今やオフィスの電話環境も“クラウド化”が当たり前に──。コスト面でも使い勝手でも注目度が高まるクラウドPBXですが、「どれを選べば失敗しないの?」「本当に安いサービスは?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、クラウドPBXの料金相場や初期・月額費用の目安から、機能・コストを比較したおすすめ9サービスまでを徹底解説。安さだけでなく“使い方や規模に合わせて賢く選ぶための3つの鉄則”や、失敗しない比較ポイントも詳しくご紹介します。

「安さ」だけで選んで後悔したくない方へ。あなたの会社の規模や使い方に、本当に合うサービスかどうかを最短1分で無料診断します。必要な機能と予算のバランスを自動で診断するので、もうミスマッチの心配はありません。失敗しない確実な選択肢を、今すぐ画面で確認しましょう。
安いクラウドPBXとは

クラウドPBXの総コストは「初期費用」「月額費用(基本料+ID料)」「オプション費用」の3つで構成されます。初期費用は、従来のビジネスフォンのような機器購入や配線工事が不要なぶん、多くの場合0円~5万円程度と比較的安価です。
月額費用は会社の規模によって異なりますが、例えば20~30名規模の中小企業では合計月額4万~7万円が一般的。この内訳は「基本利用料」(1,500円~2,500円)+「アカウント料金」(1,000円~1,200円/人)です。
最も注意が必要なのはオプション費用です。IVR(自動音声応答/1,500~3,000円)、通話録音(2,000~3,500円)など、必須の機能が標準プランに含まれているか、それとも有料オプションかで総額が大きく変わることもあります。
サービスによって含まれる内容が異なるため、導入前に「自社に必要な機能がどこまで標準仕様か」を確認し、合計コスト(TCO)で比較検討することが、クラウドPBX選びの重要なポイントです。
安いクラウドPBXの選び方
「安い」という理由だけでサービスを選定し、導入後に「必要な機能が高額なオプションだった」「通話品質が業務に耐えられない」と後悔するケースは後を絶ちません。中小企業が「安さ」と「品質」を両立させ、失敗を回避するためには、4つのポイントを押さえる必要があります。
自社の利用規模(人数)に合う料金プランを選ぶ
「安さ」の基準は利用人数や規模によって大きく変わります。1IDあたりの単価が安価なサービスでも、人数が10名・20名と増えると、基本料金が低く設定されたパッケージ型プランの方が、総所有コスト(TCO)を抑えられる場合があります。
クラウドPBXの料金体系は「ID課金型」と「パッケージ型」に大別され、特に10〜30名規模の中小企業では、どちらが自社に合うかの見極めが重要です。例えば「クラコールPBX」では、5名まではID課金ですが、6名以降は追加IDの基本料がかからないため、20名でも月額4,900円とお得に利用できます。
現状の利用人数と将来の規模拡大を見据えて料金形態を選ぶことが、無駄なく安く導入するカギです。
「月額基本料」だけでなく「トータルコスト」で試算する
月額料金だけでクラウドPBXを選ぶと、実際の総所有コスト(TCO)を見誤る恐れがあります。TCOは「月額基本料」「ID料」「オプション料」「通話料」の合計で決まり、特にオプション料の有無がコストに大きな影響を与えます。
たとえば、20名で「IVR(自動音声応答)」と「全通話録音」が必要な場合、A社(CLOUD PHONE)は録音標準・IVRはオプション(月額2.1万円)、B社(TramOneCloud)は両機能が標準搭載(月額2.5万円)。
一見ID単価が安いC社(クラコールPBX)も、両機能がオプションだと月額2万円超となり、結果的にTCOが高くなることもあります。必要な機能が標準搭載かどうかを必ず確認し、トータルコストでサービスを選ぶことが重要です。
安さ以外の必須要件(番号・品質・端末)を確認する
TCO(総所有コスト)を試算できても、「既存の電話番号がそのまま使えるか」「通話品質が安定しているか」といった業務利用の土台が整っていなければ意味がありません。
従来課題だった番号ポータビリティの問題も、2025年1月から「双方向番号ポータビリティ」が開始され、NTT発番の03番号などが原則としてクラウドPBXに引き継げるようになります。これは導入企業にとって大きなメリットですが、移行先で工事費など追加費用が発生することもあるので注意が必要です。
また、通話品質はインターネット回線や機器、サービスのインフラ性能によって大きく左右されます。総務省認定の「クラスA」取得や実績など客観的指標を確認しつつ、最終的には無料トライアルを活用して実際の業務で必要な品質かどうかを必ずテストしましょう。
期間限定のキャンペーンを活用する
クラウドPBX各社は、初期費用の割引やパックプランの値下げなど、期間限定のキャンペーンを実施していることがあります。比較表の定価だけで判断せず、気になるサービスは申し込み前に公式サイトで最新のキャンペーン情報も確認しましょう。
Good Lineは20内線以上のパックプランで月額最大1万円引き
