本記事では電子帳簿保存法対応の会計ソフトとはどのような製品か?どのようなメリットがあるか?を解説しています。また電子帳簿保存法対応の会計ソフトから、おすすめの14製品も紹介します。電子帳簿保存法対応にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
電子帳簿保存法に対応するには?
専用のソフトウェアやクラウドサービスを利用する方法とスキャニングと電子保存を自力でおこなう方法の2種類あります。保管や運用コストの兼ね合いで自社に合っている方を選ぶといいでしょう。
ソフトウェアが電子帳簿保存法に対応しているか確認する方法は?
公益社団法人日本文書情報マネジメント協会のJIIMA認証情報リストから確認する方法があります。掲載製品は国税庁の要件を満たしています。
電子帳簿保存法対応の会計ソフトとは?
電子帳簿保存法対応の会計ソフトとは、電子帳簿保存法の法的要件を満たした上で、帳簿や決算書類、取引関係書類を適正に管理できる会計ソフトウェアのことを指します。
具体的には、帳簿の作成日時や内容を証明する機能や、税務調査に迅速対応するためのデータ検索機能などが備わっている製品が当てはまります。電子帳簿保存法対応の会計ソフトを利用すると、税務調査時のリスクを軽減できると共に、業務効率化や経費の削減が可能になります。
そもそも電子帳簿保存法とは?
電子帳簿保存法とは税務に関係する帳簿や書類の電子データ保存方法についてまとめた法律です。かつて紙での提出や保存が義務付けられていた書類をデジタル形式で保存できるようにすることを目的に制定されました。
対象としている書類が会計ソフトで扱う可能性が高いため、会計ソフトを電子帳簿保存法に対応させる必要があるのです。より詳しい内容を知りたければ以下の記事をご覧ください。
ほとんどの会計ソフトは電子帳簿保存法に対応している?
電子帳簿保存法改正によって、電子取引データ保存が完全義務化した兼ね合いもあり、ほとんどの会計ソフトが電子帳簿保存法の要件に対応しています。
ただし、ソフトによっては扱えるデータの種類に制限があります。たとえば、電子上で作成した帳簿や決算書の保存には対応していても、紙や電子で受け取った請求書を電子データとして法的要件を満たす形で管理できない場合もあります。
「電子取引データ保存」「スキャナ保存」には他のソフトと連携する必要があったり、有料オプションを利用する必要があるケースもあります。
つまり、ほとんどの会計ソフトは電子帳簿保存法に対応していますが、すべての要件を満たす訳ではないということです。
電子帳簿保存法対応に必要な機能
電子帳簿保存法対応のためには、「真実性の確保」「可視性の確保」の要件を満たす必要があります。そのため、具体的に以下のような機能が必要とされています。
機能 | 概要 | 効果 |
検索機能 | 企業名や取引金額などから部分・全文検索ができる機能 | 必要な書類がすぐに見つかるため、業務時間の短縮につながる |
タイムスタンプ付与機能 | 文書にスタンプを刻印する機能。作成・改訂された日時を保存できる | より高度なセキュリティの実現が可能になる |
訂正・削除履歴の保存機能 | 書類に記載した数字や情報に変更が加えられたか確認できる機能 | セキュリティ確保や優良な帳簿の作成につながる |
OCR機能 | 文字や数字などを画像から読み取り、自動入力できる機能 | 登録作業の手間や時間を削減することができ、効率的に業務を進められる |
電子取引データ保存機能 | 請求書や領収書などの電子データを適切に保存管理する機能 | 電子取引データ保存の義務を果たせる。税務調査時のリスク軽減 |
スキャナデータ保存機能 | 紙の書類をスキャンして電子データ化したものを適切に保存管理する機能 | 物理的な書類を保存する手間やスペースが減る。法的要件を満たせる |
電子帳簿保存法対応の会計ソフト選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。欲しい機能などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりの製品を最短1分で自動診断。理想の会計ソフトが見つかります。
