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病院向け人事評価システムおすすめ5選

ぴったりの人事評価システムをさがす
最終更新日: 2026年05月15日

「ラダー評価と人事考課がバラバラで、評価結果が昇給や賞与に反映されない」
「医師や看護師、コメディカル、事務職で評価体系がまったく違い、一つのシステムで管理できるのか不安だ」
「医療特化型と汎用型のどちらを選べばいいのかわからない」

病院の人事評価は、医師の働き方改革による労務管理の厳格化、看護職員の離職率11.0%という深刻な人材流出、クリニカルラダーと賃金の連動といった背景から、紙やExcelでの多職種運用が限界を迎えています。

この記事では、病院規模での導入実績がある製品だけを厳選し、ラダー評価と人事考課の統合という切り口で比較します。 選び方のポイントから導入事例まで踏み込んで解説するため、自院にあった人事評価システムの選び方がわかります。

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なぜ今、病院に人事評価システムが必要なのか

医師の働き方改革で評価と労務の一元管理が急務に

2024年4月、医師にも時間外労働の上限規制が適用されました。原則となるA水準では年間960時間が上限です。月100時間以上の時間外労働が見込まれる場合は、面接指導の実施が義務化されています。

紙やExcelで評価と勤怠を別々に管理している現場では、データの突合や進捗管理に膨大な手間がかかります。限られた時間で成果をあげる医師を正当に評価するには、労務データと人事評価を一つのシステムでつなぐ仕組みが欠かせません。

この課題に対応できる製品の一例として、SmartHRがあげられます。労務管理と人事評価機能を一つのプラットフォームで提供しており、評価と勤怠の一元管理に強みを持つ製品です。

看護師の離職率が改善せず、定着策としての評価制度見直しが浮上

日本看護協会が2026年3月に公表した「2025年 病院看護実態調査」によると、2024年度の正規雇用看護職員の離職率は11.0%です。既卒採用者は16.1%にのぼり、規模を問わず人材流出が続いています。

採用が難しい時代だからこそ、公平な評価制度とキャリアパスの可視化が経営課題にあがっています。評価の透明性を高め、職員が自身の成長を実感できる仕組みをつくることが定着率の改善につながります。

HRBrainは医療法人での導入を通じて離職率を半減させた実績があります。カオナビ Medical Cloudはパルスサーベイで職員のコンディションを定期的に把握できるため、離職の予兆を早期に検知する運用にも対応しています。

クリニカルラダーと賞与や昇進の連動が現実的なテーマに

日本看護協会は2024年に「看護職のキャリアと連動した賃金モデル」(出典:日本看護協会公式Webサイト)を公表し、クリニカルラダーと賃金の連動を推奨しています。マネジメントコースとスペシャリストコースの複線型等級制度を導入し、ラダーレベルの昇格を基本給や資格手当に反映させるモデルです。

しかし現状では、多くの病院で非管理職の基本給が年功的な要素で決まっており、ラダーの評価結果と人事考課が分断されたままの病院がほとんどです。この分断をシステムで解消できるかどうかが、製品選定の重要な軸になります。

カオナビ Medical Cloudはクリニカルラダーをシステム上で標準的に再現し管理できると公式Webサイトに明記しています。人事評価ナビゲーターは制度構築コンサルとあわせて、ラダーと賃金の連動を設計段階から実現できる製品です。

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病院が人事評価システムを選ぶための4つのポイント

医療特化型を謳う製品のなかにも、50名以下のクリニックを中心とした製品と、数百名以上の病院規模の実績を持つ製品があります。製品タイプだけで判断せず、自院と同規模の導入実績があるかを確認してください。

以下では、4つの選定ポイントを解説します。

クリニカルラダーと人事考課を統合できるか

多くの病院では、クリニカルラダーの評価は看護部が管轄し、人事考課は人事部がおこなうという運用上の分断が生じています。この分断こそが、ラダーレベルが上がっても給料に反映されないという現場の不満の根本原因です。

