「MAツールを探しているけど、ウチにとっては少し高すぎるな…」「自社に最適で、コスパがいいMAツールってどれかな」と悩んでいませんか。
昨今、MAツールにもさまざまな種類があります。会社によって料金や機能に差があるので、選ぶのに迷いますよね。
この記事ではMAツールの初期費用・月額料金・無料トライアルの有無に注目して、比較的安く導入できるMAツールを紹介します。
またMAツールを安く導入するために知っておくべきポイントも解説。中小企業にもおすすめできる内容となっています。ぜひ、ソフトウェア選びの参考にしてみてください。
おすすめの安いMAツール一覧!比較表で7つのツールをチェックしよう
各種MAツールの中でも、相場的に料金が安いMAツールを7製品紹介します。
ツール名 | 初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル |
HubSpot | なし | 5,400円/月 | あり |
Bow Now | なし | 1万2,000円~/月 | あり |
Kairos3 | 1万円 | 1万5,000円~/月 | なし |
Synergy! | 11万8,000円 | 1万5,000円~/月 | あり |
List Finder | 10万円 | 3万9,800円~/月 | なり |
GENIEE MA | 問い合わせ | 10万円~/月 | あり |
SHANON MARKETING PLATFORM | 問い合わせ | 10万円~/月 | なし |
MAツール選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。欲しい機能などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりの製品を最短1分で自動診断。理想のMAツールが見つかります。 |
「HubSpot」3段階の料金プラン!CRM機能が充実
おすすめの安いMAツール、2つ目はハブスポット社の「HubSpot」です。
月額料金5,400円のStarterプランでもメール発信やWebの解析はできますが、MAツールとしての機能はかなり絞られています。MAをフル活用するには、月額料金9万6,000円のProfessionalを検討すると良いでしょう。
プラン | 月額料金 |
Starter | 5,400円/月 |
Professional | 9万6,000円/月 |
Enterprise | 38万4,000円/月 |
HubSpotの主な特徴は以下の通りです。
- MAの機能だけでなく、CRM機能もパッケージに含まれている
- LINEとの連携も可能で、BtoCにも対応している
HubSpotはMAだけでなくCRMの機能も盛り込まれており、顧客に関連する情報を管理することも得意です。マーケティングから顧客情報管理まで統括的に改革をしたい企業は、HubSpotを検討する価値があるでしょう。
「Bow Now」初期費用なしで月額料金1万2,000円から利用可能
おすすめの安いMAツール、1つ目はクラウドサーカス株式会社の「Bow Now」です。
Bow Nowは初期費用なしで、月額料金1万2,000円から利用可能。無料プランも用意されており、MAツールの中では群を抜いてリーズナブルです。料金プランは4つ存在し、フル機能を搭載した「スタンダードプラン」でも月3万6,000円で利用できます。
プラン | 月額料金 |
エントリー | 1万2,000円/月 |
ライト | 2万4,000万円/月 |
スタンダード | 3万6,000円/月 |
ビジネス | 要お問い合わせ |
Bow Nowの主な特徴は以下の通りです。
- シンプル設計&4,000社の導入実績から生み出されたノウハウテンプレートにより、複雑な設定や設計をせずに営業効率を上げられる
- 技術サポートやフォロー体制に定評があり、導入後も安心して利用ができる
Bow Nowは「安価」「シンプル設計」「サポート充実」といった声が多く、MAツールを初めて導入する企業にはぴったりです。
「Kairos3」シンプルな価格設定がわかりやすい
おすすめの安いMAツール、3つ目はカイロスマーケティング株式会社の「Kairos3」です。
月額料金1万5,000円から利用でき、とてもリーズナブル。プランは1つしかなく、月額費用は「保有リード数」「Webページの月間PV数」「月間メール送信数」に応じて決まっています。とてもシンプルな価格設定です。
初期費用 | 1万円 | ||
月額料金 | 保有リード数 | 月間PV数 | 月間メール送信数 |
1万5,000円/月 | ~100件 | ~5,000PV | ~1,500通 |
2万2,000円/月 | ~1,000件 | ~1万5,000PV | ~1万5,000通 |
3万4,000円/月 | ~3,000件 | ~4万5,000PV | ~4万5,000通 |
4万6,000円/月 | ~1万件 | ~15万PV | ~15万通 |
6万円/月 | ~1万5,000件 | ~22万5,000PV | ~22万5,000通 |
7万5,000円/月 | ~2万件 | ~30万PV | ~30万通 |
