「どのアプリが自社に合うのか、種類が多すぎて選べない」
「スマホだけで安全に領収書を作って送りたい」
2026年現在、電子帳簿保存法の猶予期間も終了し、すべての企業でデジタル対応が求められています。領収書アプリと一口にいっても、領収書を発行したい人向けのものと、受け取った領収書を処理したい人向けのものとでは、必要な機能がまったく異なります。
この記事では2つの目的に分けて、それぞれに合うアプリの選び方と、おすすめ製品を解説します。
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【全13製品】領収書アプリ比較表
利用目的別で領収書アプリを比較表にしました。自社が解決したい目的にあったアプリをチェックし、比較しましょう。
スマホで領収書を作成や送付できるアプリ4選
| 製品名 | 特徴 | 月額利用料金 | 導入実績 |
| Misoca | 郵送代行サービスあり。有料プランは初年度無料で試せる。 | 0円〜/月 | 登録ユーザー数400万 |
| 領収書メーカー | 外出先でも手軽に領収書を作成できる。モバイルプリンターにも対応。 | 無料 | – |
| Canva | デザイン性の高い領収書を作成できる。インボイス制度の必須項目は自分で追加する必要がある。 | 0円〜/月 | – |
| クラウド円簿 | 業界最安水準の費用で利用できる。他社会計ソフトからのデータ移行にも対応。 | 0円〜/月 | – |
領収書の取込や処理を自動化できるアプリ9製品
| 製品名 | 特徴 | 月額利用料金 | 導入実績 |
| 楽楽精算 | 機能の網羅性とカスタマイズ性が高く、失敗したくない企業におすすめ。 | 要見積もり | 20,000社以上 |
| TOKIUM経費精算 | 99.9%以上の高精度な入力補正。原本の回収・保管まで代行してくれる。 | 11,000円〜/月(領収書件数に応じた従量型) | 上場企業250社以上が導入 |
| マネーフォワード クラウド経費 | 2,500以上のサービスと連携でき、使うほどAI-OCRの精度が高まる。 | 2,728円〜/月(1ユーザーあたり) | 課金顧客数15万社 |
| freee支出管理 経費精算Plus | モバイル完結型のUIで、承認経路を一元化したい企業におすすめ。 | 要見積もり | – |
| ジンジャー経費 | 人事データベースとの連動に強く、組織変更があっても承認ルートが自動で更新される。 | 330円〜/月(1ユーザーあたり) | 18,000社 |
| ジョブカン経費精算 | 安い料金ながら電子帳簿保存法に完全対応。海外出張が多い企業にも対応できる。 | 440円/月(1ユーザーあたり) | シリーズ累計30万社 |
| invox経費精算 | 業界最安水準の料金でインボイス・電子帳簿保存法に対応。 | 1,980円〜/月(1ユーザーあたり+330円/月) | シリーズ累計30,000社以上 |
| 弥生レシート取込アプリ | 弥生ユーザーであれば追加費用なしで使える。 | 0円/月(弥生製品の契約必須) | – |
| STREAMED | 記帳代行に特化。手書き領収書でも99.9%の精度で翌営業日にデータ化される。 | 11000円/月(スキャン枚数に応じた従量型) | 7,558事務所 |
あなたの目的に合う領収書アプリはどれ?
