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ウォシュレットの掃除方法を解説!ノズル掃除で黒ずみ・尿石汚れとサヨウナラ!

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最終更新日: 2022年01月19日

ウォシュレットをよく見たら、黒ずみや黄ばみで汚れていた経験はありませんか?

汚れが気になるものの「掃除が大変そう・・・」というイメージから、掃除を後回しにしてしまっている方も多いのではないでしょうか。

「ウォシュレットはどうやって掃除したらいいの?」という方のために、ウォシュレットの掃除方法やノズルの出し方、センサーなど周辺部分の手入れ方法まで徹底解説します。

ウォシュレットが汚れる3つの原因

ウォシュレットの汚れの原因
ウォシュレットが汚れる原因は大きく分けて3つ

ウォシュレットに付着する汚れには、大きく分けて次の3つがあります。

  • 水垢
  • カビ
  • 尿石

ウォシュレットは自動で洗浄されているようなイメージを持ってしまいがちですが、掃除をしないとこれらの汚れがどんどん溜まってしまうのです。

【汚れ①】水垢

ウォシュレットを使った際に便器内で水が跳ね返ることで、水垢汚れが付着します。

水垢は水を使用するところでよくみられる、白くてざらざらした汚れです。水の中に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが、水分のみ蒸発することで析出します。

1度水垢となってウォシュレットに残ってしまうと簡単に除去できないため、やっかいな汚れだといえます。

【汚れ②】カビ

ウォシュレットは水分が付着したまま収納されるため、カビが発生しやすいです。

カビが発生するとウォシュレットを清潔に使用し続けられなくなったり、嫌なニオイにも繋がったりするため、定期的な掃除で対策を心がけましょう。

【汚れ③】尿石

ウォシュレットには尿の飛び散りによって尿石汚れも付着します。

尿石はトイレに飛び散った尿が乾燥して残る汚れで、雑菌が繁殖する大きな原因になっています。

尿石がウォシュレットに残ってしまうとトイレ全体の匂いが悪化し、気持ちよくトイレを利用できなくなることも。

明らかな尿石は黄ばみとなって確認できますが、ウォシュレットの場合は目視では確認しにくいです。

尿石を放置したままにしていると、そのまま固着して除去するのが難しくなりますので、できるだけ早い段階で掃除するのが理想的です。

ウォシュレットのノズルの出し方

ウォシュレットのノズルの出し方
ウォシュレットを掃除するために、まずはノズルを引き出そう

ウォシュレットのノズルの出し方や、ノズルが出ない時の対処方法について解説します。

ウォシュレットを掃除するには、まずはノズルを引き出さなければなりません。

適切な操作方法で引き出さないと、ウォシュレットの破損につながったり、掃除中に水が飛び出したりするなど、思わぬトラブルが発生してしまう可能性があるので注意しましょう。

