「家の中を写したくない」「Web会議のたびに部屋を片付けるのが面倒」リモートワーク中のWeb会議でこのような悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。
そんな悩みも適切な背景を使えば一発解決。好きな画像を背景にするバーチャル背景や物理的に仕切るアナログ背景を駆使すれば、家を隠せるばかりか話題作りにもつながります。
この記事では、ビジネスシーンでも使えるおすすめのバーチャル背景サイトやアナログ背景を紹介。「Zoom」での設定方法も解説します。
生活感を隠す!リモートワーク時の2種類の背景
リモートワークのWeb会議中に自宅を隠す背景には、画像を背景にして仮想的に背景を隠すバーチャル背景と、パーテーションなどを設置して背景を作るアナログ背景があります。
メリット | デメリット | |
バーチャル背景 |
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アナログ背景 |
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バーチャル背景
バーチャル背景は画像を設定するだけで利用でき、会議の内容に合わせて変えられます。背景となる画像は無料で入手できるので、コストがかからないのもメリットです。しかし体を動かすと部屋の一部が見えてしまう、カメラでものを映すと背景と同化してしまい映らないといった欠点も存在します。
また、Web会議システムが変わると設定しなおす必要があり、PCのスペックによっては使えない場合もあるので注意が必要です。
【バーチャル背景がおすすめな人】
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アナログ背景
アナログ背景はパーテーションやロールスクリーンを設置するため、バーチャル背景に比べ、導入コストや設置に手間がかかります。
しかしアナログ背景は、Web会議システムの種類に関係なく背景を作れます。PCのスペックの問題でバーチャル背景を利用できない場合にも、部屋を隠すことが可能です。
他にも背景を部屋の仕切りとしても使えるので、プライベートと仕事の空間を分ける仕切りとしても利用できます。
【アナログ背景がおすすめな人】
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【商談用】おすすめのバーチャル背景サイト6選
「バーチャル背景をビジネスシーンで利用したい」という方は、ビジネス向けの画像配信サイトを利用しましょう。ビジネスシーン用のバーチャル背景の中でも、シンプルなものやおしゃれな画像が無料で入手できるサイトを6つ紹介します。
バーチャル背景をうまく利用して、生活感を隠し、商談相手や上司、同僚に不快な思いをさせないようにしましょう。
Pixaby
「無料で一眼レフで撮影したようなきれいな背景画像が欲しい」という方におすすめのサイトです。Pixabyは”創作に意欲的なコミュニティ”として、個人が撮影および作成した画像を著作権フリーでまとめています。
上記の画像のようなまじめな会議室の背景画像から、ベンチャー企業のエントランスのようなおしゃれな空間写真まで幅広く画像を取り揃えています。『背景画像に何を使っていいかわからない』など、背景画像の選択に迷った際にまずのぞいてみるサイトとしておすすめです。
Unsplash
Unsplashは高クオリティの画像を無料で提供しているサイトです。世界各国にいる何万人ものプロのクリエーターから収集された美しい画像を40万枚以上まとめています。
上記のようなおしゃれな会議画像から、自然や建築物の画像まで20種類以上のトピックに分けられた画像の中から自分の会議イメージに合う画像を選べます。『会議背景だけれどもこだわりたい』『プロが撮影した画像を背景にしたい』という方におすすめのサイトです。
バーチャル名刺背景ジェネレーター
バーチャル名刺ジェネレーターは、お手軽に名刺代わりの背景画像を作りたい方におすすめのサイトです。
新型コロナウイルスの影響で対面での商談機会が減り、オンライン上での商談機会が増えました。オンライン上で初対面の相手と名刺交換あるいは自己紹介に課題感がある方も多いのではないでしょうか。
バーチャル名刺ジェネレーターであれば、Web会議の背景がそのままプロフィールとなるため、会議の参加者に簡単にわかりやすく自己紹介できます。また、背景の作成が非常に簡単である点も魅力的です。
Web上で必要項目を入力し、任意の画像をアップロードすることで簡単にWeb会議用の背景を作成できます。また背景にはQRコードを埋め込めるので、名刺交換アプリで生成したQRコードを埋め込み、簡単に名刺交換ができる点も魅力的です。
Zooome
ZooomeとはZooome社が提供するバーチャル背景名刺作成ツールです。編集ページ上から必要情報を入力するだけでオリジナルのバーチャル背景を作成できます。名前は似ていますが、Web会議システム大手のZoom社が提供しているわけではありません。
『バーチャル名刺背景ジェネレーター』と異なり、バーチャル背景上にフリーコメントを追記できるので、フリーコメント上でデフォルトの記載項目では表現しきれない、あなたの個性を主張できます。加えて、背景色や文字色をカスタマイズできるため、非常に表現の幅が広い点も魅力的です。『バーチャル背景とはいえ個性を主張したい』『バーチャル背景の細部までこだわりたい』という方におすすめします。
shutterstock
