ピーク時のオーダーミス、会計の混雑、手作業のレジ締めの非効率。そして常連客からのキャッシュレス決済要望。これらの課題を解決する鍵が、飲食店向けPOSレジです。
本記事では飲食店におすすめのPOSレジ17製品を徹底比較。個人店・小規模店が失敗しないための選び方、費用相場、補助金情報まで解説します。
飲食店向けPOSレジおすすめ17選比較表

まずは、飲食店向けPOSレジ17製品の料金と機能を一覧で比較します。自店の課題と規模に合わせて、最適な製品を絞り込みましょう。
| 製品名 | 強みのタイプ | 推奨規模 | 初期費用 | 月額料金 | 主要連携・特徴 | 無料トライアル |
| スマレジ | 基本機能 / 業務効率化 | 個人~大規模 | 0円~ | 0円~ | 高機能、外部連携◎ | ◯ |
| Airレジ | 会計強化 | 個人・小規模 | 0円~ | 0円 | Airペイ連携、操作が簡単 | – |
| ユビレジ | 基本機能 | 個人・小規模 | 0円~ | 7,590円~ | 操作性、連携サービス豊富 | ◯ |
| SQUARE POSレジ | 会計強化 | 個人・小規模 | 0円~ | 0円 | 決済端末がおしゃれ、導入が早い | ◯ |
| POS+ food | 業務効率化 | 中・大規模 | 要問合せ | 14,000円~ | サポート体制◎、多機能 | – |
| USENレジ FOOD | 基本機能 | 個人・小規模 | 要問合せ | 12,980円~ | 飲食店特化、継続率99.6% | – |
| DealerShip | 基本機能 | 個人・小規模 | 要問合せ | 4,400円~ | 有線接続の安定性 | – |
| ハピレジ | 業務効率化 | 中規模 | 要問合せ | 約17,000円~ | キッチンディスプレイ連携 | ◯ |
| CASHIER | 業務効率化 | 中規模 | 要問合せ | 要問合せ | ハードウェアが豊富 | – |
| でりれじ | 業務効率化 | 中規模 | 要問合せ | 4,800円~ | デリバリー・テイクアウト特化 | – |
| ワンレジ | 業務効率化 | 中・大規模 | 30万円~ | 10,000円~ | 顔認証による不正防止 | – |
| かんたん注文 | 業務効率化 | 中・大規模 | 要問合せ | 要問合せ | セルフオーダー一体型 | ◯ |
| tenpos Air Pro | 業務効率化 | 中・大規模 | 要問合せ | 11,000円~ | LINE連携、店内サーバー型 | – |
| UNIPOS | 業務効率化 | 中・大規模 | 330,000円~ | 0円~ | セルフレジ対応 | – |
| NECモバイルPOS | 業務効率化 | 中・大規模 | 要問合せ | 要問合せ | サブスク型、サポート体制◎ | ◯ |
| poscube | 業務効率化 | 中・大規模 | 要問合せ | 要問合せ | オーダーエントリー一体型 | – |
| blaynレジ | 会計強化 | 個人・小規模 | 要問合せ | 3,080円~ | コンパクトな専用端末 | – |

POSレジ選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。業種や欲しい機能などの各項目を画面上で選択するだけで、おすすめの製品を最短1分で自動診断。あなたの店舗にぴったりのPOSレジがすぐに見つかります。
飲食店向けPOSレジとは?従来型レジとの違い
POSレジは「いつ、何が、いくつ売れたか」をリアルタイムで集計・分析するシステムです。従来型のレジスターが単なる会計機能しか持たないのに対し、POSレジは売上データをリアルタイムで記録・分析し、在庫管理や顧客管理まで一元化できます。
特に飲食店向けPOSレジは、オーダー管理やテーブル管理、キッチンディスプレイ連携など、飲食店特有のオペレーションに最適化された機能を搭載しています。
飲食店がPOSレジで実現できる4つのメリット
飲食店がPOSレジを導入することで得られるメリットは多岐にわたりますが、特に重要な4点を解説します。
会計業務の圧倒的な効率化
