飲食店は接客や営業後の会計作業など、業務が多くあります。会計ソフトを使えば、毎日の入力作業が楽になり、作業の効率化が図れるでしょう。お金の流れを把握して経営に生かせる、飲食店におすすめの会計ソフトを紹介します。
飲食店こそ会計業務をシステム化しよう
飲食店は仕込み・材料の購入・接客・調理・片付けと毎日が忙しい上、従業員の給与計算や閉店後の経理業務まであります。日々の業務に追われて会計管理が疎かになっている店舗や、逆に帳簿記帳に時間を取られてしまい、宣伝や新メニュー開発などの本当に注力したい業務に手が回らなくなっている店主も多いのではないでしょうか。
会計事務所に経理業務を委託するのも手ですが、月額数万円の料金がかかるうえに、店舗の収支において何にどれくらいお金がかかっているのか見えづらくなるというデメリットもあります。
経理業務を軽減したい店舗には、会計ソフトの導入がおすすめです。カスタマイズ性の高いフォーマットで簡単に仕入れ費や売り上げなどの記録、計算ができ、簿記の専門知識がなくとも簡単に帳簿を作成できます。手作業に比べて転記ミスも減るため、正確な会計管理を行えて便利です。
経理業務は重要な経営戦略
自ら経理業務を行うことのメリットに、何に費用がかかっているかの把握が容易になるという点があります。改めて原価率やFL率を計算することで、メニューの見直しや店舗の課題が見えやすくなるでしょう。
コスト削減やマーケティング分析をするにあたって、経理業務が経営戦略に重要になってくるのです。飲食店の経理業務においても、時間を有効に使える会計ソフトを使えば、効果的な経営ができるようになるでしょう。
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飲食店におすすめのクラウド型会計ソフト4選
クラウド型の会計ソフトは、インストールする必要がなく、パソコンの容量の心配がありません。インターネットに接続できれば、どこでも使えて便利です。クラウド型のおすすめの会計ソフトを4つ紹介します。
導入しやすい月額料金「MFクラウド」
「MFクラウド」は個人事業主から、51人以上の企業まで使える会計ソフトです。確定申告・請求書発行・給与計算・年末調整など、会計業務にかける時間を1/2に短縮できます。
飲食店で使われているPOSシステムや電子マネーと連携すれば、日々の売り上げを自動的に取り込んでくれるのもポイントです。入力されたデータは、仕訳帳や決算書に出力できます。
データはクラウド上に保管され、仕分け作業で分からない点があれば、税理士にすぐに確認と連絡ができます。
初期費用 | 無料 |
月額料金 | 800円~ |
おすすめ店舗 |
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導入実績 | dot science株式会社、合同会社レティシア/アトラス総合事務所、日本料理「室町 三谷屋」 |
使いやすさが魅力「freee」
「freee」は経理の知識がない人でも、簡単に使用できるクラウド型会計ソフトです。レシートをスマートフォンで写真撮影すれば、データを取り込めるだけでなく、AIが自動で仕分け作業をしてくれます。
仕分けたデータは決算書や現金出納帳に出力可能で、確定申告もfreeeから申請可能となっています。WindowsとMacに対応しており、ベーシックプランでは従業員の経費精算機能や電話サポートの利用が可能です。
初期費用 | 無料 |
月額料金 | 1,980円~ |
おすすめ店舗 |
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導入実績 | Coffee Supreme Japanなど |
飲食店に特化「HANJO会計」
CASIO(カシオ)が提供する、クラウド型の飲食店専用会計ソフト「HANJO会計」です。忙しい飲食店の会計作業を、エクセルで入力していた時間の1/3に削減できます。
会計処理に時間をかけられないときは、仮入力をして後日改めて確認をしながら作業を進めることができます。
前年・全月・前日で売り上げなどを比較でき、改善ヒントも提示してくれるのがうれしいポイントです。
初期費用 | 無料 |
月額料金 | 1,078円 |
おすすめ店舗 |
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導入実績 | 赤坂元気(仮)、四川麻辣湯、呑み処KICHIなど |
お試しで使ってみたいなら「円簿会計」
「円簿会計」はクラウド型でありながら、無料で使える会計ソフトです。「Yahoo! JAPAN」のIDを作成し、登録をすれば利用できます。
弥生会計を使っていたという人は、そのままデータを読み込むことが可能です。入力画面は初心者にも優しい仕様になっており、簿記の知識も必要ありません。
また付箋機能を使えばメモを残しておくことができ、レシートは撮影してPDFとして保存できます。データは暗号化されているため、セキュリティー面も安心です。
まずは会計ソフトを試してみたいという初心者におすすめのソフトです。
初期費用 | 無料 |
月額料金 | 無料 |
おすすめ店舗 |
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導入実績 | 要問合せ |
飲食店におすすめのインストール型会計ソフト3選
インストール型の会計ソフトは、一度購入すれば追加の支払いがないのがメリットです。インストール型の中でも、おすすめの会計ソフトを3つ紹介します。
手厚いサポートが特徴「会計王」
個人や中小企業向けの会計ソフト「会計王」です。業種設定をした後、入力項目に合わせて入力していくだけと、直感的に使用できるので初心者にも優しくなっています。
また「Money Link」に登録しておけば、通帳やカードのデータを自動で仕訳してくれます。使用者は仕訳られた内容を確認するだけで作業が完了するので、忙しい飲食店の経理業務も楽になるでしょう。
月単位で取引科目を確認でき、貸借対照表や損益計算書の作成ができるのもうれしいポイントです。電子申告e-Taxにも対応しています。
初期費用 | 44,000円 |
月額料金 | 無料 ※サポート費用は別途必要 |
おすすめ店舗 |
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導入実績 | ラーメン 青など |
信頼の売上実績「弥生会計 22」
「弥生会計22」は20年以上の実績を誇り、信頼できる会計ソフトが欲しい人におすすめのソフトです。経理業務に関する必要な機能を網羅しているだけでなく、入力方法を選べるので簿記に不安がある人でも安心して使用できます。
経営分析や予算管理をはじめ、経営状況まで正確に割り出してくれるので、店舗の運営にも大きく貢献してくれるでしょう。
自動集計されたデータは決算書などにも書き出すことができるため、ミスが起こる心配もありません。データはバックアップされるだけでなく、共有もできるので税理士との連携時にも役立ちます。
初期費用 | 44,000円~ |
月額料金 | 無料 ※サポート費用は別途必要 |
おすすめ店舗 |
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導入実績 | La Corona、有限会社アカナスなど |
コストを抑えるなら「わくわく財務会計・らんらん財務会計」
「わくわく財務会計・らんらん財務会計」は、インストール型の中でも比較的リーズナブルなところが特徴です。中小企業に最適なソフトで、飲食業や小売業などさまざまな業種に対応しています。
経理業務を簡単に済ませたい人には「わくわく財務会計」、複数人(最大5人)で経営分析をする場合は「らんらん財務会計」がおすすめです。
決算書や財務諸表、消費税などは入力と同時に転記・集計されるので、経理業務にかかる手間・時間を大幅にカットできます。
またグラフ化されたデータからは月次・四半期・前年度との比較もでき、経営の見直しや今後の戦略を練る際にも一役買ってくれるはずです。無料体験版もあるので、気になったらまずは試してみるとよいでしょう。
初期費用 | 22,000円~ |
月額料金 | 無料 |
おすすめ店舗 |
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導入実績 | 要問合せ |
クラウド型会計ソフトの概要やメリットなどについて詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
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会計ソフトは製品によって特徴や機能もさまざま。「どの製品を選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
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