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ベランダのひび割れは補修するには?対処法と費用の目安を紹介

最終更新日: 2020年11月25日

ベランダのひび割れは、劣化や地震などが原因で起こるため、完全に防ぐことは不可能です。しかし、早急に適切な対応を行うことで、被害を最小限に抑えられます。ベランダのひび割れが起こる原因や対処法について解説します。

ベランダにひび割れが起こる原因

ひび割れた床ベランダにひび割れが起こる主な原因は、「トップコートの劣化」「コンクリートの乾燥収縮」「地震による影響」の3つです。それぞれについて詳しく解説します。

トップコートの劣化

一般的なベランダであれば、防水工事により床に「防水層」を形成します。この防水層の劣化を抑えるのが、「トップコート」です。

トップコートが劣化すると、防水層もダメージを受けやすくなり、ベランダの床のひび割れを起こすリスクが高まります。

トップコートが劣化する理由は、主に経年劣化や施工不良です。紫外線によりダメージを受けるケースもあります。

ベランダの床を手でなでて「白い粉が付く」ようであれば、トップコートの劣化によるものだと推測できます。

コンクリートの乾燥収縮

コンクリートは、「乾燥収縮」という現象により、ひび割れを起こすことがあります。乾燥収縮は、コンクリート内の水分が減少することで発生する現象です。

ベランダの床にコンクリートを打つ際、コンクリートを型枠に流し込みやすくするため、水分量をやや多めに含ませることがあります。

水分量が多いと、コンクリートが十分に固まった後も水分が残り、さらに乾燥が進みコンクリートが収縮するため、ひび割れが発生するのです。

乾燥収縮は、コンクリートを打ち込んだ2~3カ月後に発生しやすく、余剰水分が多ければ2~3年間収縮し続けることもあります。

地震による影響

各地で地震が頻発している日本では、住んでいる地域や建物の構造を問わず、地震によりベランダにひび割れが起こる可能性があります。

細いひび割れから徐々に広くなりやすい上記2つの原因と違い、最初から広く深いダメージを負う可能性もあることが、地震によるひび割れの特徴です。

地震は、同じ地域に連続して発生することがあるため、最初のひび割れの被害が小さくても、2回目以降の地震でダメージが広がる恐れもあります。

また、地震によるひび割れは、地震発生の際に起こるものばかりではありません。地震で住宅に歪みが発生し、その歪みにコンクリートが耐えられなくなりひび割れを起こすケースもあります。

ひび割れを放置するデメリット

ひび割れベランダのひび割れを放置しておくと、雨漏りしたり建物内部の劣化を引き起こしたりしてしまいます。被害の程度によっては、補修費用が高額になるケースもあるため注意が必要です。

雨漏りの原因になる

ベランダの床にひび割れが起こると、ひび割れの部分から雨水が浸透しやすくなるでしょう。雨が降るたびに浸水することで、内部の水がベランダの裏側に達し、雨漏りを引き起こします。

軒下からベランダの裏側を見れば、雨漏りしているかどうか確認することが可能です。雨漏りしていると、軒裏に雨染みが付いています。

雨漏りは、ベランダの直下付近でのみ発生するとは限りません。ベランダのひび割れから浸透した雨水が、1階の室内の天井から漏れ出すケースもあります。

雨漏りが発生すると、家の中に湿気がたまりやすくなり、シロアリやダニが発生しやすくなります。カビが増え健康被害のリスクが高まることにも注意が必要です。

建物内部の劣化を引き起こす

ベランダのひび割れによる雨漏りが発覚した時点で、ほとんどの場合、内部の構造材は劣化が相当進んだ状態です。

建物内部に浸透した雨水により、コンクリートの劣化が促進されます。鉄骨や鉄筋などにはさびが、木材であればカビや腐朽菌が発生しているでしょう。

鉄材・木材・コンクリートの腐食が進むと、ベランダの床が崩れたり、1階の天井が落下したりする恐れもあります。家自体が傾いたり倒れたりする危険性にもつながるでしょう。

また、これらのリスクにより、建物の資産価値を落としてしまう可能性もあります。将来的に自宅の売却を考えている人にとっても、ひび割れの放置は大きなデメリットになり得ます。