20内線から80内線までのパックプランで、通常料金から月額最大1万円引きの表示になっています。3名から利用する通常プランは対象外で、内線数の多い企業向けの割引です。
OFFICE PHONEは導入費用が2万7,280円から0円に
通常2万7,280円(税込)かかる導入コストが、期間限定のキャンペーンで0円になっています。月額料金は3,740円(税込)から、ライセンス料は端末1台あたり108円(税込)からと、比較的低価格な料金体系です。
【比較表】安くて高機能なクラウドPBX おすすめ9選
以下は、本記事で紹介する主要9サービスを、中小企業(10〜30名規模)の選定基準に基づき比較した一覧表です。特に、トータルコストに直結する「IVR」と「通話録音」が標準機能かオプション(OP)か、そして自社の利用人数(最低利用人数)に合致しているかに注目してください。
| 製品名 | 安さのタイプ | 初期費用 | 月額費用 (税抜) | 最低利用人数 | 番号ポータビリティ | IVR | 通話録音 |
| 03plus | 小規模 | 5,000円 | 1,280円/ID (基本) | 1名 | ◯ | OP | OP (3,000円/番号) |
| クラコールPBX | 小規模/人数変動 | 0円 | 980円/ID (5名まで)
6名~: ID料0円, 基本料4,900円/社 |
1名 | ◯ | OP (500円/月) | OP (1,000円/月/ID) |
| 自由放題ビジネスフォン | ID単価 | 0円 ※要確認 | 110円/ID + 基本料 (別途要) | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ | 標準 |
| CLOUD PHONE | バランス | 0円 | 770円/ID + 番号料 | 1名 | ◯ | OP (5,500円/月) | 標準 |
| TramOneCloud | 中規模/機能 | 0円 | 1,000円/ID + 基本料 5,000円/社 (Essential) | 10名推奨 | ◯ | 標準 | 標準 |
| トビラフォン Cloud | 中規模/AI | 3万3,000円 | 基本料 3,300円 (2名分込), 3人目~ 1,100円/ID | 2名 | 要確認 | 標準 | 標準 |
| Good Line | ID非課金/機能 | 2万円~ | 基本料 5,000円 + 1,000円/ID (3名~) | 3名 | ◯ (要専用機器) | 標準 | 標準 |
| ナイセンクラウド | 規模別 | 1万円 | 基本料 1万円 (5内線込), 6人目~ 1,000円/ID (プロ) | 1名 | ◯ | OP (5,000円/月) | OP (2,000円/月) |
| Comdesk Flat | 特化型 | 要問合せ | 1,980円~/ID | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
安いクラウドPBXおすすめ9選【利用規模別】

上記の「3つの鉄則」を踏まえ、コストパフォーマンスに優れたクラウドPBX 9選を、利用規模別に分類して紹介します。各社の料金や機能の詳細は、調査結果に基づき全面的に最新化しています。
初期費用を抑えたい小規模事業者におすすめ【1~5名向け】
03plus (株式会社グラントン)
累計契約件数10万件の実績を持つ、小規模スタートに最適なサービスです。初期費用5,000円、月額1,280円(基本ID)から「03」などの市外局番を持つことができます。
短い受発信が多い士業や個人事業主の通話料削減に貢献する「10分かけ放題」(月額1,000円/ID)オプションも提供されています。
ただし、IVR や通話録音はオプションであり、特に通話録音は1番号あたり月額3,000円と比較的高額です。全社で録音機能を利用する場合、トータルコストが高額になるため注意が必要です。
クラコールPBX (株式会社三通テレコムサービス)
5名前後の規模や、利用人数の変動が多い企業に最適な、ユニークな料金体系を持つサービスです。初期費用0円に加え、「通常プラン」ではID基本料が5ユーザー(月額4,900円)で上限となり、6ユーザー目以降のID基本料は無料です。
これにより、20名で利用してもID基本料は月額4,900円で済み、規模が大きくなるほどID単価が下がる点が強みです。一方で、IVR(月額500円)と通話録音(月額1,000円/ID)はオプションです。
20名全員が録音を必要とする場合、オプション費用だけで月額2万円となり、トータルコストの試算が不可欠です。
機能と価格のバランスを重視する中小企業におすすめ【10~30名向け】
自由放題ビジネスフォン (株式会社オプティマイザー)
「1端末月額110円」という圧倒的なID単価と、「全通話録音」の標準搭載を強みとするサービスです。IDごとの固定費を最小限に抑えつつ、コンプライアンスや応対品質の担保(録音)を必須としたい10名以上の企業に適しています。
ただし、ID料とは別に「基本料金」が別途必要とされますが、その金額は「要問合せ」となっています 。また、初期費用についても「0円」という情報と「5万円~10万円」という情報が混在しており、料金体系の透明性に課題があります。
