
雑音指数 地デジ:1.5dB以下

BS/CSや4K/8Kに対応していないモデルで、地デジ用のUHFアンテナのみに対応しているモデルです。

ゲインや定格出力は大きく、ゲイン調整機能もついているため、地上デジタル放送のみブースターを使用したい人には最適な製品。

4.DXアンテナ「地上デジタルアンテナ UHF平面」ブースター内蔵

DXアンテナ 地上デジタルアンテナ UHF平面 (26素子相当) UAH261B(W)|Amazon
DXアンテナ 地上デジタルアンテナ UHF平面 (26素子相当) UAH261B(W)|Amazon

こちらはブースター単体ではなく、「地デジ放送用アンテナ」とブースターとが一体化したアイテムです。「26素子相当」の電波強度を誇ります。(※)

薄型のボックスの内部に、アンテナとブースター(ゲイン26~34dB、定格出力90dB)とを備えている点が特徴です。

耐風速は50m/sと、強風や豪雨にも耐える強度。平面設置型なので、アンテナの揺れによる画面の乱れは心配いりません。

設置できる場所は、壁面、柱、ベランダの格子、屋根裏など。ボルトを締めるだけで設置できるので、初心者でも簡単です。

※素子とは?

UHFアンテナには「素子」という単位がありますが、これはアンテナに使われている骨組みの数を表していて、大きい数字ほど性能が高いとされています。

一般的には14素子、20素子などのアンテナが多いですが、平面アンテナの場合に「素子相当」と表示される数字は、実際の機能よりも大きいと考えておきましょう。つまり、20素子くらいの電波レベルが欲しければ、ひとつ上のモデルを選ぶのがよいということです。

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【屋内用】おすすめ卓上型ブースター4選

屋内用の卓上型ブースターは、電源一体型です。アンテナ直下には使用せず、アンテナ端子とテレビとの間につなぎます。

「1つのアンテナ端子から複数のテレビに分配している」

「アンテナ端子からテレビまでの距離が長い」

このような場合には有効です。屋外用に比べると、増幅できるゲインは小さいので、ある程度アンテナレベルが高い地域に向いています。

1.DXアンテナ「CS/BS-IF・UHFブースター」TCU30S(B)

