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Web会議のハウリングを今すぐに止める方法【ZoomやMeetの通話をスムーズに】

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最終更新日: 2024年06月28日

Web会議中によく発生するハウリングやエコーといった音声トラブル。重要な会議や商談の場面でこのようなトラブルに直面すると、言葉が聞き取れなかったり、集中できなかったりと仕事のパフォーマンスに支障が出てしまいます。

そこで本記事では「ハウリングやエコーをはやく止めたい!」というあなたのために、すぐにできる直し方や予防法を紹介します。

Web会議でハウリング・エコーが発生する原因は?

Web会議でハウリング・エコーが発生するのは「スピーカーから出た音がマイクに拾われ、またスピーカーから出る」ことを繰り返すためです。

ハウリング・エコーが発生した時の対処法は?

ハウリング・エコーが発生した時は「発言者以外はマイクをミュートにする」「PC同士の距離を離す」といった対処法で解消されることがあります。

ハウリングを今すぐに止める方法【まずは全員ミュートに】

Web会議を進める男性

Web会議やカラオケなど、マイクとスピーカーの距離が近い場合、マイクがスピーカーの音を拾ってしまい『キーン』という場をつんざくような音が鳴ったり、音声が何重にも反響して聞こえることがあります。

Web会議でこのようなハウリングやエコーが起こったときは、まずは参加者全員がマイクをミュートにするだけで今すぐに止めることができます。

【Web会議のハウリングを止める手順】

  1. 参加者全員がマイクをミュートにする
  2. スピーカーの音量を下げる
  3. 発言者だけがマイクをオンにしながらWeb会議を再開する
  4. スピーカーの音量を調整しながらWeb会議を進める

ハウリングやエコーはスピーカーから出た音をマイクが拾うことによって発生します。そのためマイクをミュートにしたり、スピーカーの音量を下げたりすれば、音声信号の入力がなくなってハウリングが解消されるのです。

参加者全員がマイクをミュートにする

Web会議中にハウリングが発生したら、まずは参加者全員のマイクをミュートにしてください。メニュー部分に表示されているミュートボタンをクリックしましょう。

ツールによってミュートボタンの位置は異なりますが、基本的には参加者が表示されるメイン画面にあります。

【ミュートボタンの位置】

  • Zoom:画面下部コントロールバーのいちばん左にある「ミュート」ボタン
  • Google Meet:画面下部コントロールバーのいちばん左にある「マイクをオフにする」ボタン

このとき、会話によるコミュニケーションが一時的に取れなくなるので、チャット機能などを活用しながら進めていくとよいでしょう。

音声入力をシャットアウトすることでマイクとスピーカー間の音声ループが止まり、ハウリングが解消されます。

スピーカーの音量を下げる

Web会議を再開したときにハウリングが再び発生しないよう、パソコンの本体側でスピーカーの音量を下げます。マイクをミュートしたときと同様に、参加者それぞれがスピーカーの音量を見直してください。

もしも同じ部屋でひとつのスピーカーを使用している場合は、スピーカーそのもののボリュームを下げていきましょう。

このとき、ボリュームの最大値のうち半分以下くらいの音量までいったん下げてしまうのがポイントです。

スピーカーのボリュームが大きいとWeb会議再開時にハウリングが再発する原因となってしまうので、後から調整する前提で音量を下げましょう。

発言者だけがマイクをオンにしながらWeb会議を再開する

マイクとスピーカーを調整したら、いよいよWeb会議を再開します。発言者だけがマイクをオンにしながら、ハウリングが発生しないかどうかをチェックしてください。

このときハウリングが再発した場合は、スピーカーの音量が大きすぎる可能性があります。ハウリングが発生しなくなるまで、それぞれのスピーカー音量をふたたび調整しましょう。

ハウリングが再発しなければ、マイクとスピーカーの音量バランスは最適な状態に保たれています。

スピーカーの音量を調整しながらWeb会議を進める

マイクとスピーカーの音量バランスが取れていることが確認できたら、Web会議の進行に戻りましょう。

このとき、スピーカーの音量を下げすぎていると相手の声が聞き取りづらくなってしまいます。聞き取りづらい場合はスピーカーの音量を上げすぎないように注意しながら、相手の声が自然に聞き取れるくらいまでボリュームを上げるとよいでしょう。

