金曜の夜、レジ前に列ができて会計が止まる。手書き伝票とレジスターを組み合わせる運用でも、レジスターと決済端末を別々に置く運用でも、注文の書き間違いや釣り銭の食い違いは積み上がっていきます。
居酒屋のレジ選びが分かれるのは、月額の安さではありません。お通しや飲み放題、伝票の分割といった居酒屋だけの会計パターンに、レジ側がどこまで対応しているかで決まります。
まず検討したいおすすめの製品から、月額とサポート受付時間で分かれる9製品の比較まで、あなたの店にぴったりのレジ選びをサポートします。

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居酒屋のレジ選びは店の運用に合っているかどうかで決まる
居酒屋のレジは本体の月額だけを見て選ぶと、導入してから手作業が残ります。
お通しの計上、飲み放題の残り時間、伝票の分割と合算。この3つは居酒屋にしかない会計パターンで、対応していない製品では毎晩スタッフが手で埋めることになります。

もう1つ、卓で注文を取る仕組みはレジ本体とは別料金です。ユビレジはハンディ端末1台につき月1,500円、CASHIERはハンディオーダーが月10,000円からかかります。
つまり「レジは0円」と「毎月払う額は0円」も別の話です。
この2つを自分の店に当てはめると、候補は大きく絞れます。
| 判断する軸 | 境界 | 自店舗に当てはめる数字 |
|---|---|---|
| お通しを出すか | 出すなら、人数に応じた自動計上ができないと毎卓で手入力が残る | 1日に何組を通していますか |
| 飲み放題を置くか | 置くなら、残り時間をレジ側で管理するかスタッフの記憶に頼るかが分かれる | 飲み放題の卓は全体の何割ですか |
| 卓で注文を取るか | ハンディやモバイルオーダーを使うなら、レジ本体とは別に月1万円前後が乗る | 注文を取る担当は何人で回していますか |
| 閉店の時刻 | 22時以降も営業するなら、受付が22時で終わる製品は営業中に窓口が閉まる | ラストオーダーは何時ですか |
居酒屋向けPOSレジ9製品の比較表
居酒屋のレジとして検討されることが多い9製品を、居酒屋固有の会計への対応と月額、サポートの受付時間で比べます。
| 製品名 | 居酒屋固有の会計・時間管理 | レジ本体の月額 | 注文取りの追加費用 | 決済手数料 | サポート受付時間 |
|---|---|---|---|---|---|
| USENレジ | お通し・飲み放題・分割・合算 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 24時間365日 |
| POS+ | お通し・飲み放題・分割・合算 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 365日 時間は要問い合わせ |
| ワンレジ | 飲み放題・合算 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 24時間365日 |
| スマレジ | 飲み放題・分割・合算 | 0円から | フードビジネス月15,400円 税込 | 要問い合わせ | 電話9時〜22時 365日 |
| ユビレジ | 分割 | 6,900円から | ハンディ1台 月1,500円 | 要問い合わせ | 平日10時〜18時 |
| CASHIER | 飲み放題 | 0円から 税抜 | ハンディオーダー月10,000円から 税抜 | 要問い合わせ | 10時〜21時 年末年始を除く |
| Square POSレジ | コース設定 | 0円 | プラスプラン月13,000円 | 対面2.5%から | 電話10時〜23時 年中無休 |
| Airレジ | 飲み放題・分割 | 0円 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 電話9時30分〜23時 年中無休 |
| STORES レジ | 要問い合わせ | 0円 | テーブルオーダーは別途 | 1.98%から | 10時〜18時 土日祝を除く |
各製品はタイプ分類・選び方の後で詳しく紹介します。いますぐに候補を絞り込みたい方は以下のボタンから無料診断を進めてください。
居酒屋向けPOSレジのタイプ
9製品は、店が最優先にする条件によって3つのタイプに分かれます。最優先が1つ決まれば、候補は3製品まで減ります。
Aタイプ|居酒屋の場面ごとに標準機能がそろっている
お通しから飲み放題、伝票の分割まで、居酒屋の会計パターンをレジ側で吸収したい店に向くタイプです。居酒屋の運用を前提にした機能を標準で持っています。
卓数が多く、アルバイト中心でホールを回している店ほど効いてきます。手順を教える量が減るためです。
このタイプの本命:USENレジ
お通し・飲み放題・伝票分割・合算の4項目すべてに対応します。居酒屋の現場で生じる細かな業務に対応できる豊富な機能と拡張性が特徴です。
Bタイプ|レジと注文取りを一式で導入できる
ハンディやテーブルオーダーまで含めて、支払う総額を先に確定させたい店に向くタイプです。注文取りの費用が値付けされているため、導入前に月額を計算できます。
居酒屋固有の会計への対応と、費用の見通しを両立させたい場合の選択肢になります。
このタイプの本命:スマレジ
飲み放題のプラン設定と割り勘金額の印刷、異なるテーブルの合算に対応し、ハンディ端末5台までが月15,400円に含まれます。ホールの人数が増えても月額が動きません。
Cタイプ|月額0円で始められる
レジの固定費をかけずに始めたい店に向くタイプです。無料プランでレジ機能が使え、支払いは決済手数料と機器代が中心になります。
居酒屋固有の会計は自分の運用で吸収する前提になるため、卓数が少ない店や、まず会計だけをデジタルにしたい段階の店と相性がよくなります。
このタイプの本命:Square POSレジ
フリープランを0円のまま使いながら、対面の決済手数料も2.5%から抑えられます。無料プランのままで手数料の水準まで分かるのは、このタイプではSquare POSレジです。
居酒屋におすすめのPOSレジ9選
タイプごとの本命を含むPOSレジ9製品を、居酒屋の運用への対応を軸に見ていきます。
USENレジ

