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ERPシェアの現状は?国内外の市場規模と代表的な製品を紹介

ぴったりのERP(基幹システム)をさがす

最終更新日: 2023年03月09日

国産のERP(基幹システム)も多数登場している現在、ERP市場は拡大を続けています。

製品を選ぼうと思っても「選択肢が豊富でなかなか決められない」とお悩みではないでしょうか。

この記事ではERPのシェアや、その代表的な製品の特徴をくわしく紹介します。

世界のERPシェア

2021 ERP Applications Market Shares Split By Top 10 ERP Vendors and Others
引用:Top 10 ERP Software Vendors, Market Size and Market Forecast 2021-2026

IT調査会社の「アイティーアール株式会社」によると、世界のERPシェアは次のようになっています。

順位 製品会社(ベンダー)
第1位 SAP社
第2位 Intuit社
第3位 Oracle社

世界シェア上位3社が提供しているERPの特徴を紹介します。

ソフトウェア比較のイメージイラスト

ERP選びで迷ったときは、ぜひミツモアをご利用ください。欲しい機能などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりの製品を最短1分で自動診断。理想のERPが見つかります。

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世界シェア1位:SAP S/4HANA Cloud

SAP S/4HANA Cloud
公式HP:SAP S/4HANA Cloud
  • 中堅・大企業向けのサービス
  • 必要な機能のみを選択可能なので、コスパよく利用できる
  • クラウドでの提供なので、短時間に低コストで導入可能

「SAP S/4HANA Cloud」は世界トップシェアを誇るSAP社が提供しているERPです。サービスを10年以上も提供しており、その信頼や有用性は折り紙付き。

この製品の最大の特徴は、用意された機能群から自社に必要な機能のみを使える点です不要な機能をオフにしておけば、ランニングコストを抑えられます。ただし、機能を自社仕様にカスタマイズできないので、業務との相性を考慮しましょう。

システムはクラウドで提供されるため、サーバーなどの基盤を用意する必要がありません。ユーザー側の負担が少なく、保守管理が容易なのが魅力です。また短時間に低コストで導入できるので、迅速なビジネス成果を実現できます。

料金プラン 要問い合わせ
無料トライアル あり(14日間)
おすすめの企業
  • ERP選びに悩む大企業
  • ERPを試しに使ってみたい中堅企業

世界シェア2位:quickbooks

quickbooks
公式HP:quickbooks
  • 中小企業向けのサービス
  • ERPとしては非常に安価に導入できる
  • どこにいても複数のデバイスで作業可能

「quickbooks」は世界シェア2位を誇るIntuit社のERPです。主に中小企業や成長企業に向けて提供されています。

この製品の特徴として、ERPの中でも特に安価に導入することが可能です。一般的なERPは年間で100万円ほど費用がかかります。しかし、quickbooksは年間でも3万円ほどしかかかりません。30日間の無料トライアルに加え、割引キャンペーンを実施しているので、費用を抑えたい企業におすすめです。

機能面での特徴として、システムにあらゆるデバイスからアクセスすることができます。PCやタブレット、スマホなどから気軽に帳簿を管理できるので、柔軟な働き方が可能です。また同僚や会計士と一緒に作業することもできるでしょう。

料金プラン 月額17ドル~
無料トライアル あり(30日間)
おすすめの企業
  • ERPを導入したい成長企業
  • 費用面が気になる中小企業

世界シェア3位:Oracle NetSuite

Oracle NetSuite
公式HP:Oracle NetSuite
  • スタートアップから大企業まで
  • 19種類の言語、190種類を超える会計基準に対応
  • リアルタイム業務分析機能を標準装備

「Oracle NetSuite」は世界3位のシェアを誇るOracle社のクラウド型ERPです。全世界で32,000社の導入実績を持ち、スタートアップから大企業まで幅広く導入されています。

この製品の最大の特徴は、そのグローバル性です。19種類の言語、190種類を超える会計基準に対応しています。「国内外に拠点を保有している」など、グローバルに展開する企業に特におすすめです。

またすべての機能がシームレスにつながっているため、状況や数値の変更はリアルタイムで反映されます。在庫状況・会計情報・マーケティング情報の取得に、タイムラグが発生しません。そのため現状に即した、精度の高い経営戦略を立てられるでしょう。

料金プラン 要問い合わせ
無料トライアル あり(14日間)
おすすめの企業
  • グローバルに展開する大企業
  • 海外進出を考えている企業

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ERPの国内シェア

2021年 社数シェアとユーザ評価が示す中堅・中小ERPが進むべき方向性
引用:2021年 社数シェアとユーザ評価が示す中堅・中小ERPが進むべき方向性

IT市場を専門に調査している「ノークリサーチ」によると、国内でのERPシェアは次の通りです。

順位 製品会社(ベンダー)
第1位 株式会社大塚商会
第2位 富士通株式会社
第3位 SAPジャパン株式会社

国内シェア上位3社が提供しているERPの特徴を紹介します。

日本シェア1位:SMILE V 2nd Edition

  • 中堅・中小企業向け
  • 必要な情報やスケジュールをチーム内で共有しやすい
  • 自動実行機能を搭載!業務の効率化を実現できる

ERP国内トップシェアを誇るのが、大塚商会が提供する「SMILE V 2nd Edition」です。特に中堅・中小企業の導入率が高く、幅広い業種や職種で使用されています。

