「月額無料のPOSレジで、できるだけ出費を抑えて開業したい」
「無料プランでも必要な機能がそろっているのか確かめたい」
「無料と言いつつ、あとから費用が発生しないか心配」
こうした不安を抱えている方に知っておいてほしいのが、月額無料で使えるPOSレジの費用の仕組みです。タブレットなどの周辺機器がすでに手元にあれば、月額費用0円でPOSレジを使い始められます。
ただし、無料プランで使える機能やデータの保存期間は製品ごとに異なり、周辺機器代や決済手数料も別途かかります。現在必要な機能だけでなく、将来追加できる機能やデータの引き継ぎ・連携まで確認して選ぶことが大切です。
この記事では、月額無料で使い始められるPOSレジの中から、幅広い業種で使える汎用型3製品と、業種にあわせて選べる特化型2製品を紹介します。
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POSレジの無料プランでどこまで活用できる?
「無料」と聞くと費用ゼロで使い続けられるイメージを持ちがちですが、実際には機能や運用面でいくつかの制限があります。あとから「やりたかった業務ができない」と後悔しないよう、無料のままでどこまで運用できるのか、リアルな境界線を事前に把握しておきましょう。
無料プランでも会計や売上管理などの基本機能を利用できる
無料プランでも、会計、商品登録、売上管理など、日々の店舗運営に必要な基本機能を利用できます。開業直後や小規模な店舗であれば、無料プランで必要な業務をまかなえる場合もあります。
無料プランで利用できる範囲は製品によって異なり、Airレジは基本的なレジ機能、スマレジは1店舗でのレジ会計や売上分析に対応しています。Square POSレジは、複数店舗でも月額0円で会計や売上管理が可能です。
有料プランでは多店舗管理や業種別の機能を追加できる
店舗数が増えた場合や、飲食店向けの注文管理、小売店向けの高度な在庫管理などが必要になった場合は、有料プランへの切り替えによって機能を追加できます。
無料プランから始める場合も、どのような条件で有料プランへの切り替えが必要になるかを確認しておくと、店舗の変化にあわせて移行しやすくなります。
蓄積したデータを外部システムと連携して店舗運営に活用できる
POSレジには、日々の売上や商品、在庫、顧客などのデータが蓄積されます。会計ソフトやEC、在庫管理システムと連携できれば、入力作業を減らしながら店舗の情報をまとめて管理できます。
無料または手ごろな価格のPOSレジでも、開業直後の「まず会計できればよい」というニーズを満たせる場合があります。一方、店舗の成長後に別のPOSレジへ乗り換えると、過去のデータを引き継げず、Excelや紙で別に管理しなければならないことがあります。
無料プランを選ぶときは、現在必要な機能だけでなく、データの引き継ぎや外部システムとの連携にも対応できるか確認しましょう。
月額無料で導入できるPOSレジおすすめ5製品比較表
月額0円で導入できるPOSレジ5製品を比較表にまとめました。決済手数料の料率や対応しているOS、ネット環境が途切れた際のオフライン会計の可否など、選ぶ際にズレが生じやすいポイントをひと目で比較できます。自社の業種や店舗規模にあう製品を見つけるための参考にしてください。
| 製品名 | 決済手数料 | 決済端末の費用 | 対応OS | オフライン会計 | 無料プランの制限 | 電話サポート |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Airレジ | 3.24% | 0円(キャンペーン時) | iOS | × | 基本レジのみ(EC連動は別ソフト必要) | × |
| スマレジ | 1.98%~ | 39,600円(+月額3,300円) | iOS | 〇 | 基本レジのみ(データ保存は半年まで) | × |
| Square POSレジ | 2.5%~ | 4,980円 | iOS/Android | 〇 | 複数店舗も無料(業種特化機能は有料) | 〇 |
| STORES レジ | 3.24% | 19,800円 | iOS | × | ECと在庫連動可(複数店舗は有料) | 〇 |
| funfo | 3.24% | 0円(iPad実費) | iOS | × | スマホ注文が無料(端末2台以上は有料) | × |
※ミツモア調べ(2026年6月時点)
※「決済端末の費用」は、クレジットカードなどを読み取る専用機器の価格です。全製品とも、会計の操作に使うiPadなどのタブレット本体は店舗側での購入(実費)が必要です
月額無料で導入できるPOSレジおすすめ5選
初期費用や月額費用を抑えて開業したい方に向けて、無料で使いはじめられるPOSレジ5選を紹介します。どんな業種にも幅広く対応できる汎用型と、特定のオペレーションに強い業種特化型の製品をピックアップしました。自店の営業スタイルや求める機能と照らしあわせながら、ぴったりな1台を見つけてみてください。
Airレジ(株式会社リクルート)

Airレジは、基本機能が月額0円で使えるPOSレジです。サポートはメール・チャット・電話に対応し、初めてPOSレジを導入する店舗でも安心して使い始められます。
freeeやマネーフォワードなどの会計ソフトと連携でき、売上データの入力を自動化できるのも特徴です。在庫管理や棚卸の機能も搭載されており、会計と連動して在庫数を自動で更新できます。
キャッシュレス決済にはリクルートのAirペイが使え、今ならキャンペーンの適用でカードリーダーを0円で導入できます。
スマレジ(株式会社スマレジ)