「110円」という数字だけで判断せず、必ずトータルコストの総額見積もりを取得することが必須のサービスです。
CLOUD PHONE (株式会社Wiz)
導入実績6,500社以上と、総務省基準Aランクの通話品質を両立させた、安さと信頼性のバランス型サービスです。
初期費用0円、ID料月額770円(別途番号料)という価格設定でありながら、「通話録音機能」が標準搭載されています。IVRが不要、または録音機能のみを安価に全社展開したい中小企業にとって、トータルコストが明確な選択肢となります。
ただし、IVRは月額5,500円と、他社(例:クラコールPBX 4)と比較して高額なオプションです。IVRが必須要件の場合は、トータルコストが逆転するため注意が必要です。
TramOneCloud (トラムシステム株式会社)
継続率98%の実績を持つ、信頼性重視の中小企業向けサービスです。10名から30名規模に適した「Essentialプラン」は、月額基本料5,000円+ID料月額1,000円で構成されます。
最大の強みは、多くの企業が求める「IVR」と「全通話録音」が、このプランに「標準搭載」されている点です。
例えば20名で利用する場合、月額は「5,000円+(1,000円×20名)=2万5,000円」となり、オプション費用を計算する手間がなく、トータルコストが非常に明確です。「安物買いの銭失い」を最も恐れる管理部門にとって、機能とコスト、信頼性を兼ね備えた最有力候補の一つです。
トビラフォン Cloud (トビラシステムズ株式会社)
従来の電話機能に加え、AIによる業務効率化(DX)も同時に実現したい、付加価値重視の企業向けのサービスです。
料金は月額基本料3,300円(2名分のID料込)で、3人目以降は1IDあたり月額1,100円が加算されるセット料金体系です。TramOneCloudと同様に、「IVR(自動音声ガイダンス)」と「通話録音」が基本セットに標準搭載されています。
20名の場合、月額は「3,300円+(1,100円×18名)=2万3,100円」となり、トータルコストが明確です。加えて、Salesforce連携や「AI自動要約」(オプション)といった機能が強みであり、単なる電話の置き換えでなく、議事録作成の自動化など、電話業務の工数削減まで踏み込みたい企業に適しています。
特定のニーズに強みを持つ格安サービス
Good Line (株式会社Good Relations)
導入実績8,500社を誇る、信頼性と機能性を両立させたサービスです。料金体系は3名以上向けの「通常プラン」で、月額基本料5,000円+内線料月額1,000円という、TramOneCloudと同様のハイブリッド型です。
このプランには「IVR」と「全通話録音」が標準搭載されており、追加のオプション費用を心配する必要がありません。
中小企業にとって、機能、コスト、そして導入実績という信頼性の3つのバランスが取れた、トータルコストの優等生と呼べる選択肢です。
ナイセンクラウド (アイティオール株式会社)
導入実績6,500社、「海外でも内線として使える」というユニークな強みが特徴のサービスです。10名から30名規模が該当する「プロプラン」は、月額1万円(5内線込)で、6内線目から1内線あたり月額1,000円が加算されます。
海外拠点を持ち、内線コストを削減したい企業には強力な選択肢ですが、IVR(月額5,000円)と自動録音(月額2,000円)は比較的高額なオプションです。
トータルコストは他社(TramOneCloud, Good Line)より高額になる可能性が高く、注意が必要です。
Comdesk Flat (株式会社Widsley)
これは、総務・管理部門の「安価な電話インフラ」需要に応えるサービスではなく、特定の業務に特化したソリューションです。
料金は月額1,980円からと、汎用型PBX(例:CLOUD PHONEの770円)に比べて高額です。その理由は、Google Chrome拡張による「クリックtoコール」など、PCからの発信業務(CTI)に特化しているためです。
インサイドセールス部門やコールセンターなど、PC中心の発信業務の効率化を最優先とする企業向けの、専門的な選択肢です。
まとめ

本記事では「安いクラウドPBX」の賢い選び方を、中小企業が“安物買いの銭失い”を避けるための具体的基準とともに解説しました。大切なのは、単なる月額料金ではなく、IVRや通話録音など自社業務に必須の機能を含めた「TCO(総所有コスト)」で比較することです。
テレワークの拡大や、2025年1月からの「双方向番号ポータビリティ」制度開始を受け、今こそクラウドPBX導入の最適なタイミングです。導入を成功させるには、まず本記事の比較表を活用して自社の規模やニーズを明確にし、候補サービスを絞り込むこと。
そのうえで無料トライアルを必ず実施し、実際の環境で通話品質やサポート体制を自分たちで体験・確認してください。スタートは、複数サービスから自社条件に合った総額見積もりを取得し、実際のTCOを比較することから始まります。
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