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青色申告の帳簿のつけ方と必要書類|65万円控除を目指そう

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最終更新日: 2019年08月07日

個人事業主になって初めて青色申告に臨まれる方は、不安でいっぱいだと思います。 特に複式簿記の知識が必要な帳簿の付け方は、多くの方にとっての悩みどころでは。
本記事では帳簿の見本を用いて、記入方法を詳しく説明していきますのでぜひ参考にしてみてくださいね。65万円の控除を目指して帳簿作りをマスターしましょう!

青色申告には10万円控除と65万円控除がある

青色申告には10万円控除と65万円控除の2種類の選択肢があります。誰しも控除額の多い65万円控除を選択するだろうと考えるところですが、実はこの2種類の控除の選択は、帳簿の記帳方法によって決まるのです。

帳簿を記帳が簡単な「簡易簿記」で行う場合は10万円控除、少し複雑な「複式簿記」で行う場合は65万円控除になります。それぞれの帳簿のつけかたについて詳しくみていきましょう。

青色申告で10万円控除を受ける帳簿のつけ方

青色申告で10万円控除を受ける場合は、個人事業主として取引してきた帳簿を、「簡易簿記」でつけることになります。本項では、青色申告で10万円控除を受けるために提出する、帳簿の種類や記入方法について解説していきます。

なお、今回ご紹介する帳簿の見本は、Excelで無料ダウンロードするか、簡単に自作出来るものばかりです。参考にして、作成してみてくださいね。

青色申告の10万円控除は簡易簿記で帳簿を作成

青色申告で10万円控除を受けるには、簡易簿記による帳簿付けが必要です。簡易簿記においては、次の帳簿を作成する義務があります。

  • 現金出納帳
  • 買掛帳
  • 売掛帳
  • 経費帳
  • 固定資産台帳

簡易簿記の記帳は、現金の増減に関わりなく取引があったら記帳する「発生主義」が基本です。発生主義では、お金が動く原因が発生したタイミングと実際にお金が動いたタイミングで計上する必要があります。たとえば商品を先に納めて後日入金してもらう場合、商品を受け取ったタイミング(支払い義務が発生したタイミング)と実際に現金が入金された日の二つを記載します。

簡易簿記には、もうひとつ現金主義という方法があります。これは実際に現金が引き落とされた日のみを記載するので、より簡易に帳簿を作成することができます。加えて、現金主義で青色申告する場合は、現金出納簿に経費欄を加えた一冊のみの作成で申告が可能です。ただし現金主義で確定申告ができるのは、前々年度の所得が300万円以下の個人事業主に限られます。

現金出納帳の記入方法

現金出納帳【見本】
現金出納帳 【見本】

現金出納帳は、日々の入出金を発生順に記帳して、残額を明確にする帳簿です。記入項目は以下の通りです。

  • 日付……実際に現金が入金された日や出金した日を記入します。
  • 勘定科目……経費の種類を項目別に記入します。
  • 適用……相手先や商品名を記入します。
  • 借方金額……入金した金額を記入します。
  • 貸方金額……出金した金額を記入します。
  • 差引残額……現在の残額を記入します。

買掛帳・売掛帳の記入方法

売掛帳【見本】
売掛帳【見本】

買掛帳は、仕入れに関係する取引を発生順に記録していく帳簿です。どんな商品を仕入れて、その代金をいつ支払ったのかが分かります。
一方の売掛帳は、売上取引に関する取引の内容を発生順に記録していく帳簿です。誰にいくらで売却して、いつ代金を受け取ったのかが分かります。

下記は記載項目です。「いつ・何を・誰に・いくらで」仕入れた、または売り上げたことが分かるようにする必要があります。

  • 日付……買掛帳は仕入れた商品が到着した日を、売掛帳は納めた日を記入します。
  • 適用……買掛帳は仕入れた、売掛帳は納めた商品名を記入します。
  • 金額……買掛帳は仕入れた、売掛帳は売上げた商品の金額を記入します。
  • 支払(受入)金額……支払った商品代金を記入します。

経費帳の記入方法

経費帳は仕入れ以外、例えば交通費や接待交際費などの出費について、発生順に記載していく帳簿です。勘定科目別に、「いつ・何のために・いくら」経費として支出したのかを記入していきます。