製品を選ぶ際は、ラダーレベルの評価結果を昇給や賞与にシステム上で反映できるかを確認してください。ラダー評価の項目をそのまま取り込めるか、賞与査定のワークフローと紐づけられるかが判断基準になります。

カオナビ Medical Cloudは、カスタマイズ性の高いフォーマットでクリニカルラダーをシステム上に再現しスキルを可視化できます。公式Webサイトでラダー対応を明記している製品です。人事評価ナビゲーターは制度構築コンサルとセットで、ラダーと賃金の連動を設計段階から実現した病院実績を持っています。

多職種の評価体系に対応できるか

病院の評価が複雑な理由は、職種ごとに評価の考え方がまったく異なる点にあります。医師は業績や研究成果、看護師はクリニカルラダーによる実践能力、コメディカルは専門技術、事務職は行動目標の達成度が評価の中心です。

製品を選ぶ際は、職種ごとに異なる評価シートを設定できるか、承認経路を職種別に設計できるかも選定のポイントです。

HRBrainは評価テンプレートを職種別に自由にカスタマイズできます。カオナビ Medical Cloudは評価シートの自由設計に対応しており、医師免許や保険医登録票の一元管理も可能です。人事評価ナビゲーターは済生会滋賀県病院で、医師以外は統一した評価項目を使いながら看護師のみラダー連動の評価体系を構築した実績があります。

PCを持たない看護師でも使える操作性か

病院では看護師が一人一台PCを持たないケースが一般的です。シフト勤務でまとまった時間を確保しにくく、ITに不慣れなベテラン職員も多い環境です。

製品を選ぶ際は、スマホから評価シートの入力や閲覧ができるか直感的なUIで短時間に操作が完了するかを重視してください。HRBrainは職員1,013名のツカザキ病院での導入時に、1回の説明で操作を習得できたと報告されています。ブラウザ向けに設計されたUIで、アプリのインストールも不要です。カオナビ Medical CloudSmartHRもスマホからの評価入力に対応しており、PC未配布の職員でも利用できます。

制度設計から支援してくれる体制があるか

評価制度そのものが整備されておらず、システム以前の課題を抱えている病院も多くあります。とくに中小規模の病院では、評価基準の策定から着手しなければならないケースもあります。

製品を選ぶ際は、システムの導入だけでなく、評価制度の設計や運用定着まで伴走してくれる支援体制があるかを見極めてください。DoctorHRは医療専門のコンサルタントがオーダーメイドで評価制度を構築し、カスタマーサクセスが運用まで伴走します。人事評価ナビゲーターは医療コンサルが制度設計からシステムのセットアップまで一貫して対応し、病院規模での導入実績も豊富です。

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病院向け人事評価システム比較表

以下の比較表は、医療機関での導入実績が確認できた製品だけを厳選して掲載しています。

製品名 提供企業 製品タイプ ラダー対応 多職種対応 主な病院導入実績 料金体系 特徴
人事評価ナビゲーター 株式会社日本経営 医療特化型 ○(コンサルでラダー×賞与連動を設計) 恵寿総合病院、済生会滋賀県病院 月額5,500円〜、初期11万円〜 医療コンサル付き低価格
カオナビ Medical Cloud 株式会社カオナビ 病院実績型 ○(ラダーを標準再現し管理可能) 亀田総合病院、武田病院グループ3,600名、石狩病院 要問い合わせ ラダー標準管理とISMAP対応
HRBrain 株式会社HRBrain 病院実績型 ツカザキ病院1,013名、医療法人順洋会 要問い合わせ 操作性が高く離職防止に強み
SmartHR 株式会社SmartHR 病院実績型 公平病院、つがる総合病院 初期0円、15日間トライアル 評価と労務の一元管理
DoctorHR 株式会社Tobe-Ru 医療特化型(クリニック向け) ○(コンサルが制度設計から伴走) ―(クリニック規模のみ) 要問い合わせ 医療専門コンサルの伴走

