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「台風で屋根に穴が空いてしまった」「最近よく雨漏りがする・・・」という場合は、一刻も早く直しましょう。
雨漏りを放置しておくと、家全体の耐震性が低下したり、シロアリ発生の原因となったりします。
雨漏り修理の費用は、調査費用+本体施工代の合計で決まります。
「修理にどのくらい費用がかかるのか分からない」という方に向けて、屋根の種類・工事内容ごとの雨漏り修理の相場を記載しました。
雨漏り箇所の特定調査にかかる費用は約1万円です。
具体的には
などを調査で行ってくれます。
「雨漏りがするけど、原因・場所が特定できない」という場合は、雨漏り修理を専門とする業者に依頼するのがおすすめです。
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「業者に依頼するか迷っている・・・」「料金がどのくらいなのかだけ知りたい」という方でも、安心して利用できますよ。
「天井から雨漏りがする。一刻も早く屋根を修理してほしい」という方に向けて、屋根の雨漏り修理にかかる費用をまとめました。
修理内容 | 料金 |
コーキング補修 | 5万円~20万円 |
漆喰の補修・塗りなおし | 8,800円~/㎡ |
瓦の交換・補修 | 2,200円~/㎡ |
スレート屋根の修理 | 2,800円~/㎡ |
部分補修(金属屋根) | 5,000円〜/㎡ |
棟板金は「屋根の頂点にある板金」を指します。
頂点にあるため、屋根の中で最も雨の影響を受けやすい箇所の1つです。
この棟板金が「雨漏りの原因」となっているケースも多いと言われています。
下記にて、棟板金の修繕費用をまとめました。
棟板金と周辺の修繕 (4mあたり) | 20,000円〜 |
棟板金の交換 (1mあたり) | 3,000円〜 |
下地・防水シートは、併せて「ルーフィングシート」と呼ばれます。
ルーフィングシートは、屋根材(瓦やスレート等)と板の間に貼るものです。
雨漏りが起きているときは、この「ルーフィングシートの破け・劣化」が原因かもしれません。
▼ルーフィングシートの修繕にかかる費用
下地交換 | 2,000円/㎡ |
防水シートの張替え | 2,000/㎡ |
外壁の雨漏りは、ひび割れした外壁が雨水の侵入口となり引き起こされます。
下記にて、雨漏りした外壁を修理する際の費用をまとめました。
工事内容 | 費用 |
コーキング・ひび割れの補修 | 5万円〜10万円 |
コーキング剤の塗りなおし | 10万円〜50万円 |
▼外壁塗装の費用
アクリル塗装 | 1,800円〜4,400円/㎡ |
ウレタン塗装 | 1,700円〜5,000円/㎡ |
シリコン塗装 | 2,300円〜6,100円/㎡ |
「雨が降っていないのに、ベランダがいつも濡れている」
「ベランダの床にカビが生えている」
といった悩みがある方はいませんか?