高額な補修費用が必要になるケースも

ひび割れが軽度な状態で発見できれば、業者へ補修を依頼せずに、自分で補修できる場合があります。補修費用も、材料費程度で済むでしょう。

しかし、ひび割れを放置し、雨漏りなどで建物内部の劣化が進行した状態なら、業者へ補修を依頼するしかありません。

建物内部の構造材が大きなダメージを負っている場合は、大がかりな補修工事が実施されることになるでしょう。高額な補修費用を見積もられる可能性もあります。

特に、梅雨の季節など雨の日が続く時期には、ひび割れを放置すると被害が拡大するスピードも速まります。早めの対応を心掛けることが大切です。

補修が必要な目安は?

タイルひび割れの幅が0.3mmより大きい場合は、自分で直そうとせず、業者へ補修を依頼しましょう。ベランダの下に雨染みや雨漏りが確認できる場合も、業者への補修依頼が必要です。

1mm以下でも放置は危険

ベランダのひび割れを見つけたら、幅の広さを測りましょう。3mm以上あれば緊急性が高く、すぐにでも業者へ補修の依頼をすべき状態といえます。

「ヘアークラック」と呼ばれる、1mm程度しかないひび割れでも、長期間の放置は危険です。業者への補修依頼を早めに検討しましょう。

自分で補修できる幅の目安は約0.3mmです。0.3mm以下の細いひび割れなら、自分で材料を用意し、DIYで補修できます。

下から見たら雨染みや雨漏りがある

ベランダにひび割れが発生していると、雨が降るたびに、ひび割れから雨水が内部へ浸透していきます。

浸水する量が増えるにつれ、ベランダの下部まで雨水が達し、雨染みや雨漏りが確認できるようになるでしょう。

雨染みや雨漏りが発生している時点で、内部の構造材の劣化が相当進んでいる状態であることは、前述した通りです。

軒下からベランダを見上げれば、雨染みや雨漏りの有無を確認できます。雨染みや雨漏りがあるなら、ひび割れの幅の広さにかかわらず、すぐに業者の診断を仰ぎましょう。

ベランダがひび割れしたときの対処法

塗装中業者に補修を依頼した場合は、ひび割れの程度やベランダの状況、希望する防水性、予算などにより、いくつかの工法から対処法を選択することになるでしょう。代表的な工法やそれぞれの特徴を解説します。

防水塗装工事をする

ベランダの床がひび割れを起こしている場合は、雨水が浸入しないように考慮した工事を行います。

防水工法には、塗膜・アスファルト・シートなど、いくつかの種類があります。中でも、つなぎ目のないシームレスな塗膜で防水処理する塗装工事が主流です。

一方、ベランダの壁にひび割れがある場合は、防水をほとんど意識しない外壁塗装が行われます。外壁塗装は、風や紫外線に強く、デザイン性も重視した工法です。

壁は床と違い、水をためこみにくいため、防水加工を重視する必要がありません。壁に防水処理を施すことも可能ですが、費用が高くなる上、デザイン性も低くなってしまいます。

工法の種類と内容

塗膜防水の工法には、「FRP防水」と「ウレタン塗膜防水」の2種類があります。いずれも、つなぎ目のない防水層を形成できることが大きなメリットです。

FRPとは繊維強化プラスチックのことであり、優れた特性をいくつも備えています。ベランダのみならず、バスタブ・自動車・屋根など、広く使用されている強化材です。

ウレタン塗膜防水は、安価で施工できるため、初心者に人気があります。耐衝撃性・防音性・弾性・柔軟性に優れていることも特徴です。

塗膜防水以外の工法としては、シート防水が施される場合もあります。シートを敷設するだけの手軽さは魅力ですが、メンテナンスを怠るとシートが劣化しやすく、防水性を失ってしまう恐れもあります。

ひび割れの補修費用の目安

計算機とペンと紙ベランダのひび割れを補修する際にかかる費用の目安を確認しておきましょう。自分で補修するなら3,000円程度で済みますが、業者に頼む場合はそれなりの費用が必要です。

