宿泊業でPOSレジを導入すると決済だけでなく、チェックインやチェックアウト、顧客情報の管理までが可能になります。
最終更新日: 2024年10月23日
そこでこの記事では、宿泊業向けのおすすめPOSレジを一挙ご紹介。あわせてシステムの選び方や導入事例も紹介します。ぜひ製品選びの参考にしてみてください。
ホテルにおすすめのPOSレジ7選
ホテルで役立つ機能を搭載したおすすめのPOSレジを7製品紹介します。
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TAP
- レストランや売店の情報を取り込み、宿泊料金と一緒に精算
- Webブラウザで利用するシステムのため、運営業務と管理業務の分離が可能
- リアルタイムで売上をチェックできる
宿泊業のためのPOSシステムとして開発されたTAPには、ホテルに便利な機能が豊富です。例えば宿泊中に利用したレストランの飲食代や売店での物品購入代金を、チェックアウト時にまとめて支払えるように設定できます。
またWebブラウザで運用するシステムなので、運営と管理の業務を切り分けられるのも、業務効率化につながるポイントです。バックオフィス業務をお客様の見えないところでも進められ、快適なフロントでの接客を実現できるでしょう。
リアルタイムで売上を確認できるため、経営状況の把握にも最適です。
| 初期費用 | 要問い合わせ (端末費用が別途必要) |
| 月額費用 | 要問い合わせ |
Square POS
- 導入費用や固定費は無料
- レシートに重要な情報を記載でき、電子でも発行できる
- freeeやマネーフォワードなどの会計ソフトと連携可能
Square POSは導入費用や固定費がかからず、キャッシュレス決済の決済手数料のみで使えるPOSレジです。少ない予算で使い始められるため、予算の上限が厳しい場合でも候補になるでしょう。
発行するレシートには、営業時間の案内や料金の詳細といった顧客へ伝えたい情報を記載できます。また紙だけでなく、電子レシートも発行可能。既存のスタイルを崩すことはありません。
freeeやマネーフォワードなどのクラウド会計ソフトとの連携もでき、バックオフィスの業務効率化をさらに進めることも可能です。
| 初期費用 | 0円 (端末費用が別途必要) |
| 月額費用 | 0円 |
スマレジ
- 非接触や比対面にサービスに強いPOSレジ
- iPadやiPoneで気軽にPOSレジを始められる
- 顧客管理機能によりサービスの質を向上できる
スマレジはキャッシュレス決済やセルフレジ、自動釣銭機などに対応している非接触サービスに強いPOSレジです。早朝や深夜にチェックイン、チェックアウトを対応している宿泊施設では重宝するでしょう。そしてフロントスタッフの人数を削減できます。
iPadやiPhoneがあればPOSレジを構築でき、直感的に操作できる設計なので、初心者でも安心です。
またレジの端末に顧客情報を表示できるため、初回宿泊のお客様や会員のお客様といったステータスに合わせて接客の方法を変えられます。お客様に合わせた会話や接客を行うことで顧客満足度を高められるでしょう。
| 初期費用 | 0円 (端末費用が別途必要) |
| 月額費用 | 0円～ |
BCPOS
- クラウド型のシステムで店舗ごとの売上をまとめて管理
- ホテル内の売店やレストランの決済にも対応
- 顧客管理機能を搭載し、顧客満足度の向上につなげられる
BCPOSはクラウド型のPOSレジです。複数の店舗があるホテルでも店舗ごとの売上を時間や場所を問わず、すぐに確認できます。
また飲食業からサービス業まで幅広い業種の決済に対応しているため、ホテル内の売店やレストランの決済にも対応。
顧客管理機能を使って常連客やクレームのあったお客様を登録しておけば、顧客満足度の向上につなげられるでしょう。
| 初期費用 | 0円 (端末費用が別途必要) |
| 月額費用 | 0円～ |
ユビレジ
- スタイリッシュでフロントの景観を崩さない
- 導入形態を自由に決められる
- 高機能だけど使いやすいPOSレジ
ユビレジはiPadのみでも導入できる手ごろなPOSレジです。そのため限られたスペースでも設置しやすく、ホテルの景観を崩しません。
店舗やホテルの規模、連携できる外部システムなど、隅々まで柔軟性が高く、自社にあったPOSレジを構築しやすいです。
また売上分析や顧客管理などPOSレジとして十分な機能を搭載していながらも、使いやすさにこだわっています。導入前から運用中まで手厚いサポートがあるため、初めての方でも戸惑うことはないでしょう。
| 初期費用 | 0円 (端末費用が別途必要) |
| 月額費用 | 6,900円～ (1カ月間無料お試し可能) |
Airレジ
- 初期費用と月額費用を0円で始められる
- 専用の決済端末を使えば、複数のキャッシュレス決済に端末1台で対応できる
- 70万店舗以上で導入されている圧倒的な導入実績
Airレジは初期費用と月額費用を無料で導入できるPOSレジです。iPadとレシートプリンター、インターネット環境を用意すれば導入できます。
またAirペイと呼ばれるサービスを使えば、クレジットカードや交通系、QRコード決済など、さまざまなキャッシュレス決済を1つの端末に集約できます。会計業務をスムーズにするだけでなく、フロントが機材で狭くなってしまうこともありません。
Airレジは国内で1番導入されているPOSレジで、飲食店からサービス業まで幅広く対応。宿泊施設での導入事例もあるため、安心して導入できるでしょう。
| 初期費用 | 0円 (端末費用が別途必要) |
| 月額費用 | 0円 |
ORANGE POS
- ホテル内の施設を簡易予約できる
- 飲食店や売店の会計情報と、部屋番号とのひも付けが可能
- スマートフォンにインストールした専用アプリでもっと便利に