領収書の電子化アプリを選ぶときは、まず、以下の2点のうちどちらの目的を果たしたいかを明確にしましょう。
- 領収書を作ってお客さんに渡したい
- 領収書をもらって経費処理をしたい
目的があいまいなままアプリを導入してしまうと、やりたいと思ったことができないというストレスの原因になります。
目的ごとに考えられるターゲット層は、以下の通りです。
1.領収書を作ってお客さんに渡したい(領収書作成・発行)
外出先や現場で、お客様に渡す領収書をスマホで手軽に作成・送付したい人。
2.領収書をもらって経費処理をしたい(経費精算・管理)
従業員から提出される領収書の回収や入力を自動化し、法対応と効率化を両立したい企業や個人事業主。
スマホで簡単に作成や送付できるおすすめアプリ4選
スマホで領収書を作成や送付する場合は、インボイス制度に適合した形で正しく発行できるかが重要です。おすすめのアプリは以下の4製品です。
おすすめのスマホで領収書が作成・送付できるアプリは以下の4製品です。
Misoca(弥生株式会社)
Misoca(ミソカ)は、月間請求書の作成数が10通までならば無料で利用できるクラウドサービスです。
スマートフォンやタブレットから1分で領収書を作成でき、メール送信やリンク共有、郵送代行にも対応しています。インボイス制度にも完全対応しており、登録番号の印字や税率計算も正確におこなえます。
領収書メーカー
領収書メーカーは、iPhoneやiPadで領収書の作成と印刷を素早くおこなうことに特化したアプリです。
会員登録不要でインストール後すぐに使い始められ、宛名と金額を入力するだけで領収書が完成します。AirPrint機能を使えば約10秒で印刷できるため、店舗やイベント会場など、その場で領収書を手渡したい場面で役立ちます。
Canva(Canva Japan株式会社)
Canvaは、100万点を超えるテンプレートを使って、オリジナリティのある領収書を作れるデザインツールです。
自社のブランドイメージを大切にしたいサロンやクリエイターに向いています。ただし海外発のツールのため、インボイス制度に必要な登録番号は自分でテンプレートに追加する必要があります。
クラウド円簿(株式会社円簿インターネットサービス)
クラウド円簿は、領収書の作成から管理までをWebブラウザ上でおこなえるビジネス支援サービスです。
シンプルな操作性で、はじめての人でも使いやすい設計になっています。2025年7月より一部機能が有償化されていますが、引き続き業界最安値水準での提供が予定されています。
領収書の取込・処理を自動化するおすすめアプリ9選
経費精算を主目的とする場合は、OCRの精度・会計ソフトとの連携能力・電子帳簿保存法への対応力を重視して選びましょう。
楽楽精算(株式会社ラクス)
楽楽精算は、国内クラウド型経費精算システム市場において累計導入社数No.1の実績を持つ、AI技術を搭載したクラウド型経費精算システムです。
既存の社内規定や複雑な承認フローをそのままシステム化できる、高いカスタマイズ性が最大の特徴です。OCR機能で領収書を撮影するだけで金額や取引先をデータ化でき、インボイス登録番号の有効性を自動で判定する機能も備えています。経理担当者の目視確認にかかる手間を大きく減らせます。
TOKIUM経費精算(株式会社TOKIUM)
TOKIUM経費精算は、株式会社TOKIUMが提供する経費精算システムです。
従業員は領収書をスマートフォンで撮影し専用ポストに投函するだけで、原本回収・保管・廃棄までのすべてをTOKIUMが代行します。AIとオペレーターによる二重チェックで99.9%の入力精度を実現しており、手書きの領収書でも修正の手間がほとんど発生しません。入力作業そのものをなくしたい企業に向いています。
マネーフォワード クラウド経費(株式会社マネーフォワード)
マネーフォワード クラウド経費は、株式会社マネーフォワードが提供するクラウド型経費精算システムです。
銀行口座やクレジットカード、電子マネーなど2,500以上のサービスと連携でき、明細を自動取得して一括で経費登録できます。キャッシュレス決済を中心とする組織での効率化に強みがあります。他のマネーフォワードシリーズと連携することで、バックオフィス全体のデータを一元管理できます。
freee支出管理 経費精算Plus(フリー株式会社)
freee支出管理 経費精算Plusは、会社規模や業種を問わず経費精算をAIで自動化することで手間を減らせる経費精算システムです。
画像撮影時の文字認識機能により、数字を手入力する必要がなく申請の手間を最小限に抑えられます。承認者は外出先でもスマートフォンから領収書画像と申請内容を照合し、即座に承認や差し戻しがおこなえます。利用した人数分だけ費用がかかる従量課金制を採用しているため、無駄な出費を抑えた運用が可能です。
ジンジャー経費(jinjer株式会社)
ジンジャー経費は、シンプルな画面レイアウトやボタン配置により誰でも簡単に操作できるクラウド型の経費精算サービスです。
人事労務プラットフォームであるジンジャーシリーズの一部として、人事データと密接に連携できるのが特徴です。組織変更や異動が多い急成長企業でも、マスタのメンテナンス手間を大きく減らせます。交通系ICカードの履歴取り込みにも対応し、移動経費の精算をスムーズにおこなえます。
ジョブカン経費精算(株式会社DONUTS)