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電子帳簿保存法に会計ソフトで対応するメリット
電子帳簿保存法に会計ソフトで対応するメリットについて解説します。文書管理システムや電子帳簿保存システムと比べて、税務関連書類全般を一元管理できる点や運用コストを抑えやすい点、経営状況可視化もできる点などが大きな魅力となるでしょう。
取引データや会計帳簿を電子のまま管理できる
電子帳簿保存法対応の会計ソフトを利用すると、取引データや会計帳簿など税務関連書類をまとめて電子上で管理できる点がメリットとなります。
たとえば、別個のシステム間でデータを移動させたり、紙で出力して保存したり、手動で入力したりする必要がなくなるため、データの整合性が高まります。電子帳簿保存法の対象となる文書を電子上で一括管理できるため、効率的に業務を進められるでしょう。
会計ソフトで完結できるので運用コストを抑えられる
会計ソフトを導入することで、他のシステムとの連携や二重管理が不要になり、運用コストを大幅に抑えることができます。
独立した文書管理システムや電子帳簿保存システムを導入する場合、別々にかかるコストが累積しがちです。しかし、会計ソフト1つで帳簿や証憑の管理が可能であれば、導入費用や月額費用を抑えることができます。
また、会計ソフトは基本的な使い方が似ているため、会計担当者への教育費用や期間が必要ありません。電子帳簿保存法対応の会計ソフトはコストと時間の両面で運用コストを抑えやすい点がメリットといえるでしょう。
経営状況を可視化しつつ、法対応できる
会計ソフトを利用することで、経営状況を効果的に可視化できるとともに、電子帳簿保存法に準拠した運用が可能になります。
多くの会計ソフトには、リアルタイムの財務報告や重要な経営指標を表示する分析機能が搭載されています。これにより、経営者はデータに基づいた迅速な意思決定を行えるようになります。
会計ソフトは電子帳簿保存法対応が主軸ではないため、法改正にも対応しながら経営状況を可視化し、迅速な判断や処理ができる点が魅力です。
請求書管理や税務監査にも役立つ
電子帳簿保存法対応の会計ソフトは基本的に請求書や領収書など、取引データの書類をクラウド上で保存・管理する機能を搭載しています。
税務調査や監査時に提出した決算書と紐づけて探し出すことができるため、すぐに必要な資料を取り出せるでしょう。
紙で請求書を保存したり、別途クラウドストレージに取引データを保存するより、かなり効率的に管理することが可能です。
電子帳簿保存法対応の会計ソフトの選び方
電子帳簿保存法に対応した会計ソフトの選び方は以下の通りです。「JIIMA認証の取得」や「優良な電子帳簿の作成機能があるか」、「電子帳簿以外の文書もまとめて管理できるか」などが重要なポイントとなります。
電子帳簿対応機能がデフォルトで使えるか
インストール型であれ、クラウド型であれ、多くの会計ソフトが電子帳簿保存法に対応しています。ただ、電子帳簿保存法への対応機能がデフォルトで使えるのか?オプションになるのか?は製品によって異なります。
たとえば、電子上でやり取りした請求書や注文書などのクラウドストレージ保管はオプション対応が必要なソフトもあります。または上位プランでは対応しているものの、下位プランでは対応していないケースもあります。
電子帳簿保存法対応の会計ソフトが、どのプランから、どの機能を使えるのかはしっかりと確認して選びましょう。
国税関係書類など電子帳簿以外もまとめて管理できるか
電子帳簿保存法対応の会計ソフトは大きく2つに分けられます。「仕訳帳や総勘定元帳などの国税関係帳簿の作成から保存までを対応しているもの」と「請求書や見積書などの電子取引データの保存に対応しているもの」です。
改正された電子帳簿保存法では電子取引データの保存を義務化しています。そのため、既に電子帳簿保存法に従って管理できている、文書保存は別システムを使いたいなどの希望がなければ、国税関係書類をまとめて管理できるソフトを勧めます。
JIIMA認証を取得しているか
