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金額や機能を比較して、ぴったりの製品を選びましょう
MA(マーケティングオートメーション)ツールとは、問い合わせの増加から商談リストの抽出までマーケティング活動を自動化できるツールです。見込み顧客の獲得や顧客リストの管理、顧客とのコミュニケーションで以下の悩みを抱えている方はいませんか?
そのような課題に対して、MAツールでは見込み顧客の獲得、育成、管理、さらに営業への連携という一連のフローを最適化し、全社規模での売上を改善させることができます。今回は「MAツールの導入を検討しているが、どの製品を選べばいいかわからない」方向けに、目的別の機能や導入メリット、最適なMAツールの選び方を解説します。
おすすめのMAツール主要10製品を機能や料金で比較しました。(表は横にスクロールできます)
製品名 | ロゴ | 初期費用 | 月額料金 | 主たるユーザ | LP・フォーム作成機能 | チャンネル連携機能 | リスト管理機能 | シナリオ作成機能 | スコアリング機能 | レポーティング/分析機能 | SFA/CRM連携機能 |
SATORI | ![]() | 33万円 | 162,800円~ | ToB | ○ | サイト アプリ メール | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
SHANON MARKETING PLATFORM | ![]() | 0円 | 100,000円~ | ToB / ToC | ○ | サイト SNS アプリ メール | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
Kairos3 | ![]() | 1万円 | 15,000円~ | ToB | ○ | メール | ○ | ○ | ○ | - | Salesforce(オプション) |
List Finder | ![]() | 10万円 | 398,000円~ | ToB | ○ | メール | ○ | ○ | ○ | ○ | Salesforce /sansan |
Salesforce Marketing Cloud (or Pardot) | ![]() | 0円 | 165,000円~ | ToB / ToC | ○ | LINE サイト SNS SMS アプリ メール | ○ | ○ | ○ | ○ | Salesforce |
HubSpot Marketing Hub | ![]() | 0円 | 5,400円~ | ToB / ToC | ○ | サイト SNS アプリ メール | ○ | ○ | ○ | ○ | Salesforce |
Adobe Marketo Engage | ![]() | 要問合せ | 要問合せ | ToB / ToC | ○ | LINE サイト SNS SMS プッシュ通知 アプリ メール | ○ | ○ | ○ | ○ | Salesforce / Microsoft Dynamic CRM |
b→dash | ![]() | 要問合せ | 要問合せ | ToB / ToC | ○ | サイト SNS SMS アプリ メール | ○ | ○ | - | ○ | - |
Oracle Marketing Cloud | ![]() | 要問合せ | 要問合せ | ToB / ToC | ○ | メール SNS SMS プッシュ通知 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Probance | ![]() | 50万円 | 180,000円~ | ToC | - | LINE SMS プッシュ通知 DM | ○ | ○ | - | - | - |
BowNow | ![]() | 0円 | 5,500円~ | ToB / ToC | - | サイト アプリ メール | - | - | - | - | - |
※「-」はホームページに記載なし
※ミツモア調べ(2023年2月時点)
「製品や機能が多く、どのMAツールがよいかわからない・・・」そんな方は、ぜひミツモアをご利用ください。欲しい機能などの項目を画面上で選択するだけで、希望条件に沿った製品を最短1分で自動診断。ぴったりのMAツールがすぐに見つかります。
KARTE Message(カルテメッセージ)は、メールだけではなく、LINEやSMS、アプリプッシュなど、マルチチャネルの配信に対応しています。適切な人に適切なタイミング・内容の配信をして効果を高めることができるでしょう。
