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メルマガのクリック率は平均いくら?改善につながる施策やポイントも解説

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最終更新日: 2023年10月25日

メルマガのクリック率は送信したメルマガに対して、読者がどれぐらいの興味を持っているのかを把握するための重要な指標のひとつです。

クリック率の平均値や向上施策など、基本から応用までわかりやすく解説します。

メルマガのクリック率は平均2~4%

メルマガのクリック率は全体で平均2~4%です。例えば製造業の場合だと3.10%、小売業なら3.42%といった具合で、クリック率は業界や業種によって変動します。なおいずれの業界でも、クリック率は年々減少傾向にあります。

なお調査の方法によっても、具体的な数値が変わってくるので、自分の業界のクリック率を調べる際には、さまざまな情報源をあたって、平均値を割り出してみると良いでしょう。

参考:メルマガ平均開封率レポート【2022年版】 – Benchmark Email

クリック率とは

クリック率とは送信したメールのうち、どれぐらいの人がクリックしたかを示す指標です。一言で「クリック」といっても、さまざまな場所が考えられますが、一般的にはメール本文にあるリンクが、クリックされた割合を指します。

メルマガの場合は配信数に対して、本文に設置したリンクがどの程度クリックされたかを示すもので、リンクが選択された回数を、メルマガの配信数で割り、さらに100を乗じた値がクリック率です。

例えば、1,000件メルマガを配信したとして、リンクURLが20回、読者によって選択された場合は「20÷1,000×100=2」となり、2%のクリック率になります。

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他の指標との違いも押さえておこう

次にクリック率と似た指標である、「開封率」と「反応率」との違いを、押さえておきましょう。いずれもメールマガジンの運用において重要な指標です。

開封率との違い

開封率は送信したメールのうち、読者がそれを開いた割合です。

メールマガジンの配信において、重要な指標の一つである、開封率が高ければ、それだけ多くの読者に、情報を届けられていることになります。メールの開封率も、業界や業種によって差がありますが、全体では20%ぐらいが平均です。

クリック率はメール内のURLが選択された割合なので、メルマガの開封率が高ければ、自ずとクリック率も高くなる傾向にあります。

なおメルマガの受信環境によっても、開封率に違いがあり、一般的にはパソコンよりも、スマートフォンでメールを受信する読者の方が、開封率およびクリック率が高いといわれています。

参照:メルマガ平均開封率レポート【2022年版】 – Benchmark Email

反応率との違い

反応率は読者に開封されたメールにおいて、本文のリンクURLがクリックされた割合です。メールマガジンの配信総数に対して、リンクURLが選択された割合を指すのが、クリック率ですが、反応率は開封されたメールを母数としています。

どちらも似たような指標なので、少しややこしいですが、反応率は読者が開封したメールのうち、本文に記載されているリンクURLを、どれぐらいクリックしたかを示します。

開封されたメール数でクリックの割合を測るので、メール本文の良し悪しを評価するのに、役立つ指標です。

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クリック率に影響のある要素

クリック率に影響を及ぼす要素を解説します。以下の要素を改善すれば、クリック率を向上させることが可能です。

リンクの数や設置場所

メール本文におけるリンクの数や、設置場所でクリック率は変わってきます自然な文脈の中にリンクを設置すれば、読者は納得感を持ってリンクを選択するので、自ずとクリック率は向上するでしょう。

しかし何の脈絡もなくリンクを設置しても、読者はクリックする必要を感じないので、意味がありません。単に設置するリンクの数を増やしても効果はないので、注意しましょう。

重要なのは本文のクオリティーと、掲載している情報が、読者ニーズを満たしていることです。メルマガの内容が読者にとって、興味を引くものであり、全体の流れの中で自然にリンクが設置されているならば、クリック率も向上するでしょう。

配信のタイミング

メルマガを配信するタイミングによっても、クリック率はかなり変化しますターゲットにしている読者が、どの時間帯にメールを確認することが多いのか調査し、配信のタイミングを最適化しましょう。

たとえ読者ニーズを満たす内容でも、配信のタイミングによっては、他のメールに埋もれてしまい、開封してもらえる機会を、自ら逃してしまうかもしれません。

また読者にとって興味をそそられるタイトルでも、内容を読む時間がなければ、開封されなかったり、リンクをクリックしてもらえなかったりする可能性もあります。

人によってメルマガを読む時間は変わってくるので、一人一人の読者に合わせるのは困難ですが、全体の傾向から最適と思われる時間帯に、配信することが大事です。

コンテンツの質

メルマガで最も重視すべきなのが、コンテンツの質です。たとえ他の要素が完璧だったとしても、読者が興味を引かれる内容になっていなければ、クリック率は向上しません。

タイトルが魅力的でなければ、そもそも開封されない可能性が高く、さらに開封されても内容の質が低ければ、読者は途中で読むのを止めてしまうでしょう。当然本文の途中に設置したリンクURLも、クリックされることはないはずです。

