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POSレジの在庫管理機能で何ができる?4つのメリットを解説

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最終更新日: 2024年07月24日

売上管理や在庫管理に頭を悩ませてはいませんか?特に月末の集計作業や、経営判断のためのデータ分析に多くの時間を費やしてしまうケースも多いのではないでしょうか。そんな悩みを解決する強力な味方が、POSレジの在庫管理機能です。

POSレジの在庫管理機能を活用すれば煩雑な作業から開放されて、効率的な店舗運営が可能になります。POSレジの在庫管理機能で実現できることや、導入によるメリット、具体的な業務事例まで徹底解説します。

POSレジの在庫管理機能でできること

アパレルの在庫管理を進める女性店員

POSレジの在庫管理機能は店舗の運営を効率化する多彩な機能を搭載しています。店舗や倉庫、ECサイトの在庫一元管理から、モバイル端末やバーコードリーダーを使った棚卸、詳細な在庫履歴の追跡まで、さまざまな業務をサポートします。

店舗・倉庫・ECの在庫数を自動登録・一元管理

POSレジの在庫管理機能を使えば、店舗・倉庫・ECの在庫をリアルタイムで一元管理できます。

たとえば、店舗で商品が売れると倉庫やECサイトの在庫数も自動的に更新されるので、欠品を防げます。また在庫状況をひと目で把握できるため、効率的な仕入れ計画も立てやすくなります。

これにより、お客様の「欲しい」へ迅速に応えられる体制が整います。

モバイル端末やバーコードリーダーを使った棚卸

従来の棚卸作業は時間がかかり、ミスも起きやすいものでした。POSレジの在庫管理機能を使えば、モバイル端末やバーコードリーダーで簡単に棚卸ができます。手順はPOSレジアプリを起動して、商品のバーコードをスキャン。そして実際の数量を入力するだけです。

作業時間が大幅に短縮され、正確性も向上します。さらに、リアルタイムで在庫データが更新されるので、在庫状況もすぐに把握できます。

在庫変動履歴の追跡

どの商品がいつ、どのくらい動いたのか把握するのは難しい作業です。POSレジの在庫管理機能を使えば、商品ごとの在庫変動履歴を簡単に追跡できます。

たとえば、時間帯別の在庫変動を確認することで、人気商品の傾向や補充のタイミングがわかります。また長期的な在庫推移を見ることで、シーズン商品の仕入れ時期や仕入れ量の最適化にも役立てられます。

これらの情報を活用することで、より戦略的な在庫管理が可能になります。

在庫の店舗間移動

複数店舗を運営している場合、在庫の偏りは大きな課題です。POSレジの在庫管理機能を使えば、店舗間の在庫移動をスムーズに行えます。

例えば、ある店舗で人気の商品の在庫が不足した場合、他店舗の在庫状況をすぐに確認して、移動を指示できます。在庫の偏りを解消し、販売機会の損失を防ぐことができます。移動履歴も記録されるので、後からの確認や分析も可能です。

商品の発注・入荷・出荷

在庫切れや過剰在庫は売上に直結する問題です。POSレジの在庫管理機能を使えば、適切なタイミングで自動的に発注ができます。

たとえば、商品ごとに最低在庫数を設定しておけば、その数を下回った時点でアラートが出たり、発注書が作成されたりします。また入荷や出荷の情報も即座に反映されるので、最新の在庫状況を常に把握できます。

これにより効率的な在庫循環が実現し、機会損失や在庫の無駄を減らせます。

在庫情報を外部システムと連携

ECサイトや仕入システムとの連携は多くの店舗における課題のひとつです。POSレジの在庫管理機能は、外部システムとの連携も可能です。

たとえば、楽天などの主要ECプラットフォームと連携すれば、在庫情報をリアルタイムで同期できます。また仕入システムと連携すれば、発注から入荷までの流れをスムーズにできます。