シーンに合わせたメッセージ配信を自動化できるカスタマージャーニー機能も備わっています。例えば、初期ユーザー利用促進、休眠ユーザーの復活などによって、顧客を理想の状態に導くことができます。
KARTEはサポート体制も充実しており、専任担当者だけでなくカスタマーサポートチームも加わって活用方法や施策設計をサポートしてくれます。たとえば、基本的な仕組みや実践的な使用方法などをプログラム形式で受講できる導入プログラム、新規担当者や他部署向けのトレーニング・勉強会、定例ミーティングなどが挙げられます。また、チャットやオンライン講座フォーラムでのサポートもあるので、安心してサービスを利用できます。
導入実績
TSIホールディングス、SmartHR、集英社など
見込み顧客のデータ、メルマガやキャンペーンの反応を分析し、自動でスコアリングしてくれます。その結果パーソナライズ化された施策が打てますし、優先度を付けて営業担当者に引き継ぐことも容易です。
しかも顧客行動はリアルタイムでデータベースに反映され、即座にアラートを送信します。見込み顧客へのフォローアップで遅れが生じません。
独自に進化したフォームやメルマガのビルダーは特にコードを意識することなく、作成可能です。テンプレートが多数用意されているため、あとはマウスで素材を組み合わせて、文字を追記するだけでお客さまに届けられます。
世界各国で使われるPardot(パードット)だからこそ、A/Bテストやエンゲージメントレポートも標準搭載。セールスフォース社のSFAやCRMと連携して、マーケティング、営業、カスタマーサクセスと顧客に寄り添った戦略を同時展開できるでしょう。
MAツールは「難しい」と抵抗感のある人もいますが、セールスフォース社ではTrailheadというアプリを提供しており、アプリ内でPardot機能の使い方を学べるために安心です。
導入実績
大日本印刷、NECマネジメントパートナー、コーセルなど
関連記事:SHANON MARKETING PLATFORMの評判・口コミを紹介!ユーザーが実際に感じたメリットとデメリット
導入企業からは「月30件だったアポ獲得が230件に増えた」や「デジタル部分が自動化されたことでアナログ作業に集中できた」といった声が集まっている、Adobe社のMAツールです。
プル型とプッシュ型の施策を各セグメントで実施し、顧客行動をクロスチャネルで分析、収益プロセスとレポート分析を可視化することで、リードが獲れずにアポも獲れない状態を減らします。
メールマーケティングではトリガーを設定して自動配信できるため、ベストタイミングを逃しません。モバイルマーケティングではリアルタイムの位置情報からプッシュ通知ができますし、ソーシャルマーケティングでもブランディング強化に向けた機能が満載です。
オウンドメディアやWeb広告ではユーザー体験を重視しながら、コンバージョン率を高めてくれます。匿名のサイト訪問者もリードに変えるコールトゥアクションを促すことが特徴です。さらに見込み顧客を育成するために、個別最適化されたデジタルコンテンツで関係構築をしていきます。
導入実績
ソニー、日立製作所、みずほ銀行、旭化成など
※1 Adobe社調べ(2021年11月時点)
List Finder(リスト ファインダー)は従業員規模が10人未満の企業から500名以上の中小企業までに支持されている、国産のMAツールです。特にBtoB企業に強く、シンプルな画面設計は日本人好みに作られています。
一部の企業においては、一般的なマーケティングオートメーションを導入したところ「成約増につながらなかった」という経験があるかもしれません。その原因のほとんどがMAツールを使いこなす人的リソースが足りないことです。そのためList Finderではコンサルが無料であることに加えて、LP制作やメルマガ制作を代行する運用支援サービスを実施し、成果を出すことに重きを置いています。
導入実績
三菱電機システムサービス、東芝ITサービス、住友ドライブテクノロジーなど
※1 株式会社Innovation & Co.調べ(2021年11月時点)
マーケターのための集客・分析ツールではなく、セールスが営業力を強化するためのMAツールです。一般的なMAツールに搭載された機能はもちろん、アポ率や成約率を上げることも目的に、営業目線で細部まで作りこまれています。
Beerfroth(ビアフロス)はCRMやSFAの機能も備えたMAツールです。潜在顧客育成からリピート率の向上まで、Beerfroth上で一元管理できます。
Beerfrothではサイトに訪れたユーザーの訪問経路や足取りのデータを取得し、分析することができます。見込み顧客の興味がわかるので、購買へと繋げる戦略を立てるのに役立つでしょう。
