勤怠管理アプリの導入を検討中のご担当者様へ。「従業員がスマホで簡単に使えるアプリは?」「種類が多すぎて、結局どれが自社に合うのか分からない」といった悩みを抱えていませんか?リモートワークや直行直帰が当たり前になる中、PCを開かずに勤怠管理を完結させたいというニーズは、もはや無視できるものではありません。
本記事はスマホやタブレットでの運用を前提に、中小企業の担当者様が自社に最適な勤怠管理アプリを見つけ、導入を成功させるための情報をわかりやすくまとめました。機能や料金などアプリ選びで気になるポイントから導入後の定着まで、勤怠管理アプリ選びをサポートします。
勤怠管理アプリおすすめ8製品を課題別で紹介

スマホ中心の勤怠管理アプリ選びは「自社の最も解決したい課題」を軸に選び、正しいステップで導入することが成功の鍵です。
解決したい課題からアプリを選べるように、この記事で紹介している8製品を以下の表にまとめました。まずはここから、どのアプリが適していそうかの検討をつけていきましょう。
| 解決したい課題 | おすすめアプリ | 月額料金(目安/税抜) | スマホアプリの強み(ユーザー評価より) |
| 集計〜給与計算まで自動化 | freee人事労務 勤怠管理 | 300円/人 | 打刻から給与明細確認まで、人事労務アプリ内で完結するシームレスな体験。 |
| マネーフォワード クラウド勤怠 | 4,480円~ | 経費精算や給与計算アプリとの連携がスムーズで、スマホ一つで複数業務が完結。 | |
| リモート/直行直帰に対応 | KING OF TIME | 300円/人 | GPS打刻の精度に定評。顔写真撮影機能でなりすましも防止。 |
| ジョブカン勤怠管理 | 200円〜/人(機能別) | LINEやSlackなど日常で使うツールからの打刻に対応し、従業員の負担が少ない。 | |
| 不正打刻やミスを防止 | タッチオンタイム | 300円/人 | シンプルな画面で誰でも簡単。GPS打刻と写真撮影で不正を防止。 |
| キンタイミライ | 要問い合わせ | QRコードやNFCなど多様な打刻方法に対応し、複雑な勤務体系にもフィット。 | |
| 低コストで始めたい | HRMOS(ハーモス)勤怠 | 無料(30名まで)~ | 無料ながらGPS打刻や申請・承認など、基本機能を網羅したシンプルなUI。 |
| スマレジ・タイムカード | 無料(10名まで)~ | 給与計算機能まで無料で利用可能。笑顔認識や顔写真撮影などユニークな機能も。 |
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勤怠管理アプリおすすめ比較8選

おすすめの勤怠管理アプリ各製品の詳細を深堀りしていきます。各アプリのスマホでの使い勝手や特徴、具体的な料金まで、ひとつずつみていきましょう。
1. 集計から給与計算まで、バックオフィス業務をまるごと効率化したい企業向け
この課題の核心は、勤怠データをいかにシームレスに給与計算へと連携させるかです。勤怠承認から給与明細の確認まで、すべてスマホで完結できる「統合エコシステム型」の勤怠管理アプリが理想的な選択肢となります。
freee人事労務 勤怠管理 – freeeシリーズとのシームレスな連携が魅力

スマホアプリの強み
打刻はもちろん、各種申請・承認、給与明細の確認までfreee人事労務アプリ内で完結します。ユーザーからは、そのUIが直感的でマニュアル要らずだと高く評価されています。
料金プラン
1ユーザーあたり月額300円のシンプルな料金プランです。給与計算や年末調整といったほかの人事労務業務を効率化したい場合は「freee人事労務」の各プランで機能を追加できます。
ユーザー評価と口コミ傾向
「給与計算までの流れがスムーズ」「ペーパーレス化が実現できた」という声が多い一方、複雑な有給休暇の付与など、特殊な勤怠ルールへの柔軟性の欠如を指摘する声もあります。
こんな企業におすすめ
既にfreee会計/人事労務を利用中、またはこれからバックオフィス全体をfreeeで統一し、業務を根こそぎ効率化したい企業。
マネーフォワード クラウド勤怠 – 多機能ながら使いやすいアプリ

スマホアプリの強み
GPS打刻、各種申請・承認機能が充実しています。同社の経費精算や給与計算アプリとの連携もスムーズで、スマホ一つで複数のバックオフィス業務が完結する利便性が評価されています。
料金プラン
利用人数に応じた段階的な料金体系で、「スモールビジネスプラン」などが用意されています。初期費用は無料です。
ユーザー評価と口コミ傾向
「機能が豊富で様々な業種に対応できる」「チャットサポートの対応が迅速」といった声が挙がっています。多機能ゆえに「初期設定が少し複雑」と感じるユーザーもいるようです。
こんな企業におすすめ
マネーフォワードの他サービスを利用しており、勤怠データを他データと連携させて経営分析にも活かしたい、成長期の中小企業。
2. リモートワークや外回りなど、多様な働き方にアプリで柔軟に対応したい企業向け
モバイルならではの機能、例えばGPS打刻の精度や、オフライン環境でも打刻できるか、といった点が選定の鍵となります。ここでは、勤怠管理に特化した「特化型スペシャリスト」が強みを発揮します。
KING OF TIME – 業界No.1の実績と信頼性

