テレビを見ようとしたら、突然B-CASカードに関するエラーメッセージが表示されて番組が見れなくなったことはありませんか。エラーコードとメッセージが出た場合、原因が特定できれば、自分でカードを抜いて差し直すことで解決できる可能性があります。


ただしB-CASカードの破損やテレビ、アンテナの故障が原因の場合はカードの交換、またはメーカー、専門業者による修理が必要です。
B-CASカード、またはテレビやアンテナが原因か判断するエラーコードを含め、自分で対処できる方法と業者に依頼すべき症状について解説します。
B-CASカードを含むテレビエラーの原因診断ツール
テレビの電源をつけたとき、画面に突然エラーメッセージが表示されて驚くかもしれません。専門業者に相談する前にまずはエラーメッセージの内容を正確に把握し、原因を絞り込むことが大切です。
下記「テレビエラーの原因診断ツール」では、画面に表示されているエラーコードやメッセージの内容、テレビの症状などを回答すると1分〜2分で診断結果がわかります。ぜひチェックしてみてください。
B-CASカードエラーが表示されたときの3つの応急措置
テレビ画面に突然B-CASカードのエラーが表示された場合、慌てて業者を呼ぶ前に下記3つの応急措置を行いましょう。
STEP1:B-CASカードを「抜いて、拭いて、挿す」
B-CASカード関連のエラーで、多くの原因がICチップの「接触不良」です。カードを抜き差ししたり、掃除したりすることで対処できますが、B-CASカードやテレビを傷つけないように以下2つのポイントに注意しましょう。
B-CASカードの正しい抜き方と挿入方向
B-CASカードを扱う際は、感電や故障を防ぐため、必ずテレビの主電源を切ってから作業を行いましょう。 カードは、テレビの側面や背面のカバー内に挿入されています。
ゆっくりと水平に引き抜き、挿し直す際はカード表面に印刷された矢印の向きに従って、「カチッ」と手応えがあるまでしっかりと奥まで挿し込むのがポイントです。
ICチップの清掃方法と注意点
カード裏面の金色のICチップ部分が汚れていると、接触不良の原因になります。清掃する際は、メガネ拭きのような乾いた柔らかい布で、優しく拭きましょう。
ティッシュペーパーは細かな繊維が残ってしまい、かえって接触不良を招くことがあります。加えてウェットティッシュや洗剤は、ショートや腐食の原因になるので使用を控えましょう。
カードを挿し直したら、テレビの電源を入れてエラーが解消されたか確認します。
STEP2:テレビ本体の電源を切って再起動する
B-CASカードの抜き差しやICチップの清掃でエラーが改善しない場合、テレビ本体の電源を切って再起動しましょう。内部システムの一時的なエラーや誤作動を解消できる可能性があります。
テレビ本体の電源をリセットする方法は、下記のとおりです。
電源コードの抜き差し
電源コードをコンセントから抜いた後、すぐに挿し直さず、1分〜2分ほど時間をおいてから再度差し込みましょう。 テレビ内部の部品に溜まった電気が完全に放電され、システムがクリーンな状態で再起動することで、不具合が解消されやすくなります。
メーカー別のリモコン・本体ボタンでのリセット方法
テレビのメーカーによっては、リモコンや本体のボタンで電源をリセットできます。各メーカー別のリセット方法は、以下のとおりです。
テレビメーカー | リセット方法 |
---|---|
Panasonic (VIERA) | ・電源コードを抜き、10分間放置する ・リモコンのメニューから「出荷時設定」などを選択 |
SONY (BRAVIA) | ・リモコンの電源ボタンを約5秒間長押しする ・リモコンのメニューから「出荷状態に戻す」を選択 |
SHARP (AQUOS) | ・テレビ本体の電源ボタンを5秒以上長押しして電源を切り、1分待つ ・リモコンのメニューから「出荷時設定にリセット」などを選択 |
TOSHIBA(REGZA) | ・テレビ本体の電源ボタンを4秒以上長押しする ・リモコンのメニューから「設定の初期化」を選択 |
ただし、メーカーやタイプによって操作方法が異なる場合があります。取扱説明書で確認してから再起動を行いましょう。
STEP3:別のテレビやレコーダーのB-CASカードと入れ替えてみる
STEP1〜STEP2の段階で直らない場合、別のテレビやレコーダーのB-CASカードと入れ替えてみましょう。原因が「B-CASカード」か、「テレビやアンテナ」にあるのか確認することが目的です。