メール配信機能はもちろん、サイトに訪れたユーザーへポップアップを表示したり、チャットボットと連携して見込み顧客への対応を自動化したりできます。潜在顧客へのアプローチを効率化でき、他の業務に人員を割けるでしょう。
導入実績
宇都宮さつきロータリークラブ、宇都宮商工会議所など
b→dash(ビーダッシュ)はとにかく使いやすさを追求したMAツールです。従来は「データ統合したくても項目がバラバラで手間がかかる」「データ抽出できるのはエンジニアしかいない」といった状況でした。それが誰でもプログラミングなしでデータの連携、加工、取込、統合、抽出までを一気通貫で実行できます。
肝心のマーケティング施策でも複雑なコードを必要としません。メールやLINE、アプリPush等のクロスチャネルでのシナリオ設計、カゴ落ちやF2転換を促進するメールやSMS配信など、すべての機能が揃っていることが特徴です。もちろんBIツールも搭載済みで、アクセス解析、RFM分析、ファネル分析、ROAS分析、LTV分析などが思いのままに扱えます。
またテンプレートが充実していることも嬉しいです。メール1つでも、キャンペーン期限リマインド用、本会員登録メリット紹介用、おすすめ物件紹介用のように何十種類ものテンプレートが用意されています。申し込みフォームやweb販促バナーでも同様で、担当者のリソースを消耗しないことが特徴です。
導入実績
ライトオン、クレディセゾン、アルペン、スリムビューティハウスなど
※1 ITR「ITR Market View:SFA/統合型マーケティング支援市場2019」
異なるチャネルの顧客行動を同時に追跡できます。ウェブサイトの購買履歴データ、LINE公式アカウント、メルマガ、ウェビナー参加、イベント参加、ダイレクトメールなどを横断したアクションも統合して管理するため、適切なタイミングで見込み顧客に近づけることが強みです。
見込み顧客は徹底的に分析します。顧客情報、購入履歴、商品マスタのデータを加工することで、たとえば「昨年7月に5,000円のワインを注文したセグメント」に対して、同時期に人気のワインランキングのメルマガを配信することも簡単です。
初回購入したお客さまをF2転換させるために、Webページならバナーを個別最適化してプル型で誘導、さらにメルマガや通知でプッシュ型の追加施策を実行しましょう。CRMの機能もあるため「6カ月使っていない」や「メルマガを開封していない」といった休眠顧客もわかります。
またMAツールを使いこなすには戦略策定、シナリオ設計、データ構築、システム連携が欠かせません。このようにデータドリブンで進める上で、運営元のブレインパッドのメンバーがサポートしてくれる体制が整っています。
導入実績
WOWOW、パーソルキャリア、高島屋など
MOTENASUは通常のメール配信に加えて、SMSやLINE、アプリでのプッシュ通知など開封率の高いチャネルでもコンテンツを配布できます。LINEはメールに比べコンテンツ開封率が4倍(※1)になるため、配信内容を見てもらえる人数が大幅に増えるでしょう。
無料トライアル | - |
スマホ対応 | - |
カスタマイズ性 | 〇 |
セキュリティ | 通信の暗号化、IP制限 |
導入実績 | ゲンナイ製薬株式会社、株式会社矢場とん、SAURUS JAPAN株式会社など |
※1 FID調べ(2022年10月時点)
オウンドメディア、ブログ、広告、SNS、動画といったあらゆるチャネルにて、ユーザーを引き込むコンテンツを作成できます。リードに転換するためのLP作成ツールやフォーム作成ツールも搭載しており、HTMLやCSSがわからない人でも安心です。
メールマーケティングでは顧客のセグメントに合わせて自動でコンテンツを最適化します。誰でも理解できるように、A/Bテストなどの分析レポートはグラフィカルで見やすいです。
またHubSpot Marketing Hub(ハブスポット マーケティング ハブ)はフリープランが用意されています。無料でも制限付きでフォーム作成ができますし、1カ月2,000件までのメール配信、リターゲティング広告からウェブチャットまで一通りは体験できる仕様です。
MAツールの担当者が「使いこなせなった」とストレスを感じることもありません。常時電話とメールによるサポートを受けられますし、日本語にも対応済みです。世界中で導入されていることからドキュメントやコミュニティも豊富にあり、安心できるクオリティです。
導入実績
スズキ、スバル、Sansanなど
※1 HubSpot社調べ(2021年11月時点)