JIIMA(公益社団法人日本文書情報マネジメント協会)認証は、ソフトウェアが電子帳簿保存法の要件を満たしているかを第三者機関が評価する制度です。認証を取得している会計ソフトは公式に電子帳簿保存法対応が保証されています。
JIIMA認証を取得した会計ソフトを選べば、税務調査時の説明も容易になります。利用者も多いため疑問の解消もしやすいでしょう。認証がなくても法令要件を満たしている製品はありますが、迷った際は認証があるものから選ぶことを勧めます。
「優良な電子帳簿」の作成・保存機能を備えているか
電子帳簿保存法会計ソフトを選ぶ際、「優良な電子帳簿」を作成・保存できるか確認しましょう。作成した電子帳簿が「優良な電子帳簿」に該当すれば、電子帳簿に関連する過少申告が判明しても過少申告加算税が5%軽減されます。
「優良な電子帳簿」の要件としては、データの訂正・削除履歴の記録ができる、「取引年⽉日、取引金額、取引先」と「日付又は金額の範囲指定」で検索できるなどが挙げられます。これらの要件をすべて満たすソフトを選べば、会計業務を効率化しながら法的にも恩恵を受けることができます。
OCR機能は必要か
OCR機能とは請求書や領収書をスキャンしたり、スマホで読み取るだけで、文字や数字をテキストデータに変換して自動入力する技術です。電子帳簿保存法対応において、絶対に必要な技術という訳ではありませんが、紙の取引書類や帳票を多く扱う企業では有用性が高いです。
電子帳簿保存法では帳票の「取引先」「金額」「日付」をすぐ検索して取り出せるようにする必要があります。紙の請求書情報を1からソフトに手入力し、検索できる状態にしようとすると、多くの手間や時間が掛かります。
取り扱う文書が多くない事業者の場合は無くても、それほど支障はありませんが、多くの文書を保管、管理する企業の場合、ミスや入力漏れが起こり、検索に支障が生じる可能性もあります。
そのため、自社の取り扱う文書量次第でOCR機能の有無は、会計ソフト選びの大切な要素になるでしょう。
電子帳簿保存法対応の会計ソフトおすすめ14製品比較表
電子帳簿保存法に対応している会計ソフトおすすめ14製品の価格と特徴を比較しました。対象ユーザーや費用から、自社にピッタリな製品を選びましょう。
製品名 | 対象ユーザー | 初期費用 | 月額費用 | 特徴 |
マネーフォワード クラウド会計 | 法人 | – | 3,278円~ | AIの学習機能でどんどん使いやすくできる。タイムスタンプ機能あり |
弥生会計オンライン | 法人 | – | 2,548円~ | OCR機能と自動仕分連動機能を備えた1年間無料で使える老舗の会計ソフト |
ジョブカン会計 | 法人 | – | 2,750円~ | 軽い操作性とシンプルな画面設計で電子帳簿保存法に対応できる |
MJSLINK DX財務大将 | 法人 | 要問合せ | 要問合せ | AIの働きでスピーディーな伝票処理を実現。タイムスタンプ機能を搭載 |
PCAクラウド会計 | 法人 | 要問合せ | 要問合せ | 多様な帳簿入力ができ、中小企業の会計業務はおまかせ。訂正・削除履歴の確保が可能 |
勘定奉行クラウド | 法人 | 0円~ | 7,750円~ | ペーパーレス保管がしやすく業務の流れはそのままで効率アップできる |
FX4クラウド | 法人 | 要問合せ | 要問合せ | 電子帳簿保存法に完全対応しながら会計業務だけでなく経営もサポート |
freee会計 | 個人事業主、法人 | – | 1,078円~ | 個人事業主からスタートアップまで企業フェーズに合わせて利用できる |
会計王 | 個人事業主、法人 | 4万4,000円(買い切り) | – | 簡単初期設定で導入がスムーズ。クラウド保存できる電子帳簿保存BOXを利用できる |
やよいの白色申告 オンライン | 個人事業主 | – | 0円~ | スマート証憑管理の利用で電子取引データを電子帳簿保存法に沿って管理できる |
やよいの青色申告 オンライン | 個人事業主 | – | JIIMA認証取得済みの利用しやすい個人事業主向けクラウド会計ソフト | |
