テレビをつけたら画面が乱れて映らず、突然「アンテナレベルが低下しています」と表示されたとき、どうすれば良いかわからないですよね。


原因は大雨をはじめとした悪天候だけでなく、ケーブルの接触不良やアンテナ本体の不具合といった、家庭の設備に問題がある可能性も考えられます。
現在お使いのテレビでアンテナレベルを確認する手順から業者に依頼すべきケースを含めて、アンテナの受信レベルが低い場合の原因別対処方法を確認しましょう。
アンテナレベルを回復させる4つの応急処置
テレビの画面に突然「E202」をはじめとしたエラーメッセージが表示されて映らなくなった場合、アンテナからの放送電波がテレビに届いていない可能性があります。アンテナ専門の工事業者を呼ぶ前に、下記の応急措置を行いましょう。
- テレビ本体を再起動する
- B-CASカードを差し直す
- アンテナケーブルの抜けや緩みを確認する
- ブースターの電源プラグを差し直す
1.テレビ本体を再起動する
アンテナレベルの低さが原因でテレビの画面が映らない場合、本体を再起動させましょう。ただしリモコンで電源をオフするだけでは、完全にリセットされません。
下記の手順で行いましょう。
- テレビの主電源を切る
- 電源プラグをコンセントから抜く
- プラグを抜いた状態で2分~3分間待つ
- 電源プラグを再び挿す
- テレビの電源を入れる
テレビ本体の再起動は、外付けのレコーダーやチューナーにも有効です。多くのテレビの不具合は、この本体の再起動だけで改善することがあります。
2.B-CASカードを差し直す
B-CASカードが正しく認識されていないと、テレビは信号を受信できずエラーを表示します。ホコリの付着や、何かの拍子で生じたわずかなズレによる接触不良もアンテナレベルが低くなる原因のひとつです。
以下の手順でB-CASカードを差し直しましょう。
- テレビの電源を必ず切る
- B-CASカードをスロットから取り出す
- ICチップの汚れを乾いた柔らかい布で優しく拭き取る
- B-CASカードを正しい向きで奥まで挿入する
挿し直す際には、ICチップの金属部分に直接指で触れないことや、静電気にも注意が必要です。
3.アンテナケーブルの抜けや緩みを確認する
アンテナケーブルの接続不良もアンテナレベルが低くなる原因のひとつです。特に以下4つの箇所は、掃除やテレビ台の移動などでケーブルが抜けかかっていることがあるので確認しましょう。
- 壁のアンテナ端子
- テレビ本体のアンテナ入力端子
- レコーダーのアンテナ入力端子
- レコーダーのアンテナ出力端子
これらの接続部分を一つずつ指で確認し、プラグが緩んでいたら奥までしっかりとねじ込むか、差し直します。
4.ブースターの電源プラグを挿し直す
複数の部屋でテレビを視聴している場合、ほとんどの家庭ではブースターが設置されています。ブースターは電気で動いているため、電源が入っていないと機能しません。
ブースターの電源部は分電盤や屋根裏、天井裏の点検口の近くにあります。見つかったら、下記の手順で状態を確認しましょう。
- パイロットランプの色が緑色に点灯しているか確認する
- 電源プラグをコンセントから抜く
- 10秒ほど待ってから、再びしっかりと挿す
- ランプが正常に点灯したか確認する
アンテナレベルが突然ゼロになった場合、ブースターの電源供給が止まっていることが原因であるケースが多いです。 これまでの4つの対処法で改善しなかった場合は、必ずこのブースターの電源を確認しましょう。
【テレビメーカー別】アンテナレベルの基準値と確認方法
「テレビの画面が急に映らなくなった」、「特定のチャンネルだけ画面が固まってしまう」といった症状は、アンテナレベルの低下が関係している可能性があります。
まずはテレビ本体の電源を切ってからコンセントから電源コードを抜き、数分間様子を見ましょう。その後、再び電源コードを差し込んで電源を入れても改善できないときは、液晶テレビのアンテナレベルを確認します。
