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トップコート塗装で外壁の劣化を防ぐ。塗り直しは5年を目安に

最終更新日: 2020年11月25日

外壁塗装に用いられる塗料にはさまざまな種類があり、異なる特性を備えています。「トップコート」もそのひとつで、独自の機能やメリットがある塗料です。使用したときの効果や塗料としての特徴、メンテナンスの目安などについて解説します。

トップコート塗装とは

外壁塗装塗装を検討する際に、「トップコート」という言葉を目にすることがあります。また、業者からメンテナンスを勧められることもありますが、どのようなものか知らなければ判断できません。まずは、トップコートの概要から見ていきましょう。

外壁に塗る塗料

トップコートは、外壁に使用する塗料の一種です。塗装が仕上がった際に塗面に生まれる塗膜を保護したり、ツヤを出したりするために用いるもので、表面をコーティングする働きを持っています。

塗膜を守ることで、紫外線の悪影響を抑える役割も果たしており、塗装の劣化を防ぎ、ひいては住宅を守ることになるのです。「表面仕上げコート材」「オーバーコート」とも呼ばれ、塗装では広く取り入れられている塗料です。

用いられる場所は、外壁だけではありません。屋根や屋上面、ベランダ、バルコニー、ウレタン塗膜を使った防水層などにも使用されます。

中塗り・上塗りに用いる

外壁塗装は下地処理に始まり、養生、下塗り、中塗り、上塗り、撤去、清掃といった工程をたどります。その中で塗料を使うのは、下塗りと中塗り、上塗りです。

通常、中塗りと上塗りに使用するのは同じ塗料で、それをトップコートと言います。トップコートは、特定の商品を指す固有名詞ではなく、中塗り・上塗りに適した塗料を指す一般名詞として使われている呼び名です。

トップコートにも多様な種類があり、それぞれ特性や品質に違いがあります。用途に応じて、適したタイプを選びましょう。

トップコート塗装の役割

ローラー外壁塗装の中塗りと上塗りに用いるトップコートは、どのような働きをするのでしょうか。その役割について掘り下げていきましょう。

防水層を守る目的で行う

トップコートの重要な役割は「防水層」を守ることです。防水層の保護は、住宅の損傷や劣化を防ぐためには欠かせません。防水層の働きを維持するために、表面をコーティングすると考えると分かりやすいでしょう。

外壁の大切な働きのひとつは、水の侵入を防ぐことです。外壁や屋根、ベランダ、バルコニーなどは、雨にさらされ、大気中の湿気を帯びやすい部分になります。そのため、それらに用いられる建材には、高い防水性が求められるのです。

防水層とは

トップコートが防水層を守る役割を担っていると説明しましたが、防水層とは何なのか疑問を抱く人もいるでしょう。塗装に関して詳しくない人にとっては、聞き慣れない言葉です。

防水層を簡潔に表すと、「建物内に雨水が浸入することを防ぐための層」と言えます。水を遮る防水層という膜を表面に形成することで、防水効果を生むのです。

住宅には、防水対策が必要な部分がたくさんあります。外壁や屋根をはじめとするそれらの場所には、防水層の形成が求められるのです。

トップコート自体に防水性はない

防水層が紫外線などによってダメージを受け、劣化が進行すると、屋内に水が浸入しやすくなります。結果として、雨漏りなどのトラブルにつながる危険性が増してしまうでしょう。

そのため、防水層の役割が重要となり、その保護のためにトップコートが効果を発揮します。ただし、誤解しやすい点ですが、トップコート自体に防水性はありません。

防水層は別の塗材によるもので、トップコートはでき上った防水層を覆い、保護するものです。建材に直接トップコートを塗布しても、防水効果が高まる訳ではない点に留意しておきましょう。

塗料の種類と特徴

筆と絵具トップコート塗装に用いられる塗料の種類はひとつではなく、いくつかタイプがあります。代表的なものが「ウレタン系」と「ポリエステル系」です。それぞれの特徴や効果について、詳しく説明します。

ウレタン系

「ウレタン系」塗料はオーソドックスな塗料で、防水層を形成するために用いられるどの素材とも相性が良いことが特徴です。

最大の利点は、液状のウレタンのため伸縮性があり、段差や細やかな場所への施行が容易なことでしょう。ゴムのような素材のため、割れることが少ないのも特徴です。

被膜の厚さは0.1mm程度で耐擦傷(たいさっしょう)性はそれほど高くないので、屋根や人が上を歩くことのない場所の塗装に向いています。薄い被膜のため重ね塗りも可能で、リフォーム工事などで多用されるようです。

ポリエステル系

「ポリエステル系」は、プラスチックに似た質感の樹脂によるもので、「オルソ系」と「イソ系」に大別されます。

オルソ系は、紫外線で分解されやすい性質です。そのため、屋外での使用では白化やチョーキング、ひび割れ、退色が生じやすくなります。一方でイソ系は、耐候性に優れている点が特徴で、屋外での評価も高いタイプです。

ポリエステル系全体のメリットは、被膜の厚さを0.3mm程度とすることが可能で、かつ優れた耐擦傷性があります。デメリットは、硬度が高く、厚塗りすると破損しやすくなる点です。

外壁のメンテナンスの目安は?