営業中の売上計算や時間帯ごとの集計が自動化され、営業終了後の煩雑な手作業が不要になります。人為的なミスのリスクも抑えられ、閉店後のレジ締め作業が大幅に簡素化されます。
リアルタイムな売上データ分析
メニューごとの売れ行き(出数)が自動で集計されます。時間帯別、曜日別、月別など、さまざまな角度から売上を可視化できるため、感覚に頼らない営業戦略や新メニュー開発の「判断材料」として活用できます。
オーダーミスと伝達遅延の削減
ハンディ端末やテーブルオーダーとの連携により、注文がキッチンに直接伝達されます。ホールスタッフがキッチンまで注文を伝える手間が省け、注文の伝達ミスが減少します。キッチンスタッフはどのメニューを優先して調理すべきかを把握しやすくなり、サービスのスピードが向上します。
在庫管理の自動化と正確性
POSレジは注文や会計、在庫管理などの業務を自動で集計し、管理します。正確な取引処理ができるだけでなく、在庫の自動引き落としにより、発注タイミングの最適化が可能になります。
従来型レジスターとの違い
POSレジと従来型レジスターの最大の違いは「データ分析と連携機能」の有無です。
| 比較項目 | タブレットPOSレジ | 従来型レジスター |
| 主な目的 | 会計+売上分析・管理 | 会計のみ |
| データ管理 | クラウドでリアルタイム自動集計 | 紙のレシート |
| キャッシュレス | 連携が容易 | 別途、決済端末が必要 |
| 外部連携 | ハンディ、オーダーシステム、会計ソフト | ほぼ不可 |
飲食店向けPOSレジの主なタイプ
タブレット型(クラウド型)POSレジ
iPadやAndroidタブレットにアプリをインストールして使用するタイプです。初期費用が0円〜20万円程度と低コストで導入でき、月額料金も0円〜2万円程度が相場です。全国の飲食店従事者284名を対象とした調査では、タブレットPOSレジを導入した理由として48.8%が「使いやすさ」を挙げています(※)。
クラウド上でデータを管理するため、複数店舗の売上を一元管理できる点も大きなメリットです。拡張性が高く、将来的な機能追加にも柔軟に対応できます。個人店・小規模店には、このタブレット型が最適です。
専用端末型(ターミナル型)POSレジ
専用のPOS端末を使用するタイプで、初期費用は20万円〜100万円以上となります。月額保守費用も5千円〜2万円程度と高額ですが、処理速度が速く、高速処理が求められる大型店舗や多店舗展開に適しています。iPadレジでは実現できない高速処理でスピーディーな会計を実現します。
飲食店向けPOSレジの主な機能一覧

POSレジを選ぶ際は、自店の課題に必要な機能を見極めることが重要です。飲食店向けPOSレジの主な機能を3つのカテゴリに分けて解説します。
基本機能(レジ・会計機能)
会計、伝票処理、割り勘機能は飲食店の基本です。レジにメニュー単価を登録しておけば、精算時にそのまま反映され、スタッフは金額を打つ必要がありません。レジ業務のスピードと精度が向上します。
複数税率の設定も簡単にでき、軽減税率やQR決済、個別会計、値引きにも対応しています。キャッシュレス決済連携では、AirレジとAirペイを一緒に使用すれば、専用のカードリーダー1台でクレジットカード、交通系電子マネー、PayPayなど各種コード決済に対応できます。
たとえばダイニングバーのようにドリンク1杯、一品料理などの低単価決済が頻発する業態では、キャッシュレス決済導入が顧客満足度向上の鍵となります。
飲食店特有の機能(オーダー・注文管理)
ハンディ連携
持ち運び可能のハンディ端末を利用すれば、テーブルサイドで直接注文を受けられます。ホールスタッフがキッチンまで注文を伝える手間を省き、注文の伝達ミスが減少します。
テーブルオーダー
テーブル上に設置したタブレット端末を用いて顧客が直接注文をおこないます。メニューを画像や動画で魅力的に紹介でき、顧客が視覚的にメニューを選びやすくなります。ホールスタッフの対応工数も減らせます。
モバイルオーダー
顧客が自分のスマートフォンを使用して注文をおこなえます。QRコードを読み取ってメニューページへアクセスする方式が一般的で、店舗に席ごとに端末を用意する必要がなくなります。
