一人暮らしの生活は忙しく、掃除をついつい後回しにしてしまいがちですよね。だからこそ掃除する時間と頻度を決めて、こまめに部屋をキレイにするとあとあと楽です。この記事では一人暮らしの部屋の掃除頻度と、掃除する場所ごとのコツを紹介します。ズボラさん必見です!
一人暮らしの掃除頻度はどのくらい?
一人暮らしの場合、「日中は仕事、帰ってからはお風呂、夜ごはん、明日の準備……」とやることが多くて忙しいですよね。「できれば部屋をこまめに掃除したいけど、そんな時間はない」という方も多いでしょう。
毎回の使用後 |
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週に1回 |
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月に1回 |
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理想的な掃除頻度は、上記のとおり。ここからは箇所別にそれぞれ掃除にかかる時間の目安と、掃除のポイントを紹介します。
お風呂は使用後、ササっと5分で掃除
お風呂場を使用した後に、ササっと軽く掃除するだけで、かなり汚れを防ぐことができます。ポイントは「温度」と「湿度」です。
まずは窓を開けるか換気扇を回した状態にします。湿度を下げることで、カビの発生を防ぎましょう。また床・浴槽をひと通りブラシでこすります。お風呂の汚れの原因は、おもに皮脂・石鹸カスなので、こまめに洗い流すのが大切です。
そのあと50~60℃くらいのお湯をまんべんなくかけ、冷水で室温を下げればお掃除完了です。ブラシでこするのが面倒であれば、冷水をかけて室温を下げるだけでもカビが発生しにくくなります。
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キッチンやコンロも、使用後ササっと5分で掃除
コンロ周りの油汚れや、シンクの水垢は、放置するとあとで掃除するのが大変です。使用後に軽く拭き掃除をするだけで、汚れが溜まりにくくなります。
ふきんやキッチンペーパーをお湯で濡らして絞り、軽く拭くだけでOK。5分ほどでササっとお掃除できます。
汚れが目立つ場合は、食器用の洗剤やスポンジを使ってこすり洗いしましょう。
リビングは週に1回、30分ほどで掃除
リビングの掃除は、週に1回ほどが目安。効率よく掃除するために、本棚などの高い場所のホコリを落としてから掃除機をかけましょう。
また部屋が散らかっていると掃除機やモップをかけるのが大変になるので、さきに小物などを1か所にまとめて、ハンディモップや掃除機がけでササっと掃除しましょう。
このタイミングで、枕カバーやシーツなども洗えると理想的です。天気がいい日は布団を干すなどして、ダニ対策にもつなげましょう。
トイレは週に1回、15分ほどで掃除
ブラシや洗剤を使ったトイレ掃除は、週に1回ほど行いましょう。「洗剤をかけて放置→便器・床の拭き掃除→ブラシ掃除」の順で行うと効率的です。15分かからないくらいが目安時間。
また週末のトイレ掃除をラクに済ませるためには、普段からサッと拭き掃除をしておくのがオススメです。
1日の終わりに市販の流せるトイレシートなどを使い、便器のフチや外側、便座の表裏などを軽く拭いておきましょう。
窓・ベランダは月に1回の掃除
忘れがちなポイントですが、窓やベランダ周辺も定期的に掃除しておくことをオススメします。目安は1~2月に1回ほど。
窓やサッシは室内・室外の気温差で結露ができやすいので、気が付いたらカビが生えていることが多い場所です。アルコールや窓ふき用洗剤を使って、拭き掃除をしましょう。
ベランダはゴミが溜まるとドレン(排水溝)が詰まったり、日当たりの悪い部分にコケが生えたりしてしまいます。落ち葉などの掃き掃除をしておきましょう。
玄関は月に1回の掃除
玄関もなるべく定期的に掃除したい場所です。靴や傘についた雨や泥などが蓄積し、玄関タイルが汚れていきます。
またスキマ・段差が多く、靴箱などの奥まった箇所があるので、蜘蛛の巣が張りやすいのも特徴です。
できれば1~2カ月に1回を目安に掃除しましょう。基本的には雑巾をつかった拭き掃除でOKです。
エアコンのフィルターは2週~1ヶ月に1回の掃除
エアコンのフィルターは、室内の空気を取り込んでいます。その空気を室外機で冷たく/暖かくして、室内に送り返しているのです。
空気中には微細なホコリが浮いているので、エアコンが空気を取り込むときに、フィルターに汚れが溜まっていきます。2週間~1ヶ月ほどに1回を目安にして、掃除をするようにしましょう。
フィルター掃除は水洗いでOKです。ホコリが多い場合は、先に掃除機で吸い取ってから洗いましょう。
ズボラさんこそ“毎日掃除”がオススメ
「自分はズボラだから……」と掃除をさぼってしまいがちな人ほど、“毎日掃除”を心がけるのがオススメです。
週末の1時間より、1日の10分!