各テレビメーカーによって確認方法が異なり、主要なメーカー別アンテナレベルの基準は、下記のとおりです。
| テレビメーカー | 地デジ放送のアンテナレベルの受信(目安) | BS/CS放送のアンテナレベルの受信(目安) |
|---|---|---|
| Panasonic/VIERA(ビエラ) | 44以上 | 50以上(4K放送は54以上) |
| SONY/BRAVIA(ブラビア) | 良好(緑色表示) | 良好(緑色表示) |
| SHARP/AQUOS(アクオス) | 60以上 | 60以上 |
| TOSHIBA/REGZA(レグザ) | 43以上 | 50以上 |
※同じメーカーでも製造年やモデルによって基準値の数字が異なる場合があります。より正確な情報は、お使いのテレビの取扱説明書やメーカーの公式サイトで確認してください。
1.Panasonic/VIERA(ビエラ)
Panasonicのテレビ「VIERA(ビエラ)」でアンテナレベルの目安を知る手順は、以下のように行います。
- リモコンの[サブメニュー]を押す
- [視聴オプション]を選択する
- [アンテナレベル]を選択する
地上デジタル放送におけるアンテナレベルが受信しやすい目安は「44以上」、BS/CS放送は「50〜54以上」、4K放送では54以上が受信の目安です。
2.SONY/BRAVIA(ブラビア)
ソニーの場合は数値ではなく、色でアンテナの受信レベルの目安を把握できます。具体的な手順は、下記のとおりです。
- 設定画面を開く
- [放送と外部入力]または[視聴設定]から[放送受信設定]を選択する
- [アンテナ設定]を選択する
- [地上デジタル:アンテナレベル]を選択する(BSの場合は[衛星アンテナレベル])
地デジ放送で青いバーが緑の範囲まで出ている場合、アンテナレベルが良好な状態といえます。その一方、BS/CS放送でアンテナレベルが良好な状態のときは、「信号強度」や「信号品質」の青いバーが、緑の範囲まで出ているときです。
ただし赤や黄色の範囲の場合は、受信電波が弱くなっているため、緑の範囲に戻るまでアンテナを調整しましょう。
3.SHARP/AQUOS(アクオス)
SHARPのテレビ「AQUOS(アクオス)」で、アンテナレベルを確認する方法は、下記のとおりです。
- リモコンのホームボタンを押し、ホームメニュー画面を開く
- [設定]のうち「テレビ放送設定」を選択する
- 「アンテナ設定」を選択する
- [電波・受信強度の表示]を確認する
地デジ放送とBS/CS放送、ともに「現在値」が60以上であれば、安定した状態で映像を視聴できます。60未満の場合、受信強度が不足しているため、アンテナケーブルの確認や地域・チャンネル設定の操作が必要です。
ただし液晶テレビの形名や製品ライン名によって確認方法が異なるため、公式ホームページで確認しましょう。
4.TOSHIBA/REGZA(レグザ)
東芝のテレビ「REGZA(レグザ)」でアンテナレベルを確認する方法は、下記のとおりです。
- リモコンの「スタートメニュー」または「設定」ボタンを押す
- メニューから「設定」→「初期設定」→「アンテナ設定」の順に選択する
- 確認したい放送波(「地上デジタルアンテナレベル」または「BS・110度CSアンテナレベル」)を選択すると、レベルが表示される
地デジ放送の場合、アンテナレベルの推奨基準値は43以上です。一方でBS/CS放送の推奨基準値は50以上で、数値が低くなるとブラックノイズが発生しやすくなります。
モデルの世代によって操作方法が異なるため、公式サイトや取扱説明書で確認しましょう。
アンテナレベルが低下したときの10の対処方法
アンテナレベルの低下は、さまざまな原因によって引き起こされます。機器の接続や設定の問題、アンテナ本体の劣化などの要因が複雑に絡み合っているため、下記のような対処方法を行いましょう。
