バリウムを飲んだ後トイレで用を足すと、便と一緒に出たバリウムが便器に付着したまま流れなくなるケースが少なくありません。
最終更新日: 2024年11月13日
バリウムが便器に付着してしまう理由や、付着を防ぐための具体的な方法、バリウムが残ってしまったときの対処法を解説します。
トイレでバリウムが流れない理由
トイレにバリウムが付着して流れないと、人に見られて恥ずかしい思いをしたり、見た目や臭いが気になったりと不都合が生じます。
そもそもなぜバリウムがトイレに流れないという事態が生じてしまうのでしょうか。バリウムがトイレに流れない理由を紹介していきます。
バリウムは重く水に溶けにくい
バリウムは重くて粘り気があり、便器に付着すると固形化したまま動かなくなります。また水に溶けにくいため流れにくく、そのまま便器に残ってしまうのです。
排水管の入口で固まったバリウムにトイレットペーパーが付着すれば、つまりの原因にもなり得るでしょう。最悪の場合には水漏れ被害が発生してしまうかもしれません。
バリウムを飲んだ後に用を足すときは、あらかじめ便器に付着しないような対策を取っておく必要があります。
トイレにバリウムが残ったときの対処法
トイレの便器にバリウムが付着してこびり付いてしまった場合、どのように対処すればいいのでしょうか。バリウムがトイレに残ったときの具体的な対処法を四つ紹介します。
割りばしを使って取る
便器に残ったバリウムはブラシなどでこすって落とそうとすると、こびり付いたり伸びたりと逆効果になるケースがあります。
付着したバリウムはこすって落とすのではなく、割りばしを使って便器から引きはがすのがおすすめです。細かく残ったバリウムまで取り除くのは難しいものの、一見して目立つバリウムのほとんどはこの方法で取り除けます。
バリウムを飲んだ後は最悪のケースを想定して、外出先でも割りばしを常備しておくとよいかもしれません。ただし割りばしで便器をこすってしまうと便器に傷が付くため注意しましょう。
ぬるま湯で溶かして流す
家のトイレであれば便器にぬるま湯を注ぐのも効果的な対処法です。水ではびくともしない固形化したバリウムも、お湯を使えば溶解できます。
ただし熱湯をかけると温度差が原因で便器にヒビが入り、水漏れなどの原因につながるため注意しましょう。約50℃のぬるま湯に温度調整をして流すのがベストです。1度で流しきれないときでも5回ほど繰り返せばきれいになります。
お湯を注いだら水位が下がるのを待ってから次のお湯を注ぐようにしましょう。水位は基本的にトイレが自動調整してくれるため、間髪を入れずに注ぎさえしなければ水漏れの心配はありません。
薬剤を使って溶かす
トイレ掃除用の薬剤もバリウムを溶かす効果があります。用法・用量を守り便器に注いだ後、しばらく放置してから流しましょう。
薬剤は割りばしやぬるま湯を使った後、便器に残った細かいバリウムを取り除くのにも役立ちます。
手間はかかるものの、最初から薬剤を使うよりも少量ですませられるため、組み合わせて使うのがおすすめです。また排水管の入口に付着したバリウムも溶かして流せるます。
薬剤を流したにも関わらずまだ便器にわずかなバリウムが残っているときは、トイレ専用のブラシを使ってこすりましょう。
薬剤が浸透していればスムーズに落とせます。ただしタワシは便器を傷つける可能性があるため、使わないように注意しましょう。
トイレがつまったときは業者に依頼しよう
排水管の入口に付着したバリウムが原因でトイレがつまってしまい、薬剤でも解消できない場合は、業者に依頼をするのが無難です。自力で排水管の奥をいじるのはトイレの故障につながるリスクがあるため避けましょう。
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トイレの便器にバリウムを付着させない方法
バリウムがトイレの便器に付着するのを防ぐためには、どのような対策を取ればよいのでしょうか。バリウムを付着させない具体的な方法を紹介します。
トイレットペーパーやシートを敷いておく
バリウムがトイレの便器にこびり付かないようにするためには、バリウムが含まれた便を直接便器に触れさせない工夫が必要です。
例えばあらかじめ便器にトイレットペーパーを敷いておけば、こびり付きの対策になります。手間がかからず特別な道具も必要ないため、非常に実用的な方法です。
水を流しながら便を出す
トイレットペーパーを節約したい場合は、水を流しながら便を出すという方法もあります。バリウムが便器に付着する前に水で流してしまえば、こびり付きの防止が可能です。
ただし便が便器に付着する直前に水を流さなければなりません。流すタイミングにコツがいるため、難易度はやや高めといえるでしょう。
タイミングが早すぎたからと2回連続で水を流しても、水量が少なくなってしまうため効果は期待できません。便器内の水が少ないとバリウムが付着してしまうため、余計に残りやすくなる可能性もあります。
バリウムがトイレに残らないように注意しよう
バリウムは重くて粘り気があり水にも溶けないため、便器に付着してしまうと固形化したまま残ってしまいます。また排水管にこびり付いてつまりの原因になる可能性もあるため、健康診断でバリウムを飲んだ後のトイレは注意が必要です。
便器にバリウムを付着させないためには、トイレットペーパーを敷く、水を流しながら便を出すといった対処をしましょう。トイレにバリウムが残ってしまった場合、割りばしを使って剥がす、お湯・薬剤でバリウムを溶かすといった方法で対処ができます。
万が一トイレがつまってしまったときは、業者に依頼するのがおすすめです。一括見積もりサービス「ミツモア」なら、安くて信頼できる業者をスピーディーにみつけて、トラブルに対処できます。
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バリウムは粘り気があって水に溶けにくいので、便器にこびりつくとなかなか取れません。
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