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おすすめのトイレ掃除グッズ15選!汚れに合わせて賢く選ぼう!

最終更新日: 2024年06月28日

使うたびに汚れるトイレは、こまめに掃除して清潔にしておきたい場所です。とはいえ時間の余裕がなかったり、トイレ掃除がおっくうだったりすると、できるだけ手早くラクに掃除したいですよね。

そんな方は、トイレの洗剤やブラシにこだわってみてはいかがでしょうか。自宅のトイレや生活スタイルに合ったおすすめアイテムを使うことで、トイレ掃除がラクになりますよ。

汚れに合わせて選ぶ!おすすめトイレ洗剤7選

並びたてられた洗剤

トイレ掃除をラクにするには、汚れに合った洗剤を使うことが大切です。軽い汚れなら中性洗剤、時間が経った尿石や黄ばみなら酸性洗剤、黒い汚れなら塩素系洗剤を使うと、汚れがラクに落とせます。

汚れの種類使用洗剤の種類
普段のお手入れ
軽い汚れ
中性洗剤
尿石や黄ばみ酸性洗剤
黒ずみ塩素系洗剤

ここではそれぞれのおすすめ洗剤を紹介します。掃除頻度や汚れの程度などに合わせて、トイレ洗剤を選びましょう。

普段のトイレ掃除には「中性洗剤」

週に1回程度の日常的な掃除には、中性洗剤が適しています。こびりつく前の軽い尿汚れをラクに落としてくれます。

普段掃除におすすめ!トイレマジックリン消臭・洗浄スプレー

日常的なトイレ掃除に使えるスプレータイプの中性洗剤が「トイレマジックリン 消臭・洗浄スプレー 消臭ストロング」です。逆さにしてもスプレーできますし、温水洗浄便座の掃除にも使えます。

これ1本で便器の内側・外側、床の掃除、そしてトイレの消臭にも使えます。特に消臭には強い効力を発し、尿臭・体臭・便臭をきれいに消し去ってくれるでしょう。その後は、爽やかなフレッシュハーブの香りがトイレに広がります。

コーティングで汚れを防止!トイレマジックリン消臭・洗浄スプレー ツヤツヤコートプラス

 便器の内側・外側と床の掃除、トイレ消臭に加えて、便器のコーティング効果も得られるトイレ洗剤です。汚れを付きにくくし、ツヤのある状態を長時間保ちます。

液だれせずに使いやすい!アイリスオーヤマ トイレのモコモコ泡スプレー

中性洗剤はスプレータイプの洗剤が多いですが、この製品のように泡タイプの洗剤もあります。

泡で出でくるタイプは、スプレータイプよりも汚れにしっかりと密着し、液だれしにくいです。そのため、スプレーするだけでフチ裏などの汚れをしっかり掃除したいなら、泡タイプがおすすめです。

ガンコな尿石・黄ばみ汚れには「酸性洗剤」

便器のフチや壁・床に付いた尿汚れを長時間放置すると、落ちにくい尿石や黄ばみ汚れになってしまいます。この尿石や黄ばみ、白っぽい水垢汚れはアルカリ性汚れなので、酸性洗剤を使って落としましょう。

ただし塩素系洗剤と一緒に使うと有毒ガスが発生してしまい、人体に悪影響を及ぼします。

酸性洗剤使用で注意するポイント

  • 酸性洗剤を十分に洗い流してから塩素系洗剤を使う
  • 酸性洗剤と塩素系洗剤は同じ日に使わない

次の記事では混ぜてはいけない洗剤について詳しく解説しています。健康被害を防ぐためにも、正しい使用を心がけましょう。

こすらないで汚れが落とせる!トイレのルック除菌消臭EX

トロっとした洗浄液が便器のフチ裏の奥まで届き、ガンコな汚れに密着して落とします。使用の際はトイレに回しかけて30分程度放置しましょう。洗浄液が浸透して、こすらないで汚れを落とすことができます。