マネーフォワード クラウド確定申告 | 個人事業主 | – | 990円~ | 個人事業主特化の会計ソフトでありながら優良な電子帳簿を作成・保存できる |
みんなの青色申告 | 個人事業主 | 1万780円(買い切り) | – | 金融機関の取引内容を帳簿に自動反映できる。JIMA認証取得 |
ジョブカンDesktop 青色申告 | 個人事業主 | 8,140円(買い切り) | – | 一般会計だけでなく広い事業主が使いやすい青色申告ソフト |
【法人向け】電子帳簿保存法対応の会計ソフトおすすめ7選
法人向けの電子帳簿保存法対応の会計ソフトの中からおすすめの7製品をピックアップしました。
法人が電子帳簿保存法対応の会計ソフトを選ぶ際は「優良な電子帳簿」の作成ができるものを選ぶといいでしょう。また電子取引データ保存、電子帳簿保存、スキャナ保存の3要件を満たせるかを確認しましょう。
「マネーフォワード クラウド会計」AIの学習機能でどんどん使いやすくできる
- 2,300以上の金融関連サービスと連携(※)
- 自動仕訳機能で経理業務を効率化
- レポート機能で経営状況を把握できる
マネーフォワード クラウド会計は、外部システムとの連携が豊富にとれる会計ソフトです。銀行だけではなく、クレジットカードや電子マネーなど、2,300社以上の金融機関と連携することができます。
国税関係書類のスキャナ保存や電子取引保存に対応した保存ができる機能として「証憑添付機能」「AI-OCR入力」「証憑自動取得設定」などの機能を備えています。電子帳簿保存法に対応する機能の使い方はサポートサイトからいつでも確認でき、すぐに便利な機能を利用できます。
AI-OCR入力では連携したクレジットカードなどの取引明細データや、アップロードした請求書や領収書の情報から、仕訳候補を自動で作成してくれます。一度登録した内容はAIが学習するため、利用すればするほど制度が上がり、より業務が効率化されます。
※株式会社マネーフォワード(2024年7月時点)
料金 | 39,336円/年〜 |
無料トライアル | 30日間 |
JIIMA認証 | 〇 |
OCR機能 | 〇 |
タイムスタンプ付与 | 〇 |
訂正・削除履歴の保存 |
〇(ビジネスプラン以上) |
「弥生会計オンライン」1年間無料で使える老舗の会計ソフト
- 310万人以上の導入実績(※)
- 登録した取引から自動で決算書を作成できる
- 税理士・会計事務所と連携できる
弥生会計オンラインは、310万人以上の導入実績を誇る、弥生会計シリーズの中小企業法人向け会計ソフトです。会計機能に特化したシンプルな機能構成が特徴です。ステップに従って操作するだけで決算書がかんたんに作成できるため、簿記の知識がなくても滞りなく業務を進めることができます。
帳簿データの新規作成時に「優良な電子帳簿保存を行う」を選択するだけで、かんたんに電子帳簿保存法に対応できます。特に機能を覚える必要がなく、自動で変更履歴がすべて保存されるようになるため、帳簿の保存について悩む必要はありません。
顧問税理士・会計事務所にリアルタイムで会計データを共有できる点においても魅力的です。書類を郵送するコストを削減できるだけではなく、アドバイスを受けることができます。
※弥生株式会社(2023年9月時点)
料金 | 3万580円/年〜 |
無料トライアル | 30日間(※1) |
JIIMA認証 | 〇 |
OCR機能 | 〇 |
タイムスタンプ付与 | 〇 |
訂正・削除履歴の保存 | 〇 |
※1 起業から2年以内の事業者は60日間無料で利用可能。
関連記事:弥生会計 オンラインの製品情報|ミツモア |
「ジョブカン会計」軽い操作性とシンプルな画面設計が特徴
- リモートワークに最適なクラウド会計サービス
- 豊富な機能で会計業務を効率化
- 優れた操作性とサポートの充実
ジョブカン会計は優れた操作性と高い実用性を兼ね備えたクラウド会計サービスです。入力・保存はクラウド上で完結するため、端末とインターネット環境さえあればどこでも作業が可能です。導入実績はシリーズ累計25万社(※)にのぼり、ベンチャー企業から大企業まで幅広く活用されています。