入れ替えた後、エラーが解消、または解消できない場合で対処方法が異なります。
エラーが解消した場合
正常なカードを挿入してエラーが解消した場合、原因は元のB-CASカードの故障でほぼ間違いないといえます。「【E100番台】B-CASカードに関するエラーの原因と対処法」を参考に、カードの交換・再発行の手続きに進みましょう。
エラーが解消しない場合
正常なカードを挿してもエラーが改善しない場合は、テレビ本体のカードスロットの故障や、アンテナの受信環境に問題がある可能性が濃厚です。特に「E202」などのエラーが表示されている場合は、「【E200番台・E400番台】B-CASカード以外の原因と対処法」を参考に、アンテナレベルを確認しましょう。
B-CASカードを含むテレビのエラーコード一覧
テレビに表示されるエラーコードやメッセージはB-CASカードだけでなく、テレビ本体や配線ケーブル、アンテナが原因である可能性があります。
自分で対処できる範囲がある一方で、内容によっては業者に依頼したほうが良い場合もあるので、下記のエラーコード一覧で確認しましょう。
エラーコード | 対処できる人 | コードの意味 | 対処法 |
---|---|---|---|
E100 | 自分 | B-CASカードが未挿入 | ・B-CASカードを正しく挿入する ・B-CASカードのICチップを掃除する |
E101 | 自分 | B-CASカードがうまく読み取れない | ・B-CASカードを正しく挿入する ・B-CASカードのICチップを掃除する |
E102 | 自分 | B-CASカードが使えない | ・B-CASカードのICチップを掃除する ・新しいB-CASカードに交換する |
E103 | 自分 | 契約していないチャンネルを選択している | ・視聴したいチャンネルが有料放送か確認する ・有料放送の契約状況を確認する ・契約しているのにエラーが解消できないときは、契約先の放送事業者に問い合わせる |
E201 | 自分/業者 | 悪天候や電波障害で電波が受信できていない | ・テレビやレコーダーのアンテナ受信レベルを確認する ・ケーブルやブースターなどの接続状況を確認する ・アンテナ専門の修理業者に相談する |
E202 | 自分/業者 | 信号が受信できない | ・テレビやレコーダーのアンテナ受信レベルを確認する ・ケーブルやブースターなどの接続状況を確認する ・アンテナ専門の修理業者に相談する |
E203 | 自分 | チャンネルが放送を休止している | 違うチャンネルをかける |
E204 | 自分 | 存在しないチャンネルを選択している | 違うチャンネルをかける |
E209 | 自分/業者 | BS/CSアンテナケーブルがショートしている | テレビの主電源を切り、ショートの原因を解決してから電源を入れ直す |
E400 | 自分 | データが受信できない | ・別のチャンネルに変更後、元のチャンネルに戻す ・契約状況を放送事業者に確認し、必要に応じて再契約する |
E401 | 自分 | この受信機ではデータを表示できない | ・視聴したいチャンネルに対応した機器を買い替える ・PPV(ペイパービュー)番組の視聴期限を確認する |
E402 | 自分 | データの表示に失敗している | ・別のチャンネルに変更後、元のチャンネルに戻す ・テレビの「視聴年齢制限設定」を確認する |
【E100番台】B-CASカードに関するエラーの原因と対処法
「E100」や「E101」といったエラーコードがテレビ画面に表示されたら、原因はB-CASカード自体にあることがほとんどです。基本的に自分で対処できる可能性が高く、各コードの原因と対策は下記のようになります。
エラーコード・メッセージ | 原因 | 対処法 |
---|---|---|
E100「B-CASカードが未挿入です」 | B-CASカードが物理的に認識されていない状態 | ・B-CASカードを正しく挿入する ・B-CASカードのICチップを掃除する |
E101「ICカードを読み取れません」 | B-CASカードのICチップに汚れや傷がついている | ・B-CASカードを正しく挿入する ・B-CASカードのICチップを掃除する ・改善しないときは、B-CASカードに交換する |
E102「このカードは使用できません」 | ・違う種類のカードが挿入されている ・カード自体が使えない状態 |
・B-CASカードを正しく挿入する ・B-CASカードのICチップを掃除する ・改善しないときは、B-CASカードに交換する |
