ミツモア

安いMDM製品のおすすめは?価格比較表や費用を抑えるポイントを解説

ぴったりのMDM(モバイル端末管理)をさがす
最終更新日: 2024年03月07日

「従業員のモバイル端末を管理したいんだけど、費用をかけたくない・・・」「安くておすすめのMDM(モバイル端末管理)はないか・・・」と悩んでいませんか。

MDMを導入すれば会社の端末を管理できるため、運用費用や情報システム部門の管理負荷を大幅に削減できます。自社にとって必要な機能が満たされており、かつできる限り安いMDMを導入したいですよね。

この記事ではMDMをなるべく安く導入するポイントや、安いMDM一覧を具体的に紹介します。会社だけでなく個人で使用したい方も参考にしてみてください。

安いMDMでも一括管理は充分可能

ノートパソコンの前でスマートフォンを持つ男性

「そもそも安いMDMであっても、導入する目的は叶えられるの?」と心配する人も多いでしょう。しかし、安くても充分に使えるMDMは存在します

MDMを導入したいと考えている企業は、以下に当てはまるのではないでしょうか。

  • 従業員用の端末設定をまとめて一括で行い、スマホやPCの管理・運用コストを下げたい
  • 端末紛失時に遠隔ロックをかけて、機密情報が社外に漏れるリスクをなくしたい
  • 従業員による業務に関係のないサイト閲覧やアプリダウンロードを禁止し、プライベート使用されないようにしたい

上記に当てはまるなら、安いMDMの導入でも充分に効果を得られるでしょう。安い・高いに関係なくほとんどのMDMで上記の機能を利用できるから(※一部オプションの場合もある)です。

逆に「高ければ良い」というわけでもありません。高くても自社のすべてのニーズを満たすことは不可能です。

例えばApple社の端末(iPhoneやMac)を対象にMDMを使いたい場合、比較的高額なMDMでもそもそもApple社製品に対応していないことがあります。

よって安いMDMでも充分に使えるものは存在します。一概に「高ければ良い」というわけではないことを覚えておきましょう。

ミツモアの実績イラスト

MDM選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。欲しい機能などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりの製品を最短1分で自動診断。理想のMDMが見つかります。

ぴったりのMDMを無料で診断する

安い製品と高い製品の違いは2つ

MDM

「じゃあ一体、安いMDMと高いMDMの違いは何?」と気になりますよね。安いMDMと高いMDMの違いは主に2つあります。

(1)導入時/導入後のサポート充実度

主な違いの1つ目は「導入時/導入後のサポート充実度」です。高いMDMはサポート内容が充実している傾向があります。

例えばMDM導入後にトラブルが発生した時には、24時間いつでも専任オペレーター対応してくれるなど、高いMDMはサポート体制が整っていることが多いです。

ただし安いMDMだからといって、サポート内容が良くないというわけではありません。

はじめてMDMを使う場合や万が一の事態に備えておきたい企業は、サポート体制がどうなっているかを事前にチェックしておくことをおすすめします。

(2)基本プランでのサービス内容

安いMDMと高いMDMの主な違い2つ目は「基本プランでのサービス内容の差」です。安いMDMは、基本機能(端末の一括設定など)以外はオプションで有償サービスとなっている場合が多いです。

例えば「遠隔のデバイスロック」「ウイルス対策の遠隔実施」など、安いMDMでこれらの機能を使う場合は、別料金がかかることがあるので注意しましょう。

のちほど詳しく解説しますが、MDMをなるべく安く導入する場合は「自社にとって必要な機能は何か」を事前に検討することがとても大切です。

安いMDMは基本プランで機能が限定されているからこそ、自社にとって必要な機能がしっかり網羅されているかの見極めが大事です。

ぴったりのMDMを無料で診断する

MDMの費用相場は?安い製品の価格目安

パソコンとスマホとタブレット

「なるべく安いMDMを導入したい」といっても具体的な費用相場を知らなければ安いか高いかの判断もできません。

結論としては、MDMの費用相場(年間の運用コスト)は「安くておよそ10万円/年」「高くて40万円以上/年」です。ただし有償オプションを付ける場合は、この相場を上回る可能性もあります。

