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完全無料のRPAツール2選!トライアルで試せる13製品も紹介

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最終更新日: 2026年08月03日

RPAツールを無料で使いたいものの、どの製品が本当に無料なのか分かりにくいと感じていませんか。

ずっと無料で使い続けられるRPAツール2製品と無料トライアルで試せる13製品、オープンソースソフトウェアを1製品の合計16個のRPAツールを紹介します。

無料で使う3つのパターンと隠れコストも解説するため、条件に合うツールを選べるようになります。

冒頭CTAバナー_サービス_pc無料のRPAツール選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。欲しい機能などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりの製品を最短1分で自動診断。理想のRPAツールが見つかります。

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RPAツールは無料で使える?

RPAツールは無料でも使えます。無料で使う方法は、大きく分けて無料プラン無料トライアルオープンソースの3つのパターンに分かれます。

それぞれ無償で使える範囲や利用できる期間、必要な準備が異なります。

無料プラン

無料プランとは、提供元が期間を区切らず無償で使い続けられるプランのことです。利用できる機能や台数などに一定の条件はありますが、その範囲内であれば期間の制限なく無償で運用を続けられます。

無償で使える範囲は製品ごとに決まっています。次の3点に制限がないかを先に確認すると、自動化したい業務に合うかを判断しやすくなります。

  • 利用できる機能が全機能か、一部の基本機能に限られるか
  • インストール台数や同時に利用できる人数に上限があるか
  • 手動実行だけか、スケジュール実行や無人実行にも対応するか

無料トライアル

無料トライアルとは、一定の期間だけ製品を無償で試せる仕組みのことです。多くは有償版と同じ機能を対象にしており、トライアル期間が終了すると利用できなくなるケースが多いです。

無料トライアルの利点は、費用をかけずに導入後の使用感を確かめられることです。実際の業務データで動かし、自動化したい作業に合うか、操作を続けられるかを、契約前に判断できます。

トライアルを活用するときは、次の点を確認しましょう。

  • 試用できる期間
  • 全機能を試せるか
  • 申し込み時のクレジットカード登録の要否
  • 期間終了後にも引き続きデータの閲覧等は可能か、課金するまでアクセスが止まってしまうのか

オープンソース

オープンソースとは、ソースコードが公開され、誰でも無償で利用や改変ができるソフトウェアの総称です。RPAツールにもオープンソースの製品があり、ライセンス費用をかけずに自動化を始められます。

無料プランや無料トライアルのような機能や期間の制限はありません。ただし、公式のサポートはなく、導入や運用を自社で行うため、次の点に対応できるかを確認しておきましょう。

  • 環境構築や初期設定
  • 不具合対応やバージョン更新

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無料RPAツールの選び方

無料RPAツールを費用の有無だけで選ぶと、導入後に手間や負担が想定外に増えることがあります。自社に合う方法を選ぶには、2つの観点で整理すると判断しやすくなります。まず3つのパターンの違いを理解し、そのうえで無料に潜む隠れコストを確認します。

無料プラン・無料トライアル・オープンソースの違いを理解する

3つのパターンは、費用や利用できる期間、使える範囲、必要な準備が異なります。どれが優れているかではなく、目的や体制によって適した選択肢が変わります

パターン 費用と利用期間 使える範囲 向いている場面
無料プラン 条件の範囲内なら期間の制限なく無償 機能や台数などに一定の条件がある 小さな業務を継続的に自動化したい
無料トライアル 一定期間だけ無償 多くは有償版と同じ機能を試せる 有償版の使用感を契約前に確かめたい
オープンソース ライセンス費用がかからない 機能や期間の制限は少ないが自社運用が前提 開発体制があり柔軟に構築したい

「無料」に潜む隠れコストを確認する

無料であっても、金銭以外のコストは発生します。ライセンス費用がかからないことと、運用全体が無料であることは別です。導入前に、次のような隠れコストを見込んでおくと、想定外の負担を避けられます。

  • 初期設定やシナリオ作成にかかる工数
  • 操作を習得するための学習や教育の手間
  • 不具合対応やバージョン更新など保守運用の負担
  • 利用規模が広がったときの有償版への切り替え費用

