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クローゼットにカビが生えたときの対処法は?原因や予防の方法も

最終更新日: 2021年08月03日

衣服や普段使わないものを収納するクローゼットは、カビが生えやすい条件がそろっている場所です。クローゼット内にカビが生えてしまったときは、どのように対処すればよいのでしょうか?なぜカビが生えるのか・予防に必要な工夫はなにかも解説します。

クローゼットにカビが生える原因

ファッションコーデに悩む若い女性

クローゼットにカビが発生する主な原因は、「湿度が高い」「ホコリが多い」の二つです。それぞれの要因について詳しくみていきましょう。

湿度が上がりやすい

カビは湿度60%を超えると繁殖しやすくなる微生物です。湿気がたまりやすいクローゼットの中は、カビが発生する条件が整っています。

カビの発生条件として20〜30℃の暖かい環境もあげられます。最近の家であればほとんどの季節で、室内温度が20℃を切る日は少ないでしょう。室内にあるクローゼットでは年中カビが発生する条件がそろっています。

クローゼットは多くのものを詰めるため通気が悪く、普通は頻繁に開け閉めしません。空気の流れが滞りやすいクローゼット内では、多湿環境が作られがちです。何らかの対策を打たなければ、カビが生えやすい状況は改善しないでしょう。

カビにとっての栄養源が多い

カビが繁殖するために必要なのは、温度と湿度だけではありません。繁殖するには栄養源となる物質も必要です。クローゼットの中にはカビのエサとなるタンパク質や脂質が多くあります。

一度着た衣類には汗やアカ・髪の毛といったタンパク質が多くついているものです。皮脂も脂肪分としてカビの栄養源になります。とくに汗や皮脂は目に見えないため、まだきれいだと思って収納した服にも付着している汚れです。

洗濯やクリーニングを終えた服だけを収納していても、安心はできません。ホコリにも日常生活で出た細かい汚れが含まれており、カビのエサになってしまいます。予防するためには栄養源を減らす対策が必要です。

カビが生えてしまった場合の対処法

クローゼット

日本は高温多湿で部屋の一部にカビが生えると、ほかの場所にも繁殖してしまいます。クローゼットに生えたカビが家全体に広がるのを防ぐためにも、みつけたら早めに対処しましょう。クローゼット内のカビを取り除く方法を紹介します。

クローゼット内のカビを除去

カビが生えてしまった場合、除菌をしてカビの繁殖を防ぐ必要があります。除菌にはエタノールを使った掃除が効果的です。エタノールをカビに吹き付け、雑巾や布巾で拭き取りましょう。

クローゼット内の広範囲にカビが広がってしまったときは、ぬれた雑巾で拭き取ってから除菌をはじめます。広い範囲にカビが繁殖していると、胞子が飛んで被害を広める可能性があるためです。

濡れた雑巾でカビの胞子を拭き取った後に、エタノールを吹き付けて除去します。カビを取り除いても黒いシミが残っているなら、根を張っている証拠です。殺菌力の強い塩素系漂白剤を使うか、サンドペーパーで削り取りましょう。

服に付いたカビの取り方

服についたカビの程度がひどくなければ、洗濯をして乾燥機にかけるだけでカビ退治が可能です。カビは60℃以上の高温で死滅するため、乾燥機の熱で除去できます。

服についているのが白っぽいカビだけであれば、エタノールを使った方法も有効です。ブラシで大まかに汚れを取った後、エタノールを含ませたタオルでカビを拭き取りましょう。しっかり乾かせば作業は完了です。

ただしついているカビが黒く服に色素が沈着している場合は、退治が難しいかもしれません。繊維の奥まで根を張っている証拠ですので、服を傷めずに除去するのは簡単ではないでしょう。カビの被害がひどい衣類は処分を検討する必要があります。

クローゼットのカビを予防する方法

クローゼットのシャツ

クローゼットはカビが生えやすい環境がそろっていますが、適切に対策をすれば予防が可能です。日常生活に取り入れられるカビの予防方法を紹介します。カビの発生を防いで大切な衣服や収納物を守りましょう。

定期的に空気の入れ替えをする

カビの発生源となる湿気やホコリを抑えるために役立つのが、定期的な空気の入れ替えです。湿度が低い状態を意識的に作ることで、カビの生育しにくい環境を作れます。

空気が流れるとホコリが1カ所にとどまらず、カビのエサが減るのも換気するメリットです。換気だけでカビが発生する条件のうち二つを同時につぶせます。

換気をするときはできるだけ中のものを減らし、風通しがよい状態にしておきましょう。湿度や気温が上がる夏場は送風機や扇風機を活用すると、空気の循環がよくなります。

収納する衣類は増やしすぎない

クローゼットには普段着る服だけでなく、シーズンを過ぎたアイテムなど多くのものを詰め込んでしまいがちです。しかし収納する衣類が多くなるほど、カビの好物である湿気やホコリがたまりやすくなってしまいます。

クローゼットにかける衣服は収納量から、8割を目安に減らすのがおすすめです。収納量は「クローゼットバーの長さ÷3(センチメートル)」という式で算出できます。たとえば1.2メートルのバーがあるクローゼットでは収納量が40着です。8割に抑える場合は32着まで減らします。

ハンガーの数をあらかじめ決めておくと、つい詰め込みすぎるという失敗を防げるでしょう。8割ほどにとどめておけば万が一カビがついたときも、状態がみやすいためすぐに気づけます。

湿気の残った服を収納しない

カビの発生の原因を防ぐためにも、服をよく乾かし手入れをしてから収納するように心がけましょう。着た服は部屋干しでも1晩ハンガーに掛けて乾かし、ホコリを払ってから収納するのがベストです。

梅雨や夏場は湿気が多く乾きにくい時期です。浴室乾燥機の付いた風呂場やリビング・居間などの広い部屋を使って乾かすと、効率よく湿気を取り除けます。

長期間着ない服はクリーニングに出してから収納しましょう。返ってきた衣類はクリーニング屋のビニール袋を外してから、クローゼットにしまいます。ビニールをかけたまま収納すると湿気がたまりやすくなり、カビの原因になるためです。

クローゼットのカビには適切な対策を

身支度をする女性

クローゼットは湿気や汚れがたまりやすく、カビの発生条件がそろっている場所です。日ごろから換気をする・服の数を適度に抑える・完全に湿気を取ってから衣類を収納するなど、カビ予防を意識した使い方を心がけましょう。

もしカビが生えてしまったら、クローゼットの中はエタノールで除菌をすれば退治が可能です。服についたカビも程度が軽ければ、エタノールや乾燥機の熱で除去できます。

放置していると家全体にカビが広がる可能性もあるため、クローゼットにカビをみつけたら適切に対処しましょう。