ズボラさんにありがちなのが、「あとでまとめて掃除すればいいや」と考えてしまうこと。
しかしよく考えてみれば、「週末に1時間かけて掃除する」のと「1日に5~10分ずつ掃除する」のとでは、どちらがラクか比べがたいですよね。
また結局面倒になって週末の掃除もサボってしまうと、次の週、そしてさらに翌週にはもっと面倒になってきます。
自分のなかで「掃除は10分だけ」とハードルを下げ、気が付いたときにササっと掃除しておくのがオススメです。
ラクに掃除することを大切に
一気にまとめて掃除するときは、ついつい「完璧にキレイにしよう」と考えがちです。それが逆に負担となって、掃除をサボるきっかけになってしまいます。
大切なのは「掃除に完璧を求めない」こと。「まあ今日はこのくらいでいいか」と、ラクな気持ちで掃除をすることを心がけてみてはいかがでしょうか。
掃除を機に意識したいこと
せっかく「掃除しよう!」と思い立ったのであれば、そのあともなるべく部屋を汚さないように工夫しましょう。
- 新しい小物はなるべく買わない
- 買ってから2~3年経ったものは捨てる
- アイテムごとに収納する場所を決めておく
上記のように、なるべく「掃除しやすい環境を維持する」という意識が大切です。床にモノがなく広々としていれば、「掃除機をかけよう」と思ったときにすぐ行動に移せます。
年末の大掃除は最低限に!普段手が回らないところだけ
普段からこまめに掃除をしていれば、年末にまとめて掃除をする必要がありません。大掃除のときには、普段手が回らない場所を掃除しましょう。
また何の計画もたてずに掃除を始めてしまうと、1人で掃除する大変さで途方に暮れてしまいます。きちんとスケジュールを立てて掃除するのがオススメです。
大掃除で手入れしたい場所
大掃除のときには、普段のササっと掃除では手が回らない場所を掃除しましょう。おもに以下のような場所があります。
- 天井
- 壁
- 照明器具
- 換気扇
- 冷蔵庫、電子レンジ、ポットなど
- クローゼット
とくに照明器具や換気扇など、天井付近の掃除は欠かせません。つい床やフローリングの汚れに目がいきがちですが、空気中に舞ったホコリは、これらの場所にも溜まっています。
また冷蔵庫や電子レンジ、ポットなどのキッチン用品を掃除するのもオススメです。とくに冷蔵庫はパッキンにカビが発生しやすいので、アルコールなどで拭き掃除しましょう。
クローゼットを掃除するときは、いらない服の断捨離もしておくと、すがすがしい気持ちで新年を迎えることができます。
まずは散らかった物を片付けよう
大がかりな掃除をするときは、まず散らかったモノの片付けから始めましょう。床にたくさんのモノが広がっていると、掃除機やモップをかけることができません。
また年に1回の大掃除であれば、この際、不要なモノを捨ててしまいましょう。物が少なくなるだけでも部屋がすっきりとして見えます。
引き出しや棚の中も合わせて整理し、収納スペースも確保しておきましょう。
上から下へを意識しよう
部屋を掃除するときには、上から下への流れを意識しましょう。
部屋のホコリは上から下へと落ちていくため、先に床を掃除してから上の方の作業をすると、天井や家具の上からホコリが落ちてきます。
天井から始めて照明器具、高い家具の上、低い家具の上という順に掃除しましょう。最後に床を掃除すれば、上から落ちてきたホコリを全て1回でキレイにできます。
奥から手前に掃除
奥から手前に掃除するのも、押さえておきたいポイントです。部屋の奥やかどばった部分、家具と壁のスキマなどはゴミがたまりやすい場所です。
先にこれらの場所からホコリを出していれば、フローリングやカーペットのゴミとまとめて掃除することができます。
おすすめの掃除アイテム
掃除を楽にするには、便利なアイテムを活用するのがおすすめです。一人暮らしでそろえておきたい、掃除アイテムをチェックしておきましょう。
簡単にホコリ吸着「ハンディモップ」
本棚やデスク周りなど、家具のうえを掃除するときにはハンディモップが便利です。
画像の「ウェーブ」という製品であれば、先端のモップ部分を取り換えることができるのでお手入れラクラク。また抗菌作用もあり、大腸菌などの増殖を抑制するという優れモノです。
