自分に送られたはずなのにGmailを確認できなかったり、送信したはずなのに相手にGmailが届かなかったりしたことはありませんか?
メールが届かない原因はいくつかありますが、原因さえ分かれば落ち着いて対処することができます。さらに、Gmailの設定や端末の環境を整えることで、Gmailが届かない事態を未然に防ぐことができるんです。
本記事では、Gmailが届かない原因と対処法を解説し、トラブルへの対策やどうしても解決できないときの問い合わせ先を説明していきます。
Gmailを活用して、メールのやり取りをスムーズに行いましょう。
メールが受信できないときの5つの原因と対処法
Gmailが受信できなくなったときの原因は以下の5つです。
- Googleドライブの容量不足
- 通信環境が悪い
- 迷惑メール扱いになっている
- 別のフォルダにまぎれている
- アドレスをブロックしている
それぞれの原因と対処法について、詳しく説明していきます。
Googleドライブの容量不足
Gmailを含むGoogleサービスには15GBの上限があります。その容量がいっぱいになるとメールを受信できない原因になります。
Googleでは、Gmailのほかに「Googleドキュメント」「Googleスプレッドシート」「Googleフォト」などのサービスも提供していて、それらをまとめた容量の限度が15GBなのです。
対処法:不要なデータを削除する
データの空き容量を確保するために、必要なデータ以外は消すようにしましょう。
Gmailのゴミ箱を空にしたり、添付ファイルの容量が大きいメールを削除したりすることをおすすめします。さらに、Googleドライブやフォトのデータも削除すると、もっと空き容量が増えますよ。
データを削除するのが難しい人は、Googleドライブの容量の購入を検討してみましょう。
通信環境が悪い
Gmailは一度受信したものであればオフラインでも確認可能ですが、新着メールの確認にはインターネット接続が必要です。そのため、通信環境が悪いと新着メールを自動的に受信することができません。
対処法:インターネットの接続を確認する
メールが受信できなかったら、まずはネットの通信環境を確認してみましょう。
パソコンの場合はWi-Fi、スマートフォンの場合はモバイルデータ通信かWi-Fiがつながっているかをチェックしてみます。Wi-Fiがある環境であればモバイルデータ通信がオフでも、新着メールを受信することができます。
スマートフォンを機内モードにすると、モバイルデータ通信はオフになってしまうので、気を付けましょう。
通信環境が不安定な場合は、接続が安定している場所に移動したり少し待ったりしてから操作してみてください。
迷惑メール扱いになっている
Gmailのメインボックスである「受信トレイ」ではなく、「迷惑メール」に移動している可能性があります。
Gmailのシステムが迷惑メールだと判断すれば、そのメールは自動的に「迷惑メール」フォルダに移動してしまうのです。受信トレイだけでなく「全てのメール」フォルダ内にも表示されません。
対処法:「迷惑メール」と「ゴミ箱」フォルダをチェックする
「受信トレイ」や「すべてのメール」にも無い場合は、まず「迷惑メール」や「ゴミ箱」フォルダを確認してみてください。迷惑メールとして判断されたり、誤って削除したりしているかもしれません。
ここで注意するべきことが「迷惑メール」と「ゴミ箱」フォルダにあるメールは30日を過ぎると自動で削除される点です。月に1回は確認してみると安心ですね。
特に、送信先がドコモやソフトバンク、auなどのキャリアメールである場合は、Gmailが迷惑メール扱いになるケースが多くあります。
この場合は、送信相手がGmailを迷惑メールから解除する必要があります。Gmailからキャリアメールに送信したときは、相手に確認してみるのがおすすめです。
大切なメールが「迷惑メール」や「ゴミ箱」に移動してしまっても、30日以内であれば元に戻せるので慌てずに「受信トレイ」に移動させましょう。
別のフォルダにまぎれている
1日に大量のGmailを送受信していると、たくさんのメールに特定のメールが埋もれて見つけられないこともあります。
過去にたまった膨大な量のメールから検索するには、簡単なテクニックが必要です。
対処法:検索ドライブから検索する
Gmailの上部にある検索ドライブに以下のように入力すると、探していたメールもすぐに見つけ出すことができるんです。
in:anywhere |
この続きに探したいメールの情報を入力すると、該当するアドレスに届いた全メールから特定のメールを探すことができます。