E103「このカードは契約されていません」 | 有料放送の契約情報に問題がある | ・視聴したいチャンネルが有料放送か確認する ・有料放送の契約状況を確認する ・契約しているのにエラーが解消できないときは、契約先の放送事業者に問い合わせる |
E100:B-CASカードの挿入状態を再確認
「E100 」というエラーコードやメッセージは、テレビやレコーダーがB-CASカードを物理的に認識できていない状態です。主な原因はB-CASカードの不具合の可能性があるので、表示されたら、下記の方法で対処しましょう。
「E100」エラーコードの対処法
- テレビやレコーダー本体の主電源を切り、挿入されているB-CASカードを取り出す
- 取り出したB-CASカードのICチップ部分をやわらかい布で拭く
- 再びB-CASカードを挿入し、テレビやレコーダー本体の主電源を入れる(カードの差し込む向きに注意)
- 1~3の方法で改善しないときは、他の機器に入れ替えて視聴できるか確認する
これらの確認を行っても改善しない場合は、B-CASカードそのものが故障しているか、あるいはテレビやレコーダーのカードスロットに問題がある可能性も考えられます。
B-CASカードの交換は公式のカスタマーセンターへ、テレビやレコーダーのトラブルはメーカーや家電量販店、専門業者に問い合わせましょう。
E101:B-CASカードの接触不良
「E101」のエラーコードとメッセージは、テレビやレコーダーがB-CASカードを検出できない状態を示しています。主な原因は、下記4つ挙げられます。
- カードの挿入が浅い:最後まで押し込まれていない状態で発生
- カードスロット内の埃:長期間の使用により埃が蓄積し接触を妨げる
- カードの向きが逆:ICチップ面が下向きになっている
- スロットの変形:無理な挿入により読み取り部が変形している
テレビの画面に「E101」と表示されたら、下記の方法で対処します。
「E101」エラーコードの対処法
- テレビやレコーダー本体の主電源を切り、挿入されているB-CASカードを取り出す
- 取り出したB-CASカードのICチップ部分をやわらかい布で拭く
- 再びB-CASカードを挿入し、テレビやレコーダー本体の主電源を入れる(カードの差し込む向きに注意)
- 1~3の方法で改善しないときは、他の機器に入れ替えて視聴できるか確認する
- 4の措置をやっても改善できない場合はB-CAS社のカスタマーセンターにカードの交換と再発行を依頼する
カードを再挿入する際は、ICチップ面を上にして、カードに印字された矢印の方向に従って挿入します。「カチッ」という音がするまで、ゆっくりと確実に押し込むことが大切です。力を入れすぎると破損の原因になるため、適度な力加減で行いましょう。
E102:B-CASカード不具合で交換が必要な場合あり
「E102」がテレビの画面に表示されたとき、挿入されたB-CASカードがテレビやレコーダーでは利用できない、あるいはカードのIC部分に不具合が生じている可能性があります。
主な原因はカードの劣化や汚れで、具体的には以下4つです。
- ICチップの汚れ:指紋や油分が付着して読み取りを妨げている
- カードの経年劣化:5年以上使用したカードで発生しやすい
- 静電気による一時的な不具合:冬場の乾燥時期に多く発生
- 読み取り機の故障:テレビ側の問題である可能性
まず試すべき対処法は、ICチップ部分のクリーニングです。具体的には下記のように行います。
「E102」エラーコードの対処法
- 乾いた柔らかい布で、ICチップの金色の部分を円を描くように優しく拭く
- 改善しない場合は、カードの端子部分に鉛筆の芯(黒鉛)を薄く塗る
静電気が原因の場合は、B-CASカードを一度取り出し、金属部分に触れて静電気を逃がしてから再挿入しましょう。これらの対処法を試しても改善しない場合は、カード自体の寿命である可能性が高く、交換を検討する必要があります。
E103:有料放送の契約確認と手続き
「E103」というエラーコードとメッセージが表示されると、カード自体は正常に読み取れているものの、使用条件を満たしていない状態を意味しています。有料放送の契約情報がB-CASカードに反映されていないのが原因です。
現在挿入中のB-CASカードの種類と有料放送局の契約状況を確認し、必要であれば契約先の有料放送事業者に問い合わせて、契約情報の確認や更新手続きを行いましょう。
具体的な対処方法は、下記のとおりです。
「E103」エラーコードの対処法