もしかしたらそれは「ベランダの雨漏り」が原因かもしれません。
下記にて被害場所別の原因と、その修繕にかかる費用をまとめました。
原因 | 作業内容 | 費用 |
床のひび割れ | 床の防水シート・コーキング補修 | 3万円〜20万円 |
ベランダの壁のひび割れ | 新しく漆喰・コーキング剤を入れる | 5万円〜10万円 |
手すり(笠木)のひび割れ | 手すり(笠木)の交換 | 2万円〜10万円 |
窓・天窓からの雨漏りは、コーキングの劣化が主な原因として起こります。
下記にて、窓周辺の雨漏りにかかる費用をまとめました。
防水シート・コーキングの補修 | 3万円〜25万円 |
天窓の撤去と交換 | 20万円〜90万円 |
ミツモアでは、最大5つの事業者に無料で見積もりが取れます。
「業者に依頼するかは、費用を見てから決めたい」という方でも気軽に利用できますよ。
雨漏りが進行してくると、天井や壁紙に染みができてしまいます。すると屋根・外壁だけでなく、天井裏の木材や、壁紙などの修理も必要になるのです。
天井クロスの張り替え | 3万~5万円/20㎡ |
天井ジプトーン(石膏ボード)の張り替え | 3万~5万円 |
天井板の交換 | 5万~10万円 |
パテによる補修 | 1.5万~5万円 |
屋上にも防水工事が施工されています。比較的安価なシート防水を採用している場合、劣化によってシート同士の継ぎ目が浮いて、そこから雨水が侵入してくるケースが多いです。
塗膜防水 | 3,000~8,000円/㎡ |
シート防水 | 4,000~8,000円/㎡ |
アスファルト防水 | 5,500~8,000円/㎡ |
屋上防水の種類と単価相場は上記のとおりです。
50㎡~100㎡ほどの屋上であれば、20万~50万円ほどで工事することができます。
雨漏り修理をした後は、再び屋上から雨漏りしないように劣化サインに注意しましょう。防水層の膨れや浮き、また雑草が生えているなどの症状は要注意です。
雨漏り修理業者を利用された方の口コミの平均点と累計数を表示しています。
総合評価平均
4.9(203件)
項目別評価
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プロからの返信
濱田美紀様 この度は弊社をご利用いただき、誠にありがとうございました。 修理のスピードや料金についてご満足いただけたとのこと、大変嬉しく思います。 「またお願いしたい」とのお言葉は、スタッフ一同にとって大きな励みとなります。 今後も迅速かつ丁寧な対応を心がけ、信頼いただけるサービスを提供してまいりますので、何かございましたらぜひお気軽にお声がけくださいませ。 引き続きよろしくお願い申し上げます。
項目別評価
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プロからの返信
ケイジ様 この度は弊社をご利用いただき、また温かいお言葉をいただき誠にありがとうございます。スタッフの対応や修理後のチェックについてお褒めいただき、大変光栄でございます。今後とも安心してご利用いただけるサービスを提供できるよう、一層努力してまいります。 また何かお困りのことがございましたら、いつでもお気軽にご連絡くださいませ。 引き続き、よろしくお願い申し上げます。
項目別評価
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プロからの返信
M様 この度は雨漏り修理をご利用いただき、誠にありがとうございました。また、嬉しいお言葉をいただき、大変光栄に思っております。雨漏りの原因は複雑な場合も多いですが、M様のお役に立てたことを何より嬉しく思います。 今後も迅速かつ丁寧な対応を心掛け、安心してお任せいただけるよう努めてまいります。何かお困りの際は、どうぞお気軽にご連絡ください。 今後ともよろしくお願い申し上げます。 ありがとうございました。
項目別評価
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プロからの返信
