アパートの排水口が臭い原因とは？効果的な対処法を解説

排水口からイヤな臭いがしてきて、「どうしたらいいの？」と悩んだことがある人は多いでしょう。

丁寧に掃除をしても、原因を取り除かなければ悪臭がなくなることはありません。排水口の臭いの原因や、イヤな臭いへの対処方法について詳しく解説します。

悪臭がする場合の対処方法

排水口から悪臭を感じたとき、何をすれば良いかわからない人もいるのではないでしょうか。まずは自分でできる対処方法について説明します。

丁寧な掃除で汚れやぬめりを取り除く

まずは見える範囲を掃除しましょう。

排水口のふたとゴミ受けは特に臭いの原因になりやすいので、台所洗剤とスポンジ、古い歯ブラシなどでこすってきれいにしましょう。この部分がきれいになれば、臭いが気にならなくなることも多いです。

特別な洗剤を使用しなくても、食器用洗剤や浴室用洗剤などで十分汚れを落とすことができます。

また「お酢と重曹」で手が届きにくい部分をきれいにできます。使い方は排水口に重曹をかけたら、上からお酢をまくだけです。30分ほど放置したらお湯でしっかりと洗い流しておきましょう。

市販のパイプクリーナーを使用する

見える範囲を掃除しても臭いが解消されない場合は、市販のパイプクリーナーを使用して排水管内部の汚れを落とすことをおすすめします。

パイプクリーナーには粉末や液体、ジェルタイプなどさまざまな種類があり、臭い解消から水あか掃除が得意なものまで、特長も異なります。

購入する際は注意書きをよく読んで、用途に合わせて購入しましょう。

またきれいにしたいからと大量に使用すると、排水管を傷めてしまう可能性があります。使用の際は使用量を守り、正しい手順で使用することが大切です。

排水トラップをチェックする

排水口や排水管をきれいに清掃しても悪臭が消えない場合や、入居時から臭いが気になる場合には、排水トラップ確認してみましょう。

排水トラップ内の封水は、防臭・防虫の役割を果たしているため、その水がなくなることで悪臭が発生しているかもしれません。

まずは部屋の換気を行いながら、蛇口から水を流していきましょう。水を流すことで封水を補うことができます。封水が原因による悪臭であれば、日常的に水道を使っていれば徐々に改善していくでしょう。

臭いが改善されない場合は、1度管理会社に相談しましょう。

排水口はなぜ臭くなる？

きれいに掃除をしているつもりでも、排水口からイヤな臭いがすることがあります。その原因について、詳しく見ていきましょう。

排水口の汚れや詰まり

排水口が臭くなる主な原因は、排水口の汚れや詰まりです。特にキッチンの排水口は、食べ物や洗剤、料理に使った油などが流れ込むため、汚れが付着しやすい環境のため日頃から掃除を行いきれいな状態を保つ必要があります。

定期的に掃除をしていても、取りきれなかった汚れは少しずつ蓄積し、腐敗してヘドロ化することも多く、臭いの原因となります。

また排水口に付いているゴミ受けも悪臭のもとです。特に気温が高くなる夏や梅雨の時期には雑菌が繁殖しやすくなるため、生ゴミを放置しているとすぐに臭いの原因となってしまいます。

排水トラップの問題

排水口が特に汚れていないのにイヤな臭いがする場合は、排水トラップに問題があるかもしれません。

排水トラップとは、水道管の途中に水(封水)をため、排水口の臭いを抑えるための仕組みです。

キッチンのゴミ受けを外したところに水がたまっているのも、洗面台の下の水道管がU型やS型に曲がっているのも、この仕組みによるものです。

何らかの原因で水がたまらなくなっていたり、パーツに汚れがたまっていたりすると排水トラップがうまく機能できず、臭いを封じ込めることができなくなります。

排水管のトラブル

排水管には、料理に使用した油分や食材カス、皮脂や髪の毛、石けんカスなど、ゴミ受けをすり抜けた小さな汚れが流れています。それらの汚れが排水管内にへばりつくと、水の流れが悪くなるだけでなく、臭いの原因になるのです。

また排水管の劣化によって生じた亀裂や、接合部の不備も悪臭の原因となります。

マンションやアパートの場合は、自宅以外の場所に排水管トラブルが起きていることもあるので、臭いや水の流れがおかしいと感じたら、早めに管理会社に相談するよう心がけましょう。

臭いが取れない場合の対処法

自分なりの対処法を試してみたのに悪臭が改善されない場合は、自分ではどうしようもない部分に原因があるのかもしれません。大きなトラブルになる前に、適切に対処することが大切です。

賃貸物件の場合は管理会社に相談

悪臭への対処をしても臭いが解消されない場合には、共有部分にトラブルが起こっている可能性があります。賃貸物件の場合、まずは管理会社に相談しましょう。

トラブルが起きている場所が自分の居住範囲であれば、「自分で業者に依頼してもいいじゃないか」と思うかもしれません。しかし家賃とは別に管理費を支払っている場合は費用がかからないことも多いため、まずは管理会社へ連絡し、相談するようにしましょう。

業者に依頼する際のポイント

業者に依頼する手間や費用負担を考え、「自分で何とかしよう」と無理な処置を行うのは破損やケガのもとになります。臭いが消えない場合には、早めに業者に相談した方が安全です。

ただし悪徳業者に依頼すると、トラブルに巻き込まれる可能性があります。業者選びの際は複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが大切です。

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原因を見極めて悪臭を取り除こう

排水口のイヤな臭いを予防するには、日々の小さな積み重ねが1番です。ゴミはためこまずこまめに処分するなど、清潔を保つように心がけましょう。

掃除しているにもかかわらず悪臭が発生した場合には、パイプクリーナーなどで見えない部分をきれいにしてみることをおすすめします。

それでもダメなときは、無理せず管理会社や業者に相談して、臭いの原因を取り除いてもらうと安心です。悪臭の原因を特定し、的確に処置してくれるでしょう。

業者選びは「ミツモア」を利用し、相見積りで内容を比較検討して自分に合った業者を選ぶのがおすすめです。