決算書作成などの基本機能のほか、帳簿のカスタム機能、フィルター機能などの豊富な機能が備わっています。また記帳・仕訳・集計の自動化や電子帳簿保存法にも対応しているため、書類管理が容易に行えます。
キーボード操作だけで簡単に仕訳・記帳でき、処理速度も速いためストレスなく会計作業を行えます。また専任オペレーターによる電話・メール・チャットでのサポートが充実しているので、初めて導入する場合でも安心して利用できます。
※ 株式会社Donuts(2024年7月時点)
料金 | 2,750円/月〜 |
無料トライアル | 30日間 |
JIIMA認証 |
−(※1) |
OCR機能 | 〇 |
タイムスタンプ付与 | 〇 |
訂正・削除履歴の保存 | 〇 |
※1「ジョブカンDesktopシリーズ」「ジョブカン青色申告」は認証取得済。
関連記事:ジョブカン会計の製品情報|ミツモア |
「MJSLINK DX財務大将」AIの働きでスピーディーな伝票処理を実現
- AIによる自動仕訳で業務効率化
- 正確な監査と新会計基準への対応
- 一度の入力で財務諸表を自動生成
財務大将は、経営実績の分析や予算達成、資金繰りシミュレーションなどの豊富な機能を提供する会計ソフトです。仕訳辞書やAIによる自動仕訳機能を活用し、外部システムと連携してデータを自動仕訳します。
電子帳簿保存法の「国税関連書類のスキャナ保存制度」(e-文書法)に対応しています。レシートや領収書の保存、仕分けまでできます。取り込んだ証憑画像ファイルはMicrosoft Azureのストレージに保存されるため安心です。
自動作成された仕訳や残高をMJS AI監査支援により整合性チェックを行い、スピーディーで正確な監査機能を提供しています。新しい会計基準にも対応しており、資金繰り科目の設定や事業セグメント管理など、管理会計に必要な機能が充実しています。
料金 | 要お問合せ |
無料トライアル | − |
JIIMA認証 | 〇 |
OCR機能 | 〇 |
タイムスタンプ付与 | 〇 |
訂正・削除履歴の保存 | 〇 |
「PCAクラウド会計」多様な帳簿入力ができ、中小企業の会計はおまかせ
- 階層承認対応の多機能入力システム
- 日々の伝票入力で経理業務を効率化
- 高度なセキュリティ対策
PCAクラウド会計は、現金出納帳、預金通帳、仕入帳、経費入力など多様な帳簿入力方法を提供しています。さらに仕訳伝票の承認機能を搭載しており、最大4階層まで承認フローを設定可能です。
訂正・削除履歴の保存や取引年月日や勘定科目、補助科目や取引金額での検索機能を備えており、基本的な電子帳簿に対応できる会計ソフトとなっています。日々の伝票入力から元帳、試算表、決算書を自動で作成できます。試算表や決算書は報告式、勘定式、比較式のいずれにも対応しており、四半期集計を行う会計基準にも準拠しています。
高度なセキュリティ対策を実施しており、国際規格の認証を取得しています。また定期的なバックアップとリカバリ機能を備えているため、万が一のトラブル時でも安心です。データの安全性を確保しつつ、効率的な経理業務をサポートしてくれます。
料金 | 2万6,400円/月(※1)〜 |
無料トライアル | − |
JIIMA認証 |
〇 |
OCR機能 | 〇(オプション利用) |
タイムスタンプ付与 | − |
訂正・削除履歴の保存 | 〇 |
※1 会計ソフトのみサーバー利用ライセンス数 2ユーザーで利用する場合。
関連記事:PCA会計DXの製品情報|ミツモア |
「勘定奉行クラウド」ペーパーレス保管がしやすく業務の流れはそのままで効率アップできる
- 72万社以上の導入実績(※)
- 支払業務や適格請求書発行業務まで網羅できる
- 追加オプション機能が豊富
勘定奉行クラウドは、72万社以上の導入実績を誇り、既存の業務をそのままデジタル化できる会計ソフトです。ソフトの導入のために起こる変化が少ないため、導入後もスムーズに活用することができます。
電子帳簿保存法の電子取引やスキャナ保存、電子帳簿保存の3要件それぞれに対応した保存ができます。特に「画像の解像度チェック」や「画像の階調チェック」を自動で確認できるため、紙の帳票も安心して取り扱いできます。
