あらゆる業種の企業に必須な経理業務。効率化するためには会計ソフトの導入がおすすめですが、会計ソフトによって特徴はさまざまです。システムを使いこなすためには、自社の業種や規模に合わせ、慎重に導入する必要があります。
本記事では原料の仕入れから製造・販売まで工数が多く、経理業務に手間がかかる製造業やメーカーにおすすめの会計ソフトを6つ紹介します。選び方のコツや導入メリットについても解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
製造業におすすめの会計ソフト6選
製造業におすすめな会計ソフトは、製造工程の複雑な経理に対応しうるシステムです。ここではその観点から、製造業におすすめの会計ソフト6つを紹介します。
製造業におすすめな会計ソフト選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。欲しい機能などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりの製品を最短1分で自動診断。理想の会計ソフトが見つかります。 |
freee会計【操作が簡単で使いやすい会計ソフト】
freee会計は主に中小企業に導入されている会計ソフトで、有料プランへ加入している企業数は33万を超えるなど、根強い支持を受けているシステムです。
製造部門と販売部門を一元管理できるような帳簿のつけ方ができるため、経理が複雑な製造業でも効率的に会計業務をこなすことができます。製造業への導入実績も豊富にあるのも安心です。
初期費用は0円、月額料金は1,980円からと、手ごろな価格で導入できます。どんな規模、業種の企業でも使いやすいシステムです。
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 1,980円~ |
マネーフォワードクラウド会計【原価計算がスムーズにできる】
マネーフォワード クラウド会計は継続率99%以上を誇る人気の会計ソフトです。小規模事業者や中小企業に多く導入されています。
原価計算のデータをしっかりとシステムに結び付けられるので、手間をかけずに収支を一元管理することができます。
マネーフォワードシリーズとの連携が豊富なのも特徴です。勤怠管理システムや給与計算システムなど、他のシステムと連携してより便利に利用できます。
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 2,980円~ |
勘定奉行クラウド【物件単位での原価計算ができる】
勘定奉行クラウドは「奉行シリーズ」の製品のうちの1つで、さまざまな企業に導入されています。kintoneやTOKIUMインボイスなど、各種ツールとの連携が豊富な点が特徴です。
物件単位での原価計算などの製造業向けの機能が多数搭載されており、採算性を適切に把握できます。外貨立てでの取引管理もでき、海外からの仕入れの際も便利です。
製造業への導入実績も豊富にあり、安心して使えるシステムです。
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 6,000円~ |
PCAクラウド会計【業務を分担しやすい会計ソフト】
PCAクラウド 会計は中小企業向けの会計ソフトです。日々の伝票入力だけで各種帳票を作成したり、経営分析をしたりと、経理業務を総合的に行えます。
業務を全体に分散できる仕組みが整っており、やるべきこと多い製造業の経理業務でも負担を分散できて効率的です。
さらなる機能を求める方には、最上位版の「PCAクラウド 会計 hyper」も用意されています。子会社を複数運営する親会社などにおすすめです。
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 11,550円~ |
FX4クラウド【豊富な導入実績がある会計ソフト】
FX4クラウドは約18,000社に導入されているクラウド型の会計ソフトです。決済書の作成など基本的な機能はもちろん、経営課題を分析して浮き彫りにさせる機能が多く搭載されています。
部門別に業績を管理できるので、どの部門が遅れを取っているかがすぐにわかります。部門が多く課題がぱっと見えづらい製造業にはぴったりの会計ソフトでしょう。
初期費用 | 要問合せ |
月額料金 | 5万8,000円~ |
大蔵大臣NX【使いやすさが特徴のパッケージ型ソフト】
大蔵大臣NXはパッケージ型の会計ソフトです。手書き感覚で入力作業をおこなえ、帳票や書類を簡単に作成できます。
支払や売掛をカテゴリ別に分類することができ、項目ごとの帳票の作成も簡単です。
販売価格 | 22万円~ |
製造業向けの会計ソフトの選び方