| 対処方法 | 主な原因 |
|---|---|
| アンテナケーブルを正しく接続し直す | アンテナケーブルの抜け・緩み |
| アンテナケーブルの種類や規格を確認する | アンテナケーブルが古い規格で対応していない |
| 壁の端子からテレビまでの配線を確認する | アンテナケーブルの経年劣化 |
| 分配器の接続と状態を確認する | 分配器本体の故障や接続の緩み |
| ブースターの電源部と本体を確認する | ブースター本体の故障 |
| アンテナの向きを調整する | 悪天候や鳥などによるアンテナのずれ |
| ブースターや分配器など関連機器の交換を行う | ブースターや分配器の経年劣化による故障 |
| 受信感度の高いアンテナと交換する | ・弱電界地域に住んでいる ・高い建物や樹木による電波の遮り |
| 電子レンジをはじめとした電化製品からテレビを離す | 電化製品使用中による「電波干渉」 |
| 天候の回復を待って再度テレビ本体の電源をつける | 悪天候による乱反射 |
1.アンテナケーブルを正しく接続し直す
アンテナケーブルは掃除や些細な衝撃で緩んだり、抜けかかったりすることがあります。接続が不完全だと、電波が正しくテレビに届きません。
アンテナレベルが大きく低下しないように壁のアンテナ端子やテレビ本体、レコーダーの入出力端子が緩んでいたら、奥までねじ込むか、差し直しましょう。
2.アンテナケーブルの種類や規格を確認する
使用中のアンテナケーブルが古い規格のものだったり、BS/CS放送に対応していないものだったりすると、電波の損失が大きくなり、アンテナレベルが低下します。
ケーブルの側面には下記のような規格が印字されているので、視聴したい放送に対応しているか確かめましょう。
- S-4C-FB:現在最も一般的に使われている規格で、地デジから4K8K放送まで対応
- S-5C-FB:4Cよりもケーブルが太く、電波の損失が少ないのが特長
- 4C-FB:ケーブル側面に「S-」の表記がないものは、BS/CS放送の電波を通しにくい可能性あり
特に古い家屋では、壁の中の配線自体が旧規格のままというケースがあります。地デジは映るのにBS放送だけ映りが悪いといった場合、ケーブルがBSの周波数帯に対応していないこともあるので確認しましょう。
3.壁の端子からテレビまでの配線を確認する
壁のアンテナ端子からテレビまでの間に、レコーダーや分配器など複数の機器を経由していると、接続箇所が増えるたびに電波は少しずつ弱くなります。一度、以下の手順で壁のアンテナ端子からテレビへ直接ケーブルを繋ぐ「直結(バイパス接続)」を試して、アンテナレベルが回復するか確認しましょう。
- 壁→テレビ(直結):基本的な接続方法で映像が映れば、電波は正常
- 壁→レコーダー→テレビ:この接続で映らないなら、レコーダーが不調の原因
- 壁→分配器→各テレビ/レコーダー:複数の機器に電波を分けている接続
レコーダーや分配器も、長年使っていると経年劣化で故障することがあります。まずは配線をできるだけシンプルに直結してみて、原因となっている機器や箇所を特定させましょう。
4.分配器の接続と状態を確認する
分配器はアンテナが受信した一つの電波を、複数のテレビやレコーダーに均等に分けるための装置です。故障したり、接続されているケーブルが緩んだりすると、そこから先の全ての機器でアンテナレベルが低下します。
以下のように、分配器に接続されている全てのケーブルに緩みがないか確認しましょう。
- 入力側(IN)と出力側(OUT)ケーブルが接続されているか、指で確認する
- 10年以上使用している分配器は、交換を検討する
- BS/CS放送に対応しているか確認する
特定の部屋のテレビだけが映らない場合、分配器の特定の出力端子が故障していることも考えられます。家中のテレビが一斉に映らなくなった場合、大元であるアンテナか、この分配器に問題がある可能性が高いでしょう。