9万5,000円/月 | ~3万件 | ~45万PV | ~45万通 |
12万円/月 | ~5万件 | ~75万PV | ~75万通 |
Kairos3の主な特徴は以下の通りです。
- 月額料金2万5,000円で外部システムとの連携(API機能の使用)が可能
- MAに特化したツールで余計な機能が無い(その分、使いこなしやすい)
Kairos3は機能が洗練されていて、使い勝手もとてもシンプルと評判です。コストもかなり抑えることができるため、安いMAツールを探している企業には必見のMAツールでしょう。
「Synergy!」強力な顧客分析機能が魅力
おすすめの安いMAツール、4つ目はシナジーマーケティング株式会社の「Synergy!」です。
初期費用がかかるものの運用コストは月額料金1万5,000円からで、かなりリーズナブルなMAツールといえるでしょう。メール配信やアンケートなどはオプションの選択制なので、余計な機能がいらないときにもおすすめです。
初期費用 | 月額料金 | |
データベース&フォーム
(基本機能) |
11万8,000円 | 1万5,000円~/月 |
メール配信 | 3万円 | 1万円~/月 |
アンケート | 3万円 | 1万5,000円~/月 |
LINEへの配信 | 3万円 | 0円~/月 |
Webパーツ | 3万円 | 1万円~/月 |
Synergy!の主な特徴は以下の通りです。
- CRM機能も持ち合わせており、MA機能と一緒に利用することが可能
- 分析に強みを持ち「会員情報」「購買」「アンケート」「インタビュー」など、さまざまな角度から課題発見が可能
- 「BtoB(企業対企業)」「不動産」「スポーツチーム」「金融」など業種別の特化ノウハウを蓄積しているので、手厚いサポートが受けられる
CRMの導入も同時に検討したい企業は、Synergy!もチェックすることをおすすめします。
「List Finder」使いやすくてサポート体制も充実
おすすめの安いMAツール、5つ目は株式会社Innovation & Co.の「List Finder」です。
List Finderには3つのプランがあります。一番安いライトプランには一部の機能に制限があり、Webページや問い合わせフォームの作成ができません。スタンダードプランであれば、MAの基本機能をすべて搭載しています。
初期費用 | 10万円 |
月額料金 | |
ライト | 3万9,800円/月 |
スタンダード | 5万9,800円/月 |
プレミアム | 7万9,800円/月 |
List Finderの主な特徴は以下の通りです。
- 価格体系が明朗。無料トライアルもあるためスモールスタートが可能
- ライトプランでもSansan(名刺管理サービス)との連携が可能
- PDFファイルをアップロードするだけで、Webコンテンツの作成が可能
プランが3つに絞られており機能・価格もとてもシンプルです。List Finderは無料トライアルもあるので、これからMAを導入したい企業は検討候補の1つに入れるべきでしょう。
「GENIEE MA」シンプルな操作性で直感的に使える
おすすめの安いMAツール、6つ目は株式会社ジーニーの「GENIEE MA」です。
GENIEE MAはBtoB(企業対企業)・BtoC(企業対個人)どちらにも対応可能で、安心の国産内製ツールです。ただし本記事で紹介しているMAツールの中だと価格はやや高め。
プラン | 月額料金 |
スタンダード | 10万円~/月 ※初期費用は別途見積もり |
GENIEE MAの主な特徴は以下の通りです。
- シンプル設計で直感的な操作ができる
- 顧客への情報発信チャネルが「メール」「LINE」「SMS」「アプリプッシュ通知」「ポップアップ」と多彩
GENIEE MAは「コンサルティングも対応可能!」と大々的にうたっています。導入時の手厚いサポートを受けたい企業は利用を検討してみると良いでしょう。
「SHANON MARKETING PLATFORM」カスタマイズ性が高い
おすすめの安いMAツール、7つ目は株式会社シャノンの「SHANON MARKETING PLATFORM」です。
SHANON MARKETING PLATFORMは大手企業での採用実績もあり、カスタマイズ性に優れていると評判。月額料金は10万円からと、本記事で紹介するツールの中ではやや高めの価格設定です。
月額料金 |
10万円~/月 ※初期費用は別途見積もり |
SHANON MARKETING PLATFORMの主な特徴は以下の通りです。
- シャノン社主催のセミナーやイベントが定期開催されているため、MA専門家の話を無料で聞ける
- カスタマイズ性が優れており、高度な業務に対応できる
- 動画の視聴時間をリードと紐付けて管理できる(シャノン社特許出願中 ※2022年5月時点)
MAツールでやりたいことが明確な企業や、複雑なシナリオ設計をしたい企業はSHANON MARKETING PLATFORMの導入を検討する価値があるでしょう。
次の記事ではおすすめのMAツールを一挙紹介しています。ほかの製品も比較して検討したい場合は、ぜひあわせて参考にしてください。
安いMAツールの機能!できること・できないことは?