無料で使える範囲・期間だけで判断せず、運用にかかる手間まで含めて比較すると、自社に合う方法を選びやすくなります。

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【全16ツール】無料で使えるRPAツール比較表

製品名 無料で使える期間 有料プランの最安値(税込) 日本語対応 サポート体制
マクロマン 無期限 月額55,000円~
※ 有償サポート価格
対応 マニュアル、ユーザーコミュニティ
Microsoft Power Automate Desktop 無期限の無料版 月額15米ドル/ユーザー~ 対応 公式ドキュメント、コミュニティ
UiPath Platform 60日 要問い合わせ 対応 フォーラム、コミュニティ
WinActor 30日 年間300,080円/PC~ 対応 問い合わせ窓口、User Forum、e-learning(一部)
Robo-Pat DX 1ヶ月 要問い合わせ 対応 専属コンサル伴走、遠隔サポート、勉強会
AUTORO 2週間 要問い合わせ 対応 事前打ち合わせ、ヘルプセンター
RPA EzAvater 14日 年額825,000円~ 対応 無料ハンズオン、サポートサイト、サンプルシナリオ
BizRobo! 1ヶ月 年額990,000円 対応 Webセミナー、チャット、オンラインサポート
アシロボ 1ヶ月 月額55,000円+初期220,000円 対応 操作説明会(無制限)、質問無制限サポート
RoboTANGO 3週間 月額71,500円+初期110,000円 対応 RPA作成支援、ヘルプセンター
Autoジョブ名人 2ヶ月 要問い合わせ 対応 電話やメール相談、リモート共有、コミュニティ
BizteX robop 2週間 要問い合わせ 対応 セミナー、個別面談、チャットや電話やZoom
EzRobot 1ヶ月 月額55,000円~ 対応 チャット、メール、遠隔サポート、リモート講習
Coopel 30日 月額14,080円~ 対応 チュートリアル、メール、オンラインMTG
ipaSロボ 操作体験7日、トライアル1ヶ月 要問い合わせ 対応 1ヶ月版は専任サポート、サポートサイト、動画
TagUI 無期限 なし(有償プランなし) 一部(英語中心) コミュニティのみ(公式サポートなし)

※ ミツモア調べ(2026年8月時点)

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【無料プランあり】RPAツール2選

無料プランを利用できるRPAツールは以下の2製品です。

無料プランは利用できる範囲やサポートに制限がある場合がある点にご注意ください。

マクロマン(コクー株式会社)

出典:「マクロマン」公式サイト

マクロマンは、コクー株式会社が提供する国産RPAツールです。無料のBASICプランは、人数や期間の制限なく基本機能を使い続けられます。

上位機能や伴走サポートが必要なら、最安の有料プランSTANDARDを利用しましょう。

無料プランで利用できるサポートはマニュアルやコミュニティが中心です。

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Microsoft Power Automate Desktop(日本マイクロソフト株式会社)

出典:「Microsoft Power Automate Desktop」公式サイト

Microsoft Power Automate Desktopは、マイクロソフト製のRPAツールです。Windowsに標準搭載され、個人のPCでの作業なら無料で無期限に使えます。

クラウドや外部サービスとの連携が必要なら、最安の有料プランPower Automate Premium(月額15米ドル/ユーザー、年払い)へ切り替えます。サポートは公式ドキュメントやコミュニティが中心です。

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【無料トライアルあり】おすすめRPAツール13選

RPAツールの無料トライアルは1週間~30日ほどの期間、有料プランの機能を体験できることが多いです。おすすめの製品は以下の13製品です。

UiPath Platform(UiPath株式会社)

出典:「UiPath Platform」公式サイト

UiPath Platformは、UiPath株式会社が提供する世界的に導入実績の多いRPAツールです。

エンタープライズ向けの無料トライアルを用意しており、全機能を60日間試せます。トライアル終了後も継続して使うには有料プランの契約が必要で、料金は要問い合わせです。