もちろん、相手の声がすでに聞き取れる状態であれば、このタイミングで音量調整をする必要はありません。

ここまでのステップが完了すれば、ハウリングは解消されているはずです。ハウリングに悩まない、快適なWeb会議を進めていきましょう。

ハウリング・エコーが起こる原因

パソコンを打つ若い女性の手元

Web会議でのハウリングやエコーが発生する原因をおさえておけば、今後の会議中にあわてる必要もありません。適切な対処や対策を進めるためにも、ハウリングやエコーの仕組みを解説します。

ハウリングが起きる原因

ハウリングが起こる原因は、「スピーカーから出た音がマイクに拾われ、またスピーカーから出る」を繰り返すことです。この繰り返しによって音が増幅され「キーン」や「ボー」という大きな音が発生します。

Web会議の際は、同じ部屋の中で複数台のパソコンを使用するシーンが多いです。の環境は音が反響しやすく、マイクとスピーカーの距離が近いなどのハウリングが起きる原因が揃っていますそのためWeb会議ではハウリングが発生しやすいのです。

エコーが起きる原因

エコーとは、同じ音声が何重にも重なって反響する現象です。Web会議への参加者の音声が反響してしまうと、非常に音声が聞きづらくなるので対応が必要です。

エコーの原因は同一会議の音声をマイクがスピーカーから拾ってしまうことです。したがってマイクにスピーカーからの音が入らないようにすると対応できます。

主な原因はほとんど同じのためエコーを防ぐ対策は、基本的にハウリングと同じです。

ソフトウェア比較のイメージイラスト

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Web会議中のハウリング・エコーを防ぐ8つの対策

Web会議中のハウリングを解消するコツ6選

Web会議中にハウリングやエコーを発生させないために心がけておきたい、8つのポイントを紹介します。

  1. 会話者以外のマイクはミュートにする
  2. マイクやスピーカーの音量を下げる
  3. マイクとスピーカーの位置を遠ざける
  4. 部屋の壁とマイクの位置を遠ざける
  5. それぞれの参加者が別の部屋から参加する
  6. 同じ部屋でWEB会議に参加する場合はイヤホン・ヘッドセットを使う
  7. 原因となっているスピーカーを特定する
  8. スピーカー設定を確認する

1,会話者以外のマイクはミュートにする

パソコンやスマートフォンを複数台使用してWeb会議をする場合、会話者以外のマイクをミュートにすることでハウリング解消につながります。

もし参加人数が少数で常に話さなければならない場合は、ノイズキャンセリング機能の活用がおすすめです。パソコンに内蔵されているWindowsなどのOSには、一般的にノイズキャンセリング機能が実装されています。

ノイズキャンセリング機能を使用すると、空調や紙のこすれる音など、会議のノイズとなる音を低減し会議の質の向上に貢献できます。

2.マイクやスピーカーの音量を下げる

マイクやスピーカーの音量を下げてみるのも効果的な手段です。音量が大きい場合、マイクがスピーカーから出力された音を拾いやすくなるためです。Web会議が始まる前に、スピーカーの音量を聞き取れる程度に調整することが大切です。

3.マイクとスピーカーの位置を遠ざける

それでも解消されない場合はマイクとスピーカーの位置を遠ざけてみましょう。ハウリングの原因のひとつは、マイクとスピーカーの物理的な距離の近さにあります。そのため近すぎる場合は、マイクの集音範囲の外にスピーカーを移動させましょう。

パソコンに内蔵されたマイクとスピーカーを使用する場合、物理的に距離を遠ざけることは難しいので、周辺機器を利用して対応する必要があります。

4.部屋の壁とマイクの距離を遠ざける

マイクと部屋の壁の距離を遠ざけることでハウリングやエコーが解消されることがあります。マイクと壁や天井の距離が近い場合、壁に反響した音声がハウリングの原因になっていることがあるのです。

5.それぞれの参加者が別の部屋から参加する

同じ部屋で利用するパソコンを1台にすることで、複数のマイクに音が反響するのを防ぎハウリングやエコーを解消できます。

使用するパソコンを1台に限定するために、WebカメラとWeb会議用マイクスピーカーの活用をおすすめします。

具体的にはWebカメラを会議参加者が全員映る位置に置き、会議室中央にあるディスプレイを使用して会議資料や、他会議参加者の表情を確認するイメージで使用してください。マイクスピーカーは、参加者に囲まれるように置くのがおすすめです。

以下の記事では、Web会議におすすめのカメラとマイクスピーカーを紹介しています。それぞれ選び方のポイントも紹介しているので、比較しながら人数や用途に合わせて選べます。ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:Web会議用カメラおすすめ15選!選び方のポイントも解説|ミツモア
関連記事:Web会議用おすすめマイク20選!個人用・複数人用に分けて紹介|ミツモア