shutterstockは画像素材を扱うサイトです。有料登録すると会議室やオフィスだけでなく、自然や動物などあらゆるジャンルの写真を無制限に利用することができるようになります。
無料でWeb会議用の写真が欲しい方は、赤い「無料パックをダウンロード」ボタンからダウンロードしてみましょう。無料パックは登録の必要がなく、およそ50枚の写真をダウンロードできます。
無料ダウンロードの画像は高画質で会議室やおしゃれな室内のほか、きれいな景色などさまざまな写真ががあります。商談だけでなく、カジュアルな用途にも使用可能です。
無印良品
無印良品もリモートワークの背景画像を提供しています。無印良品が提案する「無印良品の家」や「無印良品のリノベーション」などさまざまな背景を使用可能です。
リビングやダイニングだけでなく、外観や階段、寝室など家のあらゆる場所の写真があげられています。清潔感があり適度に生活感のある背景は、気取りすぎないため相手によい印象を与えられるでしょう。
【カジュアル用】おすすめのバーチャル背景サイト6選
バーチャル背景を「Zoom飲みなどカジュアルシーンで利用したい」「仕事中だけど少しくだけた話をしたい」という方はカジュアル向けのバーチャル背景を利用しましょう。カジュアルシーンで使えるおしゃれなバーチャル背景を無料で利用できるおすすめサイトを6つ紹介します。
壁紙屋本舗
壁紙屋本舗はおしゃれなバーチャル背景から、オリジナルのバーチャル背景まで幅広く取り扱うサイトです。落ち着いた雰囲気のベッドルーム背景から、アウトドアインテリアの背景まで数多くのテンプレートの中から、自分に合った画像をダウンロードできます。
メトロポリタン美術館
メトロポリタン美術館は美術品が好きな人におすすめのサイトです。
メトロポリタン美術館は世界3大美術館のひとつで、創立150年の歴史を持っており、美術館が保管している40万件以上の美術品の美しい展示物の一部の画像をダウンロードできます。ただし、「Open Access Artworks」ページ内で「Public Domain」の記載があるものに限る点に注意が必要です。
スタジオジブリ
スタジオジブリはジブリ作品が好きな方におすすめのサイトです。
『もののけ姫』や『となりのトトロ』など、多数のヒット作を生み出しているスタジオジブリが無料でWeb会議用の背景画像を提供しています。一度は見たことのあるアニメシーンが背景画像として提供されており、背景画像を選ぶだけでも非常に楽しい気分を味わえるでしょう。ぜひ一度ご覧ください。
上記の写真はスタジオジブリが作成した『もののけ姫』のワンシーンです。ジブリファンであればたまらない画像が多数無料で公開されています。
Canva
Canvaはユーザーが自由にデザインを作成して公開できるサイトです。会議室の写真からシンプルなもの、カジュアルなイラストまでさまざまな背景画像が投稿されています。
自分で背景をデザインすることもできるため、気に入るものがなければオリジナルの背景を作れます。
写真AC
AC写真は、加工してもOKな高品質画像が利用できる写真素材サイトです。ビジネスシーンで使える会議室の背景画像は少ないですが、自然や動植物など少しくだけたカジュアルシーンで使える写真が多く掲載されています。
有料会員の利用は無制限ですが、無料会員の場合は以下のような制限があります。しかしWeb会議用の写真を探すだけなら、そこまで気にならないでしょう。
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X(旧Twitter)
X(旧Twitter)は140字以内で文章を投稿するSNSですが、リモートワークの背景に使える写真も多く投稿されています。
これらのアカウントは、背景を無料配布しています。ビジネス向きではないものもありますが、趣味の話や話題作りにはピッタリなものばかりです。
X(旧Twitter)上の画像を使う上で注意しないといけないのが、著作権侵害です。Web会議の背景にする場合はあくまで個人利用の範疇なので大丈夫ですが、無断転載や商用利用などをしないように気をつけましょう。
おすすめのアナログ背景
「会議でさまざまなWeb会議システムを使う」「バーチャル背景が利用できない」といった方にはアナログ背景の利用がおすすめです。部屋を隠すだけでなく、仕事用の空間を作ることで集中力アップも期待できます。
パーテーション
パーテーションは部屋を仕切るための簡易壁です。備え付けの壁ではないので、自由に移動させることができ自由にレイアウトできます。机の後ろの背景を隠したいときはパーテーションがおすすめです。
選び方のポイント
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パーテーションは3連4連となっているものが一般的です。Web会議時は面積が広く、確実に背景を隠してくれるパーテンションを選びましょう。
4連のものであれば床との設置面積が広く、倒れる心配がないためおすすめです。また、使用しないときに片づけやすいものを選択しましょう。使用しないときに小さく分解できるタイプもあります。
相場価格は4,000円~17,000円です。
おすすめのパーテーション
メーカー | ぼん家具 |
商品名 | パーテーション4連 |
価格(税込) | 9,580円 |
重量 | W180×D2×H174cm |
寸法 | 約5kg |
素材 | 紙、スチール |
ぽん家具のパーテーション4連がおすすめです。相場からすると 9,580円と低価格であり、かつ、Web会議時に背景となるだけの広さを備えています。加えて十分な安定性があり、会議中に突然倒れるような事態も起こりにくいです。