5.ブースターの電源部と本体を確認する
ブースターの電源部のプラグが抜けていたり、本体が故障したりすると、増幅機能が停止し、アンテナレベルが著しく低下、あるいはゼロになります。
まずは以下の手順でコンセントに繋がっているブースターの電源部を探し、正常に動作しているか確認しましょう。
- 分電盤の近くや屋根裏、テレビの裏側など、ブースター電源部の設置場所を探す
- 電源部のパイロットランプを見る
- プラグをいったん抜いて10秒ほど待ってから再度差し直す
- ブースター本体の状況を確認
特にアンテナレベルが突然ゼロになった場合、ブースターの電源トラブルが原因であることが非常に多いです。電源部の多くには緑色のランプが付いているため、ランプが消えていないか確認しましょう。
6.アンテナの向きを調整する
テレビアンテナは、台風や強風、大雪、鳥がとまるなどの影響で、正しい方向からわずかにズレてしまうことがあります。アンテナは指向性が非常に高いため、少し向きが変わるだけで受信感度が大幅に低下するでしょう。
専門的な知識と測定器があり、ベランダで作業できるときは高所で作業できますが、指向性が非常に高いため、少し向きが変わるだけで受信感度が大幅に低下します。
近所のアンテナの向きを確認しつつも、難しいときはアンテナ工事の専門業者に調査や修理を依頼しましょう。
7.ブースターや分配器など関連機器の交換を行う
ブースターや分配器といったアンテナ周りの機器の寿命は、10年〜15年といわれています。屋外や屋根裏などへの設置による経年劣化で故障すると、電波を増幅したり、分けたりする機能が失われ、アンテナレベルが低下するでしょう。
ブースターや分配器が故障した場合は、交換することでアンテナレベルが回復できます。ただし、どの機器が故障しているかを正確に特定するには、専門の測定器が必要です。
自己判断で機器を購入する前に、一度アンテナ専門の工事業者に点検してもらいましょう。
8.受信感度の高いアンテナと交換する
お住まいの地域が電波の弱い「弱電界地域」であったり、近隣に高い建物や樹木ができたことで電波が遮られてしまった場合、現在のアンテナでは十分な電波を受信できなくなっていることがあります。
その際は、より受信性能の高い「パラスタックアンテナ」の交換を検討しましょう。通常の八木式アンテナよりも「素子(エレメント)」という部分が多く、複雑な構造をしていますが、微弱な電波を効率よく集めることができます。
アンテナの性能が上がることで受信レベルが向上し、映像の乱れやブロックノイズの発生を抑える効果が期待できるでしょう。
9.電子レンジをはじめとした電化製品からテレビを離す
テレビやアンテナケーブルの近くに、電子レンジやWi-Fiルーターといった強い電波を発生させる電化製品があると、「電波干渉」を起こしてテレビの映りに影響を与えることがあります。
電化製品の使用中にテレビの映りが悪くなる場合、原因となっている機器を特定して対策をしましょう。電波干渉の原因を特定するには、以下の切り分け作業が有効です。
- テレビの映りが悪い時に家電を一つずつ切る
- Wi-Fiルーターの電源を一時的に切る
- 電子レンジの使用中に症状が出るか確認する
原因の機器が特定できたら、その機器とテレビやアンテナ、アンテナケーブルとの距離を数メートル離してみましょう。それでも改善しない場合は、電波干渉に強い「シールド性能」の高いアンテナケーブルに交換するのも有効な対策です。
10.天候の回復を待って再度テレビ本体の電源をつける
大雨や大雪といった悪天候の際、雨粒や雪の粒子がテレビの電波を吸収したり、乱反射させたりしてしまいます。この結果、アンテナに届く電波が弱まり、一時的にアンテナレベルが低下する事象が発生するでしょう。