6.同じ部屋でWeb会議に参加する場合はイヤホン・ヘッドセットを使う

パソコンやスマートフォンを複数台使用してWeb会議する場合は、ヘッドセットやイヤホンを利用によって、ハウリングを解消できます。

夫婦揃っての在宅ワークや、ワークシェアスペースの利用時など、パソコンを1台に限定できない場合は、マイク機能付きのヘッドセットやイヤホンを活用しましょう。

ごく限られた距離での集音を目的としてマイクが設計されており、マイクが自分の声のみを集音することでハウリングを防止できます。

ただしヘッドセットやイヤホンからわずかに漏れ出る音声が、マイクに入力される場合もあるため、スピーカーとマイクの距離には引き続き注意が必要です。

以下の記事では、Web会議におすすめのヘッドセットやイヤホンを紹介しています。ヘッドセットの種類や選び方についても紹介しているので自身の使い方に合ったものを選びましょう。

関連記事:【Web会議用】おすすめのヘッドセット20選!選び方から種類まで解説|ミツモア

7.原因となっているスピーカーを特定する

特定のスピーカーが音声を拾い過ぎていることで、ハウリングやエコーを発生させている場合があります。次の手順に従って機器を特定してみましょう。

  1. 電源の入っている機器をオフにする
  2. 1つずつ機器の電源を入れ直す
  3. ハウリング・エコーが起きている機器を特定する

機器を特定する際は、接触不良が起きていないかも確認するのがよいでしょう。電源をオフにするときに、USBケーブルなどの接続部分に触れてしまう恐れがあるからです。

スピーカーから発する「ブー」や「ピー」という音は接触不良の可能性もあるため注意しましょう。

8.スピーカー設定を確認する

スピーカーの設定を確認して、Web会議中のハウリングを解消する方法もあります。具体的には次の3つの設定をチェックしてみましょう。

  • マイクスピーカーのエコーキャンセル機能
  • マイクスピーカーのノイズキャンセル機能
  • パソコンの内蔵スピーカーのノイズキャンセル機能

マイクスピーカーの設定

マイクスピーカーのエコーキャンセルは、Web会議中にスピーカーの音をマイクが拾いにくくする機能です。エコーキャンセル機能には「エコーサプレッサー方式」と「適応型エコーキャンセラー方式」の2パターンがあります。

エコーサプレッサーは、スピーカー出力時に音を拾わない仕組みで、適応型エコーキャンセラーは、マイクが拾った反響音を消す仕組みです。

パソコンの内蔵スピーカー設定

マイクスピーカーだけでなくパソコンの内蔵スピーカーの設定も見直してみましょう。内蔵スピーカーにはノイズキャンセリング機能が付いている場合があります。

この機能を使うと外部からのノイズを軽減できるため、Web会議での音声トラブルを未然に防げるようになるのです。

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Web会議の室内環境・周辺機器を整えるには?

デスクに置かれたパソコンと周辺機器

今後Web会議中にハウリングやエコーをなるべく発生させないために、会議の環境や周辺機器を整えて予防策を講じていきましょう。

高性能のマイクスピーカーを使う

Web会議用の高性能なマイクスピーカーを使用することで、ハウリングを解消できます。Web会議向けの高性能マイクスピーカーの中には、ノイズキャンセリングやエコーキャンセリング機能を備えたモデルも存在します。

ノイズキャンセリング機能を使用すると、空調や紙のこすれる音など、会議のノイズとなる音を低減し会議の質の向上します。またエコーキャンセリング機能を利用すると、エコーやハウリングの心配がいらなくなります。

マイクスピーカーの中でハウリング対策におすすめのマイクスピーカーは以下の4つです。

【少人数向け】

【大人数向け】

少人数向け:Kaysuda SP200

Kaysuda スピーカーフォン Bluetooth 対応スピーカーマイク | amazon
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  • 1~4名の少人数会議向けのマイクスピーカー
  • 360°の全方位集音機能を搭載
  • エコーキャンセリング機能
  • ノイズキャンセリング機能
  • USB・Bluetooth接続

少人数向け:サンワサプライ MM-MC28

サンワサプライ WEB会議小型スピーカーフォン マイク | amazon
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  • 1~4名の少人数会議向けのマイクスピーカー
  • 360°の全方位集音機能を搭載
  • エコーキャンセリング機能
  • USB・Bluetooth接続可能。USBから充電可能
  • マイクミュートボタン搭載