ウォシュレットのノズルの引き出し方

ウォシュレットのノズルを引き出す方法は次の3つです。

  • ノズル掃除ボタンを押す
  • 止ボタン長押し→おしり/ビデボタンを押す
  • 電源を切って手で引き出す

ノズル掃除ボタンを押す

多くのトイレはノズル掃除ボタンを押すだけで、自動でノズルが出てくるようになっています。

トイレによって表記は異なりますが、LIXILなどの商品には「ノズルそうじ」などのボタンがあり、それを押せば水を出すことなくノズルを引き出せます。

止ボタン長押し→おしり/ビデボタンを押す

止ボタンを長押しして、おしり/ビデボタンを押してもノズルを引き出すことが可能です。

「ノズルそうじ」のようなスイッチがない場合、例えば TOTO では「止ボタン」を長押しすることで、ノズルを引き出せます。

またLIXILの場合は「止ボタン」と「おしり/ビデボタン」を同時に押せば、ノズルを引き出せるようになっています。

電源を切って手で引き出す

ノズルを引き出すボタンがない場合は、電源を切って手で引き出します。

電源が入った状態で無理やりノズルを引き出してしまうと、ウォシュレットが故障する原因になりかねないので注意しておきましょう。

具体的なノズルの引き出し方は、取扱説明書や以下のページを参考にしてみてくださいね。

参照:「ウォシュレット」(タイプ別)ノズルの出し方・戻し方|TOTO

参照:シャワートイレのノズル引出し方法|LIXIL

ノズルが出ない時の対処方法

どうしてもノズルが引き出せない場合、その原因として停電やセンサー・スイッチの故障、尿石の固着などが挙げられます。

電気系統が故障している場合は、修理するしか改善方法がありません。

普段は使えるのに掃除の時にノズルが出てこない場合は、一度電源を落として手で引き出してみましょう。電源を落としておけば途中で水が出る心配もありません。

ウォシュレットの掃除方法

ウォシュレットのノズルを歯ブラシで掃除する様子
歯ブラシを使えばウォシュレットの汚れを掻き出せる

ウォシュレットの掃除方法は以下の3つです。汚れの固着を防ぐため、少なくとも月1回の頻度での掃除を心がけてくださいね。

  • トイレ用掃除シートで拭き掃除
  • 黒ずみには中性洗剤と歯ブラシで磨き洗い
  • こびりついた水垢や尿石にはクエン酸と重曹を使う

汚れがそこまで付着していない場合や、日々のお手入れは簡単な拭き掃除でOKです。

黒ずみや尿石などの頑固な汚れが付着している場合は、洗剤を使ってていねいに掃除しましょう。

汚れの種類や程度に合わせた掃除が、きれいなウォシュレットの維持につながります。

トイレ用掃除シートで拭き掃除

ウォシュレットの掃除は「トイレクイックル」などのトイレ用掃除シートで、ノズルに付着した汚れを拭き取っていきます。

上下にこすって拭くだけで、汚れを簡単に落とすことが可能です。

掃除シートが無い場合は「トイレマジックリン」などのトイレ用洗剤をつけたトイレットペーパーを代用してもよいですよ。

届きにくい場所には、割り箸などの先端にシートを巻きつけて拭き取れば、細かい部分まできれいにできます。

黒ずみには中性洗剤と歯ブラシで磨き洗い

ウォシュレットの黒ずみ汚れには、中性洗剤と歯ブラシを使った磨き洗いが効果的です。

黒ずみの原因は水垢と尿石の複合物や、黒カビであることが多いです。

汚れをしっかりと落とすためにも、中性洗剤を塗布してから10分放置するのがポイントですよ。

【用意するもの】

  • 使い古した歯ブラシ
  • 「トイレマジックリン」などの中性洗剤
  • トイレ用掃除シート

【掃除方法】

  1. ノズルに中性洗剤を塗布する
  2. 10分間放置する
  3. 歯ブラシで優しく汚れを磨く
  4. 掃除シートで拭き取る

この方法なら汚い状態のノズルに直接触れる必要がありません。歯ブラシで擦る際は力を入れすぎないように気をつけましょう。

こびりついた水垢や尿石にはクエン酸と重曹を使う

ウォシュレットにこびりついた水垢や尿石汚れは、クエン酸と重曹を使って掃除します。

水垢や尿石を長期間放置しているとより頑固な汚れとなり、落とすのが難しくなります。水垢や尿石はアルカリ性なので、酸性のクエン酸が効果的です。

アルカリ性の重曹は残ったクエン酸を中和させるために用います。ウォシュレットの水は直接肌にかかるため、中和しておくと安心です。

【用意するもの】

  • クエン酸
  • 重曹
  • スプレーボトル 2つ
  • 歯ブラシ
  • トイレ用お掃除シート

【クエン酸スプレーと重曹スプレーの作り方】

クエン酸スプレー…スプレーボトルに水100mlとクエン酸小さじ1/2を入れて混ぜる

重曹スプレー…スプレーボトルに水100mlと重曹小さじ1/2を入れて混ぜる

【掃除方法】

  1. ノズルに「クエン酸スプレー」を吹きかける
  2. 歯ブラシで優しく磨く
  3. ノズルに「重曹スプレー」を吹きかける
  4. お掃除シートで拭き取る

ウォシュレット掃除の注意点

ウォシュレットの掃除

ウォシュレットを掃除する際の2つの注意点を紹介します。

  • 黒ずみ汚れにカビキラーは使えない
  • クエン酸と塩素系洗剤は同時に使用しない

黒ずみ汚れにカビキラーは使えない

ウォシュレットに黒カビが生えていたとしても、カビキラーを使うことは控えましょう。

カビキラーは塩素系の次亜塩素酸ナトリウムと水酸化ナトリウム界面活性剤が主成分です。そのため、カビキラーがウォシュレット内部に残り、肌や粘膜に直接ついてしまうと、肌を痛めてしまいます。

黒ずみがなかなか取れない場合は買い替えを検討するか、プロのクリーニング業者に掃除を依頼するのがおすすめです。

クエン酸と塩素系洗剤は同時に使用しない

クエン酸は酸性ですので、塩素系の洗剤と一緒に使用すると、有毒な「塩素ガス」が発生し、失明・死亡の危険性があります。

「混ぜるな危険」の表記がある洗剤を使用する際には十分に注意してくださいね。

関連記事:「混ぜるな危険」に要注意!具体例や対処法も解説|ミツモア

ウォシュレットの周りも掃除しよう

ウォシュレットの周りも掃除しよう
ウォシュレットの周りも掃除しよう

便座やノズルを定期的に掃除することで、掃除するときの負担を減らし、きれいなトイレを維持することができます。

ここからはウォシュレット周りの掃除方法について、詳しく説明します。

ノズルの収納口掃除方法(ウォシュレットの裏側)