日本語に対応し、サポートはフォーラムやオンラインコミュニティの活用が中心です。

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WinActor(NTTアドバンステクノロジ株式会社)

出典:「WinActor」公式サイト

WinActorは、NTTアドバンステクノロジ株式会社が開発する純国産のRPAツールです。製品版フルバージョンを30日間無料で試せます。1台のPCごとに契約する年間ライセンス制です。

ライセンス 年額(税込、PC1台)
フル機能版(作成・実行) 1,098,680円
実行版(実行のみ) 300,080円

トライアル中は問い合わせサポートやユーザーフォーラム、e-learningの一部を活用できます。

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Robo-Pat DX(株式会社FCE)

出典:「Robo-Pat DX」公式サイト

Robo-Pat DXは、株式会社FCEが提供する国産のRPAツールです。マウス操作の記録で自動化でき、プログラミングの知識がない事務職や営業職でも扱いやすい点が特長です。

1か月の無料トライアルでは契約後と同じ機能とサポートを利用できます。料金は要問い合わせです。有料プランの導入時は専属コンサルタントの伴走支援や遠隔サポート、勉強会を受けられます。

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AUTORO(オートロ株式会社)

出典:「AUTORO」公式サイト

AUTOROは、オートロ株式会社が提供するクラウド型のRPAツールです。ブラウザ上で操作を記録するだけで、プログラミングの知識がなくても業務を自動化できます。

無料トライアルは2週間で、期間中もすべての機能を試せます。申し込み後は担当者が対象業務を確認する事前打ち合わせがあり、運用中はヘルプセンターやチャットで質問できます。

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RPA EzAvater(株式会社テリロジーサービスウェア)

出典:「RPA EzAvater」公式サイト

RPA EzAvaterは、株式会社テリロジーサービスウェアが開発する純国産のRPAツールです。プログラミングの知識がない非IT部門でもシナリオを作成でき、作成数に制限はありません。14日間の無料トライアルでは機能の制限なくすべて試せます。料金は初期費用や保守費用がかからない年間ライセンス制です。

ライセンス 年額(税込)
フル機能ロボット(作成・実行) 825,000円
実行専用ロボット(実行のみ) 220,000円
管理サーバー 547,800円~

契約前は無料のハンズオントレーニングで操作を習得でき、契約後はサポートサイトでサンプルシナリオやマニュアルを利用できます。

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BizRobo!(オープン株式会社)

出典:「BizRobo!」公式サイト

BizRobo!は、オープン株式会社が提供する、国内のRPAの先駆けとして知られるRPAツールです。最も手軽に始められるのは、サーバーの準備が不要なクライアント型のBizRobo! miniで、パートナー企業を通じて提供されます。料金は次のとおりです。

プラン 年額(税込)
BizRobo! mini(クライアント型) 990,000円

1か月の無料トライアルでは、技術サポートやラーニングコンテンツも無料で利用できます。運用時は、ロボット開発を学べるWebセミナーやチャットでのテクニカルサポート、ユーザー同士が交流するオンラインコミュニティを活用できます。

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アシロボ(ディヴォートソリューション株式会社)

出典:「アシロボ」公式サイト

アシロボは、ディヴォートソリューション株式会社が開発する純国産のRPAツールです。

1か月の無料体験版では、製品版と同じ全機能をシナリオ本数の制限なく試せます。料金は次のとおりです。中小企業でも導入しやすい低価格が特長で、1つの契約でパソコン2台まで利用できます。

費用 金額(税込)
月額利用料(1契約・PC2台) 55,000円
初期費用(1法人1回) 220,000円

更新料やバージョンアップ費用はかからず、費用は初期費用と月額のみです。サポートは、人数や回数に制限のない無料の操作説明会や、無制限の質問対応を利用できます。

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RoboTANGO(スターティアレイズ株式会社)

出典:「RoboTANGO」公式サイト

RoboTANGOは、スターティアレイズ株式会社が提供する国産のデスクトップ型RPAツールです。画面の操作を録画するだけでロボットを作成でき、専門知識がなくても始められます。1つのライセンスを複数のパソコンで切り替えて使えるフローティングライセンスが標準で、3週間の無料トライアルでは全機能を試せます。料金は次のとおりです。

