さまざまなデータを収集してくれるPOSレジは、既存システムと組み合わせることで最大限に活用できます。
本記事では多くの機能と連携できるAPIに対応したPOSレジ・POSシステムを5製品紹介します。自店に合ったものを取り入れ、業務効率化を目指しましょう。
API連携ができるPOSレジおすすめ5選
API連携ができるおすすめのPOSレジを5製品紹介します。
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「スマレジ」高機能で拡張性が高く使いやすい
- 月額0円からスタートできて、業務内容に合わせて拡張可能
- スタンダードは0円、フードビジネスは月額1万2,100円
- スマレジAPIはスタンダード以外で使用できる
「スマレジ」はiPad・iPhone・iPod touchアプリを使って、無料でスタートできるクラウド型POSレジです。オプションが豊富で、必要に応じて機能を拡張できます。
メニュー管理・注文入力・テーブル管理などの機能が充実した、フードビジネスプランと併用することも可能です。
プレミアム以上で利用できる「スマレジAPI」では、豊富な機能が提供されています。外部システムからデータの更新・参照・プッシュ送信ができます。
「ユビレジ」多機能で簡単に使えるアプリ
- アルバイトでも直感的に使える、簡単操作のiPad用POSレジ
- 「ユビレジ ハンディ」と「ユビレジ QRオーダー&決済」で飲食店に特化
- 連携サービスとして「CData API Driver」を使用可能
「ユビレジ」は基本的な会計機能やオーダーリング機能など、高性能ながら操作が簡単なPOSレジアプリです。レジ操作に慣れていないスタッフでも、すぐに操作を覚えられるでしょう。
オプションが豊富なので、欲しい機能を付けられます。「ユビレジ ハンディ」と「ユビレジ QRオーダー&決済」を付ければ、飲食店業務の流れが効率的になり、注文機会ロスを減らせるかもしれません。
API連携をしたい場合は、連携サービス「CData API Driver」を活用できます。ユビレジ向けの事前定義として「API Profile」が用意されています。ノーコードでBIツール・ETLツール・Accessなどと、ユビレジのデータを連携可能です。
「ORANGE POS」カスタマイズできるタブレットPOSレジ
- 業務システムや基幹システムの連携と、機能拡張性に優れる
- スモールスタートにも多店舗にも向いた柔軟性
- カスタマイズでモバイルオーダーやオンライン予約、材料の発注まで対応
「ORANGE POS」は基幹システムの連携やカスタマイズ性に優れたPOSレジです。基本的な会計機能を搭載しているうえ、会員管理や在庫管理までできます。
飲食店で利用する際は、ハンディとの連携・テイクアウトのモバイルオーダー・テーブルオーダー・オンライン座席予約など、さまざまな機能をカスタマイズ可能です。
POSから「ORENGE DB」を通じて、売上や顧客情報などの管理システムに接続できます。データや連携の形式を問わず、多数の基幹システムや外部サービスと連携実績が多いことも強みです。
「poscube」飲食店向けのオーダーエントリー機能搭載
- 店内注文や会計だけでなく、テイクアウトやデリバリーの軽減税率にも対応
- 使いやすさにこだわった、iPod Touch・Android対応のハンディ(OES)アプリ
- モバイルオーダーが実現する「poscube API」
「poscube」はPOSレジとオーダーエントリーシステムがオールインワン設計された、飲食店向けのPOSシステムです。単品注文だけでなく、コース料理注文に便利なマルチセレクト機能も搭載しています。
セット商品・大盛り・その他キッチンへのメモなど注文の詳細が設定できる、スマホ用オーダーエントリーシステムも提供しています。
poscube APIでは、テーブルや注文IDに紐づけたオーダー送信や、席情報・注文履歴の確認などが可能です。画面の小ささは、使いやすいUI設計でカバーされています。
「blaynレジ」プリンター内蔵タブレット型POSレジ
- シンプル設計で直感的に操作できる専用タブレット、レシートプリンターも内蔵
- タブレット本体は6万9,800円、月額無料プランあり
- API連携はスタンダードとプレミアムで利用可
「blaynレジ」は耐久性が高く見やすいタッチスクリーンで、操作が簡単なタブレット型POSレジです。割り勘が多い飲食店に嬉しい個別会計機能や、現金・カード・電子マネーが併用できる分割会計に対応しています。
レジ本体を購入した後は、月額0円で基本的なPOSレジ機能を利用可能です。月額2,800円のスタンダードなら、キャッシュレス・会計ソフト・API連携が可能になります。
API連携には力を入れており、API連携パートナーを募集しているほどです。モバイルオーダーや集客ツールなど、多くの連携サービスを提供しています。
POSレジにAPIを活用するメリット