オリジナルの帳票作成機能や外貨管理機能など、拡張機能が豊富な点においても魅力的です。業務フローが頻繁に変化する会社や、グローバル化を検討している会社など、変化や成長に合わせて機能を拡張したい方におすすめです。
※ 株式会社オービックビジネスコンサルタント(2024年7月時点)
料金 | 7,750円/月〜 |
無料トライアル | 30日間 |
JIIMA認証 |
〇 |
OCR機能 | 〇(拡張オプション利用) |
タイムスタンプ付与 | 〇 |
訂正・削除履歴の保存 | 〇 |
関連記事:勘定奉行クラウドの製品情報|ミツモア |
「FX4クラウド」会計業務だけでなく経営もサポート
- 約2万社以上の導入実績による高い信頼性(※)
- リアルタイムで経営状況を把握
- 会計の専門家による安心サポート
FX4クラウドは、約2万社以上の中堅・中規模企業で業種・業界を問わず導入されている会計ソフトです。決済書の作成など基本的な機能はもちろん、経営課題を分析して浮き彫りにさせる機能が多く搭載されています。365日変動損益計算書を提供しており、日々の売上高に応じた費用の変動をリアルタイムで可視化できます。
電子帳簿保存法における証憑保存機能や電子取引データの保存、スキャナ保存などに完全対応しています。さらに消費税の記帳要件やインボイス制度にも対応しており、法改正の更新も定期的におこなっているため、継続して利用しやすいです。
税務・会計の実務に精通したTKC会員事務所(税理士・公認会計士)のサポートを提供しています。システムの導入から運用まで、専門家が全面的に支援するため、初めて会計ソフトを使用する場合でも安心です。
※ 株式会社TKC(2024年7月時点)
料金 | 要お問合せ |
無料トライアル | − |
JIIMA認証 |
〇 |
OCR機能 | 〇 |
タイムスタンプ付与 | − |
訂正・削除履歴の保存 |
〇 |
【個人・法人向け】電子帳簿保存法対応の会計ソフトおすすめ2選
個人事業主と法人どちらでも利用しやすい電子帳簿保存法対応の会計ソフトを2製品紹介します。
freee会計は個人事業主~中堅規模の法人まで幅広いプランを提供しています。また、会計王はリーズナブルな価格で個人・法人どちらでも使う機能を備えています。活動を拡げたい個人事業主にもおすすめです。
「freee会計」個人事業主からスタートアップまで企業フェーズに合わせて利用できる
- 54万社以上の導入実績(※)
- かんたんに決算書の作成ができる
- 30日間の無料トライアル期間あり
freee会計は、54万社以上の導入実績を誇る信頼度の高い会計ソフトです。他ツールと連携して、業務を効率化できる機能が豊富に搭載されています。
電子帳簿保存法に完全対応した機能を備えているため、仕訳帳や損益計算書などの会計帳簿・書類を「優良な電子帳簿」の要件を満たして保存することができます。請求書や契約書も電子帳簿保存法の要件に従った形で保存できるため、別途文書管理システムを備える必要はありません。
30日間の無料トライアル期間が設けられているのも魅力の一つです。「自社に合ったシステムなのか、利用してから検討したい」という方にもおすすめです。また、チャットやメールなどでサポートを受けることもできるため、初めて導入する方も安心して利用できます。
※フリー株式会社(2024年3月末時点)
料金 | 1,078円/月〜 |
無料トライアル | 30日間 |
JIIMA認証 | 〇 |
OCR機能 | 〇 |
タイムスタンプ付与 | − |
訂正・削除履歴の保存 |
〇 |
「会計王」簡単初期設定で導入がスムーズ
- 28年間使い続けられている実績
- 法令・制度改正へのスピーディーな対応
- サポート体制が充実している
会計王は、28年のロングセラーを誇るインストール型の会計ソフトです。仕訳や申告書書類の作成をナビゲーションする機能がついており、業務に不慣れな方でもミスなく処理できます。
法令や制度改正へのスピーディーな対応が魅力の一つです。適格請求書(インボイス)申請登録書を3ステップで完成させることができます。また、新しく改正された電子帳簿保存法の要件を満たす形でクラウド保存できる電子帳簿保存BOXを利用することができます。