そらまる 様 この度は、雨漏り修理サービスをご利用いただき、また温かい口コミをお寄せいただき、誠にありがとうございます。 迅速な対応と丁寧な修理にご満足いただけたこと、大変嬉しく思っております。そらまる様が安心してお過ごしいただけるようになったとのお言葉は、私たちにとって何よりの励みでございます。 今後も、皆さまに安心と信頼をお届けできるよう、さらに精進してまいりますので、何かお困りごとがございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。 改めまして、この度のご利用と心温まるお言葉に、深く感謝申し上げます。
項目別評価
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とても対応良いです
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プロからの返信
中村昭伸 様 この度は、雨漏り修理サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。また、温かいお言葉をいただき、大変光栄でございます。 他の業者様で修理が難しかった雨漏りが無事に改善できたとのことで、私たちも非常に嬉しく思っております。迅速な対応にご満足いただけたこと、そしてご信頼をいただき、心より感謝申し上げます。 今後も中村様に安心してご利用いただけるよう、より一層努力してまいります。何かお困りのことがございましたら、いつでもご相談くださいませ。 改めまして、素晴らしい口コミをありがとうございました。
「雨漏り修理をお願いしたいけど、どのような基準で業者を選んだらよいのか分からない」という方も多いでしょう。
過去には
・訪問販売してきた業者に雨漏り修理を依頼したら、相場とかけ離れた料金を請求された
・保険を使えば無料で屋根を修理できると言われ業務を依頼したら、保険料の一部を手数料として請求された
といった悪徳修理業者による被害が頻発しています。
そのような事態を防ぐためにも、業者選びは慎重に行いましょう。
ここでは「雨漏り修理業者を選ぶ際に注意すべきポイント」を6点紹介します。
まず着目すべきなのが、資格の有無です。
資格を保持していると、屋根修理・雨漏りに関する知識が豊富なため、質の高い工事を期待できますよ。
下記にて雨漏り修理に関する資格をまとめました。
一般建設業許可 | 厚生省より与えられる建設業の許可証のこと 500万円を超える工事を請け負う際には必須 |
雨漏り診断士 | 建物、防水・塗装の基礎知識に関する資格 |
1級施工管理技士 | 全建設工事の施工管理が可能な資格 建設業に関する横断的で、幅広い知識を持つ |
建築板金基幹業者 | 屋根や外壁の専門家 板金職人の内、約2%のみが保持する |
1級・2級建築士 | 建物の専門家である |
次に補償の有無に着目しましょう。
「施工後10年間で屋根が再び壊れた場合、2度目の修理は無料で対応」といった事業者であれば、万が一修理に欠陥が見つかっても安心ですね。
※無料保証を受けるには、業者ごとに条件があります。また台風や地震などの自然災害で屋根が壊れた場合は、保証の対象とはなりません。
次に確認しておくべきなのが「過去の利用者からの口コミ」です。
口コミは事業者のホームページ上で確認できます。
その際口コミの内容だけでなく、更新頻度にも着目しましょう。
頻繁に口コミが更新されている事業者であれば、日々多くの工事に対応している人気の事業者であることが分かります。
ミツモア上でも、雨漏り修理業者の口コミを掲載しています。
注意が必要なのが、雨漏り修理業者が対応できる屋根材の種類です。
業者によっては
「瓦屋根の工事には慣れているけど、金属屋根の修理には経験がない」
といった業者もいます。
そのため「業者が施工経験のある屋根の種類」は、しっかり把握しておくことが重要です。
こちらは事業者ホームページの「過去の施工例」から確認できます。
最後に非常に重要なのが、2つ以上の業者から見積もりを取ることです。
先ほども記載したように、雨漏り修理ではその緊急性から
「相場を確認しないで訪問販売してきた業者に依頼してしまった!」