例えば、ミツモアに関するメールを検索したい場合は「in:anywhere ミツモア」と検索ドライブに入力。そうすると、「ミツモア」という単語が含まれているすべてのメールが表示されます。
普段見ていないフォルダからも探してくれるので、簡単にメールが見つけられますよ。
自動でフォルダ分けされてしまったり、タップミスで知らない間にアーカイブしてしまったりしていた場合にも有効です。
アーカイブについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。
特定のメールアドレスをブロックしている
自分の知らないうちにメールアドレスをブロックしている場合があり、それが原因で特定の相手からGmailが受信できなくなることがあります。
アドレスをブロックすると、そのアドレスからのメールは自動的に「迷惑メール」フォルダに振り分けられ「受信トレイ」には表示されなくなるのです。
対処法:アドレスのブロックを解除する
Gmailの設定から、受信したいメールアドレスのブロックを解除する必要があります。
<PCでの解除方法>
|
<Gmailアプリ(iPhone/Android)での解除方法>
|
以上の手順によって、ブロックされているメールアドレスから送信されたメールは「受信トレイに」移動されます。迷惑メールと判断されたメールも同様の手順で解除が可能です。
Gmailが特定の相手から受信できない場合はまず「迷惑メール」フォルダを開いて、メールアドレスがブロックされていないかを確認してみましょう。
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メールが送信できないときの3つの原因と対処法
Gmailが送信できない場合の主な原因は以下の3つです。
- メールアドレスが間違っている
- 添付ファイルの容量が大きい
- サーバーに問題がある
メールアドレスが間違っている
メール送信後にエラーメールが返ってきたら、宛先のメールアドレスが間違っている可能性があります。
対処法:宛先のメールアドレスを確認する
相手のメールアドレスのアルファベットや数字、記号を確かめてみてください。
Gmailで使用できる記号はピリオド(.)のみとなっています。他の記号を間違って入力していないかもチェックポイントです。
1文字でも誤って入力してしまうと、他の人にメールが送信されてしまいます。重要なメールを送信する際は、メールアドレスの入力により気を付ける必要があるでしょう。
添付ファイルの容量が大きい
Gmailを送信する際、相手が受信できる添付ファイルの容量は50MBが最大です。
25MBを超えるファイルは直接添付されるのではなく、一旦Googleドライブに保存されます。つまり、25MB以上の添付ファイルを送りたいときは、ストレージに25MB以上の空きが必要だということです。
そのため、50MB以上のファイルもしくはドライブに空き容量が残っていなければ、Gmailが送信できなくなってしまうのです。
添付ファイルの容量が大きすぎてメールが送信できない場合は、英文でのエラーメッセージが送られてくるようになっています。
対処法:ファイルを複数回に分けて送信する
複数回に分けてファイルを送信することで容量を減らすことができ、Gmailの送信ができるようになるでしょう。
そのほかにも、大容量ファイルの送信に対応したファイル転送サービスを利用することも1つのやり方です。
画像を送信する場合も容量が大きすぎると送信できないので、添付画像の画質を落とすなどして容量を調節してみましょう。
ファイルや画像を添付してGmailを送信するときは、Googleドライブの空き容量とファイルの容量をチェックすることが大切です。
サーバーに問題がある
Gmailが送信できない原因として、そもそもメールサーバーがダウンしていることもあります。
Googleのサービスパフォーマンス状況を確認することで、サーバーが正常に稼働しているかどうかを知ることができます。
また、容量の重いデータのやりとりでもメールの遅延や未達が発生することもあるでしょう。
対処法:復旧するまで待機する
サーバーの問題解決のために、ユーザー側ができることは待つことしかありません。
一時的なサーバーダウンであれば、少し待ってからもう一度メールの送信者に送ってもらうようお願いしましょう。
サーバーが復旧しないようであれば、違うメールアドレスに再度メールを送ってもらうのも1つの対処法です。
メールが届かない事態を防ぐには?
