「パソコンから電話したいが、方法がわからない・・・」とお悩みの方もいるかもしれません。
そこで本記事ではパソコンから電話をかける方法を詳しくご紹介。パソコンと電話を連携するとできることや、おすすめのサービスも解説します。ぜひ、パソコンで電話をする際の参考にしてください。
パソコンから電話をかける4つの方法
パソコンから電話をかける方法はいくつかあり、無料ですぐにできるものから、有料で電話番号を法人利用できたり、さまざまな機能を使えたりする方法まであります。ここではパソコンから電話をかける4つの方法と具体的な手順、サービス例を紹介します。
スマホとパソコンを同期させる
パソコンを手元のスマホと同期すると、スマホと同じ番号を使ってパソコンから発着信ができるようになります。WindowsとMacで同期方法が少し異なるので、分けて説明します。
Windowsで同期する方法
同期手順
- パソコンとスマホ双方のBluetoothをONにしておく
- スタートメニューからスマートフォン連携をクリックする
- AndroidかiPhoneか同期するスマホを選択する
- QRコードをスマホカメラでスキャンする
- 「Windowsにリンク」アプリをインストールしてペアリングする
- 各種権限をスマホ上で許可する
上記手順で連携させて、Bluetooth機能をONにすることで発着信が可能になります。ただ、同じWi-Fi環境化にいないと連携できないので、その点は注意しましょう。接続後は電話のほか、通知の確認やメッセージ返信、フォトデータの共有がパソコン上でできます。
Macで同期する方法
同期手順
- iPhoneの設定画面で「FaceTime」をONにする
- 「FaceTime」アプリの指示に従ってサインインする
- 連携する電話番号にチェックする
- iPhoneの「電話」設定画面で「ほかのデバイスでの通話」をオンにする
- Macで「FaceTime」アプリをオンにする
- 「FaceTime」の環境設定で「iPhoneからの通話」にチェックする
Macは同じApple IDを使い、「FaceTime」によって同期する方法が取られます。そのため、iPhoneなどApple IDでサインインできるスマホが必要です。Androidの場合、ウェブベースの電話サービスやソフトフォンを導入する必要があります。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
同じ番号で発信・受信が可能 | 同期設定が煩雑になることがある |
メッセージや通話履歴を両方で確認可能 | スマホのモバイルデータ通信を利用した通話と同じ扱いなので通話料が高い |
大画面で通話帳を確認しながら通話が可能 | スマホのバッテリーが減りやすい |
ブラウザ利用できる通話サービスを使う
Google Chrome、SafariなどのWebブラウザから利用できる電話サービスを使って、電話ないしビデオ通話をする方法もあります。後述するソフトフォンと似ていますが、こちらは特定のソフトウェアやアプリケーションをインストールせずに、あくまでブラウザでサービス利用できるものを指します。
利用方法
具体的な手順
- ブラウザ利用できるオンライン通話サービスにアクセスする
- サービスにログインし、必要に応じてアカウントを発行する
- 通話したいメンバーや入出したいルームを選択する
- ブラウザ上でマイクとスピーカーのアクセスを許可する
代表的なサービス例
「Google Voice」や「Skype」、「Microsoft Teams」などのサービスが代表的です。これらは専用のソフトウェアやアプリケーションも存在するものの、ブラウザからアクセスし利用できるという特性を持ちます。通話記録機能やメッセージ機能も搭載しているケースが多いです。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
インストール不要なのでアクセスしやすい | 通話品質はインターネット環境に依存する |
他のウェブサービスとの統合がカンタン | ウェブブラウザ経由なのでセキュリティリスクが高い |
ソフトフォン(IP電話アプリ)を使う
ソフトフォン(IP電話アプリ)をインストールして、新たに050番号などを発行してパソコンから電話をかける方法があります。
インターネット接続を通じて音声データを送受信する「VoIP」技術を使ったソフトウェアやアプリケーションをIP電話アプリと言います。その中でも、パソコンやスマートフォンで利用できるものがソフトフォンです。
既存の電話番号とは別に番号を発行できるため、プライベートの電話番号や社内共有の電話番号と使い分けをしたいときに便利な方法となるでしょう。ちなみに番号発行なしで使えるサービスもあります。
利用方法
具体的な導入方法
- 050や03など、使いたい電話番号を使えるソフトフォン(IP電話アプリ)を選ぶ
- 利用したいPCにソフトフォンをダウンロードする
- 基本設定をおこない、必要に応じてアカウントを発行する
- 通話に使用するマイクやヘッドセットを指定する
代表的なサービス例