SMILE Vの特徴はCRM・販売などの基幹系システムと、スケジューラーやワークフローなどの情報系システムが統合されている点です。チームで必要な情報やスケジュールを共有でき、データの二重入力や情報共有の漏れを防げます。

また便利な機能として、自動実行機能が搭載されています。「予定時刻になったら帳票を自動出力する」など、業務の効率化を実現できるでしょう。開発ツールの「SMILE V2 Custom AP Builder」を使えば、さらに高度な設定も可能です。

料金プラン 要問い合わせ
無料トライアル あり(クラウド版:30日間)
おすすめの企業
  • 業務効率化を目指す企業
  • コスパよくERPを利用したい企業

日本シェア2位:GLOVIA iZ

GLOVIA iZ
公式HP:GLOVIA iZ
  • クラウドとオンプレミスのハイブリッド
  • 経営情報を可視化する豊富なテンプレート
  • 独自のコミュニケーション機能を搭載

国内ERPシェア2位を誇る、富士通のハイブリッドクラウド型ERPです。クラウドの柔軟性とオンプレミスのカスタマイズ性を併せ持ち、自社に最適化された基幹システムを構築できます。

この製品の特徴として、豊富な経営テンプレートが用意されています。すぐに使えるうえ、スピーディで的確な意思決定ができるでしょう。後でカスタマイズすることも可能なので、スモールスタートに最適です。

正確な情報伝達に有益なコミュニケーション機能も搭載されています。メールと業務を1つにつなげることで、いつでも・どこでも情報共有ができるようになり、業務効率化につながるでしょう。

料金プラン 要問い合わせ
無料トライアル なし
おすすめの企業
  • ERPの利用方法に不安を感じる企業
  • 社内情報共有を強化したい企業

日本シェア3位:SAP Business One

SAP Business One
公式HP:SAP Business One
  • 中小企業向け
  • 企業の成長に合わせてプランを変更できる
  • スマホアプリも完備!営業中でも顧客情報などを確認可能

「SAP Business One」は SAPジャパン株式会社が提供している、中小企業向けのERPです。

この製品の特徴として、企業の成長に合わせてソフトを拡張することができます。たとえば事業規模が大きくなれば、先ほどの「SAP S/4HANA Cloud」と統合することも可能です。長期的なERPの運用を考える企業におすすめでしょう。

またスマホアプリを完備しているのも、この製品の大きな特徴です。営業中でも顧客情報管理や在庫確認が可能なので、業務効率化を実現できるでしょう。営業活動を盛んに行っている企業におすすめです。

料金プラン 要問い合わせ
無料トライアル あり
おすすめの企業
  • 長期的なERPの利用を考える企業
  • 営業活動をよく行う企業

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ERPの選び方のポイント

ERPの選び方のポイント

ERPを選ぶ際は次の3点に注意してください。

【ERPの選び方のポイント】

  • ERPの拡張性・柔軟性の高さ
  • 操作のしやすさ
  • サポートの充実度

拡張性・柔軟性の高さ

ERPを選ぶ際は「拡張性・柔軟性の高さ」に注意しましょう。

この点が疎かだとERPを長期的に運用することが難しくなってしまいます。

たとえば課題を解決するために、業務プロセスの変更が必要な場合があります。こういった場合に拡張性・柔軟性の低いシステムでは対応することができません。

「業務に合わせて適宜カスタマイズや調整ができる」システムが、ERPとして望ましいです。

操作のしやすさ

「操作のしやすさ」もERPを使ううえで重要なポイントです。

ERPの使い勝手が悪ければ、社員の利用率が下がってしまい、業務効率化を実現することができません。全社的な業務効率の向上を実現するには、多くの社員に利用してもらえるシステムであることが必要です。

たとえば「スマホアプリが提供されているか」「直感的でわかりやすい操作画面か」を確認するとよいでしょう。また無料トライアルを積極的に活用し、社員から実際の使用感を聞くことも大切です。

サポートの充実度

ERPを選ぶ際は「サービスの充実度」にも十分注意しましょう。

「初めてERPを利用する」「エンジニアが不足している」といった企業では、ERPの完璧な導入・運用は難しいです。またERPは長期的に利用するシステムなので、十分に綿密な設計が必要です。

こういった問題を解決するためには、製品提供会社からの支援や、教育セミナーなどが欠かせません。

「どういった運用支援をしてくれるのか」「どんなイベントを実施してくれるのか」など、確認するようにしましょう。

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世界で利用されるERPで業務効率アップ

世界で利用されるERPで業務効率アップ

市場において競争力を維持・強化するためには、システムのデジタル化・自動化が必要不可欠です。非効率なバックオフィス業務が負担になっている企業は、ERPの導入により業務効率の向上を目指しましょう

ERPを選ぶ際の注意点は、人気やシェアのみで選ばない点です。企業規模や経営スタイルによって、必要な機能やカバーすべき範囲は異なります。

まずは自社のニーズを適切に見極め、最適なERPを見つけましょう。

導入に不安がある場合はスモールスタートで導入し、徐々に適用範囲を広げていくのがおすすめです。

ぴったりのERP選びはミツモアで

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ERP(基幹システム)は製品によって特徴や機能もさまざま。「どのソフトを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。

そんなときはミツモアにおまかせ。最短1分の自動診断で、ぴったりのERPが見つかります。

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希望条件に沿った料金プランも製品と一緒に診断します。概算金額を見積もりからチェックして、理想のプランを探してみましょう。

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最大で5製品の診断結果をお届けします。検討していた製品だけでなく、思わぬソフトとの出会いもあるかもしれません。

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