除菌・消臭効果もあり、塩素系洗剤と混ざってもガスが発生しない成分が使われています。

ガンコな尿石汚れに効果大!サンポール

「サンポール」は便器の黄ばみや尿石、水垢に効果的な液体タイプの酸性洗剤です。塩酸と界面活性剤のチカラで、ガンコな尿石を落とします。

洗剤の色がグリーンなので、洗剤のかかっていない部分や洗い残しがわかりやすいです。ノズルが付いているため、届きにくい便器裏のフチにもしっかり洗剤をかけられるでしょう。

壁や床の黄ばみ掃除に使うときは、洗剤を水で薄める一手間が必要です。

黒ずみ汚れには「塩素系洗剤」

便器の水たまり部分に輪のようにできる黒ずみは、主にカビの汚れです。そのためこの黒ずみには、塩素系洗剤を使いましょう。

ただし、塩素系洗剤と酸性洗剤が混ざると有毒ガスが発生してしまいます。酸性洗剤と混ぜたり一緒に使ったりするのは絶対に避けましょう。

フチ裏の黒ずみ汚れもしっかり落とす!ドメスト

トロッとした洗浄液がフチ裏奥の汚れにも密着し、黒ずみを除去しながら除菌もします。ブラシでこする必要がありません。塩素系独特の刺激臭を抑えているのも特徴です。

超強力でブラシいらず!スクラビングバブル 超強力トイレクリーナー

ジェル状の洗浄液がフチ裏までしっかり届いて、汚れをキレイに落とします。こすらなくていいため、トイレブラシがいりません。

ひとつ200円ほどで買える価格の安さも魅力的です。

置く派?置かない派?おすすめトイレブラシ3選

トイレブラシで便器を掃除
柄の長さやブラシの形状で選ぶのがポイント

トイレ掃除の大切なアイテムで忘れてはいけないのが、トイレブラシです。複雑な形状の便器を隅々までキレイにこするには、柄の長さやブラシの形状・毛の硬さなどから、合うものを選ぶことが大切です。

トイレブラシは毛の硬さやブラシの形状で選ぼう

トイレブラシを選ぶ際は「形状」「掃除頻度」「使い捨てかどうか」などがポイントになります。以下のような点に着目しましょう。

  • 広い面を磨ける半球タイプか、細かい部分も磨ける先曲がりタイプか
  • 汚れを落としやすいが水がハネやすい硬いブラシか、フィットしやすいが汚れは落としにくい柔らかいブラシか
  • ブラシかスポンジか
  • 水キレはよいか
  • ブラシをラクに収納できるか

形状は、便器裏のフチのような見づらいところにも届きやすい、先端の曲がったトイレブラシがおすすめです。

掃除頻度が週に2~3回以上と多い場合、手軽に掃除しやすいスポンジタイプのヘッドがよいでしょう。トイレ掃除が週に1回程度なら、しっかり汚れをこすり落とせるブラシタイプのヘッドが適しています。

便器に直接触れるトイレブラシの衛生面が気になる人は、使い捨てタイプにすると安心です。使用後にトイレに流せる商品だと、ブラシのヘッドを衛生的かつ簡単に処分できます。

衛生的なケース収納付き!KAKUトイレブラシ

便器の広い面も、フチ裏のような細かい面もこすりやすく、水ハネもしにくいトイレブラシです。ブラシがケースの底に付かないように設計されていて、使用後の水切れもよく、衛生的に使えます。ブラシを取り出す・しまう動作もスムーズです。

マーナ「抗菌SLIMトイレブラシW630」

「抗菌SLIMトイレブラシW630」は、トイレブラシ・ケース・柄に徹底した抗菌加工を施されています。ケースの内側とブラシが触れない設計となっているので、衛生的な保管が可能です。

ブラシに向かってカーブする柄と卵型のブラシで、掃除しにくい便器裏のフチの汚れもしっかり落とします。全体的にスリムな設計で置き場所を取らないため、トイレが広くない家にもおすすめです。

衛生的な「流せる」トイレブラシ

「流せる」トイレブラシは掃除後にブラシ部分を捨てるだけなので、手軽かつ衛生的に使えるのが魅力です。本体部分もスリムなデザインのものが多いため、トイレがすっきりします。