- B-CASカードの種類を確認する(BS・CS・地上共用、BS・CS専用など)
- 視聴したいチャンネルが有料放送か確認し、契約状況を確認する
- 契約しているのにエラーが解消できないときは契約先の放送事業者に問い合わせる
解決しないときは「B-CASカード」の交換・再発行も検討
「E100」から「E103」のエラーコードで紹介した対処法を試しても解決しない場合は、「B-CASカードの交換・再発行」を検討しましょう。カードの故障・破損が原因の可能性があるからです。
交換や再発行を行う際、テレビやレコーダーを購入した後、3年以内で取り扱いに不備がなければ無料で交換できます。ただし購入から3年以上経過していたり、破損や紛失、中古製品を購入した場合は2,310円の手数料がかかるので注意しましょう。
具体的な手順は、下記のとおりです。
- B-CAS公式サイトのフォームまたは電話で再発行を申し込む(申し込みから10日前後で宇着)
- 新しいカードが届いた後、同封の同封の返信用封筒を使い、今まで使っていた古いカードをB-CAS社に返送する
【E200番台・E400番台】B-CASカード以外の原因と対処法
B-CASカードの抜き差しやICチップの清掃、カードの交換といった対処法を試しても改善できないときは、B-CASカード以外の箇所に問題が潜んでいる可能性があります。特に「E200番台」と「E400番台」のエラーコードが表示された場合、テレビ本体やアンテナといった機器が原因の可能性があるので、注意しましょう。
「E200番台」と「E400番台」のエラーコードとメッセージが表示される原因と対処法は、下記のとおりです。
エラーコード・メッセージ | 原因 | 対処法 |
---|---|---|
E201「アンテナの受信レベルが低下しています」 | ・悪天候による受信レベルの低下 ・アンテナの向きが電波塔の方向ではない ・アンテナ本体やケーブルの劣化 |
・テレビやレコーダーのアンテナ受信レベルを確認する ・ケーブルやブースターなどの接続状況を確認する ・アンテナ専門の修理業者に相談する |
E202「信号が受信できません」 | 電波が全く届いていない状態で、アンテナの向きのズレや故障、ケーブルの断線などが原因 | ・B-CASカードを正しく挿入する ・B-CASカードのICチップを掃除する ・改善しないときは、B-CASカードに交換する |
E203「現在放送されていません」 | 放送を休止している状態 | 違うチャンネルをかける |
E204「このチャンネルはありません」 | 指定のチャンネルがない状態 | 違うチャンネルをかける |
E209「衛星アンテナケーブルがショートしています | アンテナの電源がショートしたことで、BS/CSアンテナへの電源供給に問題が発生している | テレビの主電源を切り、ショートの原因を解決してから電源を入れ直す |
E400「データが受信できませんでした」 | ・契約情報の反映に時間がかかっている ・契約更新を忘れている ・契約時のB-CASカードが一致していない |
契約状況を放送事業者に確認し、必要に応じて再契約する |
E401「この受信機では、データを表示できません」 | 視聴可能時間外(PPV番組の視聴期限切れなど) | 下記の項目を確認する ・PPV(ペイパービュー)番組の視聴期限 ・録画番組の場合、視聴可能期間が過ぎていないか |
E402「データの表示に失敗しました」 | 視聴可能年齢制限に該当(年齢制限番組のブロック) | ・テレビの「視聴年齢制限設定」を確認 ・暗証番号を入力して一時的に制限を解除 ・家族で使用する場合は、適切な年齢設定に変更 |
E201:悪天候等によるテレビアンテナや受信環境のトラブル
「E201」エラーコードは、主に大雨や強風といった悪天候による一時的な電波の乱れが原因です。ただし晴天時に発生した場合、以下の状況が原因の可能性があります。
- 悪天候や野鳥などの影響でアンテナの向きがわずかにズレてしまう
- 家の近くに高い建物が建つ、庭の木が成長するなどして電波を遮ってしまう
- アンテナ本体やケーブルの劣化で電波の受信ができない
エラーが表示されたら、天候の回復を待ちます。それでも改善しないときは、アンテナの受信環境に何らかの問題を抱えている可能性があるため、下記の対処法を行いましょう。
「E201」エラーコードの対処法
- テレビの電源を切った後、電源プラグを抜いて1分待ってから再度電源をつける