スマレジは、拡張性に優れ、店舗規模を問わず柔軟に活用できるクラウドPOSレジです。月額0円のスタンダードプランは1店舗限定で利用可能ですが、レジ機能や売上分析、予算管理などを網羅しています。
事業拡大時は、管理画面から有料プランに切り替えて機能を拡張できます。決済端末のPAYGATEは39,600円+月額3,300円がかかるため、初期費用は3製品の中では高めに設定されています。現在、端末代・月額とも初年度0円になるキャンペーンを実施中です。
Square POSレジ(Square株式会社)
Square POSレジは、スマホだけで始められるPOSレジです。iPadだけでなくAndroidにも対応しています。
決済端末のSquareリーダーは買い切り4,980円で、フリープランなら月額費用はかかりません。既存のSquareユーザーから紹介を受けると決済手数料の優遇が受けられる紹介プログラムを用意しているのも特徴です。
操作画面がシンプルで初日から使いこなせる反面、メニュー構成や業務フローを細かくカスタマイズしたい店舗にはやや物足りなく感じる場合があります。
STORES レジ(STORES 株式会社)
STORES レジは、実店舗とネットショップの在庫を一元管理できるPOSレジです。商品が売れるたびに在庫数がリアルタイムで反映され、実店舗とECの在庫ズレを防げます。
予約サービスや決済サービスなどとも横断的に連携可能。ネット通販の注文履歴や日々の売上データも同じ画面で確認できるため、少人数で回す店舗におすすめです。
funfo(株式会社ファンフォ)

funfoは、飲食店向けのモバイルオーダーに対応したPOSレジです。利用客が自身のスマホからQRコードを読み取って注文できるモバイルオーダーを月額0円で利用できます。
送信された注文内容は厨房のプリンターへ自動で転送されるため、聞き間違いによるオーダーミスを削減。メニュー表の作成もアプリ上から簡単におこなえるため、少人数で効率よく店舗を回したい飲食店におすすめです。
無料で使えるPOSレジを選ぶときの注意点
月額0円で導入できるPOSレジでも、本体以外で発生する費用や、運用を支えるサポート体制など、選ぶ前に確認しておきたいポイントはいくつかあります。導入後に「想定と違った」と後悔しないよう、費用と運用の両面から事前に確認しておくべき3つの注意点を解説します。
周辺機器の費用を把握する
POSレジを店舗で稼働させるためには、タブレット本体に加えて、レシートプリンターやキャッシュドロアなどの周辺機器が必要です。すでにタブレットを持っている場合を除き、これらをゼロからそろえると初期費用が数万円ほど発生します。手元に機器があるかどうかで初期費用は大きく変わるため、まずは何が必要かを確認して目安となる費用を押さえておきましょう。
| 周辺機器 | 費用の目安 |
|---|---|
| タブレット端末 | 約5万円~ |
| レシートプリンター | 3万~5万円 |
| キャッシュドロア | 1万~2万円 |
| バーコードリーダー | 1万~3万円 |
| 決済端末(カードリーダー) | 0円~2万円 |
※上記は一般的な周辺機器費用の目安です。購入する機種や組み合わせによって実際の価格は異なります
タブレット端末はすべての店舗で必須です。AirレジはiPad、iPhoneに対応、スマレジとSquare POSレジはiPad、iPhone、Androidに対応しています。すでに端末を持っていれば、大幅に出費を抑えられます。
レシートプリンターとキャッシュドロワーは、現金決済を行う店舗で必要です。決済端末は製品によって費用が大きく異なるため、比較表を参考にしてください。
上記の合計額は製品や組み合わせによって変わるため、各製品の公式サイトで推奨機器と最新価格を確認しましょう。
キャッシュレス決済の費用を確認する
キャッシュレス決済を導入する場合、以下の2つの費用が発生します。
決済端末の購入費用
製品によって0円~約4万円と大きな差があります。スマレジのように、端末代に加えて月額費用がかかるケースもあります。一括の購入費用だけでなく、月額のランニングコストも含めて判断しましょう。
また、決済端末は各POSレジ専用の決済サービスと紐づいています。端末を選ぶと決済サービスも決まるため、端末の費用と決済手数料はセットで比較することが大切です。
決済手数料
売上に対して約2~3%が継続的にかかります。月商が大きいほど手数料の差が年間コストに影響します。
たとえば月商50万円の場合、手数料率が1%違うだけで年間約6万円の差になります。自店の売上規模を踏まえて比較するのがおすすめです。
電波が届かない場合のオフライン対応を確認する
無料POSレジの多くはクラウド型を採用しているため、通信環境に強く依存しています。万が一インターネット環境が切断されると、売上データが保存できず、会計が止まってしまうリスクがあります。通信が不安定な立地で運用する場合は、オフライン時の挙動を必ず確認しておきましょう。
インターネット環境がない状態でも一時的にオフライン会計を継続できるのが、スマレジとSquare POSレジです。これらは接続の復旧後にデータが自動同期されます。一方で、ネット回線が切れるとレジ機能が動かなくなるのが、AirレジやSTORES レジ、funfoです。
地下の店舗やイベント出店など、通信環境が安定しない場所で利用する可能性があるなら、一時的なオフライン会計に対応した製品を選んでおくと安心です。
サポート体制と問い合わせ手段を確認する
無料プランの場合、有料プランと比べてサポート内容が制限されることがあります。電話サポートが有料プランのみ対応だったり、メール返信に時間がかかったりするケースもあるため、トラブル時に頼れる窓口があるかを事前に確かめておきましょう。
特に開業直後は、操作方法や設定でつまずく場面が多いものです。チャットサポートやヘルプページの充実度、対応時間帯(平日のみか、土日祝も対応か)など、ひと通り確認しておくと安心です。
はじめてPOSレジに触れる方なら、メール、チャット、電話の3チャネルに対応するAirレジがおすすめです。自分で公式ヘルプを読みながら進められる方は、メールが中心のスマレジやSquare POSレジでも問題なく運用できます。
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