汚れたブラシをそのまま流せて清潔!スクラビングバブル 流せるトイレブラシ

使い捨てのブラシヘッドを採用した商品が「スクラビングバブル 流せるトイレブラシ」です。

フチ裏までしっかりこすれる使い切りのブラシ部分は、掃除後ワンタッチでトイレに流せます。またブラシ部分に洗剤と汚れ防止剤が付いているため、掃除用の洗剤が必要ありません。

ブラシのヘッドには濃縮洗剤が含まれているため、トイレ用洗剤がなくても問題ありません。同梱されている専用ホルダーを使えば、ブラシの柄を立てかけてコンパクトに収納できます。

勝手に洗浄!置き型タイプ・スタンプタイプのおすすめ3選

置いて流すだけで簡単「置き型タイプ」

タンクの手洗い場のところに置くのが置き型タイプです。おもな特徴は以下。

  • 置くだけで簡単に使える
  • 水を流すたびに洗剤が便器を洗うので、便器の汚れが付きにくくなる
  • トイレの使用頻度によるものの、1ヶ月ほど効果が持続
  • タンクの無いトイレでは使えない
  • タンク内に付着して部品に不具合が起こる場合がある

置き型タイプは簡単に使えるのが大きなメリットですが、一方でタンク内に成分が付着して不具合を起こす可能性もあります。心配な方はトイレの取扱説明書や、取り扱い元に確認するようにしましょう。

置くだけで簡単掃除!トイレマジックリン 流すだけで勝手にキレイ

水を流すたびに便器内部を洗浄・コーティングし、汚れを付きにくくします。香りのバリエーションがあり、芳香剤の役割も果たします。

小林製薬「液体ブルーレットおくだけ除菌EX」

「液体ブルーレットおくだけ除菌EX」は、置くだけタイプの中性洗剤です。

タンクの排水口に挿し込んでトイレの水を流すと、商品の中の薬液がタンクの手洗い場や便器の内側に広がり、汚れが付かないようコーティングします。配合された除菌剤によって黒ずみの発生を抑え、便器を清潔に保ちます。

無香料を含めて7種類の香りがあり、好みに合わせて選べるのもポイントです。

押すだけ簡単「スタンプタイプ」

便器内に洗浄剤を直接貼り付けるのが、スタンプタイプです。1回のスタンプで約1~2週間効果が持続します。おもな特徴は以下。

  • タンクのないトイレでも使える
  • 一般的な水流でも渦巻き式水流でも使える
  • 水流・威力によって、持続期間が異なる場合がある

置き型タイプと同様にトイレの水を流すたびに効果を発揮するスタンプタイプは、対応可能な便器の種類が豊富なのが特徴です。一方、水流によって効果を発揮するため、水流が強いトイレでは十分な持続時間が発揮できない可能性があります。

手軽に洗浄効果を実感したい方や、置き型ではタンク内の不具合が気になる方におすすめです。

手を汚さず手軽に掃除!スクラビングバブル トイレスタンプクリーナー

トイレの水を流すたびにスタンプした洗剤が少しずつ溶け出して、便器のフチ裏から水たまり部分までキレイにしながら汚れの付着を防ぎます。

この成分には洗浄・防汚効果があるため、便器をきれいにすると同時に汚れが付かないようコーティングできるのです。

スタンプ1回で1週間ほど効果が持続。詰め替えタイプも販売しており、本体を一度購入すればより経済的に使えるのも嬉しいですね。

また同じ「スクラビングバブル」シリーズで、「漂白成分プラス」の製品もオススメ。配合されているのは酸素系漂白成分なので、他の洗剤と混ざっても人体に有害なガスは発生しません。

床・壁・便器で幅広く活躍!おすすめトイレシート2選

便座や便器の外側・タンク表面・床や壁など、広範囲を一気に拭き掃除できるのがシートタイプです。取り出して拭いたらトイレに流すだけなので、トイレのついでに気軽に拭き掃除ができます。