スマホアプリの強み
GPS打刻の精度に定評があり、打刻時に顔写真を撮影する機能でなりすましも防止できます。管理者向けのスマホアプリも用意されており、どこでも承認作業が可能です。
料金プラン
1ユーザーあたり月額300円(税抜)で、シフト管理など全ての機能が利用できる、シンプルで透明性の高い価格設定です。
ユーザー評価と口コミ傾向
「システムの安定性が抜群」「どのような勤務体系にも対応できる」など、信頼性と柔軟性を評価する声が多数です。一方で、残業申請など複雑な操作時のUIが分かりにくいという指摘もあります。
こんな企業におすすめ
従業員数が多く、勤怠管理の正確性とシステムの安定性を最重要視する企業。建設業や訪問介護、営業職が多い企業に最適です。
ジョブカン勤怠管理 – 必要な機能だけを選べるカスタマイズ性

スマホアプリの強み
GPS打刻に加え、LINEやSlack経由での打刻にも対応。従業員が日常的に使うツールで打刻できる手軽さが大きな魅力です。スマホアプリの評価は高く、リモートワーカーにとってのメリットは大きいでしょう。
料金プラン
必要な機能だけを選んで組み合わせるモジュール型。「出勤管理」機能なら1ユーザー月額200円(税抜)からスモールスタートが可能です。
ユーザー評価と口コミ傾向
「低コストで始められるのが良い」「UIが直感的でマニュアル要らず」と、使いやすさとコスト感が絶賛されています。ただし、機能がシンプルすぎるため、複雑なルールには対応できないケースがあるとの声も。
こんな企業におすすめ
まずはスモールスタートで導入し、事業の成長や課題の変化に合わせて柔軟に機能を追加していきたいスタートアップや中小企業。
3. 不正打刻や打刻漏れを防ぎ、コンプライアンスを徹底したい企業向け
スマホのGPS機能や生体認証を活用し、客観的な記録を残すことが重要です。異常な打刻パターンを検知し、管理者に通知するアラート機能も、コンプライアンス遵守に役立ちます。
タッチオンタイム – シンプルな操作性と高い信頼性

スマホアプリの強み
シンプルな画面で誰でも簡単に打刻可能です。GPS打刻はもちろん、打刻時に写真撮影もでき、なりすましを防止します。物理的な打刻機とスマホアプリを併用できるハイブリッドな運用が強みです。
料金プラン
1ユーザーあたり月額300円(税抜、初期費用なし)。30日間の無料トライアルが用意されています。
ユーザー評価と口コミ傾向
「UIが分かりやすくITが苦手な従業員でも使えた」「電話サポートが親切だった」という声が多数。一方で、複雑なスケジュール管理には柔軟性が欠けるとの指摘もあります。
こんな企業におすすめ
パソコン操作が苦手な従業員が多い現場(小売、飲食、工場など)で、シンプルかつ確実に勤怠管理を徹底したい企業。
キンタイミライ – あらゆる業種に対応する柔軟性

スマホアプリの強み
GPS打刻はもちろん、QRコード打刻やNFC打刻など、スマホを活用した多様な打刻方法に対応。その最大の強みは、企業独自の複雑な就業規則を完璧に再現できる徹底したカスタマイズ性です。
料金プラン
企業ごとのカスタマイズが基本のため、完全な見積もりベース。高額な初期費用が発生するエンタープライズ向けのソリューションです。
ユーザー評価と口コミ傾向
「他社で無理だった運用が実現した」「担当者が真のパートナーとして機能する」など、コンサルティングを含めた対応力を絶賛。ただし、コストの高さが導入の障壁となります。
こんな企業におすすめ
従業員1,000名以上の大企業で、独自の勤務体系や複雑なシフト管理が必要な、パッケージ製品では対応が難しい企業。
4. まずは低コストで。無料から始めたいスタートアップ・小規模事業者向け
無料プランの人数上限と機能制限の理解が必須です。将来、従業員が増えた際の有料プランの料金体系も必ず確認し、長期的な視点で選択することが失敗しないためのポイントです。
HRMOS(ハーモス)勤怠 – 30名まで完全無料で利用可能

スマホアプリの強み
無料でありながら、GPS打刻、申請・承認、残業管理など基本的な機能を網羅。SlackやLINEとの連携も可能です。シンプルなUIで直感的に操作できます。
料金プラン
30名まで無料。31名以上は有料プラン(1ユーザー月額100円〜)への移行が必要という、市場で極めて破壊的な価格設定です。
ユーザー評価と口コミ傾向
「無料でここまで使えるのは驚き」「小規模チームには十分すぎる機能」とコストパフォーマンスを絶賛する声が多数。一方で、承認ワークフローの柔軟性不足など、複雑な運用には不向きとの指摘も。
こんな企業におすすめ
従業員30名以下のスタートアップや小規模事業者で、まずはコストをかけずに勤怠管理をシステム化したい企業。
スマレジ・タイムカード – 豊富な機能が無料で使える