さらに、専門オペレーターが使用方法やトラブル解決方法に直接対応してくれるだけではなく、データベース化されるため、迅速で的確なサポートを受けることができます。
料金 | 4万4,000円(希望小売価格) |
無料トライアル | 30日間 |
JIIMA認証 |
〇 |
OCR機能 | −(※1) |
タイムスタンプ付与 | − |
訂正・削除履歴の保存 | 〇 |
※1 同社サービス「電子帳簿保存BOX」と合わせて利用することで、スキャナ保存に対応可能。
関連記事:会計王の製品情報|ミツモア |
【個人事業主向け】電子帳簿保存法対応の会計ソフトおすすめ5選
個人事業主向けの会計ソフトで電子帳簿保存法対応しているものを5製品ピックアップしました。
個人事業主向け製品の場合、請求書や見積書など取引関係書類の電子帳簿保存ができる製品がおすすめです。電子帳簿保存システムと会計ソフトを併用する必要なく、適切に管理できるようになります。
「やよいの白色申告オンライン」電子取引データを電子帳簿保存法に沿って管理できる
- 経理初心者でも使いやすいデザイン
- スマホで仕分け作業が可能
- POSレジ連携で売上データを自動取得
やよいの白色申告オンラインは、個人事業主向けクラウド会計ソフトです。専用のスマートフォンアプリである「弥生 申告」を利用すると、いつでも、どこでも日々の取引入力が可能です。また、レシートをスマートフォンのカメラで撮影することで、データの取り込みや仕分け作業を自動で行うことができます。
弥生のクラウド製品を使うと利用できるスマート証憑管理を利用することで、取引で発行した書類を電子帳簿保存法の要件に沿って保存できるようになります。また「フリープラン」は、すべての機能を無料で使えます。
金融機関、請求書、POSレジなど連携機能も豊富で、業務効率の向上が期待できます。例えばPOSレジと連携すると、レジ締め時刻にその日の売上データが転送され、取引として自動仕訳されます。レジ締め後の時間を節約できるだけではなく、売上状況がすぐに確認できます。
料金 | 0円~ |
無料トライアル | 1年間 |
JIIMA認証 | − |
OCR機能 | 〇 |
タイムスタンプ付与 | 〇 |
訂正・削除履歴の保存 |
− |
「やよいの青色申告オンライン」JIIMA認証取得済みの個人事業主向け会計ソフト
- 310万人以上の導入実績
- 初心者にもわかりやすいデザインとシンプルな機能
- 取引入力から確定申告まで完了できる
やよいの青色申告オンラインは、310万人以上の導入実績を誇り、青色申告を行いたい個人事業主向けのクラウド会計ソフトです。初心者にも使いやすい操作性が魅力で、日付や金額などを入力するだけで青色申告に必要な複式簿記帳簿が作成できます。
弥生のクラウド製品を使うと利用できるスマート証憑管理を利用することで、取引で発行した書類を電子帳簿保存法の要件に沿って保存できるようになります。またスキャナ保存の要件も対応しているため、紙の帳簿・書類の電子保存もしっかりできます。
クレジットカードの取引データや、レシートや領収書のスキャンデータの自動仕訳から確定申告書類の作成・提出まで一つのシステムで完了させることができます。さらに、直接e-Taxによる申告ができるため、担当者の負担を軽減することができます。
弥生株式会社(2023年9月現在)
料金 | 11,330円/年〜 |
無料トライアル | 1年間 |
JIIMA認証 | 〇 |
OCR機能 | 〇 |
タイムスタンプ付与 | 〇 |
訂正・削除履歴の保存 |
〇 |
「マネーフォワード クラウド確定申告」優良な電子帳簿を作成・保存できる
- 確定申告・申告書作成が1つのアプリで完結する
- 2,300以上の金融機関と連携し、データの自動取得や仕訳の自動入力が可能
- 各種マネーフォワードシステムと連携可能
マネーフォワード クラウド確定申告は、白色申告、青色申告どちらにも対応している会計ソフトです。スマホアプリを利用することで、確定申告書の作成が簡単にできるだけではなく、税務署に行かなくても提出ができる点が魅力的です。