「Zoom Phone」や「Skype番号」「LINE」などが有名です。またビジネス利用では「OFFICE PHONE」などが一般的です。IP電話アプリはパソコン利用できない製品も含まれますが、これらはパソコン利用できる製品となります。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
一般的な電話と比して通話料が安い | 安定したインターネット接続が必要 |
ファイル共有機能なども提供しているサービスが多い | 一部サービスでは通話できる地域に制限がある |
アプリで直感的に操作できてカンタン | ユーザーデータが収集されることがある |
クラウドPBXを導入する
クラウドPBXは外線との接続や内線同士の接続を管理するクラウドサービスです。クラウドPBXサービス内にIP電話機能があり、導入することでパソコンから通話ができるようになります。
クラウドPBXは現在利用している社内電話番号をIP電話として使い続けられるうえ、自宅でも内線通話の転送ができるなど、ビジネスに役立つ機能が満載です。録音や顧客管理などの豊富な機能を有するサービスもあり、機能の多彩さが魅力です。
導入方法
具体的な導入手順
- 外線や内線の数、必要な機能と予算からサービスを選ぶ
- 選んだサービスのWebサイトでアカウントを作成し、契約する
- 必要に応じて新規電話番号を発行するか、既存番号を移管する
- パソコンに必要なソフトウェア等をインストールする
- 管理者はアカウントや内線、各機能の設定をおこなう
代表的なサービス例
クラウドPBXは大まかに、大手通信キャリアとクラウドPBXベンダーの2つの事業者が展開しています。「ひかりクラウドPBX」や「ConnecTalk」は大手通信キャリア発のサービスです。クラウドPBXベンダーの提供しているサービスでは「IVRy」や「トビラフォン Cloud」などが代表的でしょう。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
ビジネスの成長に合わせて機能やユーザー数を拡張できる | カスタマイズによって費用が変わる |
通話記録の管理と分析がしやすい | 安定したインターネット接続が必要 |
クラウドPBX選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。欲しい機能などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりの製品を最短1分で自動診断。理想のクラウドPBXが見つかります。 |
【ビジネス利用向き】パソコンで電話をかけられるサービスおすすめ6選
パソコンで電話の発着信ができるおすすめのサービスを6つ紹介します。
「Zoom Phone」言わずと知れた会議ツールのソフトフォン利用サービス【ソフトフォン】
- ライセンス販売数は全世界で700万以上
- 通話後に会話内容の要約をAIにリクエストできる
- ボイスメールからタスクを抽出可能
「Zoom Phone」はコロナ禍で一気に知名度をあげたオンライン会議ツール「Zoom」のソフトフォンです。48か国で利用が可能で、日本ももちろん対応しています。
料金体系は従量課金、国内無制限通話、48か国での無制限通話の3プランあり、利用目的に合わせて選ぶと使いやすいです。AIによる通話内容の要約やボイスメールからのタスク抽出、優先順位付けなどができます。
「Skype番号」コストパフォーマンスの高い電話アプリ【ソフトフォン】
- 1アカウントで最大10個の電話番号を保持できる
- 通話料金込みで月額1,000円以内のプランあり
- 世界25の国と地域で利用可能
「Skype番号」は、ビデオ通話サービスとして名高いSkypeが提供するソフトフォンで、1アカウントにつき最大10個まで電話番号を取得できます。
国別コードや市外局番の設定により、国内外の発信者がローカル料金内で気軽に通話が可能です。通話料込みで月額1,000円以内に抑えられるプランがあり、はじめて利用する場合は1カ月の無料期間がついています(※)。
世界25カ国で利用でき、海外進出している企業との相性がよいのも特徴です。また別の電話番号への通話の転送もできます。
※Microsoft(2024年4月時点)
初期費用 | 0円 | 月額料金 | 485円~ |
無料トライアル | ◯(1ヶ月間) | IVR機能 | ‐ |
CRM/SFA連携 | ‐ |
「vphone+」03や0120で始まる番号も使える電話アプリ【ソフトフォン】
- スマホから固定電話番号で架電・着電できる両用型CTIシステム
- 通話履歴や録音データをWeb上で管理し、顧客対応を円滑化
- 050・03・0120番号の取得と複数人での共有が可能
「vphone+」は、スマホから簡単に架電・着電できる両用型CTIシステムで、専用アプリを使って固定電話番号を利用可能です。架電効率のアップも期待でき、導入後に架電件数が5倍アップ、有効コール数5倍アップ、オペレーターの待機時間4割ダウンといった事例もあります(※)。
テレワークや社外でも自社の番号を使え、050や03、0120からはじまる番号を取得して複数人で共有できます。
通話音声と連携できる顧客管理システムを搭載しているため、顧客情報の管理も円滑化できます。項目のカスタマイズ性が高く、自社に特化した管理画面を設定可能です。
