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新築に網戸が付いてない!取り付け費用の相場や選び方を解説

最終更新日: 2023年09月11日

新築を購入したものの、後から網戸が付いていないことに気付いて、あわてる人は少なくありません。網戸の取り付け方法や、費用の相場、網戸の選び方を説明します。ポイントを効率よく押さえて、安く網戸を取り付けましょう。

実は網戸の付いていない新築は多い

網戸を設置している様子

網戸は虫の侵入を防ぎ、新鮮な空気を取り入れる生活の必需品です。新築を購入したら、網戸が付くのは当然だと思っているかもしれません。しかし網戸はオプション扱いで、基本契約に含まれない新築は多くあります。

網戸がオプションかどうか事前にチェック

契約時に何の説明がなくても、新築には網戸が付いていないことがあります。理由の1つは、住宅価格を安く見せるためです。住宅の購入を検討する際に、見た目が美しくないという理由で、網戸を嫌がる人への配慮もあります。

網戸はオプションに入っている場合が多く、網戸も付けようとすれば、想定よりも新築の購入価格が高くなるかもしれません。購入するときには、基本契約の中に網戸が付いているか注意しましょう

網戸の取り付け費用

網戸をできるだけ早く取り付けるにしても、無駄な費用は出したくないでしょう。プロに頼んだ場合と、自分で取り付ける場合の費用相場を比較します。

プロに頼んだ場合の費用相場

大手サッシメーカー・取り付け専門業者に頼んだ場合の、網戸代と作業代を合わせた費用相場は、1枚あたり約6,000~1万円程度です。新築のオプションで網戸を頼んだ場合は、採寸から取り付けまで頼めますが、より高額になる可能性があります。

正確な値段は、網戸の数・種類・サイズ・依頼業者によって差が出るので、複数の業者に見積もりを出してもらいましょう。

見積もりの比較によって作業ごとの値段や相場が分かり、悪質な高額請求を避けられます。業者の実績や認知度も確認した方が安全です。必要な網戸の数と種類を同じにして見積もりを出してもらうと、具体的な値段の差が分かります。

自分で取り付ける場合の費用相場

DIYをする場合、採寸や取り付けを自力で行うことになります。かかる費用は網戸サッシの代金のみで、出張費や作業代を削れるため金額は抑えられます。

サッシの付いた網戸を安価に手に入れたいなら、ホームセンターの住宅設備やDIYコーナー、通販で購入が可能です。相場は約3,000~1万円程度ですが、サイズや種類によってはさらに高額になることもあります

必要な道具は、サイズを測る金属製のメジャーやドライバーなどです。網戸の数が多いほど節約できる金額は大きくなりますが、作業量も増えるので注意しましょう。

網戸の選び方

窓に合わせて適切な網戸を選ぶことは、正確な取り付けと同じくらい重要です。網戸を選ぶポイントを、種類・サイズ・性能の点から紹介します。

網戸の種類

網戸の種類は取り付ける窓の構造で決まります。最もスタンダードなのはパネルタイプの網戸です。横にスライドして開閉する「引き違い窓」や、上下にスライドする「上げ下げ窓」に使われるケースが一般的です。

風呂場やトイレなどで見かける「すべり出し窓」は、ドアのように開閉する形状で、固定タイプや収納タイプの網戸が使われます。

最近では、収納タイプを玄関に利用するケースも出てきました。折りたたんで収納できるアコーディオン型や、巻き取れるロール型、バスルームの扉のような折れ戸型があります。窓の構造に合わせて、必要な網戸の種類と数を調べましょう。

関連記事:網戸にはどんな種類がある?形状・素材・機能の3つに着目して、選ぶポイントを解説

サイズを測る

網戸のサイズは自分で測るか、型番シールで確認します。正確に測るためには、金属製のメジャーを使うのがおすすめです

横にスライドする網戸の場合、上下の網戸用レールの距離が高さです。3回ほど位置をずらしながらmm単位で測定し、最も小さい値を出します。幅は、窓サッシの外側の端から端までを水平に測ります。

上下の網戸レールの隙間の数値も必要です。外窓フレームのわずかに出っ張った部分にメジャーを当て、中央と両端のうち最も小さい値を出します。

一般的な網戸は、レールの幅がある程度ないと取り付けられません。もし7mm未満の場所があれば、特殊な網戸を探す必要があります。

窓のサッシに型番シールが貼られているときは、窓のシリーズ名や種類、サイズが分かるので、そこから網戸のサイズを判断できます。メーカーによって型番の読み方が異なるので、各社のホームページで調べましょう。

性能で選ぶ

網目の大きさも、網戸を選ぶ際のポイントです。虫の侵入を防ぎたければ細かい方が、通気性を重視するなら大きい方が効果は高くなります

特殊な性能が追加されている製品もあります。例えば片面ずつ銀と黒に塗られた商品は、部屋の中からは外が見えやすく、外から家の中は見えにくく、プライバシー保護ができて便利です。

他にもネットに虫の嫌う薬剤が含まれた製品や、樹脂コーティング加工でペットがひっかいても破れにくい製品もあります。

自分で網戸を取り付ける方法

自分で網戸を取り付ける様子

「網戸を購入した後に、専用のレールがないことに気付いた」ということがないように注意しましょう。網戸のレールをチェックする方法と、自分で網戸を取り付ける手順を説明します。

網戸のレールを確認しておく

網戸を取り付ける前に、網戸用レールの有無やサイズ、ゆがみを確認します。場合によっては、レール増設などの追加工事が必要です。

通常は、窓の外に網戸用レールがあります。スタンダードなスライド式窓向けの網戸は、レールがないと取り付けられません。製品によって必要なレールの幅が変わるので、購入前に注意書きをよく読むことが大切です。

レールの設置が難しければ、上下・左右に収納できるタイプや、窓枠に貼り付けるマグネットタイプを検討しましょう。

網戸を窓にはめる

一般的な網戸を窓にはめる手順は以下の通りです。網戸がスムーズに動くように、レールはきれいに掃除しておきましょう。

  1. 網戸の上部にある外れ止めを軽く緩める
  2. 網戸の上部をレールに差し込み、軽く持ち上げながら下もはめる
  3. 外れ止めを網戸が動く程度に締める
  4. 戸車のローラーを出して脱輪防止機構をセットする

最後に動作確認ができたら完了です。上部の外れ止めがレールの外に出ている場合も、基本は同じです。網戸がスムーズに動かないときは、外れ止めや脱輪防止機構を再度セットしてみましょう。

関連記事:網戸の正しい付け方は?うまくいかない原因や注意点も解説
関連記事:網戸の外し方・取り付け方を解説!タイプやメーカーによる違いは?

新築の網戸の取り付けはプロに頼もう

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自分で網戸を取り付ける方法は、DIYが得意な人ならそれほど難しくなく、安上がりといえます。

ただし網戸の種類やサイズを正しく選ばないと、窓と網戸の間に隙間ができたり、取り付けられなかったりするのが難点です。失敗したくない人は、業者に頼んだ方が安心できます

業者を探す際には、ミツモアを利用するのがおすすめです。簡単な質問に答えるだけで、最大5社に同時見積もりを依頼できます。

手軽に複数の見積もりをもらえるため、スピーディな業者選びが可能です。安さと手間のバランスを考えて、自分にとって最適な方法を選びましょう。

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