安いMAツールを探していても「やっぱり機能面で物足りなくなるのでは?」と心配する方も多いはず。しかし安くても十分に使えるMAツールは存在します。
MAツールの主な基本機能は以下の通りです。
- 専用ページやWebフォームの作成
- リード(見込み・潜在顧客)をスコアリング(行動に応じて点数付け)し、見込み度の高いリードを抽出
- パターンごとに最適化されたメール配信
- リードの行動履歴の記録、確認
安いMAツールにも上記の基本機能は搭載されていることがほとんどです。しかし各社ごとに価格差が生じるのには訳があります。
- 各機能のカスタマイズ性能の差
- MA以外の機能も搭載している[例えばSFA(営業支援機能)やCRM(顧客管理機能)、名刺管理など]
- クラウド上に保有できるデータ容量の差
- 各社ごとの、そもそもの価格設定の差
など、さまざまな要因がツールの価格に影響しています。
のちほど詳しく解説しますが、安いMAツールを導入する上での失敗しないコツは「自社がMAツールに求める必須機能は何か」を整理すること。
安くても十分使えるMAツールは存在します。しかし導入後の失敗(使いこなせない・不要な機能が多く無駄なコストが生じる等)を防ぐ意味でも、MAツール導入前の整理・検討フェーズはとても重要です。
安いMAツールでできないことは何か
先ほど解説した通り、安価なMAツールであってもMAとしての基本機能は有しています。できないことはほぼ無いと考えて良いでしょう。
ただし付帯オプション機能の有無はツールごとに差があります。さらに基本機能が有料オプションとなっているケースも。
導入前に各社のサービス内容を、企業ホームページや問い合わせで確認しておきましょう。
MAツールの基本機能
※ツールによっては有料オプションとなる場合あり |
・自社サイト訪問者のログ解析
・見込み顧客のスコアリング ・ステップメール配信 ・Webページ作成 |
各社ごとで差が出る機能 | ・他ツールとの連携(例えばSalesforceやSansanとの連携ができるか)
・CRM機能や名刺管理機能などのオプションがあるか ・データ保管の容量 |
MAツールの費用相場はどれくらい?