といった悪徳修理業者による被害が頻発しています。
そのようなトラブルを防ぐためにも、お金を支払う前に必ず見積もりを取り、相場と比較しましょう。
〜ミツモアの特徴〜
簡単な質問に応えるだけで、最大5つの雨漏り修理業者に無料で見積もりが取れます。
そのため
にミツモアはおすすめです。
事業者のホームページ、知り合いの口コミ等から信頼できる事業者を探し、問い合わせを行いましょう。
「火災保険を使えば無料で工事できます!」などと謳い訪問販売をしてくる業者は、悪徳業者である可能性があります。
慌てて契約を結ばず、慎重に検討しましょう。
屋根の状況を調査し、費用を提示します。
見積もりは無料で対応してくれる業者が多いです。
調査には「目視調査・散水調査・赤外線サーモグラフィー調査」といった種類があります。
相場とかけ離れた料金で契約を結ばないようにするためにも、複数の事業者から見積もりを取りましょう。
屋根や外壁の雨漏り修理に必須の工程です。
約1日ほどで足場の設置は終わります。
雨漏りの再発防止のために非常に重要な工程です。
下記に下地処理の例を挙げました。
・高圧洗浄機を用いて、屋根のホコリ・汚れを取り除く
・防水シートの張替え
・既存屋根の撤去
下地処理が行わずに屋根の塗装・屋根材の交換を行うと、雨漏りの根本原因を解決出来ず、被害が再発生する恐れがあります。
工事の効果を高めるためにも「下地処理がしっかり行われているか」は必ず確認しましょう。
次の工程が屋根・外壁本体の修理です。
穴が空いた屋根や、ひびが入った外壁などを修理するのに重要な役割を果たします。
下記にて屋根葺き替えの施工内容と、かかる日数をまとめました。
・瓦の修理 (部分補修:半日ほど、全体の葺き替え:5日ほど)
・屋根の塗装 (2週間程度)
・屋根全体の葺き替え (1週間程度)
・コーキング剤の充填
コーキング剤は屋根や外壁の穴・隙間を埋めるために用いられます。
最終点検です。
業者と共に工事の内容を、しっかり確認しましょう。
・散水調査 (約半日)
工事後に屋根・外壁に水を撒き、雨漏り箇所がしっかり直せたか、確認する調査方法です。
散水調査は「雨漏り箇所がしっかり直せたか知りたい」という方におすすめですよ。
住宅の色々な場所で、雨漏りが起きる可能性があります。特に雨漏りが起きやすい場所を把握しておけば、万が一雨漏りが発生したときに欠損箇所を突き止めやすくなるでしょう。
雨漏りと聞いて、一般的にイメージされるのが屋根です。屋根からの雨漏りといっても原因は多種多様のため、屋根の素材に応じた対策が必要です。
薄板状にセメントを加工した「スレート」や瓦といった屋根の素材に関係なく、雨漏りは起こります。スレート同士の隙間を埋めるコーキングや、屋根と瓦を繋ぐ漆喰が剥がれる場合も、屋根からの雨漏りの原因として考えられるでしょう。
ガルバリウムやトタンなどの金属素材の屋根の場合、雨漏りの原因になるのは塗装の剥がれ・釘浮き・サビなどです。スレート屋根の頂上部分を覆う棟板金(むねばんきん)も、金属でできています。
屋根に太陽光パネルを設置している場合、設置時に屋根に開けた穴から雨漏りする可能性があります。
窓のサッシの隙間は、雨漏りしやすい場所の一つです。窓は軒下にある場合が多く、普通の雨なら雨漏りしません。台風のように強風を伴って雨が降るとき、サッシの隙間から雨が染み込むケースが考えられるでしょう。
コーキングの劣化も、雨漏りの原因として考えられます。外壁と窓枠の隙間を埋めるゴム状のパッキンがコーキングです。防水性能以外にも、耐久性を高める効果がコーキング材にはあります。外壁の窓枠部分は構造的に弱く、ひびが入りやすい箇所の一つです。
雨漏りが起きやすい場所には、外壁も挙げられるでしょう。気温や湿度による伸縮や地震によるひび割れなどで外壁に隙間が生じると、雨水が侵入します。
コーキング材が使われるのは、窓枠だけではありません。板状の外壁材であるサイディングボードやタイルの隙間にも、コーキング材は使われています。
窓サッシ同様、外壁のコーキング材の劣化も、雨漏りの原因になるでしょう。コーキングが劣化する原因は、紫外線を浴びたり雨風に晒されたりすることです。