キッチンディスプレイ連携
注文が厨房のディスプレイに即座に表示されます。注文や調理状況の管理だけでなく、調理手順や盛り付けを表示することも可能です。スタッフの習熟度にかかわらず料理のクオリティを担保できます。
テイクアウト・デリバリー連携
出前館やUberEatsなどフードデリバリーサービスとのシステム連携ができる製品もあります。注文の内容を直接受信して、伝票をワンクリックで発行できます。
管理機能(売上分析・在庫・顧客管理)
ABC分析や日次・月次レポート
どのメニューが売れているか、どの時間帯が繁忙か、曜日別の傾向はどうかなど、様々な角度から売上を分析できます。
在庫自動引き落とし
注文が入ると自動的に在庫が減り、リアルタイムで在庫状況を把握できます。発注タイミングの最適化により、食材ロスを削減できます。
顧客情報・来店履歴の管理
予約管理機能と連携して顧客からの予約情報を一元管理し、予約の受付から確認、変更、キャンセルなどをスムーズに処理できます。売上の状況や顧客動向を分析すれば、イートイン、テイクアウト、デリバリーなど各チャネルをどう伸ばしていくかの判断材料になります。
飲食店向けPOSレジの選び方5つのステップ
飲食店向けPOSレジは製品によって特徴や機能が様々です。自店に最適な製品を選ぶための5つのステップを解説します。
ステップ1:店舗の「規模」と「業態」で必要なタイプを絞り込む
規模で選ぶ
個人店・小規模店(〜30席目安)には、シンプルなタブレット型POSレジが最適です。Airレジ、Square、ユビレジなどが該当します。理由は低コストと操作性の良さです。月額0円で始められる製品も多く、直感的な操作設計により複雑な操作が不要です。
座席数が30席未満ほどの小規模飲食店の場合は、基本機能が充実しつつシンプルで使いやすいPOSレジを選びましょう。売上管理や顧客管理、在庫管理などの基本機能を備えつつ、拡張性も考慮されているため、将来的な店舗拡大にも対応可能です。
中〜大規模店・チェーン店には、高機能なタブレット型(スマレジのフードビジネスプラン、POS+ food)や専用端末型がおすすめです。理由は高度な管理機能とサポート体制です。複数のテーブルや座席を同時に管理する必要がある居酒屋やレストランなど、中規模以上の飲食店には業務効率化に強いPOSレジが必要です。
テーブル管理機能や注文管理機能が充実しており、注文から調理、配膳、会計までの一連の流れをスムーズに行えます。オーダーエントリーシステムとの連携やスタッフのシフト管理、データ分析など、店舗オペレーションの効率化に役立つ機能を多数搭載しています。
業態で選ぶ
テーブル管理が複雑な居酒屋・レストランには、ハンディ連携、テーブルオーダー機能が強いものを選びます。複雑なコース料理やセットメニューを数量単位でスピーディーに注文できる「マルチセレクト機能」を搭載した「poscube」のような製品が適しています。
会計がメインのカフェ・バーには、シンプルで決済が早いものを選びます。低単価決済が頻発する業態のため、キャッシュレス決済対応が特に重要です。
テイクアウト・デリバリー併設店には、モバイルオーダーやデリバリーサービス連携が強いものを選びます。現金やクレジットカード、電子マネーやQRコード決済など、多様な決済方法に対応しており、売上の機会損失を防ぐことができます。
ステップ2:必要な「機能」の優先順位を決める
ハンディ端末(オーダーエントリーシステム)との連携は、業務効率化やサービスの質向上のために重要です。持ち運び可能のハンディ端末を利用すれば、テーブルサイドで直接注文を受けることができるだけでなく、ホールスタッフがキッチンまで注文を伝える手間を省くことができます。
スタッフの利便性を向上させたい、注文の伝達スピードを上げたい、口頭での細かいリクエストにも対応したい場合におすすめです。
テーブルオーダー機能では、テーブル上に設置したタブレット端末を用いて顧客が直接注文をおこないます。メニューを画像や動画で魅力的に紹介することも可能です。視覚的に訴求したい、ファミリー向けやカジュアルダイニングの飲食店、注文の伝達速度を向上させたい場合に適しています。