BowNow(バウナウ)はホットリードである今すぐ客を特定し、かつ見込み客や潜在層にもアプローチできるMAツールです。マーケティング部門は確度の高いリードのみを営業部門に渡せるため、アポ獲得率が改善できます。
例えば「名刺データをすべて取り込み、セグメント切って分析する」「Webフォームを作成してホワイトペーパーのダウンロードを促す」「お問い合わせページで離脱したユーザーのみを抽出する」など、BowNowの使い方は多様です。
しかもリード数1,000件やPV5万件までなら、月額料金0円でずっと使えます。さらにメルマガを配信したいならライトプラン、リード数が増えたらスタンダードプランなど、大手企業のように売上が増えてきたときに別のプランに切り替えれば、導入時のコストで悩むこともありません。
導入実績
伊藤忠ケーブルシステム、エン人材教育財団、マクセルなど
MAツールを導入したマーケターの悩みの1つに「機能が使いこなせない」があります。それがGENIEE MA(ジーニーMA)はフォーム作成、ポップアップ作成、シナリオ設計、顧客管理、スコアリングなど、多くの機能が搭載されていながら、そのどれもが使いやすく定着率は99%(※1)です。
導入実績
アールストーン、ロス・アジア、アスカなど
※1 日本マーケティングリサーチ機構調べ(2020年3月期)
オウンドメディア、ペイド、オフラインイベントなど、別のチャネルの顧客行動をつなげて、カスタマージャーニーを作成できます。見込み顧客の次の動きは機械学習で分析し、ベストタイミングで施策を実行できることが魅力です。
Infusionsoft(インフュージョンソフト)を使えば、CRMに見込み客を登録して、MAで購買意欲を育成、SFAでセールスのパフォーマンスを分析できます。サイト訪問数やメール開封率の解析から、行動履歴別にセグメントを分けることも可能です。
※1 FunTre株式会社調べ(2021年11月時点)
LINE公式アカウントがあれば30分で運用をスタートできます。友だちを集める機能、友だちを分析してメッセージを送ったり、クリック率やクーポン利用率を計測する機能などが豊富です。さらにLINE公式アカウントをアプリのようにカスタマイズできる機能も無料で使えます。
導入実績
東京都、明治大学、森永製菓など
※1 ソーシャルデータバンク株式会社調べ(2021年11月時点)
リクルートライフスタイルや幻冬舎など、大小さまざまな1,500社以上(※1)の企業に導入されています。「従来のハガキではなくメルマガによってファンになってもらった」や「セミナーを主催して、商談につながった」といった自社課題が解決できるBtoB向けMAツールです。
導入実績
LIXIL、センチュリー21、LIFULLなど
※1 カイロスマーケティング株式会社調べ(2021年11月時点)
自社サービスの対象ユーザーが、BtoB(法人)向け、BtoC(個人)向け、もしくはどちらにも対応する必要があるのかを基本の判断軸とすると、製品を絞りやすいです。例えばBtoB向けMA(マーケティングオートメーション)ツールは「対象者が少ないためにデータの保存量やメルマガの配信上限数も少ないが、商談機会の創出に特化している」など、機能や仕様に違いがあります。
対象 | BtoB向け | BtoC向け |
顧客数 | 1,000〜10万人 | 1万〜1000万人 |
目的 | 商談機会の創出 | 購入機会の創出 |
アプローチ方法 | サイト メール 電話 | サイト LINE SNS メール 電話 |
意思決定プロセス | 個人 組織決裁者 | 個人 |
購買期間 | 長い | 短い |
法人を相手にするBtoB企業は、BtoC企業と比べて購買までの意思決定が複雑です。1人で購入を決めるユーザーは少なく、「認知フェーズから、興味・関心、比較・検討、社内稟議まで」に社内の複数のメンバーがかかわって数週間はかかるでしょう。その期間に何度も寄り添えるマーケティング機能が必要です。
「どのツールを導入したら良いのかの検討がつかない」「社内が全体的にITに不慣れで、まずは簡単に使える製品がよい」など、初期の導入に不安を感じている方は担当者のITリテラシーに応じて必要なサポート体制があるか、機能過多により余分なコストがかからないかなどを軸に検討しましょう。
お笑い芸人のおぎやはぎさんや霜降り明星さんのCMでも有名な「b→dash」は、宣伝の通りノーコード(開発いらず)でリード情報を加工できるため、スキルに不安のある方でも簡単に利用できます。