- テレビの「アンテナレベル確認」機能で現在の受信レベルを確認する(晴天時のレベルが50以上)
- 基準値を下回っている場合はテレビ裏の配線の抜け・緩みを確認する
- アンテナの前に木の枝などの障害物があるか確認する
ただしアンテナの向きの微調整や機器の交換は、専門的な知識と測定器が必要な上、高所での作業は非常に危険です。受信レベルが低い状態が続くようであれば、無理をせずアンテナ専門の業者に点検を依頼しましょう。
E202:テレビアンテナの受信レベルの低下
「E202」エラーコードが表示されたとき、アンテナからの放送電波がテレビに受信できていないことが考えられます。主な原因は、下記のとおりです。
- 台風や地震などによるアンテナの向きのずれ
- サビや破損によるアンテナ本体の劣化
- ケーブルの経年劣化
- コネクター部分の接触不良
- ブースターの故障
E202エラーが表示されたら、以下のような対処法を行いましょう。
「E202」エラーコードの対処法
- テレビの設定メニューから「アンテナレベル」や「受信強度」を確認する
- 室内のアンテナ端子やケーブル、ブースター、分配器などを確認する
- 接続し直しても改善しない、アンテナ本体や分配器などに異常があれば専門業者に相談する
E203/E204:チャンネルの放送休止や存在しない放送局の選択
エラーコード「E203」や「E204」は、テレビやアンテナの故障や不具合ではありません。E203は「放送休止」、E204は「チャンネル非存在」を示しており、どちらも視聴者が選んだチャンネルが現在放送されていないことが原因です。
E203やE204が表示された場合は、現在放送中の他のチャンネルに変えてみましょう。また引っ越し後や特定のチャンネルで「E203」や「E204」と表示されて映らない場合は、以下の対処法を行います。
「E203/E204」エラーコードの対処法
- 設定メニューから「初期設定」を選択
- 「地域設定」で現在の居住地域を正しく設定
- 「チャンネル設定」で自動スキャンを行う
- スキャン完了後、受信可能なチャンネルを確認
- 不要なチャンネルは非表示設定にする
E209:BS/CSアンテナケーブルのショート
「E209」が表示されると、BS/CSアンテナのケーブルがショートしている可能性があります。主な原因は、アンテナケーブルや分配器、ブースターの加工不良や経年劣化です。
E209が表示されたら、テレビの主電源を切って電源プラグをコンセントから抜きましょう。安全を確保した上で、以下の箇所で異常がないか確認し、原因箇所を特定していきます。
- テレビ側のケーブルの先端箇所や銅線
- 壁のアンテナ端子に接続されているケーブル
- レコーダーや分配器などの機器と接続部分
もしプラグ部分で接触が見つかったとき、ケーブルを正しく加工し直すことで解消できます。ただし原因が見つからない場合は、アンテナ本体に異常の可能性があるため、アンテナ工事業者に問い合わせましょう。
E400番台:データ放送に関するエラー
「E400」や「E401」、「E402」のエラーコードとメッセージは、主に有料放送の契約や設定に問題があるのが原因で表示されます。これらのエラーは、B-CASカードの交換では解決しません。
スカパーやWOWOWといった契約している放送事業者のカスタマーセンターに連絡し、契約状況の確認と必要な手続きを行いましょう。各エラーコードの原因と対処法は、下記のとおりです。
エラーコード・メッセージ | 原因 | 対処法 |
---|---|---|
E400「データが受信できませんでした」 | ・契約情報の反映に時間がかかっている ・契約更新を忘れている ・契約時のB-CASカードが一致していない |
契約状況を放送事業者に確認し、必要に応じて再契約する |
E401「この受信機では、データを表示できません」 | 視聴可能時間外(PPV番組の視聴期限切れなど) | 下記の項目を確認する ・PPV(ペイパービュー)番組の視聴期限 ・録画番組の場合、視聴可能期間が過ぎていないか |
E402「データの表示に失敗しました」 | 視聴可能年齢制限に該当(年齢制限番組のブロック) | ・テレビの「視聴年齢制限設定」を確認 ・暗証番号を入力して一時的に制限を解除 ・家族で使用する場合は、適切な年齢設定に変更 |
選局し直しても改善しない場合は、テレビやレコーダー本体が対応していない可能性があるため、対応する機器に買い替えることも検討しましょう。
B-CASカード以外の原因によるアンテナ修理にかかる費用はいくら?
