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部屋が汚いと訪問見積もりの料金が高くなる!正確な引越し費用を知るには?

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最終更新日: 2024年02月19日

家族での引越しなど荷物量が多いときは、正確な引越し料金を計算するためにも訪問見積もりが必要です。

荷物量に即した正確な料金を算出してもらえますが、苦手意識を抱く方も多くいます。理由のひとつに部屋が汚くて訪問見積もりを依頼しづらいというものがあります。

片づけをしないまま訪問見積もりを受けるとどのようなデメリットがあるか、そもそも訪問見積もりをしてもらえるかなどを解説いたします。

訪問見積もり前には「足の踏み場がある」程度に部屋を片付けよう

結論を先に述べると、足の踏み場があるのなら訪問見積もりを受けられます。そのため片づけるかどうか迷ったときはまず、家の中をスムーズに移動できるかを確認しましょう。

訪問見積もりを受けるからといって、雑誌に掲載されているようなおしゃれな部屋にする必要も、すぐにでも引っ越せるくらいに荷物をまとめる必要もないことをまずはご認識ください。

訪問見積もりの目的は荷物量の把握

訪問見積もりが苦手だと思ってしまう理由のひとつに、訪問見積もりの目的をきちんと理解できていないことが挙げられます。

なぜ訪問見積もりを行うかというと、引越し業者が運ばなくてはならない荷物の量を把握するためです。営業マンも仕事で来ていますから、それ以外のことは案外見ていないものですし、仮に見ていたとしても次の訪問先に着いた頃には忘れてしまっています。

訪問見積もりで片付けが必要な部屋の基準(画像イメージ有)

「足の踏み場があるくらいに片づけると言われても、今の部屋の状態でも十分生活できているし」と思われる方もいるでしょう。

そこでイメージ写真を用いて、片づけが必要な部屋の基準をご説明いたします。

訪問見積もりが問題なく進められる部屋の例

写真のように床の大部分が見えていて、室内を歩き回るのに問題がないのなら改めて片づけに時間を割く必要はありません

とはいえ床になにか物が落ちていると、見積もりの最中にうっかりつまづいてしまうかもしれません。

雑誌や新聞であれば机の上にまとめて置いたり、衣服であればたたんだり、ハンガーにかけたりするなど、床には余計なものがないようにしましょう。

もし飲みさしのペットボトルや食べ終わった食品の包装紙など、悪臭を発するものがある場合は処分しておきましょう。不衛生であり、害虫などがやってくるリスクがあります。

訪問見積もり前に片づけが必要な部屋の例

このように足の踏み場がほぼないような部屋は荷物量の把握が難しいです。見積もり料金が高くなってしまう可能性があるため、訪問見積もりの前に片づけることを推奨します。

足の踏み場がないほど物があふれているとき、真っ先に確認するべきは「今すぐに捨てられる、絶対に使わないものがないか」です。

散らかった部屋を見るとげんなりしてしまうものですが、ひとつひとつに着目すると先々週号の雑誌やお菓子の空き缶、コンビニでもらった未使用のカトラリーなどがあることに気づくでしょう。

自治体のごみ回収に出せるものがほとんどですから、目についたものはどんどん捨ててしまいましょう。

今すぐに捨てられるものを捨てるだけで、ある程度床が見えるようになることは珍しくありません。迷わず捨てられるものをすべて捨ててもまだ部屋が汚いようであれば、物を減らすフェーズに移行しましょう。

物を減らすといっても特別なことをするわけではありません。自治体のゴミ回収に出せる範囲の大きさのものの取捨選択をするだけです。

流行遅れの服や使っていない収納用ケースなど、処分すると決めたものはひとまとめにしておきましょう。この時ゴミの分別ごとにまとめられるとゴミ捨てに行くときに手間が少なくなります。