会計ソフトにはさまざまな種類があるため、製造業に向いているソフトをすぐに見つけるのは難しいでしょう。ここではどのような点に注目すればよいのかを紹介します。
製造工程の複雑な経理に対応しているか
製造業には「物を作る」過程と「販売する」過程が存在し、それぞれで計算を分ける必要があります。また製造工程には材料費や労務費、製造経費などを統合して原価計算をしなければならないため、その工程はかなり複雑です。エクセルやスプレッドシートでの管理では手間も時間もかかり、ミスにも繋がるでしょう。そのため、製造工程の複雑な経理に対応しているかどうかはしっかりと確認しておきましょう。
製造業への導入実績があるか
製造業に特化しているシステムでない限り、製造工程の経理に対応しうるシステムかどうかの判別は難しいですよね。そこで確認するべきポイントは、製造業やメーカーによる導入実績があるかです。製造業による導入実績があれば、その会計ソフトが製造業の業務に対応できるシステムという裏付けになります。製造業向けの会計ソフトを探すときにチェックしておくのがおすすめです。
製造業が会計ソフトを導入するメリット
製造業が会計ソフトを導入するメリットには、具体的にどのようなものがあるのでしょうか?会計ソフト導入によって達成できることを紹介します。
原価計算や利益率の計算など、複雑な処理を簡単に行える
製造業の経理で最も重要なポイントの1つが原価計算。しかし原価計算はさまざまな項目が絡んでしまい、かなり複雑で時間を取られる処理でもあります。ミスの許されない手間のかかる計算は、毎回行うのがとても大変な作業でしょう。
会計ソフトを使えば、それぞれの項目を入力していくだけで簡単に原価の計算が行えます。ミスを極限まで減らすことができる上に、時間も手間も大幅に削減でき、経理業務の圧倒的な効率化が可能です。
利益と損益を正しく把握し、企業を健全な状態に保てる
さまざまな項目を同時に管理しなければならない製造業の会計業務では、利益や損益の把握が一目では困難で、何が起こっているのかが見えづらくなってしまいます。そのような状況では、どこに課題があるのかがはっきりと見えてこず、企業が成長しづらい環境になってしまうでしょう。
多くの会計ソフトには分析機能が備わっており、企業の経理のどこに課題があるのかを指摘してくれます。自分たちでは見えづらい課題を客観的に把握できるので、企業の健全性を保つことに繋がります。
製造業での会計ソフトの導入事例
ここでは製造業・メーカーへの会計ソフトの導入事例を紹介します。それぞれの会計ソフトを企業がどのように利用しているのかチェックしてみてください。
【freee会計】株式会社岩本鉄工所
株式会社岩本鉄工所はレーザー加工や板金溶接をおこなっている企業です。もともとは会計業務は税理士事務所に任せており、自社での生産は生産管理システムを利用していました。大まかな利益は把握できるものの、実際に生産してみるとその数字がかなり異なることもしばしば発生していました。また正しい利益がわかるのは2か月後なので、分析もしづらかったと言います。
そこで知人に紹介されたfreee会計を導入し、会計業務を自社で行うことにしました。
【導入後の効果】
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直感的に操作できるシステムで、会計やパソコンに不慣れな従業員でも会計業務を簡単に行えます。請求書はスマホで撮影するだけで数字を自動入力してもらえ、その後の処理も簡単です。試算表をぱっと作成できるようになったことで利益と損益がみえやすくなり、企業経理の健全化に繋がっています。
【マネーフォワード クラウド会計】白鷺ニット工業株式会社
白鷺ニット工業株式会社は兵庫県でインナーウェアの製造を行っている企業です。従来は外部に必要書類を丸ごと渡しており、決算書は年に一度しか作成できておらず、日常的な経営状況の把握ができていませんでした。そこで会計士の先生にすすめられたマネーフォワード クラウド会計を導入しました。
【導入後の効果】
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リアルタイムで経営状況を把握できるようになったことで、企業が抱える課題が見えやすくなったといいます。不明な出費を抑えることができるようになり、経営の健全化を達成しました。
ぴったりの会計ソフト選びはミツモアで
会計ソフトは製品によって特徴や機能もさまざま。「どの製品を選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
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