費用 金額(税込)
月額費用(1ライセンス) 71,500円
初期費用 110,000円

最低利用期間は1か月で、繁忙期だけライセンスを増やすといった調整もできます。無料トライアル中から無償のRPA作成支援を受けられ、契約後はヘルプセンターで検索や問い合わせを利用できます。

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Autoジョブ名人(ユーザックシステム株式会社)

出典:「Autoジョブ名人」公式サイト

Autoジョブ名人は、ユーザックシステム株式会社が提供する純国産のRPAツールです。画面の項目をタグで認識するため、レイアウト変更に強く安定して動き、受注業務など負荷の高い定型業務の自動化に適しています。スケジュール実行や生成AIの活用にも対応します。

無料トライアルは2ヶ月で、料金は要問い合わせです。導入後は、電話やメールでの相談、リモート共有による支援、ユーザーコミュニティを利用できます。

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BizteX robop(BizteX株式会社)

出典:「BizteX robop」公式サイト

BizteX robopは、BizteX株式会社が提供する国産のデスクトップ型RPAツールです。

プログラミングは不要で、基本操作を2時間ほどで習得でき、導入企業の約7割が非IT部門の現場で活用しています。iPaaSのBizteX Connectと組み合わせれば、クラウドサービスとの連携まで自動化できます。

無料トライアルは2週間で、期間終了後に自動で課金されることはありません。導入後は専任担当者による伴走支援があり、セミナーや個別面談、チャットや電話、Zoomで相談できます。

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EzRobot(Ezテクノロジーズ株式会社)

出典:「EzRobot」公式サイト

EzRobotは、Ezテクノロジーズ株式会社が提供する中小企業向けのデスクトップ型RPAツールです。機能を絞ったシンプルな画面で、プログラミングの知識がなくても普段の操作を再現するだけでロボットを作成できます。

契約は月単位で、1ヶ月単位で利用できます。繁忙期だけ台数を増やすといった使い方も可能です。

費用 金額(税込)
初期費用 無料
月額利用料(1台目) 55,000円
月額利用料(2台目以降、1台につき) 44,000円

1ヶ月の無料トライアルでは、機能制限なくすべての機能を試せます。導入の前後を通じて、チャットやメール、遠隔サポート、リモート講習を無料で利用でき、ロボット作成の相談もできます。

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Coopel(株式会社Coopel)

出典:「Coopel」公式サイト

Coopelは、株式会社Coopelが提供するクラウド型のRPAツールです。ブラウザ上で行う定型作業を、プログラミングの知識がなくても自動化でき、利用者の約8割を非エンジニアが占めています。

クラウド型ながらローカル実行にも対応し、Excelの操作も自動化できます。月間のアクション数やアカウント数に応じてプランを選べます。

プラン 初期費用(税込) 月額(税込)
エントリー 無料 14,080円
スタンダード 110,000円 55,000円
アドバンスト 220,000円 110,000円

請求書払いで12か月契約を選ぶと、月額利用料が10%割引されます。導入の前後は、管理画面のチュートリアルやメール、オンラインミーティングで操作やシナリオ作成を相談できます。

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ipaSロボ(株式会社デリバリーコンサルティング)

出典:「ipaSロボ」公式サイト

ipaSロボは、株式会社デリバリーコンサルティングが提供する国産のデスクトップ型RPAツールです。プログラミングの知識がなくても、現場の担当者が扱いやすい画面で幅広いアプリケーションを自動化できます。端末1台から始められ、規模の拡大に合わせてサーバー環境にも対応します。

無料で試す方法は2段階で、まず7日間の操作体験版で使い心地を確かめ、さらに1ヶ月の無料トライアルで実際の業務を自動化して検証できます。トライアルでは専任担当者によるサポートに加え、サポートサイトの記事や解説動画を利用できます。

