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クラウドPBXの費用相場はいくら?おすすめのクラウドPBX4選も紹介!

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最終更新日: 2025年11月13日

「テレワーク時代、いまのビジネスフォンのままで本当に大丈夫…?」

従来型PBXのコスト増や運用負担、テレワーク・多拠点対応の限界に頭を悩ませていませんか。社内からは「自宅やサテライトでもオフィスと同じように受電・発信したい」という声も高まり、次世代型の『クラウドPBX』に切り替えを検討し始める企業が増えています。

しかし、クラウドPBXの費用体系は“初期費用・月額料金・オプション機能・機器代・通話料”などさまざまで、導入コストやランニングコストのイメージがわきにくい、というのが本音ではないでしょうか。

本記事では、クラウドPBXにかかる費用や自社に最適な選び方、おすすめのクラウドPBXも解説します。

クラウドPBX導入にかかる費用相場

クラウドPBX導入の費用は、初期費用・月額費用・機器代・通話料・オプションサービスなど様々な項目に分かれています。従来型に比べてコストを抑えやすいのが特徴ですが、全体像を把握しておくことが重要です。ここでは、クラウドPBX導入時にかかる主な費用とその相場について、分かりやすくご説明します。

初期費用

初期費用は200名規模の場合で「20万円~50万円程度」が一般的な目安です。この費用にはシステム設定、電話番号取得・ポータビリティ手続き、運用設計サポートなどが含まれます。

1拠点や小規模の場合は「5万円~20万円程度」とさらに抑えられます。従来型PBXと異なり、主装置や大規模工事が不要なため、導入コストを大幅に削減できるのがクラウドPBXの特徴です。

また、初期費用無料を掲げるベンダーもありますが、複雑なカスタマイズや複数拠点展開の場合は追加費用が発生するケースも。見積書には「設定費用」や「サポート費用」の項目が細かく記載されるため、導入前にしっかり内容を確認し、疑問点はサービス提供会社に確認しましょう。

月額費用

月額費用は、200名規模で「月20万円~40万円程度」が一般的な相場です。

これは「1ID(1番号)あたり1,000円~2,000円/月」が主流で、例えば200人利用の場合は、単純計算で1,000円×200人=月20万円、2,000円×200人=月40万円となります。初期に必要なID数や実際に利用する機能によって総額は変動しますが、クラウドPBXの場合、IDの増減や拠点・在宅勤務者の追加が柔軟に行える点が大きなメリットです。

また、コールセンター機能や管理者専用アカウントなど、特定の高機能プランは追加で月額費用が発生する場合もあります。導入時には必要なユーザー数と機能内容をしっかり精査し、サービスごとに料金シミュレーションや見積もりを取得することが、適切なコスト管理に繋がります。

電話機・端末・周辺機器の費用相場

電話機や端末・周辺機器の導入費用は、PCやスマートフォンを活用する場合、追加での機器費用はかかりません。

一方、専用のIP電話機を購入する場合は1台あたり1.5万円~3.5万円が相場で、例えば50台設置すると合計「75万円~175万円程度」が目安です。また、ヘッドセットやスピーカーフォン、Wi-Fiルーターといった周辺機器は1人あたり3,000円~1万円程度で導入できます。

従来型ビジネスフォンと比べ、クラウドPBXは大型機器や複雑な配線工事が不要なため、環境や必要台数に応じて、初期コストを大幅に削減できるのが特徴です。既存PCやスマホの活用も視野に入れて、導入規模に応じた最適なコストプランを検討しましょう。

オプション機能・追加サービスの料金相場

オプション機能や追加サービスの月額費用は、必要な機能ごとに「数百円~数万円程度」と変動します。

具体的には、通話録音は1番号あたり月500円~1,000円、IVR(自動応答)は1拠点あたり月3,000円~1万円、コールキューイングは1同時呼び出しあたり月2,000円~5,000円、外部CRM連携は1アカウント月500円~2,000円が相場です。

