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【2025年】スマホで確定申告するやり方は?申請手順やできることについてわかりやすく解説

最終更新日: 2025年01月15日

スマホを使った確定申告の対象は年々拡大し、多くの人が利用できるようになっています。

スマホとマイナンバーカードがあれば、どんなタイミングでも確定申告が可能。医療費控除や、ふるさと納税の申告も行えます。

実際にスマホで確定申告するときのやり方や、マイナンバーカードがない場合にはどうしたら良いかを見ていきましょう。

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この記事を監修した税理士

安田亮公認会計士・税理士事務所 - 兵庫県神戸市中央区元町通

安田亮(公認会計士・税理士・CFP🄬)1987年香川県生まれ、2008年公認会計士試験合格、2010年京都大学経済学部経営学科卒業。大学在学中に公認会計士試験に合格。大手監査法人に勤務し、その後、東証一部上場企業に転職。連結決算・連結納税・税務調査対応等を経験し、2018年に神戸市中央区で独立開業。所得税・法人税だけでなく相続税申告もこなす。

スマホからの確定申告でできること

2020年の確定申告はスマホ申告が便利でお得です

スマホからは給与所得や雑所得などの確定申告の手続きを進められます。くわえて各種控除やふるさと納税などの確定申告もスマホから行えます。

パソコンとは違い、スマホならICカードリーダーがなくてもマイナンバーカードを読み取れるのが最大のメリットです。スマホとマイナンバーカードさえあればすぐに確定申告の手続きを進められます。

スマホで確定申告をするために必要なもの

マイナンバー

スマホで確定申告書の作成から提出まで行いたい場合、マイナンバーカード、またはその他の本人確認書類を用意しておく必要があります。またスマホの機種の確認も必要です。

なお確定申告書をスマホ上で作成するのみであれば、すべての機種で行えます。マイナンバーカードも必要ありません。税務署に郵送または持参して提出しましょう。

【確定申告の作成方法】

  • PC・スマホからネット上で作成(確定申告書作成コーナー)
  • 印刷して記入

【確定申告の提出方法】

  • e-Taxを利用して電子申告
  • 印刷して税務署へ郵送
  • 印刷して税務署へ直接持ち込み

【マイナンバーカードがある場合】

マイナンバーカードをすでにお持ちの方は、e-Taxによる電子申告をスムーズに行えます。

  • マイナンバーカード読み取りに対応したスマホ
  • マイナンバーカード

マイナンバーカードを使って電子申告を行う際、従来はICカードリーダーが必要とされていました。しかし現在は電子認証できるスマホの普及が進んでおり、iPhoneやAQUOS、Xperia、GALAXYなど多くの機種で対応可能です。

iPhoneであれば、iPhone7以降であれば電子認証できます。

マイナンバーカードの電子認証ができるスマホは、地方公共団体情報システム機構が展開する対応機種一覧(下記リンク先)にて確認できます。

参考:マイナンバーカードに対応したNFCスマートフォン一覧

【マイナンバーカードがない場合】

  • スマホ(機種問わず)
  • 運転免許証などの本人確認書類

マイナンバーカードを持っていないが電子申告を行いたい場合には、「ID・パスワード方式」を利用可能です。

ただし「ID・パスワード方式」を選択するには、税務署で職員との対面での本人確認を行った後、「ID・パスワード方式の届出」を作成・提出する必要があります。

運転免許証など本人確認ができる書類をもって、所轄の税務署に訪問しましょう。本人確認が問題なく終われば、ID・パスワードは即日発行されます。

参考:ID・パスワード方式について|【e-Tax】国税電子申告・納税システム

なおID・パスワード方式はマイナンバーカード方式が普及するまでの暫定的な方法とされています。今後もe-Taxで電子申告を行いたい方は、マイナンバーカードの取得がおすすめです。