塗装外壁は強い日差しや激しい雨風などにさらされるため、劣化は避けられません。そのため、劣化の進行を抑制するための手入れも必要です。

トップコートのメンテナンスは、何を基準に行うべきでしょうか。目安について解説します。

寿命は5年程度

住宅の塗装では、新築においても大規模な塗り替えにおいても、10年間の保証が付帯していることが一般的です。保証の期間内であれば、浸水など大きなトラブルは起きにくいと言えます。

ただし、防水層を保護するためのトップコートは、それよりも短いスパンで塗り替えることがおすすめです。

ウレタン系のトップコートであれば、5年程度で再塗装すると良いでしょう。紫外線などにより、かなりの劣化が進んでいることがあるかもしれません。フッ素など耐久性や耐候性を備えたトップコートなら、7~10年ごとの塗り替えで十分な場合もあります。

トップコートの種類によって耐用年数は異なるので、どのタイプを使用しているか把握しておくと便利でしょう。

塗り替えが必要なサイン

トップコートに以下のような症状が確認されたら、塗り替えのサインです。

一定期間が経過すると、トップコート表面の塗膜が損傷し、退色しやすくなります。摩耗によって塗面が荒れてくる場合もあるでしょう。また、粉状の異物が表面に付着する「チョーキング現象」も、劣化を示す合図です。

塗装面が剥がれ、ひび割れが起きるケースもあります。水が内部に侵入しやすくなり、防水層の破壊を引き起こすリスクがあるため、早めの対処が求められるでしょう。

トップコート塗装のDIYは可能?

塗装道具日曜大工などが趣味の人は、トップコート塗装をDIYで行ってみようと考えるかもしれません。自分で行うための手順について見てみましょう。

自分でも作業できる

防水層を形成する防水工事は、知識と技術が求められる作業です。そのため素人には難しく、プロに任せることが望ましいと言えます。一方トップコートは、塗膜の保護を目的とした作業なので、防水工事ほど難易度は高くありません。

自宅を塗装したことがあるなどの経験を有している人や、塗装業者から丁寧なアドバイスを受けられる環境なら、自分でチャレンジすることも十分に可能です。

DIYの手順

作業にあたっては、汚れても良い服装と軍手を身に着け、次の物を用意しましょう。

  • トップコート用塗料
  • 下塗り用塗料
  • ローラー・刷毛
  • 高圧洗浄機
  • 養生シート
  • マスキングテープ
  • 金属ベラ
  • 補修材(小さな剥がれやひび割れ用)


始めに、高圧洗浄機で塗装する部分をきれいにします。次に、トップコートが剥がれかけている所があれば、ヘラで丁寧に剥がしましょう。ひび割れなどがあれば、ヘラを使って補修材で埋めます。

続いてテープを使って養生し、いよいよ塗装作業です。刷毛やローラーで、下塗りを施します。十分に乾燥したら、トップコート用塗料を重ね塗りします。

2度の塗装を終え、完全に乾いたことを確認したうえで、養生シートをはずしたら完了です。

業者に依頼する場合のポイント

塗装業者塗装の経験がない人は、大抵は業者に依頼する場合が多いでしょう。しかし、気軽に相談できる塗装業者を知らない人は少なくありません。安心して依頼できる業者探しのポイントを解説します。

見積もりは内訳まで確認する

まずは適正な料金かどうかを見極めるためにも、見積もりを取ることから始めましょう。作業の内容が細かく示され、金額の内訳が明記されているかを確認するのです。

塗装作業では通常、下地処理、養生、塗装、撤去、廃棄物処理といった工程となります。業者によっては見積もりの作成にあたって、大ざっぱな記載で済ませている場合もあるのです。

例えば、塗装に関して「トップコート塗装」と一括りで記入されていると、材料は何を使うのか分からず、塗装回数も不明です。下地処理に養生が含まれておらず、終わってから別途費用が加算されるケースもあります。

想定外のコストがかかったり納得できない結果を招いたりしないように、見積もりは細かくチェックすることが大切です。

説明をしっかりしてくれる業者がおすすめ

相談を受けた業者が、見積もり作成にあたって行うことが現地調査です。その際に、屋根に上っての確認や脚立などを使用した高所のチェックなど、細かく診断してくれると安心できます。

丁寧な業者であれば、劣化が進んでいる箇所や不具合が生じている部分を、画像に撮って教えてくれることもあります。

大切な住宅のコンディションに関わる塗装なので、適切な判断と確実な作業が見込める業者に依頼したいものです。現状を正確に報告し、必要な作業と金額をしっかりと説明してくれる業者がおすすめでしょう。

ミツモアで外壁塗装業者に見積もりを依頼しよう!

トップコート塗装は、防水層を維持するために重要な役割を担っています。それだけに、塗装の劣化は早めに手当てしたいものです。適切なメンテナンスを心掛け、家の安全性を守りましょう。

そこで重要なのが、相見積(あいみつもり)です。複数の業者から提示された見積額を比較検討し、納得できる費用で依頼をしましょう。

ミツモアでは豊富な経験と知識を持ったプロに外壁塗装の見積もりの依頼ができます。まずはプロに相談をしてみてはいかがでしょうか?

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