スマホアプリの強み
GPS打刻や顔写真撮影機能に加え、時給計算に対応した給与計算機能まで対応。ユニークな「笑顔認識」打刻も特徴です。同社のPOSレジ「スマレジ」との連携が最大の強みです。
料金プラン
10名まで無料で利用できます(一部機能制限あり)。有料プランも用意されています。
ユーザー評価と口コミ傾向
「POS連携による人時生産性分析が便利」「無料の範囲が広い」と評価。特にスマレジ導入店舗からの支持が厚く、現場のニーズに合致していると絶賛されています。
こんな企業におすすめ
スマレジを導入している、または導入予定の店舗。アルバイト・パート従業員が多く、シフト管理や時給計算を効率化したい企業。
勤怠管理アプリの料金体系でおさえておきたいポイント

「月額〇〇円」という表示だけを見ていては、後から想定外の費用が発生することも。担当者として押さえておくべき料金体系の注意点を解説します。
見るべきは3つのポイント「初期費用」「月額単価」「最低利用料金」
多くのサービスは初期費用無料ですが、見落としがちなのが「最低利用料金」や「最低利用人数」です。例えば、一部サービスでは最低契約期間が定められている場合もあります。また、生体認証などを利用するための専用打刻端末は別途購入費用が必要です。表示価格だけでなく、契約条件の細部まで必ず確認してください。
無料プランで「できること」と「できないこと」の明確な境界線
HRMOS勤怠やスマレジ・タイムカードの無料プランは非常に強力ですが、万能ではありません。データ保存期間に制限があったり、手厚い導入サポートが受けられなかったり、CSVエクスポート機能が制限されていたりする場合があります。「無料で十分」か、将来を見据えて「有料プランが必要」か、自社の要件と照らし合わせて冷静に判断することが重要です。
勤怠管理アプリの導入を成功に導く5つのステップ
最高の勤怠管理アプリも導入に失敗すれば意味がありません。アプリ決定から社内に定着させるまで、担当者がやるべきことを5つの具体的なステップで解説します。
Step 1: 【雛形あり】目的の明確化と必須要件の洗い出し
「なぜ導入するのか」「絶対に譲れない機能は何か」を言語化することから始めます。
「リモートワーカーの労働時間を客観的に把握する」「月末の集計作業をゼロにする」など、具体的なゴールを設定し、関係部署へのヒアリングを通じて、抜け漏れのない要件を定義します。
Step 2: 2〜3社に絞り込み、デモや資料で機能を確認
Webサイトの情報だけで判断せず、必ず営業担当者に直接質問し、自社のイレギュラーな運用に対応できるかを確認しましょう。「フレックスタイム制と時短勤務者が混在しているが、正しく管理できるか」など、具体的なシナリオをぶつけて反応を見るのが効果的です。
Step 3: 【チェックリスト付】無料トライアルで操作性を徹底比較
最も重要なステップです。管理者だけでなく、必ず従業員数名に協力してもらい、スマホアプリを実際に様々な環境(電波の悪い場所など)で使ってもらい、操作感や打刻精度をテストします。従業員が毎日使うツールだからこそ、現場のリアルなフィードバックが成功の鍵を握ります。
Step 4: 導入計画の策定と費用対効果の算出(稟議準備)
削減できる工数や人件費を具体的な金額で算出し、稟議書を作成します。「月間20時間の集計作業削減 × 担当者の時給 = 年間〇〇万円のコスト削減」のように、費用対効果(ROI)を明確に提示することで、経営層の理解を得やすくなります。
Step 5: 就業規則の確認と従業員への説明会
打刻修正の申請フローや残業の申請ルールなど、システム導入に伴い決めておくべきルールを整備します。そして、従業員への説明会を実施し、導入目的が「監視」ではなく「業務効率化と働きやすい環境作り」であることを共有し、全社的な協力を取り付けることがプロジェクト成功の最後の鍵です。
まとめ:最適な勤怠管理アプリで働きやすい環境づくりを

本記事では、スマホ中心の運用を前提とした勤怠管理アプリの選び方から、具体的なおすすめアプリの詳細レビュー、そして導入を成功させるためのロードマップまでを網羅的に解説しました。
最適な勤怠管理アプリの導入は、単にあなたの業務負担を軽減するだけではありません。それは、働き方改革関連法のような法改正へ確実に対応し、従業員の働きやすさを向上させ、場所に縛られない柔軟な組織文化を育む、会社の未来への「戦略的投資」です。
まずは、この記事で気になった2〜3製品の情報を集めることから始めてみましょう。あなたの会社に最適なパートナーが、きっと見つかるはずです。
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