居酒屋の場面ごとに標準機能がそろっているタイプの本命です。飲食店に特化して作られており、端末そのものを自社で設計・開発しています。
お通しは自動注文で対応し、配席した人数に応じて対象商品を自動で登録します。飲み放題はモード制御で時間帯やテーブルごとにメニューを切り替えられ、会計は伝票分割と合算に対応します。
さらにレジの外側まで1社にまとまる点も特徴のひとつ。防犯カメラは遠隔で店内を確認でき、来店客の属性分析や顔認証による顧客管理も行えます。配膳と下げ膳を代行する配膳ロボット、POSデータから売上の集計とレポート作成を自動化するAI店長とも連携します。
全国24時間365日の無料サポート対応で、導入時から導入後までをもれなくカバー。専門エンジニアによる設置・施工や駆けつけ保守にも対応しています。
POS+

居酒屋の場面ごとに標準機能がそろっているタイプのなかで、駆けつけの回数に上限を設けていない製品です。テーブル会計、お通し代込みの会計、伝票分割と合算という居酒屋特有の会計パターンに標準で対応します。
コース料理と飲み放題の管理にも対応し、焼肉店向けにはテーブル時間管理と食べ放題コースの運用も用意されています。分析は約30項目で、客層別の分析や支払種別の集計ができます。
365日のコールセンターに加えて、店舗への駆けつけサポートを回数の制限なく受けられます。一部の地域では別途の費用がかかります。ハードウェア保証のPOS+ careは有償のオプションで、最長5年のあいだ自己負担0円で修理に対応します。月額は要問い合わせです。
ワンレジ

居酒屋の場面ごとに標準機能がそろっているタイプのうち、時間の管理をレジ側で完結できる製品です。飲食店に特化して作られており、レジと注文取りに加えて給与計算とHACCP対応の衛生管理まで1つにまとまっています。
飲み放題は自動終了に対応。終了時間に合わせてメニューを自動で切り替えるため、スタッフが時計を見張る必要がありません。コース料理は経過時間と提供済みの料理が表示され、次に出す1品が分かります。テーブル移動と合算、分離も操作できます。
24時間365日のコールセンターを、契約プランを問わず利用できます。北海道から沖縄まで訪問に対応し、導入時1回の訪問は初期費用に含まれます。研修は3段階で、経営者向けの本部講習、店舗スタッフ向けの実機講習、運用が始まって1か月から3か月後のフォローアップまで続きます。月額は要問い合わせです。
スマレジ

レジと注文取りを一式で導入できるタイプの本命です。プランは0円のスタンダードから月15,400円のフードビジネスまで分かれています。
居酒屋の運用に必要なオーダーエントリーとキッチン伝票出力、モバイルオーダーはフードビジネスプランに入ります。このプランにはハンディ端末が1店舗5台まで含まれ、6台目からは1台につき月1,540円です。
会計は割り勘金額の印刷と、異なるテーブルの合算に対応します。メニューはプランとコースを設定でき、テーブルごとの滞在時間も通知されます。電話のコールセンターはプレミアムプラス以上が対象で、365日の9時から22時まで受け付けています。
ユビレジ

