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マンションやアパートでテレビが映らない原因!アンテナレベルが低い・電波が弱い時の対処法

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最終更新日: 2024年06月28日

「電波が弱いのか、地デジが急に映らなくなることがある」

「入居してテレビを見ようと思ったのに、何をしてもテレビが映らない」

このような場合は以下の原因が考えられます。

  1. アパートやマンションのアンテナレベルが低いため、テレビが映らない
  2. テレビ本体や周辺機器に不具合がある
  3. テレビの視聴設備に不具合が生じている
  4. アパートやマンションにテレビを視聴できる設備がない(アンテナがない)

この記事ではこれらの原因とその解決策を、具体例を交えて詳しく解説していきます。当てはまるものを探してみてください。

またどうしても原因が分からない・修理方法が分からないという場合も解決策を記事終盤で解説します。

映らない原因①:アパートやマンションのアンテナレベルが低いため、テレビが映らない

Wi-Fi アイコン

テレビの映像が映るけど安定しない・もしくは映らないという場合は、アパートやマンションのアンテナレベルが低い可能性があります。アンテナレベルとは電波を受信する強さのことです。

アンテナレベルが低くなる原因は主に4つ考えられます。

電波が元々弱い地域 電波が弱い地域のことを弱電界と言います。このような地域のアパートでは、アンテナが電波をしっかり受信できない場合があります。
周辺環境の変化 周辺に高層建築物などが建った場合、周囲に電波障害が発生することがあります。
一時的な電波障害 台風や大雨などの自然災害で一時的に電波障害が発生する場合があります。
アンテナのずれ 強風などでアンテナの位置や向きがずれてしまうと電波をうまく受信できなくなる可能性があります。

なおアンテナレベルは使用しているテレビを使って確認することができます。各メーカーによって表記や調べる方法が違うので、詳しくはメーカーのHPなどを確認してみてください。

アンテナレベルが低くてテレビが映らない場合の解決策は以下の通りです。

アンテナレベルの改善策1.ブースターを使用する

ブースターとは電波を増強する装置のことです。電波は来ているけれどもレベルが低いといった場合は、ブースターを接続して電波を増強することで安定した受信環境を得られる可能性があります。

アパートやマンションであれば、基本的には共用部にブースターが設置されています。そのためもし自分の住んでいる物件にブースターが設置されておらず、テレビの映像が安定しないのであれば、一度管理会社に設置や修理を依頼してみましょう。

またアンテナレベルを上げるには、アパートの共用部ではなく室内のアンテナ端子とテレビの間にブースターを挟んで接続するというのも有効です。これはブースターを購入して繋げるだけなので、わざわざ管理会社に依頼して時間がかかるのは嫌だという人は一度試してみても良いかもしれません。

アンテナレベルの改善策2.ケーブルテレビを利用する

元々電波が弱いわけではなく、周辺に高層建築物が建つことで電波障害が発生する場合は、国や建物の所有者などが近隣に対してケーブルテレビなどの導入・利用の費用を補償してくれることがあります。

そういった場合は、管理会社などから事情説明と対応の連絡が来るので、それに従うようにしましょう。

アンテナレベルの改善策3.アンテナの向きを調整する

管理会社に連絡して修理の対応を依頼しましょう。アンテナの向きの調整で解決する問題であった場合は、修理後アンテナレベルが改善されます。

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映らない原因②:テレビ本体や周辺機器に不具合がある

テレビの配線を確認する男性と主婦

テレビ本体や周辺機器の問題で映らない場合もあります。いくつか考えられる原因と解決法を表にまとめましたので、参考にしてみてください。

本体の故障 テレビ本体が故障しており、映像が映らない。

→メーカーへ修理依頼。

ケーブルの不具合 テレビと差し込み口を繋ぐ同軸ケーブルの不具合。

→抜けや緩みなどがないか再度確かめる、もしくは新しいケーブルを購入する。

B-CASカードの不具合 テレビに差し込むB-CASカードの不具合。

→B-CASカードを再度挿入しなおす、もしくは再発行する。

チャンネル設定ができていない 違う地方に引っ越した場合はチャンネルの設定を再度行う必要がある。

→テレビ側の操作でチャンネルの再設定をする。

関連記事:B-CASカードのエラー!原因と解決策をエラーコード別に紹介| ミツモア

映らない原因③:アパートやマンションのテレビの視聴設備に不具合が生じている

倒れたアンテナ

アパートやマンションのアンテナや配線などに不具合が生じてテレビが移らない場合もあります。考えられる具体的な原因は下記の通りです。

アンテナやブースターの故障 アンテナの寿命は10年〜15年程とされています。アンテナ自体が故障していたり、強風などで破損したりしているとテレビが映らなくなります。
ケーブルテレビ側の障害 落雷や台風・地震など大規模な自然災害の影響でケーブルテレビの基地局側に問題があった場合、一時的にケーブルテレビが映らなくなることがあります。
共用電源の不具合 何らかの原因で共用部の電源が落ちてしまった場合に、テレビが映らなくなることがあります。

視聴設備に不具合があってテレビが見られない場合の解決策は以下の通りです。

設備不具合の解決策1.アンテナ本体や配線・ブースターを交換する

アンテナ本体や配線・設置しているブースターに問題がある場合は、管理会社に相談し不具合があれば交換してもらいましょう。テレビの視聴設備が契約の範囲内であれば、無償で対応してくれます。

設備不具合の解決策2.障害が復旧するのを待つ

ケーブルテレビを利用していてケーブルテレビの基地局側に問題が出た場合は、復旧するまで待つほかありません。ケーブルテレビ会社のHPなどで障害に関する情報が発信されているので、台風や落雷などが直近であった場合は確認するようにしましょう。