複数のチャネルを持つ場合でも一元的な在庫管理が可能になり、業務効率が大幅に向上します。

POSレジの在庫管理機能を活用する4つのメリット

在庫管理をする女性店員

POSレジの在庫管理機能は、店舗の経営に多くのメリットをもたらします。時間とコストの削減、場所を選ばない在庫管理、発注ミスの防止、そして従来のシステムよりも安価で導入が可能です。業務効率の向上はもちろん、これらのメリットは経営の安定化にもつながります。

在庫管理にかかる時間やコストを削減できる

POSレジの在庫管理機能を活用することで、従来の手作業による在庫管理と比べて大幅な時間短縮が可能になります。

たとえば、月末の棚卸作業が数時間で完了するようになり、データ入力や集計作業も自動化されます。場合によっては、月あたり20時間以上の作業時間削減も期待できるでしょう。

また人件費の削減やミスによる損失の減少など、コスト面でも大きな効果があります。さらに正確な在庫管理により機会損失や過剰在庫を防ぐことができ、長期的な収益改善にもつながります。

接客の合間や外出中など、時間と場所を選ばずに在庫管理できる

POSレジの在庫管理機能は、多くの場合スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末で利用できます。そのため、店舗内での接客の合間や、外出先からでも在庫状況の確認や管理が可能になります。

たとえば、接客中に顧客が探している商品の在庫をその場で確認したり、仕入先との商談中に現在の在庫状況を即座に把握したりできます。複数店舗を運営している場合は。各店舗の在庫状況を外出先から一元管理することも可能です。

このような柔軟性により、迅速な意思決定と効率的な店舗運営が実現します。

発注ミスを防止できる

POSレジの在庫管理機能には、発注ミスを防ぐための様々な機能が搭載されています。たとえば、商品ごとに最低在庫数を設定しておくと、その数を下回った時点で自動的にアラートが表示されます。そのため、発注忘れを防ぐことができます。

また発注数量の自動計算機能や、過去の販売データに基づく発注量の提案機能なども利用可能です。さらに、発注前の二重チェック機能により、数量や商品の誤りを事前に防ぐことができます。

これらの機能により、人為的ミスによる過剰在庫や欠品のリスクを大幅に減らせます。

従来のハンディターミナルよりも安価で在庫管理できる

POSレジの在庫管理機能は、従来のハンディターミナルを使用したシステムと比較して、コストを大幅に抑えることができます。

ハンディターミナルは専用機器のため高価で、ソフトウェアの更新やメンテナンスにも追加コストがかかりがちです。一方でPOSレジの在庫管理機能は、既存のPOSレジやスマートフォン、タブレットなどを活用できるため、新たな機器購入の必要がありません。

またクラウドベースのシステムが多いため、ソフトウェアの更新も自動で行われます。追加コストがかかることもありません。結果として初期投資を抑えつつ、最新の在庫管理システムを常に利用できます。

POSレジの在庫管理機能にかかる費用

タブレットを使った在庫管理

POSレジの在庫管理機能の導入を検討する際、費用は重要な判断材料となります。一般的に機能の充実度に応じて費用が変動し、簡易的な在庫管理機能であれば無料で利用できるケースもあります。

初期費用や運用費用の内訳、無料プランの範囲など、具体的な費用について解説します。

フルの在庫管理機能なら初期費用8万円、月額費用1万円前後

POSレジの在庫管理機能をフルに活用する場合、一般的に月額1万円程度の費用がかかります。

初期費用は端末構成によっても変わってきますが、タブレット端末とバーコードリーダーを組み合わせて導入する場合は、機器の購入費としておよそ8万円ほどの初期費用が発生します。キャンペーンで無料になるケースもあるので、あわせてチェックしておくとよいでしょう。

運用費用の内訳としては、ソフトウェアのライセンス料、クラウドサービスの利用料、サポート料などが含まれます。また端末の数やデータ容量によって料金が変動することもあります。