ウォシュレットのノズルを掃除すると同時に、ノズルの収納口も掃除しておきましょう。ノズル収納口はカバーを取り外し、内部をお掃除シートで拭くだけで大丈夫です。水や洗剤が機械部分に流れ込みショートするのを防ぐためです。

新しいトイレのノズル収納部のカバーは、シャッター内のつまみを手前に引っ張るだけで簡単に取り外せます。もしノズル収納部分のカバーが外せない場合は、便座が着脱式になっていないか確認してみましょう。

便座が取り外せるトイレであれば、取り外した便座を裏返すことで、ウォシュレットのノズル収納部分を掃除することができます。

トイレの種類によって便座が取り外せなかったり、取り外し方法が機種によって違ったりするので、説明書をしっかり読んでから作業を進めましょう。

センサーの掃除方法

ウォシュレットを機能させるために必要なセンサーも掃除しておくと良いです。

普段の掃除ではセンサー部分を乾拭きしましょう。センサーが誤作動するほど汚れが付着している場合は、中性洗剤を雑巾などの布に染み込ませて拭き取ってください。

基本的にウォシュレットのセンサーはトイレの正面部分についていますが、商品によっては、トイレの裏側にセンサーがついているものもあります。トイレ全体を見渡してみて、黒い窓のようなものがあればウォシュレットのセンサーです。

脱臭フィルターの掃除方法

意外と忘れがちなのが脱臭フィルターの掃除。温水洗浄便座から立ち上がると、「ブーン」と音がしませんか?あれは脱臭機能が作動しています。

脱臭中はトイレの空気を吸い込んでいるため、フィルターにはホコリが溜まっていきます。掃除せずに放置していると、脱臭中にかえってクサくなったり、カビや汚れの原因になったりします。

脱臭フィルターを取り外して、軽く水洗いしましょう。便座から取り外す方法は製品によって異なるので、取扱説明書を確認しながら作業しましょう。

蓋と便座は拭くだけでOK

トイレの蓋と便座は、トイレクイックルなどのお掃除シートで拭くだけで簡単にきれいにできます。

掃除する際は、水をかけないようにすること、アルカリ・酸性の洗剤を使わないようにすることに注意しましょう。

タンクの汚れは重曹のつけ置きで防止

普段目につきにくい部分であるタンクも、月に1回の頻度で掃除しておきましょう。

タンクの掃除は非常に簡単。タンク内に重曹をカップ1杯分を入れて6時間放置します。最後に水を流せば掃除完了です。

重曹の効果によって汚れの原因となるたんぱく質を分解したり、消臭効果を発揮したりするため、トイレを綺麗に保つことができます。

関連記事:トイレタンクの掃除方法|オキシクリーンや重曹が効果的!|ミツモア

ストレーナーの掃除方法

ストレーナーとはトイレのタンクと給水管の連結部にあり、フィルターの役割をしている部品です。

ストレーナーは2年に1回程度掃除しておくことで、より清潔な水をウォシュレットのノズルから出せるようになります。

ストレーナーの掃除方法は以下の通りです。

【掃除方法】

  1. トイレの電源プラグを抜く
  2. マイナスドライバーでトイレの止水栓を閉める
  3. 給水ホースを取り外す
  4. ストレーナーを取り出し、歯ブラシなどでやさしく磨く
  5. ストレーナー、給水ホースを取り付ける
  6. 給水ホースを取り付ける
  7. 止水栓を開けて、コンセントに接続

徹底的に掃除したい時はウォシュレットを分解

ウォシュレット全体を本格的に掃除したいと考えている場合は、分解して掃除するとよいでしょう。

多くのトイレでウォシュレットを分解することができるため、ウォシュレットの表面だけでなく、裏側まで徹底的に掃除できます。

TOTOの場合、ボルトナットでウォシュレットが固定されている商品と、ベースプレートに固定されている商品に分かれています。

プラスドライバーで外せるものもあれば、専用の工具が必要になるものもあるため、説明書をしっかり読んで作業しましょう。

参照:ウォシュレットの取りはずし方|TOTO

LIXIL商品の場合、ワンタッチでウォシュレットを外せるものもあれば、工具を用いて取り外すものもあります。

TOTOのウォシュレットと同様に、説明書をよく読んだ上で、ウォシュレットを取り外すようにしましょう。

参照:便器のお手入れ・お掃除方法|LIXIL

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