日当たりを考えて設計されるベランダは、雨風に晒されやすい場所でもあります。劣化しやすい部分がベランダには多く、そこから雨漏りが発生します。
ベランダの劣化しやすい部分の代表が排水管です。雨風に晒されて劣化した排水管に亀裂や穴が入ったり、排水詰まりが原因で内側から腐食したりします。
ベランダの手すりの最上部を覆うようにかぶせる仕上材の笠木も、劣化しやすい部分といえるでしょう。笠木を設置する目的は、防水性の向上です。直接雨風が当たる笠木は内部に水が入ると排水しづらく、内部から腐食してしまいます。
【関連記事】ベランダのひび割れ原因と補修方法を解説!費用相場や長持ちさせるためのメンテナンスも
雨漏りをしている場所は、室内からは楕円形に黒ずんで見えます。水が滴っていなくても、黒ずんだ楕円形を天井や壁に見つけたら、雨漏りの予兆の可能性があります。
雨漏りが疑われるようであれば、雨漏りしている場所を特定しましょう。
簡単にできる特定方法は目視です。表面に欠損箇所がないと特定できないため、精度は高くありません。目視で異変を感じられなくても雨漏りが発生する場合は、他の特定方法も試しましょう。
コーキング材や内壁の塗装の剥げ、外壁のひび割れなどは、簡単に特定できます。スレートの破損や反り、瓦のずれなどの屋根の目視は、安全に注意が必要です。無理に屋根に登ろうとせず、近所の高い建物から確認するとよいでしょう。
雨漏りしていると思しき場所を目視で見つけたら、放水で確認しましょう。雨漏りしていれば、放水後の室内は濡れています。放水で雨漏りを確認するときは、ビニールシートを敷いたりバケツを置いたりして、事前に室内を保護しましょう。
目視に比べると、特定の精度は放水の方が上です。しかし風向きや風速など雨水以外の条件も必要な場合は、雨漏りと特定するのは難しいでしょう。
目視や放水で雨漏りしている部分を特定できなければ、専門業者に依頼するのも手段の一つです。専門知識のない人には特定できない内部の原因も、専門業者なら特定できる可能性があります。
専門業者の特定方法の一つに、赤外線調査があります。雨漏りしている場所の付近の温度が下がる性質を利用し、サーモグラフィーで浸水箇所を特定します。
ファイバースコープによる特定ができる専門業者もあります。瓦の裏や狭い隙間にファイバースコープを入れ、直接目視で確認できない内部の映像を見ながら、雨漏りしている場所を特定できます。
ブラックライトに反応する特殊な液体を流し、紫外線を当てて発光するかどうかで雨漏りを確認する発光検査もあります。
雨漏りの原因は、発生箇所によって異なります。さまざまな原因が考えられるものの、一言で表せば「住宅の不具合」といえるでしょう。
最初は雨漏りが原因だと思っていても、原因を突き止めるうちに他の現象だったと判明する場合もあります。雨漏りと間違えやすいケースも、一緒に抑えておきましょう。
雨水と聞くと、屋根から雨水が滴る現象を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし雨漏りが起こるのは、屋根だけではありません。窓のサッシや外壁など、あらゆる場所で雨漏りは起こり得る現象です。
不具合が発生した場所次第では、専門家でもなかなか欠損箇所を特定できない場合があります。雨水が侵入する屋外の欠損箇所と、雨水が落ちる屋内の位置は、必ずしも一致しないからです。
外壁の高いところの亀裂から雨水が壁に侵入し、壁の内部を水が伝って室内に漏れる場合を例に挙げましょう。この場合、最終的に壁ではなく、床から雨漏りが発生する可能性もあります。
雨漏りだと思っていた現象が、実は「結露」だった場合もあります。
窓ガラス・床・壁などの表面や内部に水滴の付く現象が結露です。室内と屋外の寒暖差によって発生する結露は、カビの発生や金属のサビ、木材の腐食の原因になります。
結露が起こりやすいのは、排水性の低い住宅や機密性の高い住宅です。換気して室内と屋外の寒暖差を少なくすれば、結露を防げます。雨漏りか結露か判断できないときは、換気しながら濡れた場所を確認しましょう。