「Kairo3」はBtoBビジネスにおいて、営業の商談を作ることに特化した製品です。専門用語が分からなくても、逐一解説が表示されるため、初心者でも扱いやすい製品でしょう。「List Finder」は利用にあたっての複雑な設定はなく、直感的な操作が売りの製品です。費用内にコンサルティングサービスが含まれているため、初心者も安心して利用を開始できます。
「すでに導入しているSFAやCRMと同期させながら、最大限の効率化を進めたい」「現状のMAツールは自由度が低く、満足するレベルに到達していない」など、自由度の高い運用を求める方は、シナリオ設定に基づいた発火や営業チームへの連携できるか、商談化率・受注率までトラッキングできる機能があるか、多数のパターンのナーチャリング施策を打てるか、購入意向の高さに基づいたアプローチ決定ができるかなど、自社が求める詳細な要件から探すことが望ましいです。
「Salesforce Account Engagement」は、必要な機能をおおむね網羅している高機能なMAツールです。一定の運用の複雑さはありますが、ほとんどの機能が使えます。特にSFAやCRMにSalesforceの製品を利用している場合、一気通貫でデータを管理して、顧客の状況を瞬時に把握できます。
国産のMAツールである「SATORI」は、自社サイトに訪れたが問い合わせをせずに匿名リードとなったユーザーに対しても、アプローチができてであったりと、リード数が強みがあります。分岐シナリオ作成機能も複雑な設定ができる仕様であるため、自由な運用がしたい方にはオススメの製品です。
一般消費者を相手にするBtoC企業は、BtoB企業と比べて圧倒的に顧客数が多くなります。そのためBtoC企業がBtoB向けの製品やプランを選んでしまうと、すぐに管理できる顧客数の上限に達してしまい、追加コストがかかる可能性が高いです。
「初めてのMAツール導入で不安が大きい」「まずは気軽に使えるものから...」といった方は、操作が比較的簡単で、機能が限定されているツールか否かを軸に選定しましょう。BtoCサービスを展開してる企業向けで、初期のサポート体制が充実、また費用を抑えつつ開始できる「Synergy!」などはおすすめです。
「登録人数の増加により、過去の運用の踏襲だと適切な施策が打てなくなってきている」「各部署に散らかっている情報をまとめて、適切なタイミングで適切なチャネルでコミュニケーションをしたい」など、高精度での運用を希望する方は、if条件やor条件によるイベント発火ができるシナリオが充実した商品を検討しましょう。
「Marketo Engage」はBtoC向けサービスで特に重要となるシナリオ作成機能に定評があり、複雑な条件設定もほとんど可能です。通常の分岐シナリオだけでなく、顧客の興味関心に合わせて柔軟にシナリオを切り替え、長期的な関係構築ができるエンゲージメントプログラムを搭載しています。
BtoC向けサービス専門のMAツールである「Probance」はLINE、push通知、メール、 DM、コールセンター、SNSといった多種にわたるマーケティングチャネルと連携が可能です。
関連記事:中小企業におすすめのMAツール5選│選び方から導入のメリットまで徹底解説|ミツモア
MAツールは製品によって機能や使い勝手に大きな差があるソフトウェアです。せっかく導入しても画面仕様や機能が複雑で使いこなせなかった企業も珍しくありません。
その点「b→dash」「Probance」「BowNow」はわかりやすい画面設計で、MAツールの初心者でもマニュアルなしで操作できるほどです。
料金体系はMAツールでかなりの違いがあります。初期費用は「無料、数万円、数十万円、非公開」の4種類で、月額費用は「数万円、十数万円、非公開」の3種類です。非公開はカスタマイズ性が高く、事業規模と顧客数で変動します。
また各MAツールとも機能数、PV数、メール配信数が異なる複数のプランを用意しており、それらが自社の課題を解決できる内容であるかは確認が必要です。契約したプランによっては「匿名ユーザーを管理できない」や「すぐにPV数が上限に達してしまう」こともあります。
期限制限がなく無料で利用ができるMA(マーケティングオートメーション)ツールは3製品です。機能制限や人数制限など、有料プランと無料プランでは大きな制限があります。一例を挙げてみましたので、各種条件を考慮した上で検討していきましょう。
期限制限なく無料プランがあるMAツール3選
製品名 | HubSpot Marketing Hub | BowNow | Sales AutoPilot |
期限 | 無期限 | 無期限 | 無期限 |
機能 | 制限あり | 制限あり | 制限あり |
サポート体制 | チャット | なし | 日本語非対応 |
※ミツモア調べ(2023年2月時点)