※SD Research and Development 株式会社(2024年4月時点)
初期費用 | 要問合せ | 月額料金 | 要問合せ |
無料トライアル | ◯(無料デモ) | IVR機能 | ‐ |
CRM/SFA連携 | ◯ |
「MOT/TEL」実績のあるハイスペックPBX【クラウドPBX】
- サブスク型で違約金なしで柔軟に契約・解約が可能
- 専用クラウドサーバーで通信負荷なく高品質な通話
- アプリを使って複数の電話番号を一元管理
「MOT/TEL」は官公庁や上場企業を含む2万7,000社以上に導入され、15年以上も開発実績があるクラウドPBXサービスです。毎月定額制のサブスク型で、違約金なしでいつでも解約できるため、はじめての導入やお試し利用に適しています。
地域ごとに専用のクラウドサーバーを設置し、通信負荷を軽減することで高品質な通話を実現しています。
また専用アプリを使って発信番号を切り替えられるため、ひとつのデバイスで複数の番号を使い分けることが可能です。20内線まで月額5,478円(税込)と業界最安級の価格で提供されています。
初期費用 | 2万9,800円~ | 月額料金 | 4,980円~ |
無料トライアル | ◯(無料デモ) | IVR機能 | ◯ |
CRM/SFA連携 | ◯ |
「トビラフォン Cloud」PBXを簡単・迅速に導入可能【クラウドPBX】
- クラウド型ビジネスフォンで設備不要だから低予算での運営が実現
- IVRやグループ着信機能があるほか、文字起こし機能は無料
- SalesforceやSanSan、kintoneなど外部システムと連携し管理工数を大幅削減
「トビラフォンCloud」は代表番号や支店番号、部署番号、社用携帯などをすべて一元管理できるクラウド型ビジネスフォンサービスです。
リース料金や電話転送料金、拠点間通話システム、工事費用が一切発生しないので、月額3,300円(税込)から運営が可能です。
500万件以上の事業者データベースで、電話帳登録がなくても相手先の表示が可能です。迷惑電話フィルタリングやIVR、グループ着信など、電話対応や管理の効率化に役立つ機能を搭載しています。文字起こし機能は無料で使え、聞き返す時間の無駄を削減できます。
また、SalesforceやSansan、kintoneなど外部システムに登録されている顧客情報の連携で誰からの電話か分かるだけでなく、通話内容が外部システムに取り込まれるため、業務改善・顧客満足度アップに繋がります。
SlackやMicrosoft Teams・メールと連携すれば、着信があった際に「誰から何時何分に電話がありました」とメッセージを通知することができ、留守番電話が入ればメッセージがテキスト化されるため、手軽に留守番電話の内容を確認できます。
初期費用 | 3万3,000円~ | 月額料金 | 3,300円~ |
無料トライアル | ◯(5日間) | IVR機能 | ◯ |
CRM/SFA連携 | ◯ |
「IVRy」豊富な機能で業務効率をアップ!【クラウドPBX】
- 累計12,000件の豊富な導入実績
- 受電メモ・自動文字起こしなど機能が豊富
- 1カ月の無料トライアルで使用感が試せる
「IVRy」は自動応答サービス(IVR)に電話機能が搭載されたサービスです。累計12,000件、導入エリア47都道府県、導入業界80以上の実績があります(※)。
受電メモやメール・チャットでの着信通知、留守番電話、通話録音、AIによる自動文字起こし、顧客管理、SMSの自動返信など、業務を効率化する機能も豊富です。IVRのガイダンスは録音だけでなく、AIの音声でも作成できます。
さらにSMSでメッセージによる案内や、地図の送付にも対応。電話対応に追われてメインの業務がはかどらない場合や、人手不足に悩まされている企業におすすめです。
月額3,300円(税込)から利用でき、1カ月の無料トライアル期間もあります。
※株式会社IVRy(2024年4月時点)
初期費用 | 0円 | 月額料金 | 3,000円~ |
無料トライアル | ◯(1ヶ月間) | IVR機能 | ◯ |
CRM/SFA連携 | ◯ |
パソコンから電話をかける最適な方法を選ぼう!
パソコンから電話をかける方法としては「スマホとの同期」や「ソフトフォンの利用」「クラウドPBXの導入」が挙げられます。
ただ、スマホ無しでパソコンから電話をかけたいか?ビジネス利用したいか?など、どのような場面で電話したいかによって最適な方法は変わってきます。
適した方法やサービスを選ぶためには、導入目的とそのために必要な機能を明確にしておくことが大切です。ビジネス利用する場合は、クラウドPBXやソフトフォンの利用を検討してみてもいいでしょう。
自身にぴったりの通話方法を選び、快適な通信生活を送りましょう。
ぴったりのクラウドPBX選びはミツモアで
クラウドPBXは製品によって特徴や機能もさまざま。「どの製品を選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
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