クラウドPBXの特長は、必要なオプションだけを選べるため無駄なコストを抑えやすい点にありますが、複数のサービスを組み合わせると月額費用が想定以上に膨らむケースもあります。導入時は、求める機能の優先順位を明確にし、追加料金の合計を見積もり段階で詳細に確認することが、最適なコスト管理のポイントとなります。

通話料・通信コストの費用相場

通話料・通信コストは、内線通話であれば全国どこでも「無料」で利用できるため、拠点や在宅勤務者が増えても追加費用がかかりません。

外線通話の場合は、固定電話宛が3分8円~10円、携帯電話宛が1分16円~18円、国際通話は1分30円~が標準的な相場です。また、050番号やスマホアプリ経由で通話する際は、別途月数百円~数千円程度のデータ定額プランや専用回線費用が必要になる場合があります。

クラウドPBXは従来のPBXと比較して、拠点や利用人数が増えても通信コストが急増しにくく、テレワークや拠点拡大にも柔軟に対応できるのが大きな魅力です。導入時には利用パターンに合わせて、通話料と通信コストの総額をしっかり試算することが重要です。

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クラウドPBX導入にかかる費用を削減するコツ

クラウドPBXは、使い方を工夫することでさらなる費用削減が可能です。ここでは、テレワーク対応や多拠点展開などに役立つ、クラウドPBXならではのコストカットのポイントを具体的にご紹介します。

外出先・テレワーク時のスマホ内線化で携帯通話料を削減する

初期設定だけでスマホが内線端末として利用できるクラウドPBXを導入すれば、テレワーク中や外出先からでも社内・他拠点への連絡が「内線通話」として無料で使えます。

例えば、これまで携帯電話で外線通話していた社員50名が、月10時間ずつ社内連絡に通話していた場合(携帯通話料1分18円換算で)、月あたり約5万4,000円(50名×10時間×60分×18円=54万円→内線化でこの分が削減)ものコストカットが可能です。

従来のように個人携帯・会社携帯へ発信するたびに発生していた通話料がゼロになることで、規模が大きい企業ほど年間の通信費削減効果は絶大です。働き方改革やテレワーク導入が進む今、スマホ内線化は見逃せない費用削減策といえるでしょう。

拠点ネットワーク統合によるPBX一元管理で運用費をカット

拠点ネットワークをクラウドPBXで統合管理すれば、PBXの設置・維持費用を大幅に削減できます。

従来は本社や支店ごとにPBXやビジネスフォンを用意し、毎月それぞれ数万円の保守・管理費用が発生していましたが、クラウドPBX導入後は全拠点のPBX機能を一元管理できるため、個別の運用・保守コストが不要になります。

例えば、5拠点で各拠点ごとに月2万円の保守費がかかっていた場合、年間計算で120万円(2万円×5拠点×12か月)もの運用費をカットできる計算です。また、拠点新設や従業員の異動にもクラウド上の設定変更のみでスピーディーに対応でき、運用負担も軽減されます。

クラウドPBXの「番号追加・削除可変制」を活用した適正コスト運用

クラウドPBXの「番号追加・削除可変制」を活用すれば、必要な時だけ内線番号を増やし、不要になれば即座に削除できるため、実際に利用する人数分だけの費用で済みます。

例えば、プロジェクトごとに10名の短期増員が発生した場合、従来型PBXのように200ID分を一括で契約する必要がなく、オンデマンドで必要数を追加・削減可能です。これにより、不必要な固定費を大幅に抑えられ、年間で数十万円単位のコスト削減も現実的です。

また、社員の異動やアルバイトの雇用期間終了などに合わせて、こまめにIDをメンテナンスすることで、常に最適なコスト運用が可能になります。運用状況を定期的にチェックし、未使用のIDがないか見直す習慣をつけることが、コスト最適化には不可欠です。

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クラウドPBXを比較する際にコスト以外で注目すべきポイント

クラウドPBXを導入する際は、コストだけでなく運用のしやすさや機能面にも注目が必要です。ここでは、比較時に必ずチェックしておきたいコスト以外の重要ポイントについて解説します。

