POSレジの進化はめざましく、今や単なる会計処理だけでなく店舗運営の効率化を実現する多機能ツールへと変貌を遂げています。その中でも注目を集めているのが「予約管理機能」です。従来の予約台帳やスマートフォンアプリとは一線を画すPOSレジならではの予約管理とはどのようなものなのでしょうか。
この記事ではPOSレジを活用した予約管理の2つの方法やメリットをくわしく解説。予約管理機能を搭載した最新のPOSレジ製品も紹介します。売上アップと業務効率化を同時に実現する、POSレジの新たな可能性をぜひ探ってみてください。
POSレジの基礎知識について知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
POSレジで予約管理を行う2つの方法
POSレジで予約管理を行うには、大きく分けて2つの方法があります。ひとつは予約管理機能を搭載したPOSレジを導入する方法、もうひとつはPOSレジと予約管理システムを連携する方法です。それぞれの特徴と利点をみていきましょう。
予約管理機能を搭載したPOSレジを導入する
最新のPOSレジの中には、予約管理機能が標準で搭載されているものがあります。予約管理機能が搭載されたPOSレジを選べば、予約管理用に別のシステムを用意する必要はありません。
予約管理の使い勝手は製品によって異なり、LINE連携ができるものや自店舗専用の予約アプリを作成できるもの、クーポンを配信できるものなど様々な種類が存在します。
「POSレジと予約管理システムをあわせて導入したい」場合におすすめの選択肢です。
POSレジと予約管理システムを連携する
POSレジと外部の予約管理システムを連携して、予約管理を行う方法です。予約システムをすでに導入している場合、既存のシステムをそのまま使用しながらPOSレジでデータの一元管理ができるようになります。
たとえば飲食店の場合だと、ホットペッパーグルメの予約台帳アプリ「レストランボード」や、大手グルメメディアと連携できる「トレタ」などのシステムと連携が可能。ほかにも「STORES予約」など、POSレジを提供している製品ベンダーのシリーズ製品間で連携できる場合もあります。POSレジの製品によって連携できる予約管理システムは異なるので、連携可否を事前に確認しておくとよいでしょう。
POSレジと予約管理システムそれぞれの得意分野を活かしつつデータを連携できるので、既存システムを活用している場合だけでなく、新たにセットで導入するのもおすすめです。
POSレジで予約管理するメリット
POSレジで予約管理を行うことには、店舗運営の効率化や顧客サービスの向上につながる多くのメリットがあります。以下では主要な3つのメリットについて解説します。
予約情報をレジ画面ひとつですぐに確認できる
POSレジで予約管理を行うことの最大のメリットは、予約情報をレジ画面上で即座に確認できることです。予約状況を即座に確認できるうえに、最新の情報を常に把握できます。
- 予約状況の迅速な把握:スタッフは別の画面や予約台帳を確認する必要がなく、レジ操作中にも予約状況を瞬時に確認できる
- リアルタイムの情報更新:予約の変更や新規予約がある場合、即座にレジ画面に反映されるため、最新の情報を常に把握できる
- ミスの減少:手書きの予約台帳などと比べ、情報の見落としや誤読のリスクが大幅に減少する
スタッフの業務効率が上昇し、顧客への迅速な対応が可能になります。
会計の流れがスムーズになる
予約情報がPOSレジに統合されることで、会計処理がよりスムーズになります。
- 迅速な会計処理:予約客の情報をすぐに呼び出せるため、会計時間が短縮される
- 正確性の向上:予約時の注文情報が事前に入力されているため、会計ミスのリスクが低減される
- 待ち時間の削減:特に混雑時に効果を発揮し、顧客の待ち時間を短縮できる
これらの利点は顧客満足度の向上と同時に、店舗オペレーションの効率化にもつながります。
予約情報と売上情報を紐づけて分析できる
POSレジで予約管理を行うことで、予約情報と売上情報を簡単に紐づけて分析することができます。
- 詳細な顧客分析:予約客と通常客の消費傾向の違いなど、より詳細な顧客分析が可能になる
- 売上予測の精度向上:予約状況と実際の売上の相関関係を分析することで、より正確な売上予測が可能になる
- 効果的な販促策の立案:予約客の消費傾向を基に、ターゲットを絞った販促策を立案できる
これらの分析結果を活用することで、より戦略的な店舗運営や効果的なマーケティング施策の実施が可能になります。
予約管理ができるPOSレジ3選
予約管理ができるPOSレジを紹介します。
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Airレジ
「Airレジ」は0円からスタートできるPOSレジです。同社が提供する予約台帳アプリの「レストランボード」と連携可能で、予約一覧の表示や来店登録もレジ画面からワンタップで完了。レジ打ちや注文入力もシームレスにつながるので、お客様をお待たせすることもありません。
レストランボードは「ホットペッパーグルメ」との連携が可能なので、ネット予約で受け付けた予約情報をベースに店舗のオペレーションをスムーズに回すことができます。
そして、Airレジの会計データはレストランボードに登録が可能。お客様の注文履歴をはじめとする顧客情報を確認できるようになり、メニューの提案や食材の仕入れなど実務に役立てられます。
スマレジ
「スマレジ」はiPadなどの端末で使えるクラウドPOSレジです。
飲食店向け予約管理システム「トレタ」と連携ができて、スマレジで登録した注文内容や会計情報は自動で取り込みが可能。また同社が提供する「スマレジ・ウェイター」と3製品間で連携すれば、ハンディ端末から予約状況や各テーブルのステータスを確認できます。
ほかにも同社が提供する拡張アプリの「予約管理」を導入すれば、スマレジひとつでWeb予約の受付が実現。Web予約ページをかんたんに作成したり、予約スケジュールをレジ画面から一覧で確認できたりします。飲食店、美容室、施設予約の3タイプに対応しており、それぞれの業種にあわせた活用が可能です。
STORESレジ
「STORES レジ」は同社が提供する予約管理システム「STORES 予約」と連携できるPOSレジです。顧客データ、予約情報、売上データが自動的に統合されて、iPadの一画面ですべての情報を確認できます。予約のステータスは顧客別に色分けができ、アイコンも設定できるので、管理しやすいのもうれしいポイントです。
予約情報はSTORESレジに自動で連携されるため、会計時にメニューや金額の内容を再入力する必要もありません。期間別やメニュー別での分析も可能です。
お客様のカルテ履歴も予約情報とあわせて管理できるので、美容院やサロンにもおすすめです。
まとめ
POSレジで予約管理を行うことは、店舗運営の効率化と顧客サービスの向上に大きく貢献します。レジ画面での予約情報の即時確認、スムーズな会計処理、そして予約と売上データの連携による詳細な分析が可能になります。
予約管理機能を備えたPOSレジを導入して、業務の効率化と顧客満足度の向上を目指していきましょう。
次の記事では、おすすめのPOSレジ各製品を特徴や機能で比較しています。ぜひ、あわせて参考にしてください。
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