モバイルオーダー機能があれば、顧客が自分のスマートフォンを使用して注文をおこなえます。少ないスタッフで店舗を運営したい、注文の正確性を向上させたい、多くの端末を用意したくない場合にメリットがあります。
予約管理機能の有無も重要です。予約業務を効率化したい、オンライン予約に対応したい、混雑する時間帯の座席管理をしたい場合に必要です。
ステップ3:「費用(初期・月額)」と「料金体系」を確認する
タブレット型POSレジの費用相場は、初期費用が無料から5万円程度です。多くのサービスは無料プランや低コストのスタートプランを用意しており、自前でiPadやタブレットを用意することでさらに安く導入できます。
月額利用料はサービスにより異なりますが、Airレジのように完全無料のものから、スマレジのような月額利用型まで幅があります。必須となるレシートプリンターやキャッシュドロアなどの周辺機器代も1〜5万円程度かかることが多いです。
テーブル管理やハンディ端末連携といった飲食店特有のオプション追加は、月額1千円〜3千円が目安です。
専用端末型POSレジの費用相場は、初期費用が20万円〜100万円以上と高額になる場合があります。これは専用端末やサーバーの購入・設置、インストール作業などが含まれるためです。保守サポート費用についてもクラウド型より高く、月額5千円〜2万円程度が一般的です。
具体的な費用例として、「Airレジ」をiPadと周辺機器でシンプルに導入すると、初期費用はゼロ円、月額費用もゼロ円、必要機器代が約3万円です。「ユビレジ」の場合、iPad本体と周辺機器で約5万円、月額利用料は7,590円となります。
一方、POS専用端末を使ったオンプレミス型で本格的に導入する場合は、初期導入に30〜100万円、毎月の保守費用に6,000円程度がかかります。
小規模の飲食店や個人経営のお店であれば、無料や月額1万円以下で運用できるクラウド型POSレジが普及しています。一方で、複雑なオペレーションや多店舗管理、本格的なカスタマイズを求める場合は高機能な専用POSレジが必要となり、コストも高くなります。
ステップ4:「サポート体制」を確認する(特に営業時間)
飲食店がPOSレジを導入する際には、営業時間中にサポートを受けられるかも確認しましょう。万が一のトラブルにも迅速かつ適切に対応できるよう、24時間365日のサポート体制が整っているかどうかを確認することが必要です。
POSレジのサポート体制は電話やメール、チャットやリモートサポートなどさまざまです。「USENレジ FOOD」のように、導入前から導入後まで手厚いサポートを受けられる製品もあります。初期設定から操作研修まで、専門のスタッフがきめ細かくサポートし、導入後も全国の拠点から直接スタッフが店舗に駆けつけるサポートが用意されている場合もあります。
営業中にトラブルが発生した場合すぐ復旧できるかも導入を検討するポイントです。飲食業の営業時間に合わせたサポート提供や、急な不具合でも迅速な復旧サポートを受けられるか、サポート体制も導入前に必ず確認してください。
ステップ5:「補助金・助成金」の活用を検討する
POSレジ導入費用は50万円〜150万円が一般的ですが、補助金活用で実質負担を3分の1以下に抑えることが可能です。
導入費用50万円の場合、「IT導入補助金(インボイス枠・レジ類型)」で実質負担額30万円(補助率1/2、上限20万円の場合)になる例があります。個人店のような小規模事業者は補助率が優遇され、最大補助額20万円が適用されるケースもあります。
基本機能充実のシンプルな飲食店向けPOSレジ5選
基本機能が充実しつつシンプルで使いやすいPOSレジを紹介します。個人店・小規模店の新規開業にも最適です。
スマレジ(スタンダードプラン)
iPadやiPhoneにアプリをインストールして使うPOSレジです。スタンダードプランは月額0円で始められ、基本的なレジ機能、売上管理、顧客管理を利用できます。
ECサイトやデリバリーサービス、会計システム等と連携することが可能であるため、販売チャネルを増やしたり、会計処理の効率化を実現できます。将来的に有料プランへの移行も視野に入れている店舗に最適です。