結露と同じく雨漏りと似た現象に、「漏水」があります。雨漏りと漏水の違いは、住宅を濡らす液体が雨水かどうかです。たとえば欠損のある排水管から水が漏れている場合、液体の正体は水道水です。この場合、雨漏りではなく漏水と判断できます。
漏水かどうかを判断するポイントは、水道メーターや配管周りです。水を使っていないときに水道メーターが回っている場合や、配管周りに濡れを確認できる場合は、漏水の可能性があります。水の使用量に対して水道料金が割高なときは、漏水が考えられるでしょう。
雨漏りを発見した場合、応急処置を施す必要があります。応急処置をしないと床材を傷める原因になるため、被害が小さくても放置せず、できるだけ早く応急処置をしましょう。
まずはバケツとビニールシートで、漏れた雨水を受け止めましょう。雨漏りが発生している場所にビニールシートを敷き、その上にバケツを置きます。
自宅にビニールシートがなければ、タオルや雑巾で代用可能です。タオルや雑巾は水を吸うため、むしろビニールシートより水はねを防げるでしょう。
床に雨水が落ちると、滑りやすくなるだけでなく、フローリングのワックスが落ちて床材の劣化の原因になります。和室の場合も同様です。水に濡れた部分を放置すると、畳にシミができ、その部分が傷んでしまいます。
雨漏りがひどく修理を待てない場合、応急処置をする必要があります。屋根にビニールシートをかぶせる方法が一般的です。ただし落下事故やケガのリスクが高いため、屋根に上る作業はおすすめできません。
どうしても応急処置をする場合は、安全を最優先に作業しましょう。安全帯を着用したり雨風のない日に作業をしたりせず、万が一に備えて2人以上で作業しましょう。
応急処置方法はシンプルです。屋根の上にビニールシートをかぶせたら、ビニールシートの端を土嚢袋で固定します。近隣の家に迷惑がかかる恐れがあるため、ビニールシートが風で飛ばないよう土嚢袋の中身はたっぷり入れましょう。
雨漏りを放置すると、建物内部への浸水によって鉄筋や鉄骨が錆びてしまいます。鉄筋や鉄骨のサビは建物の強度の低下を招くでしょう。
建物の内部に水がたまると湿気が増えて室内にカビが生えやすくなります。雨漏りを放置しても、よいことはありません。雨漏りを見つけたら、できるだけ早く修理しましょう。
修理方法は雨漏りの場所によって異なります。雨漏りの場所や原因に最適な修理をするには、プロへの依頼がおすすめです。
プロに修理を依頼するメリットは、正確さだけではありません。雨漏りによる二次被害を防いでくれたり、今後雨漏りを繰り返さないよう対策をしてくれたりします。
集合住宅の場合、欠損箇所によっては上下階や隣の住宅に影響が及ぶ可能性もあります。賃貸は転居時に原状回復が必要なため、セルフ修理に失敗すると転居時に余計な手間がかかります。無駄な出費を省くためにも、根本的な雨漏りの修理はプロに任せましょう。
雨漏り修理の専門業者を選ぶコツは、いくつかあります。経験・実績の豊富さやインターネット上の口コミが代表例です。建築関係の資格保持者の有無や、建設業許可を得ているかも確認するとよいでしょう。
電話やメールで問い合わせてからの現場調査までや、正式な申込から施工までのスピード感も重要です。「申込・現場調査・修理」と雨漏りの修理はステップを踏むため、修理完了までに時間がかかります。できるだけ早い日付から対応してもらえるところを選ぶとよいでしょう。
修理費用が適正価格かどうかや無料見積もりの有無といった金銭面も、専門業者の選び方のポイントです。保証の有無や保証期間も併せて確認しましょう。
雨や風といった自然が原因である雨漏りは、防げないと思う人もいるでしょう。しかし定期的な対策によって、雨漏りを起こしにくくできます。自分に可能なことをして、雨漏りを起こさないようにしましょう。
雨漏りの発生箇所として多いのは屋根です。屋根からの雨漏りを防ぐためにも、屋根の状態を定期的にチェックしましょう。
瓦屋根の場合、瓦の歪みや漆喰の劣化を確認します。スレートの屋根も同様で、スレートの反りや破損、コーキングの劣化をチェックしましょう。金属素材の屋根の場合はサビや釘浮き、塗装の剥げも雨漏りに影響を及ぼすため注意が必要です。