国税関係書類のスキャナ保存や電子取引保存に対応した保存ができる機能として「証憑添付機能」「AI-OCR入力」「証憑自動取得設定」などの機能を備えています。電子帳簿保存法に対応する機能の使い方はサポートサイトからいつでも確認でき、すぐに便利な機能を利用できます。
銀行、クレジットカード、電子マネーといった金融機関やサービスを登録すれば、取引明細を自動で取得できます。AIの機械学習が仕訳内容を覚えて勘定科目を自動提案してくれるので、日々の伝票入力が効率化されます。
料金 | 990円/月〜 |
無料トライアル | 1ヶ月 |
JIIMA認証 | 〇 |
OCR機能 | 〇 |
タイムスタンプ付与 | 〇 |
訂正・削除履歴の保存 |
〇 |
「みんなの青色申告」金融機関の取引内容を帳簿に自動反映できる
- 23年のロングセラーの青色申告ソフト
- インストール型なのでサクサク動いて快適
- インボイス制度も電子帳簿保存法もしっかり対応
みんなの青色申告は使いやすさが特徴の個人事業主向け会計ソフトです。国内99%の金融機関で取引された明細を自動取り込みできます。手入力ではないので記入ミスや漏れもないでしょう。
勘定科目なども自動で提案してくれるので、仕訳を楽に進められます。もし購入して業務に合わない場合も返品が可能です。
JIIMA認証を取得しているため、電子帳簿保存法への対応が保証されています。複雑な申請書類のチェックも簡略化できるため、個人事業主にとって使いやすいソフトとなっています。
料金 | 1万780円(希望小売価格) |
無料トライアル | − |
JIIMA認証 | 〇 |
OCR機能 | −(※1) |
タイムスタンプ付与 | − |
訂正・削除履歴の保存 |
〇 |
※1 同社サービス「電子帳簿保存BOX」と合わせて利用することで、スキャナ保存に対応可能。
「ジョブカンDesktop 青色申告 」広い事業主が使いやすい青色申告ソフト
- 取引を選んで入れるだけでかんたんに登録できる
- ジョブカン電子帳簿保存と連携して管理
- 東京青色申告会連合会推奨品なので安心
ジョブカンDesktop 青色申告はジョブカンシリーズの個人事業主向け会計ソフトです。一般会計から不動産、農業まで対応しているため、どのようなユーザーでも事業内容に合わせて利用できる点が魅力となっています。
インストール型会計ソフトのため、一度購入すれば他に費用はかかりません。インボイス制度や電子帳簿保存法の要件を満たす機能も備えているため、リーズナブルに会計業務を進められるでしょう。
ソフトを購入するとジョブカン電子帳簿保存を無料で利用できるようになります。利用すれば、電子取引データをアップロードするだけでかんたんに電子帳簿保存が可能です。検索項目は複数あるので、探しやすい項目から必要な書類を見つけ出せます。
料金 | DL版:5,500円 パッケージ版:8,140円 |
無料トライアル | − |
JIIMA認証 | 〇 |
OCR機能 | − |
タイムスタンプ付与 | − |
訂正・削除履歴の保存 |
〇 |
ぴったりの会計ソフト選びはミツモアで
会計ソフトは製品によって特徴や機能もさまざま。「どの製品を選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
そんなときはミツモアにおまかせ。最短1分の自動診断で、ぴったりの会計ソフトが見つかります。
ぴったりの会計ソフトを最短1分で無料診断
従業員数や欲しい機能などの項目を画面上で選択するだけで、最適な会計ソフトを最短1分で自動診断。もちろん費用はかかりません。
ぴったりの料金プランも一緒にお届け
希望条件に沿った料金プランも製品と一緒に診断します。概算金額を見積もりからチェックして、理想のプランを探してみましょう。
診断結果は最大5製品!比較・検討で最適な会計ソフトが見つかる
最大で5製品の診断結果をお届けします。検討していた製品だけでなく、思わぬ製品との出会いもあるかもしれません。
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