マイナンバーカード発行には1ヶ月ほどかかるため、なるべく早めに手続きしましょう。

【共通】マイナポータルのダウンロード

マイナンバーカード方式で提出する場合、「マイナポータルアプリ」が必要になるため事前にダウンロードしておきましょう。

スマホで確定申告をするやり方

スマホを使う女性

ここからは、スマホで確定申告の手続きを進める具体的な手順を紹介していきます。

画像:確定申告書作成コーナー ご利用ガイド(スマホ版)

国税庁の確定申告書作成コーナーにログインし、「作成開始」ボタンを押します。

画像:確定申告書作成コーナー ご利用ガイド(スマホ版)

作成する申告書の種類と対象の年を選びます。

画像:確定申告書作成コーナー ご利用ガイド(スマホ版)

提出方法を選びます。ここでは一番上の「e-Tax(マイナンバーカード方式)」を選択します。

画像:確定申告書作成コーナー ご利用ガイド(スマホ版)

マイナポータルと連携して個人情報を取得する場合は「連携する」をタップします。連携しなくても手続きは進められます。

画像:確定申告書作成コーナー ご利用ガイド(スマホ版)

次に進むと、申告する収入、住宅に関する控除を受けるかなどの質問が出てくるので、当てはまるものをすべて選択して次に進みます。

画像:確定申告書作成コーナー ご利用ガイド(スマホ版)

マイナポータルとの連携を行います。画面の指示に従って連携を進めてみてください。

画像:確定申告書作成コーナー ご利用ガイド(スマホ版)

画像:確定申告書作成コーナー ご利用ガイド(スマホ版)

連携が完了すると、「収入等入力」と書かれた画面に進みます。画面の指示に従って入力事項を埋めていきましょう。一部、源泉徴収票を撮影して読み取ることで自動入力をすることも可能です。

続いて各種控除について入力します。画面の指示に従ってすべての入力を終えたら「次へ」をタップします。

画像:確定申告書作成コーナー ご利用ガイド(スマホ版)

控除に関するデータをお持ちの方は、xml形式のファイルにして読み込みましょう。

個人情報およびマイナンバーカードについての情報を入力していきます。

入力を終えて「次へ」をタップすると、入力してきた内容が表示されるので、間違いがないかチェックしましょう。「送信する」→「送信を実行する」の順番でタップすれば手続きは完了です。

2025年の確定申告期間は?

確定申告は毎年期間が決まっています。とくに確定申告の義務がある方ははやめに準備をして、申告・納税が遅れないようにしましょう。

確定申告期間は2025年2月17日~3月17日

2025年の確定申告の期間は「2月17日(月)~3月17日(月)」です。

確定申告の期間は、毎年2月16日から3月15日の期間を基本にして決められます。税務署が土、日曜日に閉庁することから、年ごとに正式な確定申告日は異なります。

  • 所得税・贈与税の納付:2025年3月17日(水)まで
  • 個人事業者の消費税などの申告・納付:2025年3月31日(月)まで
  • 住民税の納付:5~6月に届く「住民税決定通知書」を確認後、6月末に1年分を一括、または6月・8月・10月・翌年1月の4回にわけて納付

還付申告期間は2025年1月1日~2029年12月31日

医療費控除やふるさと納税といった寄附金控除など、還付申告のみ行いたい方は翌年の1月1日から5年間申告できます。

確定申告はスマホでの提出がおすすめ!

2020年の確定申告はスマホ申告が便利でお得です

「マイナンバーカードを使う確定申告で、e-Taxへのログインが簡単になった」「青色申告決算書・収支内訳書が作れるようになった」などますます便利になるスマホ申告。

そもそもスマホからの確定申告は、以下のようなメリットがあります。

  • 税務署へ足を運ぶ手間がかからない
  • 印刷・郵送代がかからない
  • 24時間手続きできる(メンテナンス時間を除く)
  • 還付金の振り込みが書面による申告よりも早い

また青色申告決算書を提出して青色申告特別控除を受けたい方の場合、65万円の控除を受けるにはe-Taxによる申告または電子帳簿保存が必要です。

確定申告の手続きは、納税者側にとってはどんどん便利になってきており、簡素化が進んでいます。メリットを享受するためにも、スマホでの申告手続きを試してみてはいかがでしょうか。

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