天候が回復すれば、電波は元の状態に戻りますが、改善しない場合は雨や雪の重みでアンテナの向きがズレてしまったことなどが原因として考えられます。改善しないときは、アンテナ専門の工事業者に相談しましょう。
アンテナレベルが高すぎて映らないときの対処方法
「アンテナレベルは高いはずなのに、テレビが映らない」、「E201エラーが表示される」という場合、電波が「強すぎる」ことが原因の可能性があります。テレビのチューナーが処理できる電波の強さには上限があり、それを超える強すぎる電波が入力されると、かえって映像を正常に表示できなくなるので注意しましょう。
アンテナレベルが高すぎて映らなくなったときの対処法は、下記2つです。
| 対処方法 | 原因 |
|---|---|
| ブースター(増幅器)のレベル調整をする | ブースターによる電波の過剰な増幅 |
| アッテネーター(減衰器)を設置する | 電波が強い地域に住んでいる |
1.ブースター(増幅器)のレベル調整をする
ブースターも元々電波が強い地域で使用すると、信号を過剰に増幅します。使用中のブースターに増幅レベルを調整する機能がついている場合、まずはそのレベルを下げてみましょう。
ブースターの電源部や本体には、「利得調整」「ゲイン調整」といった名前のツマミやスイッチがあります。
具体的な手順は、下記のとおりです。
- ブースターの電源部や本体にある調整ツマミを探す
- テレビのアンテナレベル画面を表示させる
- ツマミを少しずつ「MIN(最小)」の方向に回す
- アンテナレベルがメーカーの推奨範囲に収まる位置で固定する
調整機能がないブースターや、調整してもレベルが高すぎる場合は、ブースターは不要の可能性があります。特に電波の強い地域では、ブースターを取り外して配線を直接つなぎ直すだけで、かえって映りが安定することがあるでしょう。
2.アッテネーター(減衰器)を設置する
お住まいの地域が、電波塔や中継局のすぐ近くといった「強電界地域」の場合、ブースターを使わなくてもアンテナレベルがテレビの許容範囲を超えてしまうことがあります。ブースターを使っていないのに電波が強すぎたり、ブースターを調整してもレベルが下がりきらない場合には、電波を意図的に弱める「アッテネーター(減衰器)」という機器を使いましょう。
アッテネーターを設置する手順は、下記のとおりです。
- 「-3dB」や「-6dB」など、電波を弱める適切な度合いの製品を選ぶ
- テレビやレコーダーのアンテナ入力端子に接続する
- テレビをつけて、アンテナレベルが適正範囲に収まるか確認する
アッテネーターは、アンテナケーブルの間に挟むだけでよく、特別な工具や電源は必要ありません。家電量販店やインターネット通販で手軽に購入できます。どの減衰量が最適かわからない場合は、複数の種類がセットになった製品を選ぶとよいでしょう。
アンテナレベルの改善が難しい場合は専門業者に依頼しよう
今までに紹介した対処方法を試してもアンテナレベルが改善しない場合や屋根の上、壁面といった場所にアンテナがあるときは、アンテナ専門の工事業者に相談しましょう。
自分で対処できる限界を見極め、業者に相談すべきサインと、アンテナの修理・交換にかかる費用相場について紹介します。
アンテナ専門の工事業者に相談すべきサイン
自分でアンテナレベルを改善しようとしても限界があり、場合によっては状況を悪化させてしまうこともあります。下記いずれかの項目に該当する場合、アンテナ専門の工事業者に調査や修理の依頼を検討しましょう。
- 屋根の上や2階の壁など、高所での作業が必要な場合
- アンテナ本体が明らかに破損している場合
- アンテナレベル改善の対処方法を行っても原因が特定できない場合
- 複数の部屋でテレビが同時に映らない場合
- 新築やリフォームで新たにアンテナを設置する場合
アンテナ修理や交換にかかる費用相場