自分が使いやすい設定にしたり、有料サービスにアップグレードしたりすることでGmailが届かない事態を事前に防ぐことができます。
初期設定のままにすると、自分の知らない操作で誤ってメールを紛失する恐れがあるからです。
自分のニーズにあった設定を行い、より効率的にGmailを使いこなしましょう。
Gmailの設定を変更する
Gmailを別のメールボックスで管理している場合、Gmailにあったメールは削除される設定になっていることがあるため、設定を変更する必要があります。
Gmailのメールが溜まりすぎて、新着メールが見つけにくくなることを防ぐための設定です。Gmailにも残っていると思って転送先でも消去してしまうと、メールを確認できなくなってしまうので注意しましょう。
削除される設定ではなく「アーカイブにしておく」「既読にしておく」などの設定に変えておくと安心です。
もし削除の設定になっていても、30日以内であればゴミ箱に取っておいてあるので復元することができます。
アーカイブや削除してしまうフィルターの設定も、設定を開いて「フィルタとブロック中のアドレス」で確認できます。
「削除する」や「受信トレイをスキップ」となっているものはフィルターが適用されているので、編集したりフィルターを削除したりしましょう。
Google ドライブの容量をアップグレードする
Googleドライブの基本容量は15GBですが、有料版のプランへアップグレードすればデータを削除する必要がありません。
プラン | 保存容量 | 料金 |
---|---|---|
ベーシック | 100GB | 月額 250円 年額 2500円 |
スタンダード | 200GB | 月額 380円 年額 3800円 |
プレミアム | 2TB | 月額 1300円 年額 13000円 |
以上のプランにアップグレードすると保存容量が増加するだけでなく、最大5人までファミリーメンバーを登録してストレージを共有することもできます。
大切なデータを削除するのが難しい方は、有料プランへの変更を検討してみるのも良いでしょう。
どうしても解決できない場合はどうする?
容量が十分にあるのに迷惑メールにもないときはiPhoneやAndroidのOSをアップデートするか、Gmailのヘルプセンターに問い合わせることをおすすめします。
システム上の不具合によりGmailが届いていない場合は、アップデートや再起動することで改善される可能性があるからです。
アプリやOSをアップデートする
GmailのアプリやスマートフォンのOSは定期的なアップデートが必要です。アプリやOSのプログラムの更新はアップデートしなければ適応されません。
アップデートは新機能の追加やバグの解消を目的とするものであるため、旧プログラムを使い続けると不具合が生じる可能性があります。
パソコンやiPhone、Androidからアップデートを求められたら、早めに対応して最新の状態を維持していきましょう。
Gmailのヘルプセンターにフィードバックを送信する
いろいろな対処法を試しても、Gmailが届かない原因が分からない場合はGmailの「ヘルプ」からフィードバックを送信してみましょう。
フィードバックを送信するとき、問い合わせの内容に関するスクリーンショットを添付すると問題の解決に役立ちます。
<ブラウザでの場合>
パソコンでGmailを開き、右上のヘルプアイコンから「フィードバックを送信」をクリックします。そこに、問い合わせ内容の詳細を記載して送信すればOKです。
<Gmailアプリでの場合>
スマートフォンのGmailアプリの場合は、まず左上の3重線をタップします。
iPhoneであれば「フィードバックを送信」、Androidであれば「ヘルプとフィードバック」を選択しましょう。そして、ボックス内に問い合わせ内容を記載して送信すれば完了です。
どうしても原因が分からず解決できない場合は、Gmailのヘルプから直接問い合わせてみると良いでしょう。
Gmailを便利に使おう
Gmailは無料で気軽にアカウントを作成でき、1人が複数のアカウントを持つことができるとても便利なサービスです。
もしもメールが届かないトラブルが発生したら、まずは「サーバーがダウンしていないか」「インターネットに接続されているか」「受信トレイ以外のフォルダにないか」をチェックしてみましょう。
対処法を知っていれば、焦らずに落ち着いて対応することができます。機能や設定、使い方を知って、もっと便利にGmailを活用してみてはいかがでしょうか。
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メール共有システムを活用すれば、ひとつのメールアドレスを複数人で共有して、問い合わせの対応や管理を効率的に進められます。対応もれや重複対応を未然に防ぐ効果も期待できます。
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