スマートフォンやPCの内線化対応状況

スマートフォンやPCを内線電話として活用できる点はクラウドPBXならではの大きな魅力ですが、実際にはサービスごとに対応範囲や操作性が大きく異なります。

たとえば「iPhoneとAndroidのどちらも専用アプリで安定して使えるか」「社員のPC(Windows/Mac両方)でソフトフォンが問題なく動作するか」、さらに「社用・私用端末を安全に業務利用できるBYOD対応」「セキュリティやMDM(端末管理)連携の有無」など、実運用を想定したチェックが欠かせません。

OSのバージョンや端末ごとに動作に差が出る場合もあるため、実際に自社でよく使われているデバイスとの相性を確認することが大切です。内線化対応の柔軟性や導入の簡単さを、複数のサービスで比較検討しましょう。

多拠点・テレワーク環境での全拠点一括管理機能

クラウドPBXを選ぶ際は、本社・支店・サテライトオフィス・在宅勤務者を含めた全拠点を、一つの管理画面で一元管理できる機能があるかをしっかり確認しましょう。

従来のPBXでは拠点ごとに設定変更や管理が必要でしたが、クラウドPBXなら管理者は全体の内線番号や利用状況、設定変更を一括でリアルタイムに操作できます。

また、アクセス権限の柔軟な設定や、ID発行・削除などの日常的な運用作業の手軽さ、管理画面の分かりやすさもベンダーごとに差があるため重要な比較ポイントです。一括管理機能が充実していれば、拠点の追加や担当者の異動にも素早く対応でき、全社の運用負担とコストを大幅に削減できます。

IVR(自動音声応答)・コールフロー自社設定の柔軟さ

顧客や取引先からの電話応対を効率化するには、IVR(自動音声応答)やコールフロー設定の柔軟性が非常に重要です。

クラウドPBXによっては、「自社でプッシュ操作の振り分けや営業時間外アナウンス、複数分岐のコールフローを管理画面から直感的に設定・変更できる」ものも多くあります。このような機能が充実していれば、業務内容や担当者の変更、季節要因による対応パターンの切り替えも自社で迅速に行えるため、運用コストや人件費の削減にもつながります。

一方、コールフローの変更がベンダー依頼必須であったり、初期設定しか調整できないサービスだと、日常的な業務に支障が出ることも。導入前に必ず管理画面の操作性や自社対応範囲のデモを確認し、自社に合った柔軟な設定・管理が可能かを見極めておくことがポイントです。

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費用対効果の良いクラウドPBX4選

オフィスで働くメンバーのイラスト

費用を抑えつつ、機能性の高いクラウドPBXを4つ紹介します。

ナイセンクラウド(アイティオール株式会社)

出典:「ナイセンクラウド(アイティオール株式会社)」公式Webサイト
  • 中小企業から上場企業まで6,000社、2万内線の豊富な導入実績(※)
  • 通話履歴のウェブ閲覧で業務分析と顧客満足度向上を実現
  • 海外でも国内と同じ内線電話として利用可能

ナイセンクラウドは、6,000社、2万内線の導入実績を持つクラウドPBXです。発着信履歴はすべてWebで閲覧でき、不在通知やメモを見逃すことなく、業務の分析にも役立ちます。

海外でも日本の電話番号を利用でき、内線間通話も無料です。また世界中どこでも同じように内線電話として使え、料金も国内外で変わりません。

1内線・月額2,200円、外線3分8円から利用でき、最短1日で開通します(※)。自動録音や音声ガイダンス、電話会議など豊富な機能も備えています。

※アイティオール株式会社(2024年4月時点)

初期費用 0円
月額費用
  • 1内線:2,000円
  • 2内線:5,000円
  • 5内線以上:1万円
無料トライアル

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OFFICE PHONE(株式会社ベルテクノス)

OFFICE PHONE
出典:「OFFICE PHONE(株式会社ベルテクノス)」公式Webサイト
  • 設備投資不要でスマホの内線化・外線化を実現
  • グループウェアや名刺管理機能で全社の情報共有を円滑化
  • IT専門家による手厚いサポート体制