設置タイプ 屋内用
対応信号 地デジ、BS/CS
4K/8K対応
ゲイン(利得) 地デジ:25~32dB

BS/CS:19~25dB/24~30dB

ゲイン調整機能
定格出力 地デジ:95dB

BS/CS:92/97dB

雑音指数 地デジ:3dB以下

BS/CS:6dB以下

DXアンテナから登場している、「CS/BS-IF・UHFブースター」卓上型モデル。地デジとBS/CS、また4K/8K放送にも対応しています。

電源一体型としては「業界最小クラス」でありながら、高スペック。また6,000円前後で購入できるので、コストパフォーマンスに優れています。

付属の「卓上スタンド」に立てる以外にも、壁面やラック、柱などに取り付けられます。

2.マスプロ「UHF・BS・CSテレビ・レコーダーブースター」UBCTRW30-P

設置タイプ 屋内用
対応信号 地デジ、BS/CS
4K/8K対応
ゲイン(利得) 地デジ:25~32dB

BS/CS:20~30dB

ゲイン調整機能
定格出力 地デジ:95dB

BS/CS:95dB

雑音指数 地デジ:3dB以下

BS/CS:6dB

マスプロ電工から販売されている、卓上型のブースター。

USB端子から給電できるという独特な特徴があり、テレビ本体やPCなどから電源供給ができます。

スペックも、かなり高性能なタイプな仕様です。

3.日本アンテナ「卓上型ブースター」NAVB33SUE-BP

設置タイプ 屋内用
対応信号 地デジ、BS/CS
4K/8K対応
ゲイン(利得) 地デジ:25~33dB

BS/CS:20~30dB

ゲイン調整機能
定格出力 地デジ:95dB

BS/CS:95dB

雑音指数 地デジ:4dB以下

BS/CS:10dB

電波法よりも厳しい基準でテストをすることで、高品質な製品を販売するという「日本アンテナ」の卓上型ブースターです。

ブースターからBS/CSアンテナへの電源供給も可能です。コストは少々大きくなりますが、メーカーに対する安心感はひときわ大きいと言えます。

4.DXアンテナ「CS/BS-IF・UHFブースター 」CU35MS

設置タイプ 屋内用
対応信号 地デジ、BS/CS
4K/8K対応
ゲイン(利得) 地デジ:35dB

BS/CS:28/35dB

ゲイン調整機能
定格出力 地デジ:105dB

BS/CS:98/105dB

雑音指数 地デジ:4dB以下

BS/CS:10dB

DXアンテナの「CU35MS 」は、小規模な集合住宅の共同受信用と銘打って販売されています。

小規模・中規模のアパートやマンションでの使用に耐えうる、高スペックなブースターです。もちろん一般家庭でも使用することができます。

ほかの無線同士での電波干渉を押さえられる、「高シールド設計」が魅力的。またBS/CSアンテナだけでなく、UHFアンテナ側の前置ブースターへの電源供給が可能です。

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【補助機器】おすすめラインブースター3選

「ラインブースター」または「前置きブースター」を紹介していきます。

メインで使う屋外用ブースターの増幅部より前の、アンテナ側に設置するタイプの補助機器です。

ラインブースター単体でも使用できますが、ゲイン(利得)が小さいため、基本はセットで使用します。

電源部が無いため、どこから電源供給をするか、という点に注意しましょう。基本的には、テレビやチューナーから電源供給される製品が多いです。

1.DXアンテナ「UHFブースター」 U20L3C

設置タイプ 前置き
対応信号 地デジ
ゲイン(利得) 地デジ:18dB
定格出力 地デジ:90dB
雑音指数 地デジ:1.0dB以下

地デジのUHFアンテナ専用ラインブースターです。BS/CSアンテナには使用できないのでご注意ください。

メインブースターやテレビ、レコーダーなどから電源供給する仕組みです。

UHFアンテナの出力端子に取り付けるだけで使用できるので、設置がカンタン。防水キャップが付属しており雨の日も安心です。

2.日本アンテナ「BS・CSラインブースター」CSBE25

設置タイプ 前置き
対応信号 BS/CS
4K/8K対応
ゲイン(利得) BS/CS:14/24dB
定格出力 BS/CS:85/95dB
雑音指数 BS/CS:10dB

日本アンテナから販売されている、BS/CSアンテナ用のラインブースター「CSBE25」です。電源はテレビ、チューナーなどから供給されます。

ゲインや定格出力も優れていて、4K/8K放送にも対応しているので、中長期的にみてもオススメできる製品です。

3.マスプロ電工「BS・CSブースター」BCB24LW

設置タイプ 前置き
対応信号 BS/CS
4K/8K対応
ゲイン(利得) BS/CS:14/24dB
定格出力 BS/CS:85/95dB
雑音指数 BS/CS:10dB

マスプロ電工のラインブースター「BCB24LW」です。

電流通過スイッチや、5Cケーブル用の「F型コネクター」が付属しています。衛星アンテナとテレビの距離が遠くケーブルが長い場合や、複数のテレビでBSやCSを見たい場合におすすめです。

テレビアンテナのブースターで受信環境を整えよう

4K対応テレビがあるリビング

この記事では、テレビアンテナのブースターについて、おすすめ商品を紹介してきました。

テレビの映りが悪くなると、ストレスを感じますよね。好きなテレビ番組は、やはり高画質でムラのない映像・音声を楽しみたいものです。

もし現在、テレビの映りが悪くなって困っているなら、ブースターを追加すると解決できるかもしれません。

スペックの違いや、求める機能、地域の電波強度などを考慮しつつ最適なブースターを選びましょう。

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