ある程度の築年数が経った家なら、屋根材を総取り換えする場合もあります。大きめの改修工事は時間がかかり、梅雨や台風の時期は修理業者の予約が取りにくくなります。できれば梅雨の前に修理しましょう。
外壁の劣化と各所のコーキングも、定期的なチェックが必要なポイントです。
屋根以外では、外壁から雨漏りするケースも少なくありません。外壁の塗装が剥げたところから雨漏りする場合もあれば、外壁の亀裂から雨漏りする場合もあります。外壁の塗装の剥げや小さな亀裂は気づきにくいため、定期的にチェックして被害が大きくなる前に対処しましょう。
窓サッシや壁、スレート屋根など、あらゆる場所に使われるコーキングの耐用年数は、約7年です。雨風の触れ方によって劣化スピードが変わるため、耐用年数より早く駄目になる可能性もあります。定期的にコーキングを点検しましょう。
雨樋(あまどい)は、屋根に落ちた雨水を排水するための物です。雨樋のゴミ詰まりは排水機能の悪化に直結します。雨漏りを起こさないためにも、雨樋のゴミ詰まりを定期的に除去しましょう。
雨樋に詰まるゴミとしては、落ち葉や小石などが考えられます。これらを詰まらせないためにも、「落ち葉防止ネット」や「雨樋カバー」を用意しましょう。これらはホームセンターで入手可能です。これらのネットやカバーの取り付けは高所での作業になるため、業者に依頼しましょう。
続いて、雨漏りの修理を依頼する業者を選ぶ際のポイントを説明します。見積もり内容による判断のほかにも、信頼できる業者かどうかを見分けるポイントがあるので、ここで覚えておきましょう。
複数の業者から見積もりを取って、比較検討することが費用を抑えるコツです。
業者によって、修理箇所の面積の測定法にも差があるため、全体の修理費用も変わってきてしまいます。
数万円の差が出てしまうことも珍しくないので、最低でも3社以上から見積もりを取りましょう。3社以上から見積もりを取ることで、大体の相場が分かってきます。
修理費用が相場の範囲内かどうかをチェックしましょう。もちろん業者によって、また施工内容によって単価は違います。しかし「相場の3倍の料金」など、少しおかしいと感じたら別の業者からも見積もりをもらってみてください。
逆に、修理費用が安すぎる場合にも注意。正規の修理手順を省いていたり、手抜き修理を行っていたりする恐れがあります。
必ず相場の範囲内の費用に収まっているかを確認しましょう。
雨漏り修理は原因の特定が極めて重要なプロセスです。調査をしっかりと行い、原因を徹底的に調べてくれる業者を選ぶ必要があります。
建物の外を簡単に調べるだけの業者ではなく、内部まできちんと調査する業者なら安心です。
とくに「雨漏り」は、表面上では分からないところに原因が潜んでいる場合があります。「天井の真上から水が侵入している」場合だけでなく、「まったく別の場所から、木材を伝ってきている」場合もあるのです。
雨漏りの診断ができる資格を持っているかも重要な判断基準です。
たとえば「雨漏り診断士」は民間の認定資格ですが、建物の基礎知識や防水・塗装の知識、そして雨漏り診断の実務試験を突破しなければ認定を受けることができません。
この資格を有していることは、相応の知識と経験を持っていることを意味します。
さらにビルなどの大きな建物の場合、雨漏り修理にも大規模な工事が必要となり、建築士や建築施工管理技師などの資格が求められる場合もあります。業者として建設業許可を得ているかどうかも重要です。
雨漏り修理には必ず資格が必要なわけではありませんが、資格の有無が信頼度の指標にもなるので、依頼する業者が資格を持っているかはチェックしておきましょう。
保証やアフターフォローの充実度も、信頼できる業者を見分けるポイントです。
どれほど優秀な業者でも、絶対に雨漏りを直せるわけではありません。修理後に別の場所から雨漏りが発生してしまう可能性もあります。その場合に無償で修理してくれるかも重要な選択基準となります。
業者によってアフターフォローの程度は違いますが、優良業者は修理後に2年ほどの保証期間を設けていることが多いようです。
逆に修理後の保証を一切しない業者は、2度目の修理でも高額な修理費用を請求してくる可能性があるので避けた方が無難です。