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トイレに発生する虫の正体は?駆除方法や予防策、おすすめの防虫剤を紹介

最終更新日: 2024年11月13日

トイレに発生した虫は、不快なだけでなく健康被害のリスクもあります。しかし、どのように駆除すべきか分からない人は多いのではないでしょうか。トイレに発生する虫の種類と原因、駆除方法を紹介し、さらにトイレを清潔に保つ方法もお伝えします。

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トイレに発生する虫とは?

トイレまずはトイレに棲息する虫の種類や発生原因と、健康被害について解説します。トイレの虫に正しく対処していくためにも、しっかりと把握しておきましょう

トイレに虫が発生する原因

トイレに虫が発生する最大の原因は「不衛生な環境」です。

トイレの虫は、排水口のぬめりや汚泥などに含まれる有機物を餌にするため、排水管の中を餌場にして卵を産みつけ、繁殖することが少なくありません。

それが孵化して幼虫になると、排水トラップを通過して排水口に現れるのです。

そのほかには、トイレタンクで繁殖をする場合もあるでしょう。また成虫の場合は、開け放したままの窓や停止した換気扇の隙間から室内に侵入してきます。

特に、夏季などは気温や湿度が上がることで繁殖力が強まり、虫が大量発生してしまう可能性があるため注意が必要です。

虫の種類と健康被害

ここからはトイレに発生する代表的な虫の種類として、「チョウバエ」と「シミ」について紹介します。

この2種類以外にも、チャバネゴキブリがトイレから上がってくる可能性も。チャバネゴキブリの被害や対策方法に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

チョウバエ

「チョウバエ」はトイレの排水管にたまったヘドロなどから発生する昆虫です。体長は1~2mmほどで黒っぽく、ハート型の羽ですばやく飛び回るのが特徴といえます。

名前からハエの仲間と思われがちですが、実はユスリカやカに近い虫です。

チョウバエの健康被害としては、まず成虫が食品に混入することで食中毒の原因になることが挙げられるでしょう。また食べ物に産卵をすることもあり、孵化した幼虫を飲み込むと腹痛・下痢といった症状の「ハエ症」を引き起こします。

チョウバエが原因で命を落とすことはほとんどないものの、幼児・高齢者にとっては苦しい症状につながるため注意が必要です。

シミ

シミ(紙魚)は体長8~10mmほどの虫で、羽根がなく平らな形状・銀色の体・前後の触覚が特徴的です。湿度が高くて暗いところを好む習性があり、トイレで発生することが少なくありません。

直接的な健康被害はないものの、おぞましい見た目に不快感を抱く人は多いようです。

また紙類・衣類などを食べてしまうことがあるため、室内での発生には注意しましょう。

トイレに虫を発生させないための対策

スプレートイレに虫を発生させないための具体的な対策を紹介します。不快感や健康被害から自身や家族を守るためにも、あらかじめ備えておきましょう。

チョウバエには幼虫対策を徹底しよう

チョウバエを発生させないための最大のポイントは「幼虫対策」です。

前提として、チョウバエはトイレの泥土・汚れ・ぬめりなどを餌にして繁殖します。そのためトイレのタンク・便器・排水管などは、小まめに洗浄して清潔さを保ちましょう。

トイレタンクと便器の洗浄には洗剤とブラシを利用します。排水管は市販の洗浄薬を使用するのがおすすめです。

加えて成虫が室内に侵入してくるのを防ぐために、忌避剤を使うのもひとつの策でしょう。すでに卵を産みつけられてしまった場合には、防虫剤の利用が効果的です。

チョウバエは卵や幼虫の段階では室内を飛び回ることもないため、成虫に比べて駆除が簡単です。可能な限り、成虫になる前に対策を徹底しましょう。

シミにはタンクや排水管の掃除を

シミの場合もチョウバエと同じく、トイレを清潔に保つことが最大の対策といえます。定期的にトイレタンクや排水管の掃除をして、シミが発生しやすい環境をつくらないようにしましょう。