大人数向け:eMeet M2 ブラック

EMEET M2 スピーカーフォン ハウリング抑制 | amazon
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  • 最大8名のWeb会議に対応可能なマイクスピーカー
  • 360°の全方位集音機能を搭載
  • エコーキャンセリング機能
  • ノイズキャンセリング機能
  • AIマイク搭載のため、発言者を自動で検知し、集音可能
  • USB・Bluetooth接続可能

大人数向け:NTT-TX R-Talk 950

NTTテクノクロス(NTT-TX) 音声会議用マイク・スピーカー | amazon
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  • 最大10名のWeb会議に対応可能なマイクスピーカー
  • 360°の全方位集音機能を搭載
  • エコーキャンセリング機能
  • パソコンやスマートフォンだけでなく、固定電話や携帯電話に接続でき、電話会議への利用が可能
  • USB・Bluetooth接続可能

高性能のWeb会議システムを使う

Web会議時の音声トラブルは高性能なWeb会議システムを使用することで解消できます。Web会議の良し悪しは音声会議システムの質に依存するので、システム選びには注意が必要です。Web会議システムの中でおすすめなシステムは以下のとおりです。

Zoomミーティング

Zoom
引用:zoom
  • 世界75万国以上の企業での使用に裏付けられた高品質なサービス
  • Web会議を主催する際に必要なライセンスは主催者のみ保持すればOK
  • アンケート機能や画面共有機能など、Web会議時に必要になる基本機能を網羅

V-CUBE ミーティング

V-CUBE
引用:V-CUBE
  • 接続状況に合わせて自動で映像品質を維持する『H.264/SVC映像コーデック』を採用
  • エコーやハウリングを解消するエコーキャンセリング機能を搭載
  • office365とのSSOに対応
  • アンケート機能や画面共有機能など、Web会議時に必要になる基本機能を網羅

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安定したネットワーク環境を整える

安定したWeb会議を進行するためには安定したネットワーク環境を構築することが重要です。

ネットワーク速度

ネットワークの速度が遅い場合、Web会議中に映像が止まったり、相手が発した音声が途絶えてしまったりするトラブルにつながります。

Web会議システムそれぞれにネットワーク速度の推奨値があるので、その値を上回っているか確認しておきましょう。「V-CUBE ミーティング」や「V-CUBE Box」の場合、ネットワーク速度の推奨値は以下の通りです。

  • 下り速度:512kbps以上
  • 上り速度:384kbps以上

下り速度とはインターネットで情報を受信するときの通信速度のことです。Web会議の場合は、相手が発した音声や映像、共有画面が届く速度を指します。

上り速度はインターネットで情報を発信するときの通信速度です。したがって自分が発した音声や映像を、相手に届ける速度に該当します。

ネットワーク速度は、次の測定サービスを使って無料で把握することができます。

データ通信量

Web会議で発生するデータ通信量は、システムによって異なります。高音質や高画質でWeb会議を行うためには、データ通信量が大きいWeb会議システムを選ぶことが重要です。

Web会議システムの一例を、下記にご紹介します。

  • 「Microsoft Teams」で映像と音声を使う場合:1時間あたり690~810MB
  • 「Microsoft Teams」で音声のみを使う場合:1時間あたり37~41MB
  • 「Zoom」で映像と音声を使う場合:1時間あたり500~1,450MB

データ通信量の確認をするときは次の3点に注意しましょう。

  • 使用するWeb会議システムを確認する
  • 契約しているプランを確認する
  • 使用方法は音声のみか、映像も使用するのか確認する

Web会議中に音が途絶えたり、映像が乱れたりする場合は、データ通信量の大きいWeb会議中システムの導入検討も必要です。

利用する会議室の環境を確認しておく

Web会議の開催が決定したら、利用する会議室の環境もチェックしておきましょう。部屋の広さや壁からの反響のしやすさが、ハウリングやエコーの発生に影響を与えるからです。

マイクスピーカーは機器によって集音半径が決まっており、音が拾える距離が定まっています。部屋の広さに合ったマイクスピーカーを選び、快適なWeb会議を実現させましょう。部屋が広い場合、マイクスピーカーを複数用いて連結することもおすすめの方法です。

会議室の中には壁や天井から音が反響しやすい部屋もあります。音が反響しやすいほど、ハウリングが起こりやすくなるため注意が必要です。その場合は吸音機能に優れたパーテーションなどの利用を検討するとよいでしょう。