お掃除シートには香り付きと無香料があります。トイレに芳香剤やアロマを置いている場合は、香りがケンカしないよう無香料を選ぶと無難です。

雑菌やにおいの気になるトイレを掃除するには、効果も重要になります。パッケージに防菌・防臭や抗菌・消臭と書かれていたり、洗浄液の多かったりするものがおすすめです。

使い勝手も、お掃除シートを選ぶうえで欠かせません。掃除後にトイレに流せるものや、破れにくい厚手タイプなどを選ぶと便利です。

花王「トイレクイックル」

「トイレクイックル」は厚手のトイレシートです。洗浄液をたっぷり含んでいるうえに丈夫なため、便器から床までトイレの汚れを1枚で落とせます。

凸凹しているシートの表面が、便器や床、壁の汚れを絡め取ってくれます。シートはミシン目入りで、汚れの量に合わせて使用量を調整できるのもメリットです。

汚れを落としたあとのシートは、そのままトイレに流せるので衛生的です。

エリエール「キレキラ! トイレクリーナー ハッピーローズ」

天然パルプ由来の最先端素材「ナノ繊維」で作られたトイレシートが「キレキラ! トイレクリーナー ハッピーローズ」です。極細のナノ繊維が入った立体凸凹シートが、目に見えないほどの細かな汚れも絡め取ります。

厚手で破れにくく乾きにくいので、使いやすいトイレシートです。洗浄液を含んだナノ繊維入り立体シートが、汚れをラクに落とします。

また、優れた除菌・消臭効果もこの商品の特徴です。掃除後の除菌率は99.9%で、配合された消臭成分で嫌なにおいを消します。さらに、この商品の抗菌・防臭効果は24時間続くため、毎日使うことで悪臭や菌の発生を抑えられるでしょう。

便器や床、壁などトイレ全体の掃除を1つで済ませたい方におすすめです。

トイレ掃除は重曹やセスキ炭酸ソーダ・クエン酸でも可能

重曹とセスキ炭酸ソーダ・クエン酸
手作り洗剤でトイレの汚れ落としが可能

うっかりしてトイレ洗剤が切れてしまったことはありませんか。そんなときは重曹やセスキ炭酸ソーダ、クエン酸があれば、トイレ洗剤の代わりに使えます。汚れに合わせて使いましょう。

重曹やセスキ炭酸ソーダ・クエン酸を水に溶かした手作りの洗剤で、トイレを掃除してみてはいかがでしょうか。

重曹やセスキ炭酸ソーダ・クエン酸がトイレ洗剤代わりに

◆酸性の黒ずみ・ぬめり汚れは、アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダを使う

【掃除の仕方】
  1. スプレー容器に<40℃程度のお湯200mL+重曹小さじ2>または<水500m+セスキ炭酸ソーダ小さじ1>を入れて、よく振って混ぜる
  2. トイレ用洗剤と同じように便器の汚れにスプレーして、トイレブラシでこする
◆アルカリ性の尿汚れや尿石・水垢汚れは、酸性のクエン酸を使う

  1. スプレー容器に<水200m+クエン酸小さじ2>を入れて、よく振って混ぜる
  2. トイレ用洗剤と同じように汚れにスプレーして、トイレブラシやトイレットペーパーで拭き取る

※有毒ガスが発生するため、塩素系洗剤と一緒に使わないよう注意

重曹やセスキ炭酸ソーダは黒ずみやぬめりを、クエン酸は尿汚れや水垢を落とせます。また重曹にクエン酸を加えると発生する炭酸ガスの泡は、汚れを落ちやすくするため、水たまり部分の汚れ落としにおすすめです。またクエン酸はアンモニア臭の除去・除菌にも効果を発揮します。

100均などで安く購入できる重曹やセスキ炭酸ソーダ・クエン酸はコストパフォーマンスがよく、家の中の幅広い場所の掃除に使えます。

トイレを掃除するときの順番

トイレを掃除している男性
どこから掃除するのが正解でしょうか

次に、掃除をする場所と順番を紹介します。掃除をするのは「天井や壁・便器・床」の3箇所で、上から下に掃除を行います。

【掃除の順番】

  1. 天井や壁
  2. タンクや便器

トイレ掃除と聞くと便器をきれいにするイメージがあるかもしれませんが、壁や床は意外と汚れています。トイレを掃除する際は、壁や床の掃除も忘れずに行いましょう。

【天井・壁】壁に飛び散った尿がにおいのもとに?