関連記事:無料で使えるおすすめMAツール5選。選び方やメリット、注意点も|ミツモア
すでにSFAやCRMツールを導入している、もしくは導入予定の組織では、MAツールとの連携を検討しましょう。はじめにMAツールでリードを管理して、それをSFAやCRMツールに引き継げると、情報の重複が防げます。
営業プロセスとして有名な「The Model」では、マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスに段階を分けています。
MAツールは認知拡大〜有望リードの抽出及びリサイクルのプロセスで使うツールであり、アポイント以降受注までで利用するSFA、アップセルなどのカスタマーサクセスで使うCRMツールと連携すると、一貫した顧客管理を実現できます。
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製品やサービスに興味があるユーザーを獲得する活動を「リードジェネレーション」と呼びます。リードは「見込み顧客」、ジェネレーションは「創出」という意味です。
MA(マーケティングオートメーション)ツールでは「LP作成」や「申し込みフォーム作成」といったリードジェネレーションができる機能を多数搭載しています。プログラミングの知識は必要ありません。MAツール内にテンプレートが用意されており、ドラッグ&ドロップで意図したデザインが完成する仕様です。
また特定の条件下においてサイトを訪問したユーザーにバナーを表示して、申し込みフォームへ誘導するなど、リード獲得のための仕掛けをマーケター1人で実装できます。
LPとは広告や検索結果を経由して、ユーザーが最初に訪れるページです。LPには自社商品やサービスの特徴を掲載して、申し込みや購買のアクションにつなげます。
ポップアップとはブラウザ上でマウスをスクロールしたり、画面を閉じようとしたりと、ユーザーが何かしらのアクションをしたときに、画面上の最前に表示される画像やテキストのことです。MAツールでは任意のタイミングで設置できます。
資料請求、セミナーやイベントへの応募、アンケート収集など、各種フォームを作成できます。このフォームに入力された情報は、MAツールのデータベースに自動的に保管されます。
リスティング広告と連携すると、広告別、媒体別、キーワード別のインプレッションやクリック数、CVRなどを分析できます。
TwitterやInstagram、Facebook、LINEといったSNSへの予約投稿やフォロワー管理、自社製品のレビューの収集ができます。年齢や性別といった属性を絞ることも可能です。
自社サイトに訪問したユーザーのIPアドレスと、企業のIPアドレスを管理しているデータベースを突合して、ユーザーの企業名を特定できます。国産大手の「SATORI」など一部のMAツールにあるオプション機能です。
関連記事:リードジェネレーションとは?具体的な手法や実行のポイントを紹介|ミツモア
リードに対して自社製品への理解を深めてもらい、将来の購入につなげる活動を「リードナーチャリング」と呼びます。ナーチャリングとは「育成」という意味です。MAツールではリードナーチャリングがメイン機能でもあり、各製品とも差別化を図っています。
まず新規獲得したリードはMAツールが一元管理し、「企業名、業種、事業規模、所在地、電話番号、担当者名、年齢」など、あらゆる情報をデータベースに保管するため、ターゲットを絞ることもスムーズです。
さらにリードといつ、どのように接触したかを常時モニタリングしています。「サイトに何回訪問したか」「メルマガは何%の割合で開封したか」「オンラインセミナーを視聴したことがあるか」など、顧客データと行動データの両方を管理できることが特徴です。
顧客が所属する企業情報から個人情報までを一括管理できます。
MAツールではリードの行動データも管理します。ウェブページを閲覧した回数、時期、離脱ページ、メルマガの開封率、資料請求した回数も、顧客情報と紐づけます。
関連記事:Webサービスで使われているトラッキングとは?仕組みや計測方法|ミツモア
リードの行動パターンによって、アクションを起こせるMAツールのメイン機能の1つです。例えば「広告をクリックしたが購入に至っていないユーザーにキャンペーンを告知する」や「20日ログインしていないユーザーにはLINEのプッシュ通知を送る」など、さまざまな設定ができます。
シナリオは条件分岐をしながら、いくつも連結できる点が便利です。ステップA、B、Cと進むたびに顧客との関係が築かれて、自社にとって確度の高いリードに育成できます。次のようなシナリオも一般的です。
シナリオ作成によって熱いリードを特定できれば、セールス時のアポ獲得率や成約率は劇的に向上するでしょう。