訪問見積もりを断られてしまうかもしれない部屋の例

足の踏み場がないどころか、そもそも部屋の中に入れないようなゴミ屋敷状態の部屋は訪問見積もりを断られてしまう可能性があります

このような状態に陥った場合、素人ができることはほぼありません。ゴミ掃除の清掃に長けた清掃業者や便利屋さんに依頼をして、ゴミ屋敷の掃除をしましょう。

ゴミ屋敷清掃ができる便利屋を探す

訪問見積もりの前に部屋を片付けないことのリスク

片づけが必要となる部屋のイメージが湧いたところで、見積もり前に汚い部屋を片づけない3つのリスクをご紹介いたします。

荷物量の把握がしづらくなり見積もり料金が高くなる

もっとも大きなリスクは、見積もり料金が不必要に高額になってしまうことです。

部屋が片付いていないと運ぶ荷物とそうでない物の区別がつきにくくなります。そのため営業マンは荷物を運びきれるよう、多めに荷物量を計上します。

荷物量に応じてトラックの大きさや作業人員の数を割り当てるため、荷物量が多いと判断されると見積もり料金は相応に高額になってしまいます。

過度なほこりや汚れは営業マンから嫌がられることがある

部屋が汚いからといってそれが直接的に料金に影響することはありません。とはいえ最低限の掃除がされていない部屋に通されるのは、いくら仕事とはいえあまりいい気持ちはしないでしょう。

あまりに部屋が汚いと、「この人と契約が成立しても、引越し当日までに荷造りなどの準備が完了するのだろうか」と思われてしまい、断られることを前提とした高額な見積書を提出する可能性もあります。

ほこりが溜まっているなど、日常生活の範囲内の汚れであれば家事代行サービスに依頼して掃除をしてもらっても良いでしょう。

部屋の片づけは家事代行サービスのほか、便利屋やハウスクリーニング業者に依頼できます

ハウスクリーニング業者というとカビやシミといったガンコな汚れの清掃をイメージしますが、家事代行をしてくれる業者もあります。自宅の状況に応じて使い分けましょう。

家事代行もしてくれるハウスクリーニング業者を探す

ひどく汚れていると退去時にも影響が出る

壁や床になかなか落ちないシミや汚れ、カビなどがついてしまっている場合は、退去時にハウスクリーニングや床の張替などの大規模な修繕が必要になるかもしれません

通常、敷金は退去時に返還されますが、大規模な修繕が必要となったときには敷金からその費用をねん出します。

返還される敷金が少なくなる、あるいはゼロになってしまうことも考えられるため、少なくとも水濡れを放置することは避けましょう。

訪問見積もり前の片づけのコツは2つ

引出しが空いている様子

訪問見積もり前に部屋が汚い人の多くは、そもそも部屋の片づけや整理整頓が苦手です。片づけようと思ってもどうして良いか分からず、途方に暮れてしまっているかもしれません。

片づけが苦手な人でも実践できるコツを2点ご紹介いたします。

小さなエリアから片づけを始める

まずは片づける場所をエリア分けしていきましょう。はじめは玄関やキッチン、リビングなどざっくりとしたエリアを設定します。

次にキッチンであれば水回り、コンロ周辺、戸棚の中など、時間がかかりそうな場所を分けていきます。

エリア分けが終わったら、小さなエリアから片づけを始めましょう。今日はキッチンの戸棚の中を整理して、明日はリビングの収納スペースを片づける、というように小さなエリアをひとつひとつ着実に片づけていくことで達成感が生まれます。

片づけがうまくいかない理由のひとつが、いっぺんに全ての部屋を片づけようとすることです。

訪問見積もりの前なのに部屋が片付いていないと焦ってしまうものですが、引越しにおいて焦りは禁物です。

処分する基準は1年以内に使ったかどうか

部屋の片づけをしていると思い出の品やプレゼントされたもの、まだ使うかもしれないものが出てくることがあります。捨てるかどうかの判断に迷ったら、1年以内に使ったかどうかを思い出しましょう。

1年以内に使っていないものであれば、それはあなたにとって必要のないものです。置物や写真などであっても、1年以上しまい込んでいるのであればなくても問題ありません。

それでも「まだ使うかも…」「それでも思い出があるし…」と悩んでしまうかもしれません。

しかし「このアイテムじゃないといけない」という理由がないのであれば、処分しても案外後悔しません。片づけのコツは、手に取ったときにポジティブな感情が浮かばないものは捨てることだと言われています。

訪問見積もり前の準備

ある程度の片づけが終わったら、訪問見積もり前の準備をしましょう。注意点は4つです。

訪問見積もり前の準備について詳しく知りたい方はこちらの記事もご参照ください。

運んでもらう荷物を整理する

引越し業者に運んでもらいたいものはなにかを整理しましょう。

できれば1度荷物を整理して、改めて必要かどうかをチェックしましょう。そうすることで本当に必要なものだけを運んでもらい、引越し料金の節約につながります。

インテリア用ミニチュアアイテムなどの小物が部屋中にある場合は収納ケース等にしまっておきましょう。ケースにしまっておけばどのくらいの大きさなのか一目瞭然になり、正確な荷物量が算出されやすくなります。