設備不具合の解決策3.管理会社に連絡して共用電源を復旧してもらう

大雨の日に急にテレビが映らなくなった場合は、共用部の漏電ブレーカーが作動して共用電源が落ちていることがあります。自分の部屋の電気は付いているが、共用灯などが消えていたという時は間違いなくこのパターンです。

共用電源が落ちていることを管理会社に連絡して対応してもらうようにしましょう。

このケースの場合は極論、漏電ブレーカーを上げてしまえばすぐにテレビを見ることが可能です。しかし無理矢理作動させて設備にトラブルが生じた場合、自分が責任を負うことになるので絶対にやらないようにしましょう。

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映らない原因④:アパートやマンションにアンテナ・アンテナ端子などがない

二階建てアパートの太陽光発電

あまり見かけませんが、共同住宅でテレビの視聴は入居者の負担として視聴設備を導入していない物件が稀にあります。

このような物件では、何かしらの視聴環境を作らないとテレビを見ることができません。

例えばアパートやマンションでテレビを見るためには、各部屋のコンセントにあるアンテナ端子に同軸ケーブルで接続する必要があります。

【アンテナ端子】

電気のコンセントとテレビのコンセント

このアンテナ端子の差し込み口が部屋のどこにも見当たらない場合は、そのアパートにアンテナ線が来ていないためテレビを見ることができません。

結論として、事前にテレビの視聴環境が整っているかをしっかり確認してから契約することが重要です。

この場合の解決策は以下の通りです。

アンテナがない場合の解決策1.アンテナ無しでテレビを見る方法を検討する

リビングでテレビを見る女性

もしアンテナがないアパートを契約してしまった場合、下記のような方法でテレビを視聴することができます。

・ケーブルテレビを個人で契約する

Jcomなどのケーブルテレビを個人で契約して導入すればテレビを見ることができますが、もちろん毎月料金が発生します。

物件によってはケーブルテレビの設備自体は導入されており、契約は入居者の負担で行うという場合もあるので、一度管理者に確認してみましょう。

・光回線でテレビを視聴する

「ひかりTV」などの光回線を利用したサービスでテレビを見ることもできます。

ただこの方法ではネット回線の契約が必須で、テレビ視聴のサービスとネット回線の料金がかかる仕組みになっています。

・室内アンテナを購入して使用する

室内アンテナを利用すれば工事不要でテレビを見ることが可能です。

ただ住んでいる地域の電波状況に依存するため、元々電波が弱い地域では快適に視聴できない場合もあります。お住まいの地域が電波塔に近い地域であれば有効な方法と言えるでしょう。

関連記事:地デジ用室内アンテナの選び方!おすすめアンテナと設置の注意点も| ミツモア

アンテナがない場合の解決策2.そもそもアパートやマンションでテレビの視聴環境を事前に確認する

テレビのアンテナ

入居済みであれば参考にならない方法ですが、引っ越しの際はテレビの視聴環境を事前に確認しておきましょう。

確認ポイントを挙げていきます。

・屋根の上にアンテナがあるか確認する

そもそもアパートやマンションのアンテナはどこにあるかというと、屋根の上か屋上に固定されていることがほとんどです。

アパートの場合は離れた場所から目視できます。マンションなどの場合は屋上にあることが多いので目視は難しいかもしれません。

アンテナが設置されていることを確認できれば、テレビを視聴できる可能性が高いです。

・アンテナがVHFアンテナかUHFアンテナかを確認する

アンテナには地上デジタル放送を受信する「UHFアンテナ」と、今となっては受信できない地上アナログ放送を受信するための「VHFアンテナ」の2種類があります。

アパートに地デジ視聴環境があるかどうかの確認方法として、UHFアンテナが設置されているかを調べましょう

UHFアンテナは横に1本の棒が伸びており、それに対して垂直に長さの均一な縦棒が重なっています。さらに先端は矢印のような形になっているのが特徴です。

UHFアンテナ
UHFアンテナ

対してVHFアンテナは横に1本の棒が伸びており、それに対して垂直に長さの不均衡な縦棒が重なっています。

VHFアンテナ
VHFアンテナ

仮にアパートにVHFアンテナしか設置されていなかった場合、テレビの視聴環境がどうなっているかを判別することはできません。

またデザインアンテナというおしゃれな見た目のアンテナもあります。

デザインアンテナ
デザインアンテナ

近年、見た目がオシャレでプレート状になっているデザインアンテナというアンテナを導入している物件もあります。デザインアンテナも地上デジタル放送を受信するためのアンテナなので、設置されていれば地デジの視聴環境が整っている可能性が高いです。

設置場所は屋根や屋上などではなく、軒裏付近の壁面であることが多いです

屋根を確認してアンテナがなかった場合は、このデザインアンテナが設置されていないかを併せて確認するようにしましょう。

・不動産会社に事前に確認するのも忘れずに

アンテナが見当たらなかったとしても、ケーブルテレビが導入されているという場合もあります。その場合は契約前に必ず不動産会社に確認しましょう。

アパートやマンションを契約する際に、仲介した不動産会社は借主に対して重要事項説明という契約内容の説明と文章の交付義務があります。

その中には建物の設備状況についての項目も当然あるので、テレビの設備状況の有無は必ず事前に説明されるはずです。

一般的な書式のものを使用していれば「共聴設備」「TVアンテナ」という項目にUHFアンテナやケーブルテレビ利用などの情報が記載されています。仮にこの欄に「視聴設備がある」となっているにもかかわらず、テレビが視聴できない場合は契約した不動産会社に問い合わせるようにしましょう。

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