離れやコテージ、貸切風呂などの施設があるホテルなら、施設の予約受付ができるORANGE POSがおすすめです。わざわざ宿泊者がフロントまで足を運んで、予約手続きをする必要がなくなるでしょう。
またホテル内の飲食店や売店の会計と部屋番号のひも付けできるため、ホテル側も宿泊者側もスムーズです。
さらに専用アプリをインストールしたスマートフォンでドアの開閉やチェックイン、チェックアウトにも対応しています。
| 初期費用 | 要問い合わせ |
| 月額費用 | 要問い合わせ |
ホテル向けのPOSレジの選び方
ホテルでPOSレジを導入するときには、館内施設の決済をまとめられたり、チェックインやチェックアウトができたりすると便利です。そしてすでに予約システムや会計システムを導入している場合は、既存のシステムと連携できるかを確認しましょう。
館内の決済をまとめられるか
ホテルでPOSレジを導入するうえで、ホテル内のレストランやショップでの会計情報をまとめられるかが業務の効率化に影響します。
決済をチェックアウト時にまとめられる製品の場合は、各施設の会計の手間や人件費を削減できるでしょう。また料金のもらい忘れや二重請求などの会計ミスも防げます。
チェックイン、チェックアウト機能を搭載しているか
チェックインやチェックアウトの手続きをシステムが行ってくれれば、宿泊者に紙面で個人情報等を記載してもらう手間を省けます。また客室から電話がかかってきた際も、すぐに顧客情報を検索できるため、スムーズな顧客対応を実現できるでしょう。
既存の外部システムと連携できるか
また現在使用しているパソコンやタブレットで使えるPOSレジかどうかも重要です。システムによっては使える機器が制限されている場合があります。どのような端末にも対応できるシステムであれば、新たな機器を購入する必要がなく、導入コストを抑えられます。
ホテルにPOSレジを導入するメリット
ホテル向けのPOSレジを導入すれば、顧客情報をデータ化して経営に役立てられます。そしてホテルの雰囲気を損ねる大型のレジを置かずに、現代の主流であるキャッシュレス決済にも対応可能です。
顧客情報を記録できる
POSレジが導入されていると、顧客の宿泊日時・年齢・性別・売上などをデータとして収集し、蓄積できます。収集データを活用すれば、ターゲットにすべき層やプラン作りにおいて、どのような戦略を取るべきかが見えてくるでしょう。
中には収集したデータを記録するだけでなく、分析できるPOSレジもあります。リピート回数や頻度、前回の宿泊日時などを素早く把握し、効果的なマーケティング施策に展開可能です。
キャッシュレス決済に対応
実際に多くの宿泊施設がキャッシュレス決済を導入しており、支払いの利便性を大切にしています。POSレジでキャッシュレス決済を導入できれば、会計にかかる作業の効率化が実現するでしょう。加えて海外顧客が利用しやすい体制を整えやすくなるのも特徴です。
省スペースに設置可能
従来のレジは大型で目立つので、ホテルの雰囲気に合わない場合もあるでしょう。しかしPOSレジは少ないスペースにすっきり配置できる製品が多いです。
パソコンやタブレットにインストールして使えるPOSレジなら、目立たずに置けてホテルの雰囲気を壊しません。さらにフロント周辺のスペースが広くなり、有効活用しやすくなるのもポイントです。
ホテルのPOSレジの導入事例
POSレジの導入によって、ホテルの業務はどのように変化するのでしょうか。実際の導入事例を紹介します。
HOTEL SHE, OSAKA
HOTEL SHE, OSAKAでは安くてカスタマイズ性の高いPOSレジを探していました。そこで導入したのがAirレジで、実際に業務に無駄がなくなり、ホテルづくりに時間を使えているそうです。
例えばチェックインからホテル利用時の説明までをすべてiPadで行えたり、事業展開する際はオペレーションをそのまま使えたりと、効率的な部分が多いとのこと。またクラウド型のシステムで全国どこからでも売上を確認できるため、とても便利だそうです。
現場スタッフたちも不要な作業から解放され、お客様をスマートに案内できることから、Airレジは今後もホテルづくりに貢献してくれるでしょう。
帝国ホテル
帝国ホテルでは独自のシステムを構築していましたが、全面的なシステムのアップデートが必要になっていました。これまでと変わらない開発体制を維持していく難しさもあり、POSレジの導入に踏み切ったそうです。
今までもシステムを活用していましたが、サイトコントローラーからの予約情報の取り込み率については、60%と完全ではありませんでした。不完全な部分を補うため、取り込み後に予約情報を精査する必要がありました。
そこでTAPを導入したところ予約情報を100%取り込めるようになり、精査が不要になったそうです。これまで手動で行っていた業務がなくなり、従業員の負担が減りました。
まとめ
POSレジを活用すると、顧客情報の管理やキャッシュレス決済により、ホテルの業務効率化が可能です。システム化をしたい範囲や既存システムとの連携などを考慮しつつ選ぶことで、従業員の負担を軽減し生産性アップにつなげられます。
またPOSレジは業務効率化だけでなく、お客様への負担軽減にもつながり、顧客満足度を向上させられるでしょう。ぜひこの機会にPOSレジを導入を検討してみてはいかがでしょうか。
次の記事ではおすすめのPOSレジを一挙紹介しています。ほかの製品もあわせて検討するなら、ぜひ参考にしてください。
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POSレジは製品によって特徴や機能もさまざま。「どのシステムを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
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