無料で始められるため、初めてPOSレジを導入する個人店でも安心です。必要に応じてフードビジネスプラン(月額12,100円)にアップグレードすれば、メニュー管理や注文管理、テーブル管理もシステム上でおこなえます。
ユビレジ
レジ機能やオーダーエントリー機能、顧客管理機能を搭載した、タブレット型のPOSレジです。売上に関する便利な機能が豊富であり、導入前後でのサポートも手厚いことが特長です。
さまざまなシステムや機能と連携できます。会計や経営管理、レシート発行、予約受付など、さまざまな業務で活用可能なサービスと連携しています。経営管理システムと連携することで、売上データの出力はもちろん、設定したルールに基づいてアラートが表示されるため、売上の動向や売れ行きに気づきやすくなります。
お試しプランでは1カ月無料で利用できるため、導入前に使い勝手を確認できます。オンラインデモもあるため、導入を検討している場合には活用するとよいでしょう。
飲食店経営者のインタビューでは「売上の状況や顧客動向を分析しやすくなり、イートイン、テイクアウト、デリバリーなど各チャネルをどう伸ばしていくかの判断材料になっています」という声もあります。
POS+ food
データ入力や機器の設置などを担当サポートに任せることができるため、簡単に導入できます。店舗オーナーや管理者の負担を大幅に軽減し、スムーズな運用開始を可能にします。
幅広いオペレーションに対応できる仕様ながら、複雑な操作は必要ありません。シンプルで分かりやすいUIは高く評価され、グッドデザイン賞を受賞しました。
スタッフ向けのトレーニングメニューが整備されているので、従業員の教育に手間をかけることはありません。万が一の際も、導入後は電話やスタッフによる直接訪問サポートがあるため、安心して利用できます。
USENレジ FOOD
飲食店経営に必要な会計機能やレジ機能、テーブル管理機能を搭載したPOSレジです。豊富なオーダー機能と約30種類以上の売上データ分析機能により、店舗の経営分析を向上させられます。
オーダーシステムやデリバリーシステム、受発注システムや勤怠管理システムなど幅広いシステムとの連携が可能です。データを一元管理することで店舗の業務効率化のために役立ちます。
導入の際は、提供会社のUSENから手厚いサポートを受けられるのが魅力的です。初期設定から操作研修まで、専門のスタッフがきめ細かくサポートします。導入後も、全国約140か所の拠点から直接スタッフが店舗に駆けつけるサポートが用意されています。
DealerShip
レジ担当者のストレスフリーにこだわったPOSレジです。簡単操作・高機能・低価格の3拍子がそろっており、飲食店にとって必要な機能も充実しています。基本のレジ機能からハンディ連携、セルフレジやテーブルオーダーまで、必要な機能を組み合わせて導入可能です。
POSレジと周辺機器の接続は無線のほかにも、有線接続が可能です。無線だとインターネット環境によってレジとプリンターの接続が不安定なケースもありますが、有線なら安定した稼働で業務に支障をきたす心配もありません。
スマホをハンディ端末として活用するオーダーエントリーシステムも利用できます。シンプルな設計でスピーディーに操作ができる設計になっているので、スタッフの負担を軽減しながら、業務の効率化を図れます。
業務効率化に強い飲食店向けPOSレジ9選
店舗のオペレーション管理やスタッフ管理、データ分析など、業務効率化に強い飲食店向けPOSレジを紹介します。
スマレジ(フードビジネスプラン)
オーダー管理からレジ業務まで一元管理したい飲食店には、「フードビジネスプラン」がおすすめです。メニュー管理や注文管理、テーブル管理もシステム上でおこなえるため、スムーズな店舗運営を実現できます。
スマレジのマルチ決済端末は軽量で持ち運びが簡単なため、お客様のテーブルまで持っていくことができます。その場でレシートを印刷する機能も備えているので、お客様は席を立つことなく、テーブルで支払いからレシート受け取りまで全ての決済プロセスを完了できます。
導入ユーザーの中には業態ごとに価格帯、客単価、商品構成など、スマレジの分析データを使って商品開発に活かしているケースもあります。