レジと注文取りを一式で導入できるタイプのなかで、必要な機能だけを足していける製品です。プレミアムプランが月6,900円からで、無料のプランは持ちません。
ハンディは1台につき月1,500円、客のスマートフォンから注文するQRオーダー&決済は月6,600円で、いずれも年払いにすると5%下がります。ハンディを加えた導入プランは月8,400円から、QRオーダーまで加えると月15,000円からです。会計は個別会計に対応します。
標準の電話サポートは平日の10時から18時まで。月2,000円の電話サポートプレミアムを付けると365日の10時から22時まで延び、年36,000円のオンサイト保守を契約すると期間内は何度でも作業員が訪問します。
CASHIER
レジと注文取りを一式で導入できるタイプのうち、券売機やセルフレジまで同じ料金表から選べる製品です。プリンター一体型とタブレット型のレジは月0円から、モバイル型は月2,200円から使えます。
ハンディオーダーとタブレットのテーブルオーダー、スマホオーダーはそれぞれ月10,000円からです。飲み放題とコースは管理ページで設定でき、ランチとディナーでメニューの表示を切り替えることもできます。
電話とメールのサポートはプランや機器を問わず無料で、受付は10時から21時までです。オンサイト保守はオプションで、故障と判断されると代替機が発送され、全国53か所の拠点から保守スタッフが訪問します。
Square POSレジ
月額0円で始められるタイプの本命です。フリープランでは、カウンター用のレジ端末を台数の制限なく追加でき、店舗数にも上限がありません。
対面の決済手数料は、年間のキャッシュレス決済額が3,000万円未満なら主要な国際ブランドで2.5%です。PayPay・楽天ペイ・au PAY・d払い・メルペイ・交通系ICカード・QUICPay・iDは3.25%になります。
ハンディとして使うモバイルPOSレジとコース設定は月13,000円のプラスプランに含まれ、対応端末の台数に制限はありません。電話サポートは年中無休の10時から23時、メールは24時間受け付けています。
Airレジ