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オープンソース(ライセンス無料)のRPAツール

ライセンス料が無料のオープンソースRPAツールでおすすめのものは、シンガポール政府が資金提供して作られたTagUIです。

TagUIの特徴や、オープンソースRPAを導入・運用する際に必要なもの、オープンソースRPAが向いている企業の特徴について確認しましょう。

TagUI(AI Singapore)

出典:「TagUI」GitHubページ

TagUIは、シンガポールの政府系機関であるAI Singaporeとコミュニティが開発するオープンソースのRPAツールです。ライセンス費用はかからず、無期限で無料で使えます。

人間の言葉に近いシンプルな記述で、Webサイトやデスクトップアプリ、コマンドラインの操作を自動化でき、WindowsやmacOS、Linuxで動きます。フローは日本語を含む複数の言語で記述できますが、ドキュメントやコミュニティでの情報は英語が中心です。

現在はAI Singaporeによる公式の保守やサポートは終了しており、オープンソースコミュニティによって維持されています。トラブルの際は自力で調べて対応する必要があるため、開発や運用を自社でまかなえる体制が求められます。

導入・運用に必要なもの

オープンソースはライセンス費用がかからない一方で、導入から運用までを自社で行う前提の利用方法です。運用に必要なリソースを用意できるかが、使いこなせるかの分かれ目になります。

  • ソフトを動かすPCやサーバーと、対応OSを含む動作環境
  • シナリオを組むためのプログラミングやスクリプトの知識
  • 海外製品の場合は英語のドキュメントを読み解く力
  • 不具合やエラーを自力で調査し解決する技術力
  • バージョン更新やセキュリティ対応を継続する保守体制
  • 公式サポートがない中で、コミュニティやフォーラムから情報を集める能力
  • 担当者が変わっても運用を続けられる、社内の引き継ぎ体制

これらを社内で確保できない場合、設定や不具合対応に担当者の作業時間を多く取られたり、外部の技術者に開発や保守を委託する費用が発生したりします。トラブルで自動化が止まれば、その間は対象の業務を手作業に戻さなければなりません。結果として、有償版を契約するよりも人手と時間の負担が重くなることもあります。

オープンソースRPAが向いている企業・向かない企業

オープンソースRPAが利用できるかは、開発と運用を自社でまかなえる体制があるかで決まります。

以下すべてを満たす企業であれば、オープンソースRPAの利用がおすすめです。

  • 開発やスクリプトを扱える人材が社内にいる
  • 保守運用や不具合対応を自社で継続できる
  • 業務に合わせて柔軟にカスタマイズしたい
  • 費用を抑え、スモールスタートで展開したい

開発や運用の体制がなく、まずは気軽に自動化を試したい段階なら、無理にオープンソースを選ぶ必要はありません。無料プランや無料トライアルのある製品から始めるほうが、少ない手間で自動化の効果を確かめられます。

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無料RPAツールのメリット

無料RPAツールの大きな利点は、費用をかけずに自動化を始められることです。なかでも実務で役立つのが、低いリスクで小さく始められる点と、本格導入の前に自社の業務との相性を確かめられる点の2つです。

小さな業務からスモールスタートできる

無料RPAツールは費用がかからないため、まずは1つの業務から自動化を始められます。大きな予算の確保や稟議を待たずに着手でき、思うような効果が得られなくても金銭面の損失を抑えられます。

スモールスタートに向くのは、手順が決まった次のような定型業務です。

  • データの入力や転記
  • 複数のシステム間でのコピー作業
  • 定期的なレポートの集計やダウンロード

限定的な範囲から始めて効果を確かめてから、対象の業務や部署を少しずつ広げられます。社内で成功事例を共有しながら適用範囲を広げると、無理なく定着させられます。

有料版を導入する前に使用感を確認できる

無料で使えるRPAツールは、有料版や本格導入を決める前に、実際の操作性や効果を自社で確かめられます。公式サイトを見るだけではわからない使いやすさや自動化の精度を、現場の担当者が手を動かして判断できます。