比較的高いMDMの運用コスト一例

製品名 費用 管理端末が100台の時の年間利用料(初期費用含む)
CLOMO MDM ・初期費用:2万1,780円

・基本利用料:2,310円(月額)

・ライセンス料:330円~/台(月額)

・初年度:44万5,500円

・2年目以降:42万3,720円

BizMobile Go!Direct ・初期費用:0円

・基本利用料:0円

・ライセンス料:330円~/台(月額)

・初年度39万6,000円

・2年目以降:39万6,000円

※すべて税込

上記のMDMは初期費用や基本利用料(月額固定費)の有無に違いはありますが、端末100台に対して年間運用コストは約40万円ほどです。

一方安いMDMの具体的な運用コストも見てみましょう。

比較的安いMDMの運用コスト一例

製品名 費用 管理端末が100台の時の年間利用料(初期費用含む)
KDDI Smart Mobile Safety Manager ・初期費用:0円

・基本利用料:0円(月額)

・ライセンス料:110円~/台(月額)

・初年度:13万2,000円

・2年目以降:13万2,000円

SPPM2.0 ・初期費用:0円

・基本利用料:0円(月額)

・ライセンス料:165円~/台(月額)

・初年度:19万8,000円

・2年目以降:19万8,000円

※すべて税込

なおここで紹介する製品以外にも、安い製品はあります(一覧はのちほど紹介します)。

製品によっては年間で約20~30万円もの差がある

高いMDMと安いMDMを比較すると年間約20~30万円もの差があります。端末の台数が多ければ多いほど、さらに年間コストの差は大きくなりますね。

以下、MDMの費用相場のまとめです。

  • 安くて年間10~20万円の運用コストがかかる
  • 高いと年間40万円を超える
  • 初期費用や基本利用料(月額固定費)の有無は各社で異なる
  • 初期費用が全体のコストに与える影響は小さく、1台あたりのライセンス料がどれだけ安いかで年間の運用コストの大小が決まる

自社にとって必要な機能がしっかり網羅されている製品選定をし無駄な機能を省くことで、少しでも費用を抑えるのが賢明と言えるでしょう。

ぴったりのMDMを無料で診断する

MDMを少しでも安く導入するためのポイント3つ

電卓とパソコンを使う経理担当者

MDMを少しでも安く導入するには、以下3つのポイントを意識しましょう。

  1. 無料トライアルを試してみる
  2. MDMの費用内訳を知る
  3. 管理端末の台数見直しを行う

それぞれ詳しく解説していきます。

(1)無料トライアルを試してみる

無料トライアル中に各社のMDMを試すことで、導入後に「必要な機能が足りない」「現場から”使いづらい”と批判が出る」といった事態を防げるでしょう。

結果的にMDMの乗り換えという最悪の事態も防げるため、無駄な出費も最小限にできます。

どれだけ安いMDMであっても、自社にとって必要な機能が足りていなければ意味がないですよね。一番大切なのは「とにかく安いだけでなく、必要な機能もしっかり網羅されている」ということのはずです。

やはり「機能的にも費用的にもベスト」な選択をするには、各社の機能・価格比較表を眺めているだけでは足りません。実際に製品を導入してみて確かめるのが一番です。

無料トライアルを提供している製品も多いので、気になるサービスはまず試してみると良いでしょう。

(2)MDMの費用内訳を知る

製品の費用内訳を知っておくと「自社にとって本当に安いと言えるのか?」を判断しやすくなります。

例えば導入時の予算が厳しいのであれば、初期費用が低い製品から選ばなければいけません。また毎月(毎年)の費用をできる限り低くしたいのであれば、余計な機能はすべてオプションとして展開しているサービスを選べば、コストパフォーマンスが良くなるでしょう。