月額0円で始められるタイプのなかで、飲み放題の残り時間まで管理できる製品です。初期費用と月額費用、サポート費用がかからず、iPadなどの端末と周辺機器を用意すれば使い始められます。
飲み放題と食べ放題の残り時間を画面に表示し、ラストオーダーを自動で止める機能を持ちます。会計は個別会計に対応します。
電話のヘルプデスクは年中無休の9時30分から23時まで開いています。注文取りを担うAirレジ オーダーの費用は選ぶプランによって変わり、新規申し込みの特典として端末セットの無償提供とモバイルオーダーの月額1年間無料が用意されています。
STORES レジ
月額0円で始められるタイプのうち、クレジットカードの決済手数料を1.98%からとしている製品です。フリープランは0円、スタンダードプランは月3,300円で、どちらも初期費用はかかりません。
1.98%が適用されるのはスタンダードプランのため、月3,300円を払ってでも手数料を下げるかどうかが判断の分かれ目になります。年間契約であれば決済端末を1台無償で借りられます。
サポートの受付は10時から18時までで、土日祝と年末年始は動きません。モバイルオーダーはテイクアウトの注文が対象で、卓からの注文には別途の月額費用が必要になります。
居酒屋のレジ導入を成功へ導く4つのポイント
製品が絞れたあとは、切り替えの進め方で運用の立ち上がりが変わります。
営業のいちばん遅い時間に窓口が開いているかを確かめる
サポートの受付終了は、製品によって21時から24時間まで開きがあります。土日祝が休みの製品もあり、金土のトラブルが翌営業日まで持ち越しになる場合があります。
ラストオーダーと閉店の時刻を、候補にしている製品の受付終了時刻と並べてみてください。
そこに空白の時間帯があれば、その時間に起きたトラブルは自力で持ちこたえることになります。ホールを1人で回す時間帯と重なるなら、受付時間を優先の条件に上げる判断もあります。
注文を取る端末の台数を先に数える
ハンディの費用は、台数で増えていく製品と、一定の台数までが定額に含まれる製品に分かれます。台数が増えるほど、この違いが月額に効いてきます。
ホールに立つ人数と卓数から必要な台数を先に出しておくと、料金表の見え方が変わります。
切り替えは繁忙期の前に済ませる
新しいレジが現場になじむまでには、実際の営業を何日か通す必要があります。問い合わせから導入までに2週間から3週間、さらに運用が始まってからのフォローアップまで見込んでいる製品もあります。
年末年始や歓送迎会の時期を目標にするなら、その1か月以上前を切り替え日に置くと、慣らす時間を確保できます。
初期設定を誰がやるかを決める
メニュー登録は、品数の多い居酒屋ほど手間がかかります。CASHIERは商品名や画像、価格、レシート設定の登録を無料で代行し、ワンレジは初期設定とメニュー登録を代行したうえで実機の講習まで行います。
自店で入力するのか任せるのかを決めておくと、開店準備の山を1つ減らせます。
まとめ
居酒屋のレジ選びは、お通しや飲み放題といった固有の会計への対応、注文取りにかかる費用、そしてサポートの受付時間で決まります。
居酒屋の場面ごとに標準機能が用意されている製品を選ぶならUSENレジ、ハンディまで含めて月額を確定させたいならスマレジ、固定費を抑えたいならSquare POSレジが本命になります。
金曜の夜、お通しが自動で乗り、飲み放題の残り時間が画面に出て、閉店後のレジ締めが数分で終わる。会計待ちの列に気を取られず、常連との会話に戻れる時間が生まれます。
レジは毎日触る道具なので、決め手になるのはカタログの機能数ではなく、いま店で実際に起きていることのほうです。
まずはお通しの有無と飲み放題の卓の割合、そしてラストオーダーの時刻を書き出すところから始めてみてください。
居酒屋のレジに関するよくある質問
お通しをレジで自動的に計上できますか
配席した人数に応じて対象の商品を自動で登録できる製品があります。USENレジの自動注文がこれにあたり、POS+もお通し代込みの会計に標準で対応します。
対応していない製品では、卓ごとに手で入力する運用が残ります。1日に通す組数が多い店ほど、この差が積み上がります。
これから居酒屋を開業する場合、レジはいつまでに決めればよいですか
導入までの期間は製品によって変わり、ワンレジは最短で2週間から3週間としています。メニュー登録や機器の設置、スタッフへの操作講習を挟むため、オープン日から逆算して1か月以上前に契約まで進めておくと余裕を持てます。
ワンレジはオープン当日にスタッフが立ち会い、USENレジは専任スタッフが訪問して導入前のトレーニングを行います。
複数店舗の売上を本部でまとめて見られますか
スマレジは複数店舗の管理を月5,500円のプレミアムプラン以上で使えます。Square POSレジはフリープランのまま店舗数に制限がなく、複数店舗への対応と高度な機能は月13,000円のプラスプランに含まれます。
店舗が増える見込みがあるなら、1店舗目の契約時に上位プランの条件まで見ておくと、後から乗り換える手間を避けられます。
レジ本体が0円の製品は、本当に月0円で使えますか
レジのアプリだけを使うなら0円です。ただし居酒屋で卓から注文を取る運用にすると、多くの製品で別料金が発生します。
たとえばCASHIERは、レジが月0円 税抜からでもハンディオーダーには月10,000円からがかかります。iPadなどの端末とレシートプリンター、キャッシュドロアの購入費も別に見ておく必要があります。
手書き伝票から切り替えると、アルバイトが混乱しませんか
導入前の講習を用意している製品があります。ワンレジは店舗スタッフ向けにハンディ端末の操作とタイムカードの打刻、会計操作を扱う実機講習をリモートか訪問で実施します。
CASHIERは訪問型の設置レクチャーをオプションで用意し、実機を使って入店から会計、レジ締めまでの流れを扱います。
入れ替わりのあるアルバイト中心の店では、研修の有無を製品選びの条件に入れておくと立ち上がりが変わります。
ぴったりのPOSレジ選びはミツモアで
ミツモアなら、最短1分の無料診断で自分の店に合うPOSレジが分かります。料金プランもあわせて提示されるため、月額と注文取りの費用を並べて比べられます。診断の結果は最大5製品にまとまります。
条件が決まっても、そこから各社の料金表を1つずつ開いて希望要件に対応しているかを確かめていく作業には時間がかかります。条件を入力して絞られた候補から選んで、営業の合間に比較を効率よく進めていきましょう。