在庫管理の効率化や販売機会の損失防止、過剰在庫の削減など期待できる効果を加味すると、長期的には大きなコスト削減につながります。

簡易的な在庫管理機能は無料で使えるケースも多い

多くのPOSレジでは、基本的な在庫管理機能を無料プランに含めています。これらの無料プランでは、商品ごとの在庫数の管理、売上に応じた在庫数の自動更新、簡単な在庫レポートの作成などが可能です。

たとえば、Square POSやAirレジなどの人気サービスでは、基本的な在庫管理機能が無料で提供されています。これらの機能は、小規模店舗や個人事業主にとって十分な場合が多いです。

ただし無料プランでは、詳細な在庫分析や複数店舗の一元管理、自動発注機能などの高度な機能は制限されるケースが一般的です。事業規模や管理の必要性に応じて、無料プランと有料プランを比較検討することが重要です。

POSレジの在庫管理機能を使った業務改善事例

タブレットを持った若い男性店員

POSレジの在庫管理機能は、多くの店舗で業務改善に大きく貢献しています。ここでは実際にPOSレジの在庫管理機能を導入し、成功を収めた2つの事例を紹介します。

これらの事例を通じて、在庫管理機能が日々の業務をどのように改善し、経営に良い影響を与えるかを具体的にみていきましょう。

それぞれの店舗が直面していた課題、導入後の変化、そして得られたメリットについて解説します。

「仕入れた商品が売れない」リスクを減少して売上向上

渋谷区神宮前のセレクトショップ「B.R.SHOP」はスマレジを導入し、店舗と自社ECサイト「B.R.ONLINE」の在庫を一元管理することでオムニチャネルを実現しました。導入前は在庫管理や売上分析が手動で行われており、非効率的だったとのことです。

スマレジ導入後、リアルタイムでの在庫・売上管理が可能になり、業務効率が大幅に向上しました。具体的には、売上管理の正確性とスピードが向上し、外出先からもスマートフォンで売上確認ができるようになりました。また店舗とECの在庫一元管理により、「仕入れた商品が売れない」リスクが減少し、売上向上にもつながりました。

さらに、棚卸し作業が大幅に効率化され、以前は1ヶ月かかっていた作業が、店舗を営業しながら毎日の在庫確定が可能に。これにより、在庫のずれや欠品によるトラブルも激減しました。

接客面でもモバイルPOSの特性を活かし、お客様のもとへレジ端末を持っていけるようになり、顧客満足度の向上にも貢献しています。

売上・在庫数の本社一括管理で店舗が接客へ集中できるように

株式会社ゆとりの空間が運営するキッチン雑貨ブランド「share with Kurihara harumi」と「Simply」は、ユビレジとユビレジ在庫管理を導入し、大きな業務改善を実現しました。

主な改善点として、本部による複数店舗の一元管理が可能になり、在庫数の正確な把握と的確な発注によって余剰在庫が大幅に減少。店舗スタッフは管理・発注業務から解放され、接客に集中できるようになりました。

またお客様から店頭商品の残り在庫を聞かれたときに、バーコードを読み取るだけで在庫数がわかるのも便利だといいます。倉庫まで商品確認へ行かなくてもその場でお客様へすぐに伝えられるので、お待たせする時間も発生しなくなりました。

さらに、本部から出た入荷指示がレジの管理画面に反映されて、店舗がすぐに把握できるのも魅力とのこと。発注の手間を省き、お客様との時間をより大切にする環境が整いました。

まとめ

紙袋を渡す女性店員

POSレジの在庫管理機能は、店舗の経営効率を大幅に向上させる強力な機能です。リアルタイムでの在庫一元管理により、倉庫や複数店舗、ECサイトの在庫状況を即座に把握して、適切な発注管理が可能になります。

業務効率化はもちろん、在庫最適化や売上向上、そして顧客満足度の改善にもつながるPOSレジを使った在庫管理。ぜひ、POSレジを導入する際には在庫管理機能の活用も検討してみてください。

次の記事では、おすすめのPOSレジ各製品の特徴や機能を比較しています。選び方のポイントも解説しているので、ぜひあわせて参考にしてください。

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