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コンセントがゆるいときの対処法!原因と危険性を知っておこう

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最終更新日: 2022年12月01日

電化製品を使用していて、コンセントがゆるくなっていることを見つける場面があります。気にせず使い続けてしまう人もいますが、ゆるくなった状態での使用は控えるべきです。原因や危険性、対処法について解説します。

簡単にできるコンセントがゆるいときの対処法

コンセント

放置しておくと火災にもつながりかねないコンセントのゆるみは、見つけ次第早急な対応が求められます。

設置されている形式が壁コンセントだと、工事には専門の資格が必要になり、素人が作業することは許されません。管理会社への連絡が適切です。

しかし通常の延長コンセントであれば、ゆるみの状態によっては簡単に対処できる場合もあるのです。

プラグの端子を広げる

最も手軽な対応策として実践できるものです。専用の器具も必要とせず、技術や経験も問われません。

やり方はいたって簡単です。プラグの先端には、2本の刃が装着されています。10円硬貨などを利用して、刃の間に差し入れて徐々に広げていくだけです。

プラグの端子の間隔を少し広げることによって、コンセントに差したときに内部でしっかりと引っかかり、その結果プラグが抜けづらくなります。

DIYでプラグを交換する

プラグの交換に資格は必要ありません。構造もシンプルなので、DIYで交換することも可能です。

ラジオペンチやカッターナイフなどで、プラグの付け根部分を切断します。コードの内部には2本の電線があるので、切断部から5cm程度の長さを二つに分けましょう。

次は二つに分けた電線の先端から2cm程度の長さで、皮膜を剥く作業です。ビニールの皮膜を剥く場合、回転させながら行うと電線がねじれ、その後の作業が楽になります。

ドライバーで新しいプラグのカバーを開き、2方向の電線をそれぞれつなげば完了です。

コンセントを交換する

コンセントは、約10年で寿命を迎えるといわれています。丁寧に使用していても、経年による劣化は生じてしまうものです。10年ほど経過したコンセントにゆるみが発生しているのであれば、交換も視野に入れましょう。

素人は壁の配線を触ることは禁止されており、壁コンセントの工事には資格が必要です。賃貸であれば管理会社に事前連絡を入れ、コンセント交換を相談しましょう。

使用している延長コンセントにゆるみなど不具合が生じたら、買い替えを検討することも有効な改善策の一つです。

コンセントの交換を見積もってみる

コンセントがゆるいのはなぜ?

たこ足コンセント

毎日の暮らしに不可欠な電化製品ですが、電気を使用するに当たってコンセントへのプラグの抜き差しをする場面は多いものです。使っているうちに、ゆるくなってしまう場合もあります。

そのままの状態で使用し続けてしまうと、トラブルの発生を引き起こすリスクもあります。ゆるくなる原因とリスクについて見てみましょう。

摩擦によるすり減りが原因

そもそもコンセントがゆるくなる最も大きな要因は、「プラグの抜き差し」にあります。

漏電や感電のリスクを軽減するために、電化製品を使用していないときのプラグは、抜いておくことが望ましいでしょう。使用時でなくても微力の電力は消費してしまうため、抜いておくと電気代の節約にもつながります。

使用するたびに抜き差ししていると、おのずとその回数は増えていきます。その都度コンセントにも負荷がかかっているのです。

プラグの先端の金属部分を数多く抜き差しすることで摩擦が生じ、コンセントとの結合部分はすり減っていきます。この摩耗がコンセントがゆるくなる最大の原因です。

トラッキング現象が起こる危険性

コンセントの不具合が原因で起こるトラブルの中で、火災の発生は最大限に警戒すべきことです。火事による被害はとても大きいもので、多くの家財を失ってしまいます。

コンセント内部には「刃受け金具」という場所があります。この部分がプラグの先端と接触すると電気が通り、電化製品が利用可能になるのです。

コンセントがゆるむと、プラグの先端部との接触範囲が小さくなります。同じ電力を送るには抵抗が増大し、発熱量も比例して大きくなるのです。時には異常発熱を引き起こし、火災へとつながることがあります。

トラッキング現象にも注意が必要です。ゆるんだコンセントにホコリがたまり、湿気を含むと漏電や発火につながる現象をいいます。トラッキング現象による発火も、火災を招くリスクをはらんでいるのです。

参考:2.トラッキング現象による火災-防災危機管理eカレッジ|総務省消防庁

壁コンセントを修理する場合

修理する人

壁コンセントの損傷が大きくなってしまうと、資格を持った業者に依頼しなければなりません。相談すべき状態や、依頼する際の注意点について解説します。

コンセントの修理には資格が必要

壁コンセントの修理は、有資格者でなければ行えません。無資格で工事をして、火災などのトラブルを生じさせてしまうと保険が使えず、多額の賠償金を支払わなければならないケースもあります。

電気工事に必要な資格は、「第二種電気工事士」以上のものです。専門業者を探す場合は、資格の有無を確認して依頼しましょう。

業者に依頼した方が良い症状

業者に相談すべき症状は、ゆるみだけではありません。大切な住宅を守るためにも、危険性を含んだ状態を理解しておきましょう。

コンセントにひびが入っている場合は、早めの対処が求められます。劣化が進んでいることが考えられ、耐用に限界が生じている状態です。

焼けたような跡を発見した場合は、コンセント内でショートや接触不良を起こした可能性が考えられます。この症状を発見したときは、コンセント自体を交換するのかおすすめです。

業者に依頼するときのポイント

「交換したいけれど、気軽に相談できる業者がいない」という家庭は少なくありません。安心できる業者選びについて解説します。

近所の人に信頼できる業者を紹介してもらうのも有効な手段です。口コミはとても有力な情報といえます。

またインターネットで住まいの地域にある業者を検索すると、数多くの会社がヒットするでしょう。その際には施工実績が豊富にある業者だと安心です。

エリアごとに複数の業者の見積もりを同時に取得できる、ネットサービスを利用することも有効です。最大5社の見積もりをいつでも取り寄せられるプラットフォーム「ミツモア」なら、わずらわしい対面対応もなく気軽に比較・検討ができます。

コンセントの交換を見積もってみる

コンセントのゆるみは放置せず対処しよう

コンセント

電化製品を使おうとプラグをコンセントに差すときに、「ゆるくなってきた」と感じたら要注意です。コンセントのトラブルは、火災などの大事故にもつながりかねません。

対処法には、自分でできるものから業者に依頼すべきものまで含めると、いくつか考えられます。適切な方法を選んで、早めに対処しましょう。

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