ハピレジ
料理と接客の価値を高めることを目的に、機能を開発された飲食店向けPOSレジです。POSレジとハンディ端末を基本に、モバイルオーダーやテーブルオーダー、キッチンディスプレイなどのオプション機能を柔軟に組み合わせて導入できます。
テーブルオーダーのタブレット端末では、写真を使った自由なレイアウトでメニュー表示が可能です。モバイルオーダーやテーブルオーダーの画面では、詳細画面や動画を活用してメニューの詳細な内容を掲載可能です。店舗の雰囲気を活かした見せ方で、料理の魅力をお客様へ伝えられます。
厨房に設置するキッチンディスプレイは注文や調理状況の管理だけではなく、調理手順や盛り付けを表示することも可能です。スタッフの習熟度にかかわらず料理のクオリティを担保できるので、教育時間やコストを削減できます。
CASHIER
豊富なハードウェアラインナップが特徴のPOSレジです。レシートプリンター一体型のオリジナル端末やタブレット型、モバイル型やタッチパネル型券売機などの中から、店舗に合った端末を選んで導入可能です。オリジナル端末では、iPadレジでは実現できない高速処理でスピーディーな会計を実現します。
注文管理機能も豊富で、「ハンディオーダー」「テーブルオーダー」「スマホオーダー」「モバイルオーダー」の4種類に対応しています。お客様のスマホでQRコードを読み込むだけで、直接注文できるスマホオーダー機能を活用すれば、高価なハードウェアを用意する必要もありません。
クレジットカードや交通系電子マネー、PayPayなど各種コード決済といった、主要なキャッシュレス決済に対応できるオリジナルの決済端末も提供しています。会計カウンターや客席をはじめ、屋外でも利用できます。
でりれじ
デリバリーやテイクアウトに特化したPOSレジです。ネット注文や電話注文、テイクアウトやイートインなど、さまざまなオーダー受付に対応しています。各注文経路からの情報をひとつにまとめて、効率的に管理できます。
出前館やUberEatsなどフードデリバリーサービスとのシステム連携ができるのは「でりれじ」ならではの特徴です。注文の内容を直接受信して、伝票をワンクリックで発行できます。管理用の端末が1台にまとまるので、見た目やオペレーションが煩雑になる心配もありません。
ほかの注文サイトや自社注文アプリ、電話注文などあらゆるオーダーを一元管理できるので、業務効率の円滑化が大きく進みます。
ワンレジ
「新人スタッフでも3時間練習すれば使いこなせるように」といったコンセプトで設計された飲食店専用POSレジです。直感的に操作できるうえ、練習モードで何度でも練習できます。新人教育に割く時間とコストを大幅に軽減できます。
レジの打刻時には写真撮影と顔認証を実施できるため、会計不正が起こりにくく、スタッフが安心して働ける環境を構築できます。顔認証データはセキュリティが強化されたサーバーに保存されるため、個人情報の保護も万全です。
軽減税率やQR決済、個別会計、値引きにも対応しており、飲食店の経営や業務の形態に即した運用が可能な点も魅力的です。
かんたん注文
セルフオーダーシステム一体型のPOSレジです。セルフオーダーをはじめ、テーブルオーダーやハンディ機能など注文を効率化する機能を多数搭載しています。お客様起点で注文ができる環境を構築して、人手不足の解消を実現します。
UberEatsとの連携や会計ソフトとの連携など、各種連携機能も搭載しています。慣れたオペレーションを残しつつ、デジタル化によってアップデートできます。
ハンディやセルフオーダー、POSレジの操作画面は誰もが操作しやすいシンプルなUIを採用しています。直感的な操作で美味しい料理をお客様のもとへ届けられます。
tenpos Air Pro
イートインやテイクアウト、フードコートなど、飲食店のさまざまな営業スタイルに対応したPOSレジです。店舗内にサーバーを設置して店舗内のWi-Fi環境で動作するため、ストレスのないスピーディーな操作を実現します。