B-CASカードの抜き差しや交換、配線の確認などをしてもエラーメッセージが解消できない場合、専門業者に修理を依頼する必要があります。費用がどれくらいかかるのか気になる人は、下記の料金シミュレーションを活用しましょう。
アンテナの種類や設置場所、テレビ・アンテナの状態などを選択すると、必要な修理作業と費用の目安がわかります。
※修理費用の相場は、2024年時点の全国平均に基づく見積もり価格を参考に算出しています。
※シミュレーションのテレビアンテナ修理サービスの料金は、実際の見積もり価格とは異なる場合があります。
※料金設定は事業者によって異なります。
B-CASカードの交換で改善しないときはプロへ依頼しよう
テレビの画面にB-CASカードに関連するエラーが表示された場合、カードの状態を確認して差し直したり、掃除や交換したりすることで解消する可能性があります。
ただし「E200」番台の場合、テレビ本体や周辺機器、アンテナが原因でエラーが発生する場合があるため、自力で解消するのは難しいことが多いです。1日でも早く解消するためにも、プロの業者に修理を依頼しましょう。
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複数の業者から見積もりが届いたら、それらをじっくりと比較し、最適な一社を選ぶ段階です。
万が一提案内容に満足できない場合は、依頼をキャンセルすることができます。もちろんキャンセル料金は一切発生しません。
アンテナ修理で良い業者を比較する時のポイント
アンテナ修理業者を選ぶ際、複数の見積もりを取った後、どの業者を選ぶべきか比較検討する段階では、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
価格はもちろん大切ですが、それだけで判断してしまうと、施工不良による再修理や追加費用の発生など、後々後悔することにもなりかねません。
良い業者を見極めるために比較すべき具体的なチェック項目は、次のとおりです。
- 見積書の詳細さ:アンテナの型番、ブースターの有無、ケーブルの長さ、高所作業費など、工事内容が項目別に明記されているか。「工事一式」という曖昧な表記は要注意
- 診断力と提案力:電波測定器を使った正確な診断を
- 行い、症状に応じた複数の解決策(向き調整、ブースター追加、アンテナ交換など)を提示してくれるか
- 実績と専門性:アンテナ工事の施工実績は豊富か、第二級陸上特殊無線技士などの資格保有者がいるか、地元での評判はどうか
- 保証とアフターサービス:最低1年以上の工事保証があるか、台風などでの再調整は無料対応か、24時間対応の緊急サービスはあるか
- 担当者の説明力:エラーの原因や工事内容を専門用語を使わずに分かりやすく説明してくれるか、質問に対して誠実に回答してくれるか
これらのポイントを総合的に比較し、技術力と価格のバランスが取れ、かつ長期的に信頼できる業者を選ぶことが、トラブルの再発を防ぎ、安定したテレビ視聴環境を実現するための鍵です。
ぜひ一度ミツモアを利用して、スマートな相見積もりの体験をしてみてください。