経費帳【見本】
経費帳【見本】 出典:国税庁

固定資産台帳の記入方法

固定資産台帳【見本】
固定資産台帳【見本】 出典:国税庁

固定資産台帳は、産業用機械や土地・建物といった固定資産について、減価償却分を経費算入する際などに用いられます。記載項目は以下の通りです。

  • 資産名……固定資産の名称を記入します。分かりやすいように任意の名称をつけます。
  • 区分……国税庁の耐用年数表にある区分名から該当するものを記入します。
  • 取得年月日……固定資産を取得した日付を記入します。
  • 耐用年数……国税庁の耐用年数表から、該当する耐用年数を記入します。
  • 償却方法……「定額法」と記入します。
  • 償却率……国税庁が定める耐用年数ごとの償却率を記入します。
  • 年月日……取得や減価償却する年月日を記入します。
  • 摘要……購入や減価償却などの状況を記入します。
  • 取得価額……取得価額を記入します。
  • 減価償却額……減価償却する価格を記入します。
  • 帳簿価額……前年における未償却の残高から減価償却額を引いた額を記入します。

65万円控除を受ける帳簿のつけ方を徹底解説!

10万円の控除を受ける際の簡易簿記においても、いろいろと記入すべき事柄がありました。ただ、簿記の方式を「複式簿記」にすれば、さらにお得な65万円の控除を受けられるのです。
控除額以外にも赤字額の損益通算制度などのメリットもありますので、ぜひ複式簿記のノウハウを取得し、青色申告で65万円控除を目指しましょう。
それでは、65万円控除を受ける帳簿のつけ方を見本を交えながら解説していきます。

青色申告の65万円控除には複式簿記が必要

青色申告で65万円控除を受けるためには、帳簿を複式簿記よって作成する必要があります。複式簿記には、必ず作成しなければいけない「主要簿」と必要に応じて作成する「補助簿」があります。それぞれ次のような帳簿で構成されます。10万円控除と同じ名前の帳簿は同じ様式のものです。

【主要簿】

  • 仕訳帳
  • 総勘定元帳

【補助簿】

  • 現金出納帳
  • 預金出納帳
  • 売掛帳
  • 買掛帳
  • 固定資産台帳

次からは、順番に各帳簿の付け方を解説していきます。

仕訳帳の付け方

仕訳帳【見本】
仕訳帳【見本】

仕訳帳は、日々の取引について、勘定科目を用いて借方と貸方に分けた金額を記載していく帳簿です。いわゆる仕分けを切るという作業となります。ひとつの取引を借方と貸方両方に分けて記載し、貸方と借方の金額は常に同一になるよう記入します。

仕分けについては、取引ごとに処理が異なりますので、見慣れない仕分けに出くわしたときは税理士或いは会計士に相談しましょう。

総勘定元帳・預金出納帳の付け方

総勘定元帳【見本】
総勘定元帳【見本】

総勘定元帳は、すべての取引を勘定科目ごとに分類して記載する帳簿です。すべて仕訳帳から転記します。

また、預金出納帳は、普通預金や当座預金の出入金の記録を金融機関別に記した帳簿です。

  • 日付……口座に出入金があった日を記入します。
  • 相手勘定科目……「売上」「仕入」などの勘定科目を記入します。
  • 概要 ……商品名を記入します。

確定申告時の提出書類と保存期間

1年間にわたって複式簿記で帳簿を作成して、いよいよ青色申告をする段階になったら、どのような書類を用意すればいいのでしょうか。
確定申告で必要な書類と保存期間についてご説明します。

青色申告時に提出する書類

個人事業主が確定申告で青色申告の申請をする場合は、「申告書B」を使用します。第一表と第二表はすべての人が提出対象になります。

この他に、帳簿を基に作成をした、所得税青色申告決算書、貸借対照表を提出します。

帳簿は7年間、領収書などは5年間の保存義務あり

青色申告をして、納税を済ませたからといって、すぐに帳簿を処分してはいけません。帳簿や領収書には保存義務があるのです。万が一税務調査があった際には、これらの書類を提示する必要があります。

保存期間は、仕訳帳、総勘定元帳、現金出納帳、預金出納帳などの帳簿類が7年間、領収書が5年間とされています。

帳簿類と領収書の保存期間が異なりますが、保存期間の長い帳簿類に合わせて、帳簿類も領収書も1カ所にまとめて7年間保管した方が管理が楽になります。

青色申告は複雑・面倒……税理士にお任せしては?

青色申告で65万円控除を受けようとすれば、複式簿記で帳簿をつけなくてはいけないことから、つい記入をためらってしまいます。
だからといって簡易簿記では、10万円の控除しか受けられません。

この控除額の差は、税額にも大きく関わってきます。青色申告で申告方法を迷っている方は、専門家である税理士に申告をお任せしてはどうでしょうか。

税理士にお任せすれば、帳簿作成の代行や節税に関するアドバイスを得ることができます。報酬費用も、帳簿を作成する手間の削減や節税ができる効果を考えれば、負担は意外と軽いと感じるかもしれません。青色申告は、ぜひ税理士への依頼をご検討ください。

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