MDMを導入する際に、主に着目すべき費用内訳は以下の5つです。

費用の種類 内容
①導入初期費用 ・導入時のみに必要な費用(初回の支払いのみでそれ以降は発生しない)

・各社によって初期費用の有無は異なる

②基本利用料

※かからない場合が多い

・毎月もしくは毎年発生する費用

・③のライセンス費用とは別に発生する費用で、端末の台数は関係ない

・サービス利用期間中は支払いが必須

③ライセンス費用 ・毎月もしくは毎年発生する費用

・ライセンス費用は「端末台数×○○円」といった体系になっていることが多い

・サービス利用期間中は支払いが必須

※製品によってはプランごとに使える機能が異なり、機能が豊富なほど利用料は高い

④オプション費用 ・利用する場合のみにかかる費用

・「ブラウザのセキュア設定」「ウイルス対策」など、高度な機能を利用できる

⑤コンサルティング費用 ・導入時に手厚いサポートを受ける場合や、代理店を挟んで製品購入する場合にかかる費用

・「①導入初期費用」にコンサルティング費用が含まれていることもある

・費用は公開されていないことがほとんど(要問い合わせ)

MDMを導入する際は上記の5点に着目すると、各製品の価格比較がしやすいです。特に「②基本利用料」「③ライセンス費用」「④オプション費用」の3つは利用期間中ずっと負担が必要な費用なので、重点的に確認することをおすすめします。

ただし各社最安プランを使う場合は、対応している端末の種類やOSが限られていることもあります。例えば「最安プランは4Gケータイのみで、iOSやAndroidは対象外」というようなケースです。そのため料金だけでなく対象のデバイスも一緒にチェックするようにしましょう。

(3)管理するモバイル端末の台数見直しを行う

「端末台数を減らす・見直す」ことが即座にコスト削減できる方法です。「(2)MDMの費用内訳を知る」で解説したようにMDMを継続利用するうえで一番費用が大きくなるのはライセンス費用(台数×ライセンス単価/月)です。

導入前に「2台以上の社用端末を持っている人がいないか」「遊休端末が増えていないか」を見直すと良いでしょう。

ぴったりのMDMを無料で診断する

安いMDM10製品の価格比較表

代表的なMDM10製品の価格比較表を紹介します。

サービス名 導入時初期費用 基本利用料(月額) ライセンス費用(月額) 無料トライアル
FENCE-Mobile Remote

Manager

なし なし 165円~/台 あり(30日間)
ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント なし なし 110円~/台 なし
KDDI Smart Mobile Safety Manager なし なし 110円~/台 あり(30日間)
VECTANT SDM 5万円 なし 150円~/台 あり
MDM MODEM 2万円 なし 150円~/台 あり(30日間)
mobiconnect 3万3,000円 なし 165円~/台 あり(30日間)
CLOMO MDM 1万9,800円 2,100円 300円~/台 あり(30日間)
BizMobile Go!Direct なし なし 330円~/台 あり(60日間)
Optimal Biz 要問い合わせ 要問い合わせ 要問い合わせ あり(14日間)

上記表の中でも特におすすめの安いMDM4つを詳しく解説していきます。

MDM MODEM」

MDM MODEM
出典:「MDM MODEM」公式Webサイト
プラン 料金(1端末) 対応デバイス
ライトプラン 月額150円 Apple製品・Android
スタンダードプラン 月額200円
エンタープライズプラン 月額300円

※初期費用2万円

  • CSV一括登録機能があるため、初期設定の手間を大幅削減できる
  • 大手学習塾や教育機関に採用されているなど「塾の生徒」「学生」が使う端末管理に長けている
  • 端末保有者がパスワードを忘れてしまった時も、リセットしてまた使えるなど利便性が高い