トイレタンクの蓋が自力で外せないタイプのときは、業者に依頼をするのもひとつの策です。

また、シミは紙類を餌とするため、トイレットペーパーの端切れや芯などを、トイレに放置しないよう注意することが重要です。餌を断ち切れば、シミの発生をかなり防ぐことができます。

またシミは湿気を好むため、換気扇を常に動かして風通しをよくしておきましょう。

トイレに虫が発生したときの主な駆除方法

スプレートイレに発生した虫は、業者に依頼せずとも家庭内で十分に駆除が可能です。ここからは、実際にトイレに虫が発生した場合の具体的な駆除方法を解説します。

防虫剤を使おう

チョウバエやシミの駆除には、防虫剤の利用が効果的です。市販の防虫剤にはいくつかの種類があり、それぞれに最適な場面が異なります。

目の前の虫に対処したい場合には、即効性のある「スプレータイプ」を利用しましょう。また、発生した虫をまとめて駆除するなら「液剤タイプ」や「燻製タイプ」が有効です。

複数のタイプの防虫剤をシチュエーションによって使い分けることで、トイレの虫をまとめて駆除できるでしょう。

小さい子どもやペットがいる場合には、より安全な防虫シートや芳香剤がおすすめです。虫の嫌がるにおいを出すことでトイレに虫が近寄らなくなります。人間にとってはいいにおいであることも多いため、不快感なく利用できるでしょう。

ハエ取り器を使おう

チョウバエの駆除であれば「ハエ取り器」を利用するのも一案です。チョウバエが好む香りで引き寄せて捕獲できるため、室内のチョウバエの数を減らせます。

チョウバエは足元の高さで飛ぶことが多いので、ハエ取り器は天井から吊るすタイプよりも床付近に置いて使うタイプのものを選びましょう。

設置するだけと手軽な上に、1個で1カ月以上にわたって効果が維持するものもあり、コスパにも優れています。

また、近年では紫外線で虫をおびき寄せるタイプもあるため、ハエ取り器の香りが気になるという人にはおすすめです。

トイレの虫駆除におすすめの防虫剤

トイレ掃除トイレに発生した虫を駆除するのにおすすめの防虫剤を、液剤タイプとスプレータイプでそれぞれ紹介していきます。

いずれも即効性があるため、いざというときのために常備しておくのもおすすめです。

トイレの虫がいなくなる液剤(キンチョー)

キンチョーの「トイレの虫がいなくなる液剤」は、ショウジョウバエの駆除に効果的な液状タイプの防虫剤です。

週2回、便器に適量をそそぐだけで、簡単にトイレの虫や卵を駆除することができます。発生した虫はもちろん、排水管にひそむ幼虫や卵を駆除するのにもぴったりです。

また、液剤自体からはやさしい森林の香りがする上に、細菌の繁殖を防ぐことでトイレのいやなにおいを抑制する効果もあり、一石二鳥の防虫剤といえるでしょう。

虫コロリアース(アース製薬)

直接スプレーを吹きかけることで、目の前の虫をすぐに駆除できる防虫剤です。

2WAYノズルを採用しており、ノズルを起こせば狭いところや距離のある対象にもスプレーがしっかり届きます。

また、1カ月のまちぶせ効果があるため、事前に発生しやすい場所や侵入経路に噴射しておくことで、トイレに虫が発生するのを予防することもできるでしょう。

チョウバエやシミはもちろん、幅広い種類の害虫にも利用できる便利な商品です。

トイレを清潔に保ち快適に過ごそう

トイレトイレの虫は、発生したときに駆除・対処するだけでなく、常日頃から発生しないように気を配ることが重要です。

虫は排水管やトイレタンクを餌場にして繁殖します。そのため基本的には、トイレを清潔に保つことが最も効果的な予防になるでしょう。

くわえて、いざ虫が発生したときは卵を産みつけられる前に駆除できるように、防虫グッズを常備しておく必要があります。

トイレの虫による不快感や健康被害を防ぐことで、快適に過ごせる環境をつくりましょう。

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