LINE連携に対応しており、お客様がスマホでモバイルオーダーのQRコードを読み込むだけで友達登録を促すことが可能です。メニュー画面はLINEで友達追加後に表示されるので、取りこぼしの心配もありません。自然な導線でお客様との関わりを持つことが可能です。
業界最安値水準の月額11,000円から使えるのもうれしいポイントです。ハンディ台数が増えてもプラス料金はかかりません。契約後、最短2週間で導入できるスピード感も魅力です。
UNIPOS
高機能POSと省人化機能を備えた、専用端末型のPOSレジです。セルフレジ機能を利用すれば、顧客自身が精算をおこなうことで会計違算や不正を防止できます。スタッフが少ない飲食店でも効率的な業務運営が可能です。
ハンディ連携やテーブルオーダー、モバイルオーダーなどさまざまなオーダーシステムに対応しています。モバイルオーダーを利用すれば、注文のタイミングは顧客に委ねられるため、チャンスロスの心配がありません。
24時間365日のサポート体制により、導入後の不安をいつでも相談できます。早朝、深夜に営業している店舗でも安心です。
NECモバイルPOS
飲食事業者に特化したサブスク型のPOSレジです。サブスク型なので、連携サービスとともにPOS機能が継続的に強化され、常に最新の最適なサービスを利用できます。
テーブルオーダーやモバイルオーダーはもちろんのこと、デリバリーサービスまで多種多様なオーダーサービスと連携可能です。注文受け付けから配達や会計までの一連のプロセスを効率化し、顧客満足度を向上させます。
24時間365日対応のコールセンターと日本全国に広がるフィールドサポート拠点によって、POSレジの店舗導入や運営を支えています。夜間でも万が一のトラブル時に迅速に対応できる体制が強みです。
poscube
オーダーエントリーシステム一体型のオールインワンPOSレジです。機能の奥深さと充実のサービス設計で、ほかのレジでは実現しない高度なカスタマイズが可能です。
複数のコース料理やセットメニューを数量単位でスピーディーに注文できる「マルチセレクト機能」を搭載しています。コース内容をまとめてお伺いした後、数量分の選択内容をハンディで一度で選んで注文できます。
伝票印字のカスタマイズや10台以上のプリンタ制御、オーダーステーション運用など、現場で使える機能を豊富に搭載しています。かゆいところに手が届く仕様で、注文の機会損失を防止します。
会計対応に強い飲食店向けPOSレジ3選
会計が効率化できればお客様を待たせることがなくなり、顧客満足度の向上にもつながります。
Airレジ
基本レジ機能や顧客管理・売上管理など、飲食店に必要な機能を備えたPOSレジです。商品登録や会計、分析機能やサポートなどをまとめて無料で利用できます。シンプルで使いやすいUIが採用されており、使う人を選びません。
レジにメニュー単価を登録しておけば、精算時にそのまま反映される仕様です。スタッフは金額を打つ必要がなく、レジ業務のスピードと精度が向上します。複数税率の設定も簡単にできます。
AirレジとAirペイを一緒に使用すれば、専用のカードリーダー1台でさまざまな決済手段に対応できます。クレジットカードや交通系電子マネーはもちろん、PayPayなど各種コード決済にも対応できます。Airレジで会計した情報がそのまま決済端末へ連携されるので、金額を再入力する手間も発生しません。
blaynレジ
30cm四方で収まるほどコンパクトでありながら、レシートの出力やタッチ決済機能も付いた高機能なPOSレジです。多くの機能を集約しているため、配線数を抑えることができ、レジ回りをすっきりさせることができます。
通常のPOSレジ以外にもタッチパネル型券売機も存在します。4カ国語に対応するだけでなく、キャッシュレス対応もしており、省人化のために役立ちます。
コンパクトな設計により、カウンターやテーブルの上でもわずかなスペースしか占めません。月額3,080円からと低価格で導入できる点も魅力です。
SQUARE POSレジ
リアルタイムで売れ行きや取引履歴を確認できる無料のレポート機能があります。アプリにログインするだけで店舗経理におけるビジネスの最新情報をひと目で把握できます。