MDM MODEMは無料トライアルも可能なので、気になる方はぜひ検討してみてください。

ぴったりのMDMを無料で診断する

「VECTANT SDM」

VECTANT SDM
出典:「VECTANT SDM」公式Webサイト
プラン 料金(1ID) 対応デバイス
ミニマムプラン 月額150円 Android
ノーマルプラン 月額300円 Android

iOS

iPadOS

Windows

Androidプラン 月額300円 Android

※初期費用5万円

  • 管理者が直感的に利用できるインターフェースになっており、システム関連のリテラシーが高くなくても使える
  • VECTANT SDMを提供している「アイ・エス・ビー社」がソフトウェア開発も行っているため、関連アプリの開発まで委託可能

VECTANT SDMは初期費用が5万円と、本記事で紹介している製品の中では導入費用はやや高めです。

しかし、1台あたり150円から使えるプランもあります。さらに1台あたり300円の「Stege2」プランではAndroid/iOS/iPadOS/Windowsの各種OSに対応しているなど、コストパフォーマンスはかなり優秀な製品と言えます。

ぴったりのMDMを無料で診断する

「mobiconnect」

mobiconnect
出典:「mobiconnect」公式Webサイト
プラン 料金(1台) 対応デバイス
エントリー 年額1,980円 要問い合わせ

(iOS・Android・Windows・macOS・tvOSなどから選べる)

ベーシック 年額2,640円
スタンダード 年額3,300円

※初期費用3万3,000円

  • 顧客満足度調査(株式会社テクノ・システム・リサーチ社による)では、使い勝手の満足度100パーセント・品質満足度96パーセントと評価がとても高い
  • 国産&完全内製のため、サポートレスポンスが早いと評判

mobiconnectを提供しているインヴェンティット株式会社は、MDM導入に関する無料オンライン相談を実施しています。

自社にとっての最適なプランが知りたい場合や、見積もりやトライアルをしてみたい場合はオンライン相談も活用すると良いでしょう。

ぴったりのMDMを無料で診断する

「ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント」

ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント
出典:「ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント」公式Webサイト
プラン 料金(1ID) 対応デバイス
基本サービス 300円 iOS・Androidデバイス
100円 4Gケータイ
400円 Windows・Mac

※初期費用無料

  • 24時間365日対応の専用ヘルプデスクが完備されているため、端末紛失時や設定時などの急なトラブルが発生しても安心
  • デバイスをグループごとに管理することが可能なため、用途やグループごとに設定を複数保持したい場合に便利

ビジネス・コンシェル デバイスマネジメントは1デバイスのみでの無料トライアルも可能なので、気軽にMDM機能を体感できます。

ぴったりのMDMを無料で診断する

ぴったりのMDM(モバイル端末管理)選びはミツモアで

ミツモアロゴ

MDM(モバイル端末管理)は製品によって特徴や機能もさまざま。「どの製品を選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。

そんなときはミツモアにおまかせ。最短1分の自動診断で、ぴったりのMDM(モバイル端末管理)が見つかります。

ぴったりのMDM(モバイル端末管理)を最短1分で無料診断

従業員数や欲しい機能などの項目を画面上で選択するだけで、最適なMDM(モバイル端末管理)を最短1分で自動診断。もちろん費用はかかりません。

ぴったりの料金プランも一緒にお届け

希望条件に沿った料金プランも製品と一緒に診断します。概算金額を見積もりからチェックして、理想のプランを探してみましょう。

診断結果は最大5製品!比較・検討で最適なMDM(モバイル端末管理)が見つかる

最大で5製品の診断結果をお届けします。検討していた製品だけでなく、思わぬ製品との出会いもあるかもしれません。

ミツモアなら、ぴったりのMDM(モバイル端末管理)がすぐに見つかります。

ぴったりのMDMを無料で診断する

サービス提供事業者さま向け
ミツモアにサービスを
掲載しませんか?
ミツモアにサービスを掲載しませんか?

ミツモアは依頼者さまと事業者さまをつなぐマッチングサイトです。貴社サービスを登録することで、リードの獲得及びサービスの認知度向上が見込めます。 さらに他社の掲載サイトとは違い、弊社独自の見積システムにより厳選されたリード顧客へのアプローチが可能です。 もちろん登録は無料。 ぜひミツモアにサービスをご登録ください。