きれいなトイレ
天井や壁にも汚れは潜んでいます

まずは天井や壁の掃除から行います。天井や壁には、尿が飛び散ったり、臭いがしみついたりしていることが多いです。主に拭き掃除を中心に作業を進めていきましょう。

壁を拭くと同時に換気扇、照明も拭いてしまおう

トイレの壁を掃除する様子
壁もしっかりと拭く

トイレが臭いと感じたら、壁に臭いがしみついてしまっているかもしれません。また長い間掃除していないことで、壁が黄ばんでいることもあります。

掃除の際は壁をしっかり拭くと同時に、換気扇や照明の拭き掃除も合わせて行いましょう。

【手順1】小物を片付けよう

トイレの掃除をする際は、まず置いてあるものをすべて片付けます。トイレットペーパーだけでなく、置物などを置いている場合はそれらもすべて一旦トイレの外に出しましょう。

またマットやトイレカバーを付けている場合はカバー類も取り外し、余計なものが何もない状態にします。

【手順2】クエン酸スプレーと紙で拭く

トイレの壁紙に汚れが付着していると、洗剤を使用してゴシゴシとこすってしまいたくなるかもしれません。しかし壁紙の掃除に洗剤を使用すると壁紙が変色したり、剥がれたりする原因になります。壁紙の掃除はトイレ用の掃除シートで拭き取るだけで充分ですが、臭いが気になる場合はクエン酸スプレーを吹きかけて紙で拭き取りましょう。

クエン酸スプレーは、空のスプレーボトルにクエン酸小さじ1と水200mlを入れ、よく振って混ぜるだけで作ることができます。クエンは水垢の除去などにも使用できるので、購入しておくと便利です。スプレーを吹きかけた後はしっかりと紙で拭き取り、よく乾燥させましょう。

月に一回掃除すればきれいに保たれる

天井・壁の掃除は頻繁に行う必要はなく、月に一度行えば充分です。壁の黄ばみや臭いを防ぐためにも、月に一度は拭き掃除を行いましょう。

【便器】汚れによって掃除の仕方を変えよう

トイレ掃除グッズ
トイレの汚れに合わせた掃除方法を!

次に便器を掃除しましょう。便器を掃除する際は便座や便器の中だけでなく、タンクも忘れずに掃除をしましょう。それでは、掃除手順を紹介していきます。

タンクも掃除してしまおう

便器の掃除はタンクから便座、便器の内外の順番で行います。

まずはタンクの掃除方法を簡単に紹介します。タンクの構造は少し複雑で分解するのは大変なので、市販のタンクの洗浄剤を使用することをおすすめします。タンクの洗浄剤の使い方は、タンクの穴の中から洗浄剤を入れて数時間放置し、水を流すだけです。洗浄剤を入れ放置することで、タンクの中で発生した泡が簡単に汚れを浮かせて落としてくれます。

洗浄剤を入れることでタンク内のすべてを掃除できる訳ではありませんが、タンクを掃除しないまま放っておくと黒カビなどが発生してしまいます。洗浄剤を入れるだけでもよいので、普段から簡単な掃除を行うことをおすすめします。なおタンクの外側や手洗いの部分に汚れが付着している場合は、トイレ用の掃除シートで拭き取っておきましょう。

関連記事:トイレタンクの掃除方法|オキシクリーンや重曹が効果的!|ミツモア

ここからは、便座と便器の中の掃除方法をメインに解説していきます。

【手順1】便座は除菌シートで拭く

肌が直接触れる便座は、除菌シートで拭き掃除を行います。壁やタンクを拭いたシートがまだ使えそうな状態だともったいないと感じるかもしれませんが、衛生面を考え新しいシートを使用することをおすすめします。便座の表面だけでなく、内側も忘れずに拭き取りましょう。

【手順2】重曹やクエン酸をスプレーしてブラシで磨く

トイレブラシで便器の内側を掃除する様子
洗剤を使ってブラシで擦る

次に、便器の中の掃除を行いましょう。汚れが軽度であれば、トイレ掃除用の洗剤ではなく、重曹やクエン酸を使用して掃除を行えます。重曹やクエン酸を使用した洗剤は、空のスプレーボトルに水100mlと重曹またはクエン酸を入れ、よく振って混ぜるだけで作ることができます。