メールの文面を作成して、HTML形式やテキスト形式のメールの配信を簡単に行える機能です。さらにメール配信とシナリオ作成を組み合わせると、条件に当てはまったリードのみにカスタマイズしたメールが送れます。個々の顧客のニーズをくみ取りながら、最適なタイミングで自動でアプローチできることは強みです。
関連記事:ステップメールとは?メルマガとの違いや集客に生かすコツを紹介|ミツモア
オンラインセミナーの集客から、出欠管理、開催後のフォローアップまでを管理する機能です。オフラインのセミナーとも連携できます。
関連記事:リードナーチャリングとは?効果的な方法を解説【成功事例あり】|ミツモア
購買意欲が高いリードを選別する行為を「リードクオリフィケーション」と呼びます。クオリフィケーションとは「適正」という意味です。MAツールにて高い確率でコンバージョンにつながる層を見極められると、効率的な営業活動ができます。
膨大な量の顧客データに手動で扱っている場合、ほぼ全員に同じ内容でメルマガを配信しているかもしれません。的外れなコンテンツを受け取ったユーザーの関心は薄く、次に適切なアプローチをしても反応が鈍くなるでしょう。
逆に時間をかけてターゲット層を抽出しても、作業工数に対して成果が見合いません。結局はリソースがひっ迫してしまい、目標未達や対応漏れのような事態が起こりがちです。
MAツールではリードの行動データを分析しています。ユーザーの行動によって「商品ページを閲覧したら10点」や「動画を見たら20点」のようなイメージで、スコアリング(点数付け)ができるため、常に確度の高いリードにアプローチできることはメリットです。
関連記事:リードクオリフィケーションとは?効果と実践方法を紹介|ミツモア
ユーザーの行動に点数をつけて、購買意欲が高いリードを選出します。ページの閲覧状況やメールのクリック数を条件に設定すれば、あとはMAツールが自動でカウントしてくれるため、手間がかかりません。
一定のスコアに達したらアラートする機能もあり、適切なタイミングを集客できます。
関連記事:MAにおけるスコアリングとは?目的や方法、運用のポイントを紹介|ミツモア
マーケティング活動では分析が必須です。MAツールには分析レポートをワンクリックで作成できる機能が搭載されており、いつでも顧客の状態や施策の効果を把握できます。
将来的に自社サービスの優良顧客になる可能性の高いリードを自動で抽出する機能です。
関連記事:ホットリードとは?獲得方法やポイントを解説|ミツモア
マーケティング部門が大量のリードを獲得しても、セールスにとっては価値が低くて架電する意味がないかもしれません。逆にマーケティング部門が質の高いリードを獲得しても、タイミングが悪くてリソースが足りず、セールス部門は優先度を下げるケースもあります。
そこでMAツールのデータと、SFA(営業支援システム)やCRM(顧客管理システム)を同期して、マーケティング部門とセールス部門との連携を強化しましょう。スコアリングやホットリードがSFAに反映されて、セールス部門が確度の高いユーザーを確認できます。
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エクセルやGoogle Analyticsを駆使した分析業務はミスが起こりやすく、作業時間もかかり、マーケターの負担は増すばかりです。そのためMAツール、特にクラウド型のMAツールを導入する企業が増えています。
ただし、すべてのMAツールが自社の業務課題を解決してくれるわけではありません。MAツールにはEC通販に向いているタイプから、数万人の顧客がいる大企業向け、もしくはSFAと連携できるタイプまで、さまざまな製品とプランが存在しています。
その中から最適なMAツールを選ぶためにも、平均2分でできる無料の自動診断を試してみましょう。事業形態、業種、従業員数、必要な機能などの質問に回答すると、自社に合ったMAツールが見つかります。
見込み顧客を育成し獲得するまでを支援するツールです。自社LPを作成して顧客の流入を増やしたり、顧客管理によってホットリードへ的確な営業活動を可能にします。自社に合ったMAツールの導入にすることで効率的なマーケティング活動を実現できるでしょう。
MAツールにはBtoB(法人)向け、BtoC(個人)向けの製品があります。製品の違いとしては、見込み顧客数(リード数)が異なりますので、ターゲットとなる顧客がどちらかを確認し、必要な機能が揃っているか確認しましょう。
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