ただし素材が紙、スチールなので遮音性は低いです。したがって、遮音性を求める場合は他製品の検討をおすすめします。
カーテン・ロールスクリーン
カーテンやロールスクリーンを使うと、窓からの光を抑えられ、リモートワーク中の背景として利用できるようになります。窓のある壁を背景にしたいけれど、どうしても光が入ってしまう人におすすめです。
選び方のポイント
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カーテンやロールスクリーンは、ビジネスシーンで使用しても問題のない柄を選びましょう。柄のない単色であれば問題ないので、インテリアに合わせて色を選べます。
ロールスクリーンの場合は、突っ張り棒などの取り付けが簡単なものを選ぶとよいでしょう。
カーテンの相場価格は2,000円~6,500円、ロールスクリーンの相場価格は3,000円~11,000円です。
おすすめのカーテン
メーカー | Bedsure |
商品名 | 遮光カーテン |
価格(税込) | 2,350円 |
色 | グレー、オレンジ、ブルー、グリーンなど |
寸法 | W100cm×H178cm |
素材 | ポリエステル |
Bedsureの遮光カーテンがおすすめです。十分な寸法がある上に、単色で提供されているので、確実に背景として機能します。また、Amazon上で4,360個のレビューがあり、平均評価が4.5以上であるため(2021/5/9段階)、これも安心して利用できるポイントですね。
おすすめのロールスクリーン
satoriのロールスクリーンがおすすめです。突っ張り棒で設置するタイプであるため、取り外しが容易な点がよいでしょう。また、カラーバリエーションが豊富で、ご自宅の部屋のイメージや背景として利用したい色に合わせて色を選択できます。
メーカー | SATORI |
商品名 | 遮光1級ロールスクリーン |
価格(税込) | 3,808円 |
色 | アイボリー |
寸法 | W60cm×H180cm |
素材 | ポリエステル、アルミニウム、アクリル、プラスチック |
背景布
背景布は写真撮影や動画撮影で使われる背景用の布です。パーテーションに比べ出し入れしやすいのが特徴で、リモートワークのときのみ背景を設置したい方におすすめです。
選び方のポイント
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背景布は幅が広く、背景として機能することに加えて、椅子に取り付けが可能など設置が容易なものを選びましょう。またコンパクトに収納できるものだと、保管場所を圧迫することもありません。
背景布の相場価格は2,000円~4,000円です。
おすすめの背景布
HXJの背景布がおすすめです。椅子に簡単に取り付けが可能で、急なWeb会議にも対応できます。また専用の収納袋が付属しており、未使用時はコンパクトに収納できる点も魅力的です。
メーカー | HXJ |
商品名 | 背景シート |
価格(税込) | 3,599円 |
色 | 白、グリーン |
寸法 | W142cm×H142cm |
素材 | ポリエステル |
【PC版】Zoomバーチャル背景の設定の仕方
「バーチャル背景の設定の仕方がわからない・・」とお困りの方も多いのではないでしょうか。ここでは、Web会議システムでシェア1位のZoomにおけるバーチャル背景の設定方法をご紹介します。
Zoomの設定をクリック
まずZoomにログインをしてください。画面右上にある設定ボタンを押しましょう。
会議中に背景設定したい場合
会議画面からも設定画面に移行可能です。会議中に背景設定をしたい場合、画面左上にある緑色のボタンからメニューを開いて「設定」をクリックしてください。
「背景とフィルター」からバーチャル背景をクリック
設定画面の左側タブから「背景とフィルター」をクリックします。バーチャル背景が表示されるので、背景に設定したい画像を選びましょう。
+ボタンを押して背景をアップロード
画面左の「+」ボタンからお好きな画像または動画を背景としてアップロードしましょう。画像をアップロードするとバーチャル背景に設定できます。
【スマホ版】Zoomバーチャル背景の設定の仕方
『Web会議を普段スマホでやるから、アプリ版の設定方法が知りたい』という方のために、Zoom(アプリ版)におけるバーチャル背景の設定方法をご紹介します。
詳細をタップ
Zoomのアプリにログイン後、新規ミーティングを選択します。ミーティング画面上の右下に出現する詳細を選択してください。
背景とフィルターをタップ
背景とフィルターをタップしましょう。
+ボタンをタップして背景をアップロード
+ボタンをタップして背景を選択しましょう。スマホ上の画像を選択することになりますが、Zoomアプリの設定上で『写真のアクセスを許可にする』設定が必要な点に注意が必要です。
Zoomのバーチャル背景を早速使ってみよう!
バーチャル背景は画像を設定することで、簡単に生活感を隠すことができます。また用途に合った画像を使うことで、相手への印象をよくしたり、打ち解けやすくなるなどの効果もあります。
一口にバーチャル背景といっても多数の画像の取得元があるので、用途やあなたの個性に合わせて、適切な背景を選んでみてください。用途にあったバーチャル背景を登録して、ビジネス、カジュアルと用途を問わず自身の評価を高めていきましょう!
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