重曹はアルカリ性・クエン酸は酸性の性質を持っているので、それぞれ酸性とアルカリ性の汚れ除去に効果があります。重曹やクエン酸で作った洗剤を便器の中にスプレーして 、ブラシでよく磨いて汚れを落としてみてください。なお、重曹が溶けにくい場合はぬるま湯を使用すると溶けやすくなります。

【手順3】汚れがひどい場合は市販の酸性、アルカリ性洗剤を使用

ずっと掃除をしていない場合や黒ずみが取れない場合などは、重曹やクエン酸ではなく、市販の酸性やアルカリ性の洗剤が効果的です。また洗剤を購入する際は、掃除をしやすいスプレータイプの洗剤がおすすめです。

スプレー洗剤でトイレを掃除する様子
市販の洗剤を使用するとより汚れが落ちやすくなる

市販の洗剤は洗浄効果が強いため、洗剤が付着すると手肌が荒れることがあります。使用する際はゴム手袋やマスクなどを着用し、換気扇を付けながら掃除を行ってください。

週に一回行うとよい

便器の内部の掃除は、なるべく週に一回行うことがおすすめです。便器に付着した汚れを放置すると、カビが発生したり、汚れがこびりついたりする原因になります。汚れが付着したら、できるだけ早く掃除を行いましょう。

【床】除菌シートだけでも大きな効果

床も壁もきれいなトイレ
トイレの床もピカピカにしよう

便器や壁だけではなく、床にも意外と多くの汚れが付着しています。トイレの床も壁と同じく、拭き掃除をメインに掃除を行いましょう。

【手順1】ほこりを簡単にとり、除菌シートで拭く

トイレの床を除菌シートで掃除している様子
床は尿はねが多い場所なので念入りに拭く

床は主に除菌シートでの拭き掃除がメインです。最初はほこりを取り除き、次に汚れを除去するために2回に分けて拭くことをおすすめします。

特に、便器と床の境目は汚れが溜まりやすい場所です。割り箸などの細い棒に除菌シートを巻きつけて隙間をなぞると、細かい部分の汚れも取りのぞくことができます。

【手順2】黒ずみや黄ばみがあれば、市販の洗剤を含ませた雑巾で拭きとる

床の黄ばみや黒ずみには、洗剤をつけた雑巾で拭き掃除を行ってみてください。黒ずみにはアルカリ性の洗剤・黄ばみには酸性の洗剤を使用すると効果があります。

ただ床の素材によっては洗剤を使用することで、床の色が変わったり、ワックスが剥がれたりしてしまう可能性があります。洗剤を使用する場合はごく少量をつけるか薄めて使用するなどして、様子を見ながら掃除を行ってください。

週に一回行うのが理想

床も便器や便器の内側と同じく、汚れやすい場所の1つです。できれば汚れや臭いが付着する前に、週に一度は掃除を行いたいですね。

日頃から手入れしてトイレをきれいに保とう

とてもきれいなトイレ
こまめなお手入れでピカピカのトイレを保ちましょう!

トイレ掃除を楽にするには、日頃からお手入れをすることが重要です。トイレは汚れが溜まりやすいので、汚れが固まる前に掃除をすることできれいな状態を保つことができます。最後に、トイレを清潔に保つ2つのコツを紹介します。

使用後、毎回簡単に拭いておくだけでも大きな効果

トイレの中に掃除用シートを置いておき、使用後に便座などを軽く拭いておくだけでも掃除を楽にすることができます。一見汚れていないと感じても、軽く拭き掃除をすることを習慣にするとよいでしょう。

水洗レバーやドアノブなど手の触れる箇所も拭いておくといい

便座と合わせて、水栓レバーやドアノブなどのよく触る場所も拭いておくことをおすすめします。トイレットペーパーホルダーなども忘れずに拭き掃除をしたいですね。

落ちないトイレのガンコ汚れはプロに依頼しよう

ミツモアの利用案内

どうしても落ちないガンコな汚れは、プロのトイレクリーニング業者に依頼すると隅々まできれいにしてもらえます。トイレをピカピカにして、嫌な臭いや汚れから解放されたスッキリとした生活を送りましょう。

ミツモアでトイレクリーニングを依頼する!