無料RPAツールを利用する際は、以下の点をチェックしましょう。

  • 現場の担当者が無理なく操作を続けられるか
  • 自動化したい業務に機能が対応しているか
  • 期待した時間短縮やミス削減の効果が出るか

無料の段階で自社の業務との相性を確かめておくと、本格導入後に想定していた使い方と違った、というミスマッチを防げます。

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無料RPAツールの注意点

無料RPAツールを使うときにはいくつかの注意点があります。

利用する前にこれらの注意点を確認しておかないと思わぬトラブルに巻き込まれる恐れもあります。

公式サポートが受けにくい

無料RPAツールは、有償版に比べて公式サポートを受けにくい傾向があります。トラブルが起きても、自力で調べて解決しなければならない場面が増えます。

サポートを受けにくい理由は、無料で使えるパターンごとに異なります。

無料プランでは、サポートが有償ユーザー向けに限られたり、対応の優先度が下がったりすることがあります。提供元が費用を支払う利用者への対応を優先するためです。

無料トライアルでは、契約前の試用という位置づけから、問い合わせ窓口がメールやフォームに限られる場合があります。

オープンソースには提供元の公式窓口がなく、開発者やコミュニティの情報に頼ることになります。無償で公開されており、サポートを保証する主体がいないためです。

導入前に、どこまでサポートを受けられるか、トラブル時に誰が対応するのかを確認しておくと安心です。

サーバーでの一括実行に対応していない場合がある

無料RPAツールには、サーバー上でまとめて実行する使い方に対応していないものがあります。多くの無料版は個人のPCで動かすデスクトップ型で、そのPCの電源が入っていて、対象のアプリが開いている間しか動かせません。

サーバーでの一括実行は、複数のロボットを一元管理して動かす仕組みで、多くは有償版や上位エディションの機能として提供されます。処理を安定して動かすための基盤や、ライセンスの一括管理が必要になるためです。

そのため、部署をまたいで多くの業務を自動化したい場合や、担当者のPCに依存せずに動かしたい場合は、無料版では要件を満たせないことがあります。導入前に、実行できる環境が個人のPCに限られるのか、サーバーでの実行に対応しているのかを確認しておくと安心です。

スケジュール実行に非対応のことがある

無料RPAツールには、あらかじめ決めた時刻や間隔で自動的に処理を起動する、スケジュール実行に対応していないものがあります。この場合は、担当者が毎回手動でロボットを起動する必要があります。

スケジュール実行が有償版や上位機能に限られるのは、決まった時刻に無人で確実に動かすために、常時稼働する環境や起動を管理する仕組みが必要になるためです。無料版の多くは、担当者が操作して動かす手動実行を前提にしています。

そのため、夜間や早朝の処理や、定期的に繰り返す作業を自動化したい場合は、無料版だけでは運用しきれないことがあります。手動実行だけで足りるのか、時刻を指定した自動起動まで必要なのかを、導入前に見極めておくとよいでしょう。

商用利用や利用人数に条件が設けられている場合がある

無料RPAツールには、商用利用の可否や、使える人数や台数に条件が設けられている場合があります。個人の学習用途では無料でも、法人の業務で使うと有償プランが必要になることがあります。

こうした条件がつくのは、提供元が無料の範囲を試用や小規模な利用に限定し、本格的な業務利用は有償プランで支えているためです。無料で使える人数やロボットの数に上限を設け、規模が大きくなると有償版へ移る設計にしている製品もあります。

オープンソースの場合は、製品ごとのライセンスによって商用利用や改変、再配布の条件が定められています。無料で使えても、条件を満たさない使い方は認められないことがあります。

導入前に、自社の使い方が無料の範囲で認められているか、商用利用や必要な人数に制限がないかを、利用規約やライセンスで確認しておくと安心です。

セキュリティ・情報管理を自社で担保する必要がある

無料RPAツールを使う場合は、セキュリティ対策や情報管理を自社で担う必要があります。有償版に備わる管理機能が、無料版では限られることが多いためです。

RPAは業務システムにログインして動くため、IDやパスワードといった認証情報を扱います。無料版では、これらを安全に保管する仕組みや、誰がどのロボットを動かせるかを制御する権限管理、実行の記録を残す機能が十分でない場合があります。管理が行き届かないと、認証情報の漏えいや、意図しない操作に気づけないおそれがあります。