POSレジシステムとAPIを連携させると、以下のようなメリットがあります。
- さまざまなシステムと連携できる
- リアルタイムデータで業務効率化
- データマーケティングに役立つ
- 情報漏えいのリスクを減らせる
さまざまなシステムと連携できる
近年はさまざまな機能を搭載した、高性能なPOSレジシステムが増えています。スタートアップや初めてシステムを導入する場合、多くの機能が使えるPOSレジは非常に便利です。
しかしPOSレジを検討する前に、販売管理や勤怠管理、会計ソフトなど、すでに他のシステムを導入しているケースもあります。その場合は、POSレジの機能と被ってしまうこともあるでしょう。
API連携が可能なPOSレジなら、外部システムや自社の基幹システムと連携できるので、既存システムをそのまま活用できます。連携することでPOSレジシステムにない機能も使えるようになり、機能拡張も可能です。
リアルタイムデータで業務効率化
POSレジをAPIで外部システムと連携すると、データの更新や参照がリアルタイムでできます。POSレジと基幹システムを自動連携していれば、売上データもすぐに反映されます。そのため売上状況や来客数など、店舗の情報をリアルタイムで把握できるのです。
他にも連携している顧客管理システムで会員情報を更新すると、自動でPOSレジ側に反映されます。データを手入力する手間が省けるので時間短縮になり、入力ミスも防げるため、業務効率化につながるでしょう。
データマーケティングに役立つ
POSレジは売上や顧客、注文情報など、さまざまなデータを収集します。POSレジ上でよく注文されているメニューを把握するだけでなく、APIで連携させれば、より細分化された情報が手に入ります。
例えばAPIを使って、基幹システムの販売管理システムと連携すれば、業務改善や売上向上につながる販売戦略も立てられるでしょう。
情報漏えいのリスクを減らせる
POSレジと基幹システムを連携させると、データが自動で反映されるので、手入力作業が省略できます。時短や入力ミスの低減だけでなく、情報漏えいのリスクを減らすことにもつながるのです。
データを手入力するためにはエクスポート作業が必要で、情報の流出の危険性が存在します。特に個人情報である顧客情報は、店舗の信頼にも関わるので取り扱いに注意が必要です。
POSレジと基幹システム間でデータが自動的にやり取りされていれば、エクスポートが不要になります。そのため、情報漏えいのリスクが減らせるのです。
POSレジとAPIを連携するデメリット
POSレジにない機能を使えるようになったり、既存システムと連携できたりと、便利なAPI連携ですが、デメリットもあります。
- 連携先のサーバー障害で影響が出る
- API提供元に依存する形になる
連携先のサーバー障害で影響が出る
他社が提供しているAPIを活用している場合は、API提供元のサーバーに影響を受けます。そのためAPI提供元のサーバーでトラブルが起こると、自社サービスにも影響が出ることを知っておきましょう。
例えば提供元のサーバー障害でAPIが正確に動作していないと、一部の情報を正確に取得できなかったり、連携に問題が発生したりするケースがあります。深刻な障害の場合、サービスが利用できなくなることも考えられます。
提供元の問題なので、自社ではAPIの問題を解決できません。トラブルに備えて、連携できないときの対処法や解決法を、事前に確認しておきましょう。
API提供元に依存する形になる
API連携は、導入したPOSレジに搭載されていない機能を使えるようになる、便利なサービスです。使いたい機能を搭載したPOSレジを探して契約したり、自分で開発したりする手間が省けます。
しかしAPI提供元に、機能が依存してしまう点はデメリットです。API提供元が仕様変更をしたら、連携している自店側も変更しなければなりません。「前の方が使いやすかった」というケースもあるでしょう。
仕様変更だけでなく、サービス停止の可能性もあります。その場合は機能自体が使えなくなってしまうので、対策が必要です。
API連携でPOSレジをもっと便利に使いこなそう
API連携ができるPOSレジを導入すると、売上管理や顧客管理など、使い慣れた既存システムをそのまま利用できます。リアルタイムでデータの更新や参照もできるので、店舗の状況を把握しやすくなるでしょう。
API連携すると、POSレジと基幹システムが自動でデータをやり取りしてくれるため、業務効率向上や情報漏えいリスクの低減などメリットもあります。しかしAPI連携元の影響を受けるというデメリットもあります。
API連携でデータを有効活用したい場合は、メリット・デメリットを把握した上で、自社に適したPOSレジシステムを導入しましょう。
次の記事ではおすすめのPOSレジを一挙紹介しています。ほかの製品もあわせて検討するなら、ぜひ参考にしてください。
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