大人数のWeb会議は部屋割りや注意事項をあらかじめ周知しておく

大人数でのWeb会議で音声トラブルが発生した場合、その場でそれぞれに解消策を共有したり、原因を特定したりしていては会議の進行が滞ってしまいます。

あらかじめ「発言者以外はミュートの徹底をお願いします!」などと注意事項を周知したり、事前に部屋割りをしておくことで、開催中の無駄な工数を省略することができます。

Web会議中の音声トラブルを未然に防ぐためには、開催者だけでなく参加者に協力してもらうことが重要です。

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Zoomの際のハウリング・エコーの対策法

オフィスでWeb会議をするビジネスパーソン

高性能Web会議システム『Zoom』を使用時の、ハウリングとやエコーの対処方法をご紹介します。

Zoom Roomsを使用する

ハウリングはパソコンから出力された音声のマイク入力によって発生するため、同室内で使用するパソコンを1台にすることで解消できます。

ただし会議室内で1台のパソコンを使用する場合、パソコンに内蔵されたマイクを会議参加者全員でシェアするため、パソコンから離れている人の音声が聞こえづらくなるのが課題です。

この課題に対して、Zoom Roomsであれば対応可能です。Zoom RoomsはZoomが提供しているオプション機能で、Zoomをインストールした端末を会議室に常設して使用します。

Zoom Roomsは、一つの会議室に参加者が集まり、マイクスピーカーやカメラ付きのディスプレイなどの周辺機器を使用して外部とWeb会議を実施するので、ハウリングを防げます。

使い方は非常にシンプルです。Zoomをインストールした専用端末とカメラ付きディスプレイを会議室に常設すれば準備完了です。専用端末にワンタッチでWeb会議を実施できます。

Zoom上で通話者以外をミュートにする

zoomの際のハウリング対策法

Zoom上で通話者以外をミュートにすると、ハウリングを解消できます。会議の参加者が全員、自身が話すとき以外ミュートにしていればハウリングの可能性は減らせますが、必ずしもミュートにしてくれるとは限りません。

通話者以外がミュートにしていない場合は、ホスト側で対象者をミュートにすることをおすすめします。Zoom上で通話者以外をミュートにするやり方は以下のとおりです。

  1. Zoom画面上の参加者をクリックする。
  2. ミュートにさせたい参加者をクリックする。
  3. ミュートボタンをクリックする。

Web会議で起きるその他の音声トラブル解消方法

Web会議中のパソコン画面

Web会議中に会議の進行を妨げるのはハウリングやエコーだけではありません。ノイズ音声の遮断など原因はいくつかあります。問題をすべて解決して快適なWeb会議を目指しましょう。

ノイズが入る

ノイズとは、扇風機の音や工事の音など、会議の趣旨から外れる音声がマイクに入力される現象です。ノイズが発生しても自分では気づくことができないので、社内でWeb会議のデモンストレーションを行い改善しましょう。

【対策方法】

  • ノイズを発生する物(扇風機など)を遠ざける
  • ノイズキャンセリング機能付きのマイクスピーカーを使用する

音声の遮断、遅延

Web会議中にネットワークの負荷状況により、音声の遮断や遅延が発生する場合があります。防止措置をとっても頻発する場合は、社内のネット環境を見直した方がよいでしょう。

【対策方法】

  • 無線から有線に変更するなど、回線速度の速いネットワークを使用する
  • Web会議に必要のないアプリケーションを閉じる
  • 通信品質の高いWeb会議アプリケーションを利用する

自分の声が届かない

自分の声が届かない場合は、マイクスピーカーの設定や端末との接触が悪い場合があります。次の対策を試してみましょう。

【対策方法】

  • マイクスピーカーがミュートになっていないかを確認する
  • マイクスピーカーが、Web会議システムに認識されているか確認する
  • 端末とのケーブル接触が良好かを確認する

相手の声が聞こえない

Web会議中に相手の声が聞こえないときは、スピーカーのボリューム設定を見直すようにするとよいでしょう。ボリューム設定が適切であっても相手の声が聞こえない場合は、端末との接触を確認します。

【対策方法】

  • スピーカーの音量が小さく設定されていないか確認する
  • 端末との接触不良が起きていないか確認する
  • スピーカーの音声出力設定が適切か確認する

相手の声が大きすぎて声が潰れる場合

Web会議中に相手の声が大きすぎて声が潰れる場合、パソコン本体やイヤホンのボリューム設定、マイクスピーカーの出力値の確認をしてみましょう。

【対策方法】

  • イヤホンやパソコン端末のボリューム設定で、最小音量から徐々に大きくして適切な音量に調整する
  • ボリューム設定中にノイズが発生する場合は、ハウリングなど他の音声トラブルの可能性を疑う

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