コンパクトでスキマ掃除も簡単なので、一人暮らしで忙しい方の掃除を助けてくれます。
フローリングには「フロアワイパー」
フローリング掃除には、クイックルワイパーがオススメです。掃除機だけでは落としきれないような、汗などのベタつき汚れに効果があります。
先端の掃除シートは交換式のものが主流なので、こだわりたいのは柄の部分ではないでしょうか。
有名な「クイックルワイパー」から登場している画像の製品は、柄の長さを3段階調整できます。使わないときには短くたたみ、ブラックカラーなのでシックな部屋ともマッチするのです。
カーペットの細かいホコリには「コロコロ」
カーペットは繊維のスキマにホコリが入り込みやすく、掃除機だけでは吸い取りきれないことがあります。そんなときには「コロコロ」がオススメ。
画像の「激落ちくん 粘着クリーナー」は、類似製品と比べてもかなりコンパクト。ケースは置き型なので、片手でサッと取り出すことができます。
「激落ちくん」シリーズはほかにもメラミンスポンジなどが有名ですが、どの製品も低コストで高い掃除効果が得られるのでオススメです。
蛇口・シンクやコンロには「メラミンスポンジ」
蛇口やシンクなどの掃除で活躍するのが、メラミンスポンジです。研磨式のスポンジで、こするとボロボロとカスが出てきます。玄関タイルなどにも使うことができる有能なグッズです。
メラミンスポンジといえば「激落ちくん」。水をたっぷり含ませれば、洗剤を使わなくても、しつこい汚れがみるみる落ちていきます。
ただしメラミンスポンジを使えない場所があるので、注意してください。浴槽や洗面台などにメラミンスポンジを使うと、コーティングを剥がし落としてしまいます。
ワンランク上の快適ライフを実現「自動お掃除ロボット」
「ルンバ」の登場で一気に知名度が上がった、自動お掃除ロボット。部屋中を勝手に動き回って、ホコリやゴミを吸引してくれます。タイマー式で作動できるので、普段の掃除が手間いらずに。
ルンバだと最安値でも3万円ほど。それだと手が出しにくいという方は、Anker(アンカー)から発売されている上画像の製品がオススメです。
Amazon販売価格で18,800円(2021年11月現在)でありながら、吸引力、静音性、5つの掃除モードなど高い能力が評価を得ています。
掃除の負担を減らすコツ
一人暮らしではそれぞれの家事の負担を少しでも減らすことで、毎日の生活が楽になります。掃除の負担を減らすためには、日々の生活でどのような点に気をつければよいのでしょうか?
ついで掃除で効率アップ
部屋が汚れてからまとめて掃除しようとすると、その分作業が大変になってしまいます。日頃から「ついで掃除」をして、汚れをため込まないように心がけましょう。
ついで掃除とは、食器洗いのついでにシンクを掃除したり、お風呂に入った後に浴槽を洗ったり、料理をした後コンロ台を拭いたりすることです。使った後にすぐに掃除しておけば、ひどい汚れが蓄積するのを防げます。
ついで掃除を習慣にすると、あえて掃除の時間を長く取らなくても、きれいな部屋を保てるのです。
片付ける際の定位置を決める
物を片付けるときの定位置を決めておくのは、きれいな部屋を維持するための重要なポイントです。物を置く場所を決めることで、片付けの際に迷わなくなります。
日頃から使ったらすぐ元の場所に戻すように習慣付ければ、部屋が散らかることもありません。物を定位置に戻すようにすると、掃除機をかける前に片付ける必要がなくなります。掃除時間の短縮にもつながり、効率よく掃除ができるようになるでしょう。
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一人暮らしは全てを自分でやらなければならず、家事だけでも意外と忙しいものです。しかし掃除をサボってしまうと、部屋がどんどん散らかってしまい、居心地が悪くなってしまいます。
短い時間で効率的に掃除することを意識して、部屋をキレイに保てるようにしましょう!
もしどうしても面倒であれば、プロのクリーニング業者に掃除を依頼するのもオススメ。一人暮らしの部屋なら相場は3万~4万円前後で、まるごとキレイにできます。
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