足の踏み場を作る

どうしても部屋を片付けきれなかったときでも、室内を自由に行き来できるだけのスペースを確保しましょう。床に物があるとそれだけで荷物量が多く見えてしまいますし、移動しづらく転倒などのリスクが高まります。

また訪問見積もり時にはスリッパを履くことが多いです。そのときに注意が必要なのがコード類です。

家電などのコード類は壁際に寄せておくか、充電用ケーブルであればコンセントから抜いてひとまとめにしておくことをおすすめします。

見られたくないものはトイレやバスルームへ避難させる

引越し業者に運んでもらいたいものの、できれば見られたくない荷物がある場合はトイレやバスルームに一時的に避難させましょう

トイレやバスルームにあるものは、依頼者ごとに運ぶ量が大きく変わらないため訪問見積もりでもチェックしないことが多いです。

万全を期すのであれば、水濡れしないようビニールなどで軽く梱包してバスタブに入れましょう。バスタブの蓋を閉めれば見られてしまうことはまずありません。

荷物量の見積もりが終わったタイミングで、見られたくないが運んでほしい荷物があることを忘れずに伝えましょう。

この時はダンボール何箱分の荷物であるか、はっきりと明確にし、できるだけ正確な見積もり料金になるよう協力してください。

荷造りはまだしない

引越しに使える新品のダンボール箱が余っているなど特別な事情がなければ、訪問見積もり前に荷造りをする必要はありません

訪問見積もりに来る営業マンは目利きであるため、部屋にある荷物の量を目視で確認すれば大体どのくらいのダンボール箱が必要かが分かります。

契約後にダンボール箱を無償提供してくれる引越し業者もいるため、荷造りはダンボール箱を受け取ってからで十分間に合います。

訪問見積もり当日の注意点

きれいな部屋をチェックする人

訪問見積もりの当日になってもまだ気は抜けません。3つのポイントを抑えて、訪問見積もりをスムーズに行いましょう。

もしペットと暮らしているのであれば、訪問見積もりの間は家族や友人に預かってもらうか別の部屋に移動させましょう。見積もりに訪れた営業マンがアレルギーを持っていたり、動物が苦手な可能性があります。

ほかにも知らない人が家に来ることで、ペットに強いストレスがかかることも懸念されます。

もし訪問見積もり時に見られたくない荷物があるのなら、ペットとともにひとつの部屋に隔離してもよいでしょう。

運んでもらう荷物と不用品を明確に分ける

多くの場合、訪問見積もりの際には室内にまだ不用品が残っています。運んでもらいたい荷物と不用品が混在している場合、どれを荷物としてカウントして良いのか分かりづらく、見積もり金額が高くなる原因になります。

不用品は別の部屋によけておくか、スペースがなければひとまとめにして布で目隠しなどをし、見積もりに来た営業マンに「あそこにあるものは処分する予定のもので、運んでもらいません」と伝えましょう。

処分予定の大型の家具・家電であれば、養生テープなどに「処分します」などと書いて目立つところに貼り付けておくと親切です。

クローゼットや部屋の扉は開ける

訪問見積もりを行う目的は荷物量の把握であるため、クローゼットの中身なども確認の対象です。とはいえ、勝手に扉を開けることはありません。

しかしクローゼットや部屋の扉を閉めっぱなしにしていると、「この中には何が入っていますか?」「こちらのお部屋の中を確認してもよろしいですか?」と余計なやり取りが生まれる原因となるため、特別な理由がなければ扉は開いておきましょう。

見られたくない荷物の量を明確に伝える

訪問見積もりで見られたくはないけれど、引越し業者に運んでもらいたい荷物がある場合は、「今見ていただいた荷物に加えて、ダンボール1箱分ほど別の荷物があります」などと、荷物量を明確に伝えましょう。

当日に言うと見積もり時から荷物量が増えたという扱いになり、追加料金が発生する可能性もあります。

訪問見積もり以外で正確な見積もりをしてもらう方法

計算機を操作している女性

どうしても部屋が片づけきれない、時間が足りないなどの理由から訪問見積もり以外で正確な見積もりをしてもらいたいのであれば、2つの方法があります。

ご紹介する方法はどちらも単身者向けのサービスですが、業者によってはファミリーでの引越しに利用できることもあります。サービス内容や適用範囲をよく確認し、お得に引っ越しましょう。