※「―」:公式Webサイトに記載なし

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病院におすすめの人事評価システム4選+知っておきたい1製品

人事評価ナビゲーター(株式会社日本経営)

人事評価ナビゲーター
出典:「人事評価ナビゲーター」公式Webサイト

人事評価ナビゲーターは、医療・介護領域の制度設計ノウハウをもとに開発された人事評価システムです。目標評価、行動評価、職務評価の3つの評価軸を組みあわせて運用でき、病院ごとの評価体系にあわせた柔軟な設計が可能です。

病院向けの強みは、制度構築のコンサルティングとシステム導入をセットで提供できる点にあります。済生会滋賀県病院では、看護師についてクリニカルラダーに紐づけた評価制度を導入しました。評価結果を給与や昇進に直結させる仕組みを構築しており、ラダーと賃金の連動を実現した事例です。

病院規模の導入実績として、評価対象1,000名超の恵寿総合病院と、常勤職員約700名の済生会滋賀県病院の事例が公式に確認できます。

初期費用11万円から、月額5,500円からと導入しやすい料金体系です。期中の行動を記録するメモ機能で日常の観察をもとに公正な評価がおこなえます。報告資料の出力機能は評価委員会での比較や調整にも活用でき、基幹業務システムとのAPI連携による人事マスタの一元化や評価結果の自動反映にも対応しています。

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カオナビ Medical Cloud(株式会社カオナビ)

カオナビ Medical Cloud(株式会社カオナビ)の公式サイトのスクリーンショット
出典:「カオナビ Medical Cloud」公式Webサイト

カオナビ Medical Cloudは、医療機関向けに設計されたタレントマネジメントシステムの特別プランです。顔写真ベースの直感的な人材データベースを軸に、評価ワークフローやスキル管理、配置シミュレーションまで幅広い機能を備えています。

病院向けの強みは、クリニカルラダーをシステム上で再現し管理できる点です。公式Webサイトにラダー対応を明記しており、スキルの可視化を通じた人材育成に活用できます。パルスサーベイで職員のコンディションを定期的に把握でき、離職の予兆を早期に検知する運用にも対応しています。

亀田総合病院の看護部門で2026年3月に導入されたほか、約3,600名の武田病院グループや石狩病院でも導入実績があります。

医療機関向けの特別価格が用意されており、提案時に既存の評価シートを無料で再現するサービスも提供されています。ISMAPに登録済みのため、自治体立病院や公的医療機関のセキュリティ要件にも対応できます。スマホからの評価入力に対応しており、PC未配布の職員が多い病院でも導入しやすい設計です。

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HRBrain(株式会社HRBrain)

出典:「HRBrain 人事評価」公式サイト

HRBrainは、評価データの一元管理と見える化をシンプルな操作で実現するタレントマネジメントシステムです。評価シートの配布から集計までをワンストップで完結でき、MBOや360度評価など豊富なテンプレートを標準搭載しています。

病院向けの強みは、職種別の評価シートを自由にカスタマイズできる操作性の高さです。医師の業績評価から看護師の実践能力、事務職の行動評価まで、多職種の評価体系を一つのシステム上で運用できます。医療法人での導入では、評価の透明化と納得感の向上を通じて離職率を半減させた事例もあります。

急性期病院のツカザキ病院や医療法人順洋会での導入実績があります。

料金は利用人数に応じた月額制で、必要な機能を組みあわせて利用できます。評価シートの閲覧や入力はスマホからも可能で、ブラウザ向けに設計されたUIのためアプリのインストールは不要です。1on1の記録やスキルチェック機能も搭載しており、評価だけでなくタレントマネジメント全体をカバーする拡張性を備えています。

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SmartHR(株式会社SmartHR)

SmartHR(株式会社SmartHR)の公式サイトのスクリーンショット
出典:「SmartHR」公式Webサイト

SmartHRは、労務管理と人事評価を一つのプラットフォームで提供するクラウド人事労務ソフトです。入退社手続きや年末調整などの労務管理を軸に、人事評価やタレントマネジメントの機能を統合しています。