防水層から補修する必要がある場合は、数十万円の費用がかかるケースもあります。費用の目安を知り、できるだけ安く済むような対応を意識しましょう。

自分でやるなら材料費程度

0.3mm以下の小さなひび割れなら、自分で補修できます。補修費用も、用意する材料費程度で済むでしょう。

応急処置でしのぎたい場合は、防水テープで覆っておけば、雨水の浸入を防げます。この場合は、できるだけ早めに業者への補修を依頼しましょう。

簡単なウレタン防水を施すことも可能です。必要な材料としては、ウレタン系の補修材・ヘラ・養生テープなどが挙げられます。

補修材は数百円~2,000円程度、ヘラや養生テープも数百円で入手できるでしょう。全て合わせても、3,000円以内の予算でそろえられます。

DIYできる目安

ひび割れが防水層にまで影響を及ぼしている場合は、ひび割れの程度が小さくても、業者へ補修を依頼しましょう。

防水層の補修は、専門的な知識と高い技術を必要とします。DIYで補修しても、長期間雨漏りを防ぐことは困難です。

ベランダの床の補修をDIYできる目安はトップコートまでとし、防水層までダメージが及んでいるならDIYはあきらめましょう。

業者に頼む場合の費用

トップコートの補修を業者に依頼する場合、費用は1㎡あたり1,500~2,500円が目安です。また、ひび割れの補修費用は、1mにつき約5,000円と考えておきましょう。

4㎡のベランダを補修してもらうなら、塗装費用は上記の16倍となるため、2万4,000~4万円かかることになります。

この金額にひび割れの補修費用などを足し、さらにウレタン塗膜防水ではなくFRP防水を選んだ場合は、総額で10万円程度かかることもあります。

防水層の補修は高額に

トップコートだけでなく、防水層の補修も必要とする場合は、さらに高額な費用がかかります。

前項で解説したように、ひび割れの補修とトップコートの防水塗装だけなら、高くても10万円程度で済むでしょう。

しかし、防水層から塗装する場合は、ひび割れ補修とトップコート塗装に防水層の塗装も加わるため、総額で10~30万円かかります。

業者に依頼する場合の費用は、トップコートだけを塗装すれば済むケースと、防水層から塗装しなければならないケースで、金額が大きく変わる可能性があることを認識しておきましょう。

信頼できる業者選びのコツ

握手ひび割れの補修を依頼する業者選びで失敗しないためには、実績のある業者を選ぶのがポイントです。できるだけ費用を安く抑えられるよう、相見積を取ることも意識しましょう。

実績のある業者を選ぶ

ひび割れの防水塗装に対応可能な塗装業者は数多く存在します。しかし、その全てが実際に防水塗装の経験を持っているとは限りません。

業者を選ぶ際は、防水塗装の実績が豊富な業者を選びましょう。防水塗装の現場経験が多いほど、ひび割れの原因や雨漏りの兆候などを、より的確に見抜いてくれます。

防水塗装は、専門的な知識と優れた技術を必要とする工法です。施工費用が安いからといって適当に選ばず、実績重視で業者を選びましょう。

複数の業者から見積を取る

ベランダのひび割れの補修費用は、業者により差が出ます。少なくとも2~3社から見積を取り、比較して選びましょう。

防水塗装の知識に乏しい一般の人にとって、費用や工事内容の妥当性を見極めるのは困難です。

複数の業者から見積を取り、内訳を詳しく説明してもらうことで、業者ごとに比較しやすくなり、より信頼できる業者も探しやすくなります。

最も安い見積を出した業者が、最も信頼できる業者であるとは限りません。費用自体を比較するだけでなく、工事内容や目的などを吟味することも重要です。

ベランダひび割れ対応のプロ探しはミツモアがおすすめ

ベランダのひび割れは、トップコートの劣化やコンクリートの乾燥収縮などが原因で起こります。

ひび割れを放置すると、雨漏りの原因になるだけでなく、建物内部の劣化を引き起こす恐れもあり、高額な補修費用が必要になることもあるでしょう。

自分で補修できるレベルを越えているなら、業者に依頼する必要があります。防水層からの補修は費用がかさみやすいため、ベランダのひび割れを見つけたら、程度の大小にかかわらず早急に対応しましょう。

地域のプロを探す際はミツモアの一括無料見積もりをご利用いただくと手間なくご自身の希望通りの業者を見つけることが可能です。

ぜひミツモアを利用してみてはいかがでしょうか。

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