訪問見積もりを受けずに引っ越すときの注意点については以下の記事をご参照ください。

ビデオ通話や写真を利用したリモート見積もりを利用する

新型コロナウイルス感染症の広がりも影響し、今では多くの引越し業者がリモートでの見積もりを提供しています。

リモート見積もりを受けるのであれば、ビデオ通話を利用するものがおすすめです。室内を撮影しながら見積もりを受けるため、訪問見積もりでの料金に近い正確な見積もり料金を算出してもらえます。

ビデオ通話等のリモート見積もりのほかにも、電話で見積もりを取ることもできます。注意点や電話見積もり前の準備について知りたい方は以下の記事もチェックしてください。

荷物が少ないなら単身者向けプランを利用する

大手業者を中心に、専用コンテナに入る分だけの荷物を運搬する、単身者向けのプランを提供しています。積みたい荷物の大きさやダンボール箱の数がコンテナに積み切れるのであれば訪問見積もりは必要ありません

プランを提供している業者によって専用コンテナの大きさが異なるため、自分が運びたい荷物が運べる大きさのコンテナがあるかチェックしましょう。

提供者 サービス名 コンテナのサイズ(横幅×奥行×高さ) 料金例

東京→埼玉(約35km)

料金例

東京→大阪(約500km)

日本通運(日通) 単身パックL 108×104×175(cm) 30,800円 41,800円
ヤマトホームコンビニエンス わたしの引越し 100×100×170(cm) 23,100~27,500円 33,000~37,400円
サカイ引越センター 小口引越しプラン 105×75×144(cm) 近距離は対象外 要問合せ
SGムービング

(佐川急便)

カーゴプラン 100×75cm145(cm) 要問合せ 要問合せ

※コンテナの利用数は1個で計算

単身の引っ越し一括見積もりを利用する

訪問見積もりの金額を安くするための注意点

同じ条件で引っ越すのであればなるべく引越し料金は安くしたいものです。

訪問見積もりでの見積もり料金を安くするために気をつけたい3つのポイントをご紹介します。

① 相見積もりをとって業者を比較する

訪問見積もりを受けるのであれば2~3社に来てもらうようにしましょう。1社だけでは提示された見積もり料金が相場と比べて高いのか安いのかが分かりません。

複数社からの見積もりを受けたあと、改めて業者の比較検討をしましょう。そうすることで料金とサービスのバランスが良い業者が分かります。

② 当日に即決しない

訪問見積もりを受けると、営業マンから「今ここで決めていただければ、さらにお値引きいたします」などの魅力的な言葉を言われることがあります。

もちろんその金額で納得し、お願いしたいと心から思っているのであれば決定して問題ありませんが、少しでも懸念点があるのなら即決しないようにしましょう

即決できない場合は素直にその旨を伝えましょう。「申し訳ございませんが、今日1日だけ時間をいただけませんか?」と言えば、強引に営業することはありません。

もし断りの言葉を伝えても営業を続けるのであれば、その業者は候補から外した方が良いでしょう。

③ ダンボール箱は契約を決めてから受け取る

引越し業者の中には契約が成立したら、ダンボール箱をはじめとした梱包資材をサービスしてくれることがあります。

そのため訪問見積もりに来る営業マンは契約が成立したときのためにあらかじめダンボール箱を持ってきていることがあります。

大多数の営業マンは契約書にサインをもらったあとに「こちらがサービスのダンボール箱です」と渡してくれます。

しかし中には「とりあえず受け取ってください」と契約していないにも関わらず強引に置いて行ってしまう人もいます。

もしその業者を使わなかった場合、ダンボールを返送しなければなりません。契約書にサインをするまではダンボール箱を受け取らないようにしましょう。

部屋が汚くてもコツを知れば訪問見積もりは可能!

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訪問見積もりでは他人が訪ねてくることから、家をきれいにしなくてはならないと思ってしまいがちです。しかし目的は荷物の把握であるため、支障がない程度に片づけておけば問題ありません

引越しの料金がないため、相見積もりをして業者を比較するのが重要です。

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見積もりの料金を比べられるのはもちろん、過去にミツモアでお仕事を依頼した利用者からの口コミ評価も確認できます。

口コミからはサービスの質や人柄などがうかがえることが多く、金額以外の判断材料も得られるので安心です。

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