オープンソースツールでは、脆弱性が見つかっても提供元が修正を保証しません。安全に使い続けるには、自社で最新の状態に更新し、リスクに対応し続ける必要があります。

導入前に、認証情報の管理方法や権限の設定、ログの記録といった対策を自社で用意できるかを確認しておくと安心です。

属人化しやすい

無料RPAツールは個人のPCの中にロボットを作成するケースが多いです。そのため作成や運用が特定の担当者に集中し、属人化しやすい傾向があります。作った本人しかロボットの中身を把握しておらず、その人が異動や退職でいなくなると、修正もトラブル対応もできなくなるおそれがあります。

属人化しやすいのは、無料版では複数人で共有して管理する仕組みが弱く、作成の経緯や設定を組織で引き継ぎにくいためです。オープンソースの場合は、シナリオ作成にプログラミングやスクリプトの知識が必要で、扱える人がさらに限られます。

属人化を防ぐには、作成したロボットの内容や手順を記録に残し、複数人で共有できる状態にしておくことが大切です。導入前に、社内で運用を引き継げる体制を用意できるかも見込んでおくと安心です。

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無料では足りないと感じたら?有料版へ切り替える判断ポイント

無料で始めた自動化も、対象の業務が広がって重要度が高まると、無料版の機能だけでは運用しきれない場面が出てきます。

有料版への切り替えを検討するサインは、大きく3つあります。サーバーでの安定稼働やスケジュール実行が必要になったとき、手厚い導入支援やサポートを受けたいとき、そしてセキュリティやガバナンスの要件が厳しくなったときです。

当てはまるようになったら、有料版の導入を検討するとよいでしょう。

サーバーでの安定稼働やスケジュール実行が必要になった

自動化する業務が増え、担当者のPCでの手動実行では回らなくなってきたら、有料版へ切り替える判断のサインです。無料版の多くはデスクトップ型で、そのPCの電源が入っている間しか動かせず、起動も手動が前提になります。

業務量が増えると、決まった時刻に無人で動かしたい、担当者が不在でも止めずに動かしたい、といった要望が出てきます。こうした安定稼働やスケジュール実行は、サーバー上で複数のロボットを一元管理できる有料版や上位エディションで対応しやすくなります。

夜間や休日にまとめて処理したい場合や、実行が止まると業務に支障が出る段階になったら、有料版への切り替えを検討するとよいでしょう。

手厚い導入支援やサポートを受けたい

自力での調べものや設定が負担になり、専門家の導入支援や手厚いサポートを受けたくなったら、有料版へ切り替える判断のポイントです。無料版では、トラブルが起きても自力で調べて解決する場面が多く、対応に担当者の時間を取られがちです。

有料版では、導入時の設定やシナリオ作成の支援を受けられたり、電話や専任の窓口で不具合に対応してもらえたりする製品があります。自動化が業務の重要な部分を担うようになると、止まったときに素早く相談できる体制の価値が大きくなります。

社内だけでは対応しきれない、トラブル時にすぐ頼れる相手がほしい、という段階になったら、サポートの手厚い有料版を検討するとよいでしょう。

セキュリティ・ガバナンス要件が厳しくなった

事業の拡大や取引先からの要求などで、セキュリティやガバナンスの要件が厳しくなってきたら、有料版へ切り替える判断のポイントです。無料版では、認証情報の管理や権限の制御、実行ログの記録といった統制のための機能が限られることが多く、自社だけで要件を満たすのが難しくなります。

有料版では、誰がどのロボットを動かせるかを制御する権限管理や、操作の履歴を残す監査ログ、認証情報を安全に保管する仕組みが備わっている製品があります。監査への対応や、部署をまたいだ統制が求められる規模になると、こうした機能の必要性が高まります。

内部統制や情報管理のルールが厳しくなった、取引先から一定のセキュリティ水準を求められるようになった、という段階になったら、要件を満たせる有料版を検討するとよいでしょう。

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