クリック率を少しでも上げるために、さまざまなテクニックを駆使している、Webマーケターは多いようですが、内容が読者ニーズに合致していなければいけません。

発信する情報が読者の求めているものか、読者に必要な情報を、分かりやすく届けられているか確認しましょう。

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メルマガのクリック率を改善するポイント

メルマガのクリック率を改善するために、具体的に注力すべき点を解説します。

最も重要なのがメルマガの質なので、自社のターゲット層のニーズに合致しているか、必要な情報を、的確に伝えられるような構成になっているかなど、発信している内容をチェックしてみましょう。

ターゲットに合った情報を発信する

配信リストのターゲット層が求める情報を、しっかりと発信しなければいけません

メルマガを発信する場合、自社の顧客リストをはじめ、あらかじめ発信する相手のリストをまとめている企業が多いはずです。読者がどのような情報を求めているのか、定期的に調査し、それにマッチした内容にする必要があります。

メルマガの受信者が、内容に興味を持っていなければ、自ずとクリック率も下がってしまうので、配信する内容とリストとのマッチングは常に意識して、定期的にブレがないか確認しましょう。

次の記事では、リストなどのデータを一元管理してメルマガ配信を効率的に進められる、メール配信システムを紹介しています。ぜひ、あわせて参考にしてください。

 

関連記事:メール配信システム比較13選!おすすめ製品の特徴や機能を紹介

メルマガの構成を見直す

クリック率を改善するには、メルマガの構成も重要です。どこに必要な情報が書いてあるか分からない、文章が読みづらい、内容が分かりづらいといったように、構成に問題のあるメルマガは、少なくありません。

メルマガの担当者が、独り善がりな文章を書いてしまい、読者にうまく内容が伝わっていないことは多くあります。

読者にとって何が有益な情報なのかが、すぐに分かるような構成にすることが、大事です。たとえ全体の内容を変えなくても、細かい部分の構成を良くするだけで、クリック率が改善するケースは、珍しくありません。

HTMLメールを利用する

業種や配信するコンテンツの性質にもよりますが、さまざまな視覚情報を採り入れられる、HTMLメールを利用すれば、クリック率が上がるケースは多くあります。

HTMLメールではテキストの色や、大きさを柔軟に変更することが可能で、適宜写真を挿入したり、重要な部分にマーカーを入れたりできます。

読者の目を引いて、リンクのクリック率を上げたいならば、HTMLメールの導入も検討してみましょう。

ただし繰り返しになりますが、最も重視すべきなのはメルマガの内容です。たとえ多くの装飾が施されたメルマガであっても、読者ニーズに合致していなければ、読んでもらえないので注意しましょう。

「ファーストビュー」を作り込む

全体の構成とともに、ファーストビューを作り込めば、メルマガを最後まで読んでもらえる可能性が高まり、結果的にクリック率も向上します。

ファーストビューとは読者がメールを開いた際、最初に目に入る領域です。この領域に読者の興味を引く内容を入れ込めば、メールを読んでもらえる可能性が、高まります。

読書のほとんどはファーストビューの印象で、その後の文面を読むかどうか判断するといわれているので、読者にとって有益な情報を、積極的に盛り込みましょう。

具体的にはメルマガを最後まで読むことで、どのような利益があるのか、何が得られるのかを提示すると良いでしょう。画像を入れて、訴求力を上げるのも有効です。

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細かい部分にも注意を向けよう

メルマガはコンテンツの質が最重要で、読者が必要な情報を分かりやすい順番で、提示することが大事です。ただし以下のように細かい部分にも目を向ければ、クリック率の改善につながります。

「件名」で開封率やクリック率が変わる

メルマガの件名を工夫して読者の興味を引ければ、開封率が大幅に向上し、クリック率も改善します。たとえメルマガの内容が良くても、タイトルが読者にとって魅力的に感じられなければ、そもそも開封してはもらえません。

たとえ内容が同じでも、少し件名を変えるだけで、開封率が大きく変化するので、いろいろとタイトルを変えて、読者の反応を調べてみることが大事です。

当然内容と合ったタイトルにしなければいけませんが、思わず開封したくなるような件名を考えてみましょう。

クリックボタンを工夫する

読者が思わずクリックしてしまうように、ボタンを目立たせたり、装飾したりするのも有効です。

リンク部分の装飾は、HTMLメールが前提となりますが、テキストのみのメールでもリンク部分を分かりやすくするだけで、読者のクリック率が変わるケースは、少なくありません。

クリックする場所が分かりづらいメルマガは意外と多いので、テキストのみの場合はリンク部分を離して、分かりやすくするなど、読者が少しでも選択しやすいように、工夫してみましょう。

メルマガのクリック率を改善しよう

メルマガのクリック率とは何か、開封率や反応率との違いとともに解説しました。

メルマガの平均クリック率は全体で2~4%程度で、業界・業種によって変動するほか、調査の仕方や、対象によっても結果が変わります。調査によっては、0.8~1.5%といった結果が出る場合もあるようです。

自分の業界の正確なクリック率を調べたい場合は、複数の調査を参考にして、平均値を出してみると良いでしょう。

クリック率を上げるには、メルマガのコンテンツの質が何より重要です。自社のターゲットに合った情報を、最適なタイミングで配信するようにしましょう。全体の構成はもちろん、件名やリンクの設置場所など、細かい点にも配慮する必要があります。

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