アンテナ専門の工事業者に修理や交換を依頼する際にかかる費用相場は、作業内容や使う部材、現場の状況によって変動します。具体的には、下記のとおりです。
| 修理作業の内容 | 費用相場 | 主な工事内容 |
|---|---|---|
| アンテナの向き調整 | 12,000円~17,000円 | 専用測定器を使い、アンテナの向きを最適な方角に修正する |
| 八木式アンテナの交換 | 26,000円~34,000円 | 既存アンテナを撤去した後、新しい八木式アンテナを設置する |
| デザインアンテナの交換 | 29,000円~36,000円 | 既存アンテナを撤去した後、新しいデザインアンテナを設置する |
| BS/CSアンテナの追加設置 | 26,000円~32,000円 | ベランダや壁面に、BS/CSアンテナを新たに取り付ける |
| ブースターの設置・交換 | 12,000円~25,000円 | 電波を増幅するブースターを新設、または古いものと交換する |
※ミツモアにおけるテレビアンテナの修理・交換工事の見積り価格を参考(2024年1月1日~12月31日)
ただし、アンテナの設置場所によっては3,000円〜13,000円の高所作業費や出張費がかかる場合があります。複数の業者から見積もりを取って、料金や作業内容などを比較したうえで依頼したいところを選びましょう。
アンテナ修理を業者に依頼した利用者からの口コミ
アンテナレベルの低下が原因で自分で応急措置を行ったものの、改善できずに専門業者にアンテナ修理を依頼した利用者からの口コミを紹介します。業者の対応や料金など、気になる情報を投稿しているので、参考にしましょう。
アンテナレベルの改善とあわせてアドバイスもいただいて満足です
アンテナレベルの調査でブースターの交換で解消できました
アンテナ設置場所的に寿命がきてることはないと推定され、調査の結果ブースター故障を特定頂きました。念の為アンテナ交換時の受信レベル確認も頂きましたが、状況は変わらないため最終的にブースター交換のみとしました。
それまでのやり取りをすべて丁寧に説明頂きながら調査頂いたので大満足の対応でした。
愛知県近隣でアンテナトラブル時に相談すべき非常に信頼できる方です。
ちなみにここで相見積もりされた方はわかると思いますが金額的にも満足できる結果でした。
次回問題が発生した際は対応お願いしたいと考えてます。
本日は本当にありがとうございました。
丁寧な作業のおかげでアンテナ信号レベルが改善できました
義父一人住まいの戸建てのTVアンテナ信号レベルの低下について、原因調査と修理を依頼しました。予定が合わず、5日ほど待ちましたが、予約通りに訪問していただき、丁寧なご対応を頂きました。
私は遠隔地で状況を聞き、見積を受け、工事の指示を出していましたが、適確な状況観察と説明報告でした。古い家で、配線も古く、不具合の想定される箇所は多岐にわたり、故障の原因追及も大変だったと思いますが、屋根上、天井裏、壁裏の各確認と、丁寧なお仕事ぶり。写真もお送り頂き、安心して工事を任せられました。
古い家屋ですので配線全体が古く、またトラブルが出る可能性は高いでしょう。この点もきちんとご説明頂いたことで、信頼できる業者様だと感じています。またのトラブルの際にも必ず依頼を出しますので、よろしくお願いします!ありがとうございました!!
アンテナレベルが改善しないときはプロに相談しよう

アンテナレベルで基準値よりも下回ったり、上回ったりする原因はアンテナ本体だけでなく、ケーブルやブースターといった機器の不具合の可能性があります。
自分で対処できる一方で、状況によっては専門知識や技術がないと改善できないケースもあるため、無理をせずプロの業者に相談しましょう。
ミツモアなら、テレビやアンテナの状況を含め、簡単な質問に答えるだけで最大5つの業者から見積もりが届きます。料金だけでなく、施工実績や口コミなどの情報も比較できるので、安心して相談や依頼ができるでしょう。