Squareの決済端末は、店舗の雰囲気を損なうことなく自然に溶け込む、スマートでコンパクトなデザインが特徴です。小型軽量ながら多機能な本体は、カウンターやテーブルの上でもわずかなスペースしか占めません。
Squareの決済端末やキッチンディスプレイとも連携できるので、店舗運営がより円滑に進められます。店舗注文もオンライン注文も、1つの場所で管理できるため、さまざまな注文に対して滞りなく対応することが可能です。
飲食店向けPOSレジ導入で失敗しないための注意点
飲食店でPOSレジを導入する際は、店舗特有の業務フローやお客様対応に合わせた機能・性能が求められます。導入前に確認したいポイントを解説します。
周辺機器や連携システムとの互換性を確認する
飲食店では、キッチンプリンターやオーダー端末、予約システム、ポイントカード、会計ソフトなどとの連携が欠かせません。導入予定のPOSレジがこれら周辺機器やシステムに対応しているか、スムーズに連携できるかを事前に必ず確認しましょう。
導入後に「対応していなかった」と発覚する事態を防ぐため、事前のチェックとデモ利用をおすすめします。無料トライアルを提供している製品も多いため、実際の店舗環境で試してから導入を決定することが重要です。
混雑時の処理速度・操作性に注目する
飲食店ではピークタイムのレジ混雑が大きな課題になることがあります。いくら安価でも処理速度が遅かったりタッチパネル操作が複雑だったりすると、現場で業務が滞りかねません。
直感的な操作でミスなくスムーズに会計できるか、複数スタッフが同時に使える仕様かなど、実際のオペレーションに即した機能や画面設計を重視しましょう。
メニュー更新や設定変更の柔軟性を確認する
飲食店はメニューの入れ替えや価格改定が頻繁にあります。POSレジ本体だけで簡単にメニュー編集やオーダー変更ができるか、またわかりやすい操作感であるかも要チェックです。
専門的な知識がなくても現場ですぐ対応できる柔軟性・簡便さを確認しましょう。営業中にトラブルが発生した場合すぐ復旧できるかも導入を検討するポイントです。飲食業の営業時間に合わせたサポート提供や、急な不具合でも迅速な復旧サポートを受けられるか、サポート体制も導入前に必ず確認してください。
まとめ

飲食店にPOSレジを導入すれば、会計ミスをなくせたり、オーダー管理もできたりと多くの恩恵を受けられます。締め作業のスピード化にもつながり、店舗運営の効率化が可能です。
自店の課題を明確にすることが最適なPOSレジ選びの第一歩です。個人店・小規模店で月額コストを抑えたいなら、AirレジやSquareのような月額0円のタブレット型が最適です。レジ締め効率化とキャッシュレス対応を同時に実現できます。
中規模店以上で高度な売上分析や外部サービス連携を強化したいなら、スマレジのフードビジネスプランやPOS+ foodのような高機能製品を検討しましょう。複数店舗の一元管理やデータ分析による商品開発まで視野に入れられます。
POSレジ導入は単なる「レジの入れ替え」ではなく、経営課題を解決する戦略的な投資です。この機会にPOSレジの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
飲食店にぴったりのPOSレジ選びはミツモアで

POSレジは製品によって特徴や機能もさまざま。「どの製品を選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
そんなときはミツモアにおまかせ。最短1分の自動診断で、ぴったりのPOSレジが見つかります。
ぴったりのPOSレジを最短1分で無料診断
欲しい機能や導入形態などの項目を画面上で選択するだけで、最適なPOSレジを最短1分で自動診断。もちろん費用はかかりません。
ぴったりの料金プランも一緒にお届け
希望条件に沿った料金プランも製品と一緒に診断します。実際にかかる金額を見積もりからチェックして、理想のプランを探してみましょう。
診断結果は最大5製品!比較・検討で最適なPOSレジが見つかる
最大で5製品の診断結果をお届けします。検討していた製品だけでなく、思わぬPOSレジとの出会いもあるかもしれません。
ミツモアなら、ぴったりのPOSレジがすぐに見つかります。


