病院向けの強みは、医師の働き方改革への対応に直結する機能セットにあります。労働時間の把握から面接指導の記録、評価データの管理までを一つのシステムで完結できるため、紙やExcelでの分散管理を解消できます。評価シートは業績評価や能力評価、360度評価に自由にカスタマイズでき、多職種の評価体系にも柔軟に対応する設計です。

人事評価機能でExcelを脱却した公平病院や、つがる総合病院での導入実績があります。

初期導入費用が0円で、15日間の無料トライアルが用意されています。スマホアプリからプッシュ通知で評価の依頼を受け取れるため、PC未配布の看護師でもスムーズに対応できます。キャリア台帳で過去の評価履歴を蓄積し、昇格候補の検討や配置シミュレーションに活用できる点も特徴です。

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【参考】DoctorHR(株式会社Tobe-Ru)── クリニック特化だが知っておきたい製品

DoctorHR(株式会社Tobe-Ru)の公式サイトのスクリーンショット
出典:「DoctorHR」公式Webサイト

DoctorHRは、医療機関に特化した人事評価制度サービスです。医療専門のコンサルタントが病院ごとにオーダーメイドの評価制度を設計し、システムの導入から運用までを一貫して伴走します。

360度評価やスキル管理、QRコードで回答を収集する患者満足度調査など、医療現場に特化した機能を搭載しています。コンサルタントが評価制度の構築から携わるため、制度が未整備の医療機関でもゼロからの立ち上げに対応できます。

公式Webサイトの導入事例はすべて50名以下のクリニック規模であり、病院規模の事例は確認できません。300床規模の病院への導入を検討する場合は、病院規模での対応可否を事前に問い合わせて確認してください。

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病院での人事評価システム導入事例

亀田総合病院 × カオナビ Medical Cloud

亀田総合病院は千葉県鴨川市に位置する大規模急性期病院で、看護師約1,300名のラダー評価を効率化と標準化することが課題でした。1,300名分の評価シートを紙で作成し手作業で集計しており、看護管理職への工数集中が長年の課題になっていました。

2026年3月にカオナビ Medical Cloudを導入し、クリニカルラダーの評価をシステム上で一元管理する体制へ移行しました。顔写真ベースのデータベースで看護師一人ひとりのラダーレベルやスキル習得状況を可視化できるようになっています。

大規模病院の看護部門がラダー評価のシステム化に踏み切った事例として、同規模の病院にとって参考になる導入事例です。

ツカザキ病院 × HRBrain

ツカザキ病院は兵庫県姫路市の急性期病院で、1,013名の職員が在籍しています。導入前は紙ベースの評価運用で集計作業に時間がかかり、評価結果を職員にフィードバックする仕組みも十分ではありませんでした。

HRBrainの導入後は、1回の説明で職員が操作を習得できたと報告されており、ITに不慣れなスタッフでも無理なく移行できました。評価結果を被評価者にも開示する運用に切り替え、評価への納得感が向上しています。

操作性の高さと評価の透明化を通じてフィードバック文化を醸成した事例であり、PC未配布の職員が多い病院でシステムを定着させるヒントが詰まった事例です。

恵寿総合病院 × 人事評価ナビゲーター

恵寿総合病院は石川県七尾市の中核病院で、1,000名以上の職員を評価対象としています。導入前は評価集計に約40時間を要しており、人事担当者の業務負荷が大きな課題でした。

人事評価ナビゲーターの導入により、評価集計にかかる時間を半日に短縮しました。日本経営のコンサルティングとセットで制度設計から着手し、多職種にまたがる評価体系をシステム上で一元管理する体制を構築しています。

初期費用11万円からという料金体系も導入の決め手となり、中小規模の病院が費用を抑えて評価業務を効率化する道筋を示した事例です。

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