「OFFICE PHONE」は、導入累計数2万社を誇り、顧客満足度1位を獲得している国内最高レベルの品質を持つクラウドPBXです。

従業員のスマホで1台で社用番号の発着信や内線通話ができ、1端末あたりライセンス料金98円/月〜の安価で導入可能です。

また名刺管理やグループウェアといった機能が搭載されており、オフィス外でもスマホ1つで顧客管理や情報共有ができます。

さらにITの専門家による幅広いサポートが用意されており、PC自体の不具合解消やCRMなど最新ツールのノウハウ指導など、手厚い支援を受けられます。

関連記事:OFFICE PHONE(オフィスフォン)の評判や料金プラン、特徴を解説|ミツモア
初期費用 0円
月額費用 98円~(1台あたり)
無料トライル

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CLOUD PHONE(株式会社Wiz)

出典:「CLOUD PHONE(株式会社Wiz)」公式Webサイト
  • 総務省基準Aランクの高品質クラウドPBX
  • 全国14都道府県の市外局番と050番号に対応
  • IVR機能とSMS自動送信で顧客対応を強化

CLOUD PHONEは、総務省基準の音声品質調査でAランクを獲得した導入者数4,600社以上の実績を持つクラウドPBXです。

専用機器不要で工事費も0円で月々1,100円から始められ、申し込みから最短1週間で利用開始できます。

全国14都道府県の市外局番や050番号にカンタン申し込みで対応で、直感的な管理画面で初心者でも安心して操作できます。

入電先の自動振り分けや営業時間外の音声対応などのIVR機能、不在着信時のSMS自動送信や複数同時着信機能も備え、顧客対応を強化。

着信設定で不必要な電話を拒否し回線を効率化することで、外出先やテレワーク先でも通話中に音声が途切れることなく快適に利用できます。

関連記事:CLOUD PHONEの評判や料金プラン、特徴を解説|ミツモア
初期費用 0円
月額費用
  • 1アカウント:770円
  • 管理システム:7,150円
  • 050番号:330円
  • 市外局番:1,100円
  • 0120番号:2,200円
無料トライアル

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トビラフォン Cloud(トビラシステムズ株式会社)

トビラフォン Cloud
出典:「トビラフォン Cloud(トビラシステムズ株式会社)」公式Webサイト
  • クラウド型ビジネスフォンで設備不要だから低予算での運営が実現
  • SalesforceやSanSan、kintoneなど外部システムと連携し管理工数を削減
  • AI自動要約機能で作業時間を削減

トビラフォン Cloudは代表番号や支店番号、部署番号、社用携帯などをすべて一元管理できるクラウド型ビジネスフォンサービスです。

工事費やリース代は不要で、月額3,300円(税込)から低コストで導入可能。事業者データベースによる発信元表示やIVR、SMS自動送信、Salesforce・Slack連携など豊富な機能で電話業務を効率化します。

さらに、AIによる自動要約・自動ラベリング機能を搭載。通話内容が自動でテキスト化・要約されるため、議事録作成の時間を大幅に削減して要点を素早く把握できます。また、AIが自動でタグ付けを行うことで手作業の手間をなくし、担当者ごとの分類のばらつきも解消します。電話対応のDXで、業務改善と顧客満足度向上に貢献します。

関連記事:トビラフォン Cloudの評判(口コミ・レビュー)&製品情報|ミツモア
初期費用 3万3,000円
月額費用 3,300円+通話料~
無料トライアル

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費用対効果の良いクラウドPBXを導入して業務効率・売上を向上させよう

スマホを街中で使う多国籍の人々

通信サービス会社がさまざまな料金体系のクラウドPBXを提供しています。安価で利用できるものが豊富にありますが、初期費用が無料でも月額料金が高めに設定されているケースもあるので、注意しましょう。

必要な回線数に応じて費用が変化することを押さえ、使用目的に合ったものを選ぶのがおすすめです。通話の品質なども会社によって異なるので、デモやトライアルなどを利用して事前にチェックすると安心です。

費用対効果の良い、自社に合ったクラウドPBXを導入して業務の効率化・売上の向上を目指しましょう。

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クラウドPBXは製品によって特徴や機能もさまざま。「どの製品を選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。

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