ジョブカン経費精算は、初期費用やサポート費用が無料で、期間の定めなく利用できる経費精算システムです。
1ユーザーあたり月額440円からと安い料金ながら、乗換案内連携や申請承認、仕訳出力といった基本機能をすべて網羅しています。外貨の自動計算機能も備えており、海外出張が多い企業にも対応できます。まずはスモールスタートで経費精算のデジタル化を始めたい中小企業に向いています。
invox経費精算(株式会社invox)
invox経費精算は、初期費用0円・月額1,980円から使える、費用対効果に優れた経費精算システムです。
AI-OCRによる領収書のデータ化から、インボイス登録番号の有効性を国税庁データベースと自動照合する機能まで一括で処理できます。交通費は経路検索から最安ルートを登録でき、申請・承認・原本提出などの紙のやりとりをすべて電子化できます。費用を抑えながら法対応を整えたい中小企業に向いています。
弥生レシート取込アプリ(弥生株式会社)
弥生レシート取込アプリは、弥生の会計・確定申告ソフトを利用している個人事業主や小規模法人向けの専用アプリです。
撮影した領収書を画像データとして取り込み、自動で仕訳をおこなうシンプルな設計になっています。画像にメモを添付できるため、後から用途を確認する際に役立ちます。弥生シリーズの契約者であれば追加費用なしで使えます。弥生製品を契約していない場合は利用できないため、導入前に確認しましょう。
STREAMED(株式会社マネーフォワード)
STREAMEDは、領収書やレシートをスキャンするだけで、1営業日以内にオペレーターがデータ化してくれるサービスです。
AI OCRだけでは難しい手書きの領収書でも、99.9%の精度で納品されます。支払先の業種に応じた自動仕訳機能があり、経理担当者の負担を大きく減らせます。多くの会計ソフトとAPI連携が可能で、記帳代行を内製化したい企業や会計事務所からも支持されています。
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領収書アプリ選びの3つのポイント
市場に数多くある領収書アプリから、自社にとっての最適解を見つけるには、表面的な機能比較だけではなく実務上でよくある落とし穴を回避する視点が必要です。以下の3つのポイントに注意して、領収書アプリを選定しましょう。
インボイス・電子帳簿保存法への実質的対応力
多くの領収書アプリがインボイス制度・電子帳簿保存法へ対応をうたっていますが、その中身には大きな差があります。
実務面で重要なのは、単に対応しているだけでなく、受領した領収書の適格請求書発行事業者登録番号が正しいものかを自動で判定する機能です。国税庁のデータベースとAPI連携し、登録の有無や有効性を瞬時にチェックできなければ、経理担当者の目視確認の手間が残り続けます。
既存システムとのシームレスな連携性
領収書アプリを導入する際に見落としがちなのが、自社で利用している会計ソフトとのデータ連携がスムーズにできるかという点です。どのような手順でデータ連携をおこなうのか、必ず確認しましょう。
理想的な連携方法はAPIによる直接自動連携です。CSV連携の場合はデータの出力・取込を手動でおこなう必要があり、作業の手間が残ります。仕訳形式が自社の会計ソフトと一致しているか、取込の手間がどのくらいかかるかを確認して、運用効率を見極めましょう。
現場の使いやすさとレスポンス
高機能なアプリでも、実際に使う従業員が使いにくいと感じれば定着しません。
スマホカメラを起動してから撮影・保存が完了するまでの速度や、OCRの認識速度、電波の悪い場所での挙動などを必ず検証してください。移動中にさっと処理を済ませたい営業担当者にとって、動作の速さは継続利用の上でとくに重要なポイントです。
領収書アプリ導入のメリットと業務改善効果
領収書アプリを導入することで、経理業務のデジタル化により以下3つの改善効果を得られます。
1. 経理担当者の業務負荷軽減
月末に発生する大量の入力作業や、差し戻しに伴う従業員とのやりとりがなくなります。システムが社内規定違反を自動でブロックするため、経理担当者が注意を促す心理的な負担も軽減されます。
2. 従業員の意識変化
領収書の糊付けや精算のためだけに出社するといった非効率な習慣がなくなります。移動中などの隙間時間にスマホで経費申請が完結するため、本来の業務にあてる時間を増やせます。
3. 経営層の意思決定の速度向上
経費の利用状況がリアルタイムで可視化され、迅速な経営判断ができるようになります。ペーパーレス化による原本保管スペースの削減や、税務調査リスクの低減といった、守りの面でのメリットも得られます。
領収書アプリで経理業務を効率化しよう
領収書アプリを活用することで、紙の管理にともなう手間やストレスから解放され、法令遵守と業務効率化を同時に達成できます。
重要なのは、自社が受け取った領収書の管理を重視するのか、領収書の作成・発行を重視するのかを明確にしたうえで、実務的な法対応力と連携性を備えた製品を選ぶことです。
ぴったりの領収書アプリ選びはミツモアで

領収書アプリは製品によって特徴や機能もさまざま。「どのアプリを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
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