「安いMAツールを探している」といってもMAツールの具体的な費用相場を知らなければ、安いか高いかの判断ができません。
まず有名な大手3社の、MAツールの費用を見てみましょう。
ツール名 | 費用 |
SATORI | ・初期費用:30万円
・月額料金:14万8,000円~/月 |
Marketing Cloud Account Engagement(旧Pardot) | ・初期費用:なし
・月額料金:15万円~/月 |
Probance | ・初期費用:50万円
・月額料金:18万円~/月 |
上記を見ると初期費用有無の違いはあるものの、運用コストは年間で100万円を超えることが分かります。
一方で安いMAツールだと以下の通りです。
ツール名 | 費用 |
HubSpot | ・初期費用:なし
・月額料金:5,400円/月 |
Bow Now | ・初期費用:なし
・月額料金:1万2,000円~/月 |
Kairos3 | ・初期費用:1万円
・月額料金:1万5,000円~/月 |
安いMAツールは年間で10万円を切るものも存在します。さきほど紹介した大手MAツールと比較すると、10分の1の年間費用で済みますね。
以上の結果から、MAツールの相場は以下のようにまとめられます。
- 安いツールで年間10万円前後
- 大手の高額ツールは年間で100万円を超える
- 初期費用の有無は会社ごとに異なり、プランによっても料金が変わる
一概に「高ければすばらしいMAツール」とも言い切れません。自社にとって適切なツール選定をし、少しでも費用を抑えるのが賢明だといえるでしょう。
次の章でMAツールを安く導入するために知っておくべきポイントを紹介するので、チェックしてみてください。
MAツールを安く導入するためのポイント2つ
MAツールを安く導入するには、以下のポイントを意識しましょう。
ポイント①:自社にとっての必須機能を整理する
ポイント②:MAツールの費用内訳を知る
それぞれ詳しく解説します。
安く導入するためのポイント①:自社にとっての必須機能を整理する
ポイント1つ目は「自社にとっての必須機能を整理する」ことです。
MAツールで何を実現したいのか、どんな機能を活用したいのかを、ツール選定を行う前に整理しておきましょう。
「とにかく安さを重視」という選び方をすると「機能が足りないから他社に乗り換えなければ…」「やりたいことができず、使わなくなった…」となる恐れも。
この「整理」という工程を踏むことが、ツール導入後の無駄な出費防止につながります。
コスト削減も大切ですが本来の目的は「業務効率化」「営業成績向上」のはず。ツール選定を始める前に、MAツールに求める機能を改めて整理してみましょう。
安く導入するためのポイント②:MAツールの費用内訳を知る
ポイント2つ目は「MAツールの費用内訳を知る」です。
MAツールの費用内訳を理解できると「自社にとって本当に安いといえるのか?」を判断しやすくなります。
例えば導入時の予算が厳しいのであれば、初期コストが低いツールから適切なツールを選ばなければいけません。また毎月・毎年の費用をできる限り低くしたい場合は、余計な機能はすべてオプションで展開しているサービスを選ぶと無駄な出費を抑えられます。
このように費用面で見るべきポイント(=費用内訳)を知っておくことで、自社にとって一番リーズナブルな選択ができます。
なおMAツールの費用内訳は以下の4つ。複数のサービスを比較する際は、以下の4つに着目してみてください。
費用の種類 | 内容 |
①初期費用 | ・導入時のみに必要な費用(初回の支払いのみで、以降は発生しない)
・各社によって初期費用の有無は異なる |
②月額料金(サブスクリプション費用) | ・毎月発生する費用(年単位で発生する場合もある)
・サービスを利用している間は支払いが必要 ※ツールによってはプラン設定がある、プランごとに使える機能が異なり機能が豊富なほど利用料が高くなる |
③オプション費用 | 「API連携」「データ容量の増加」など、オプション機能を使う場合のみに発生する費用 |
④コンサルティング費用 | ・導入時に手厚いサポートを受ける場合や、代理店をはさんでツール購入する場合にかかる費用
・「①初期費用」にコンサルティング費用が含まれていることもある ・費用は公開されていないことがほとんど(問い合わせが必要) |
ツールの価格比較をする際は、上記の「①初期費用」「②月額料金(サブスクリプション費用)」「③オプション費用」の3つを特に確認すると良いでしょう。
ぴったりのMAツール選びはミツモアで
MAツールは製品によって特徴や料金プランもさまざま。「どのツールを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
そんなときはミツモアにおまかせ。最短1分の自動診断で、ぴったりのMAツールが見つかります。
ぴったりのMAツールを最短1分で無料診断
従業員数や欲しい機能などの項目を画面上で選択するだけで、最適なMAツールを最短1分で自動診断。もちろん費用はかかりません。
ぴったりの料金プランも一緒にお届け
希望条件に沿った料金プランも製品と一緒に診断します。実際にかかる金額を見積もりからチェックして、理想のプランを探してみましょう。
診断結果は最大5製品!比較・検討で最適なツールが見つかる
最大で5製品の診断結果をお届けします。検討していた製品だけでなく、思わぬツールとの出会いもあるかもしれません。
ミツモアなら、ぴったりのMAツールがすぐに見つかります。