2026年のメルマガ運用において、ツール選定の基準は一斉送信の可否から、配信規制への適応力と顧客管理(CRM)への統合能力へと移行しました。
GoogleやYahoo!による送信者ガイドラインの厳格化を受け、独自ドメイン認証(DMARC)への対応は無料ツールであっても必須要件です。
本記事では、最新の配信制限やAI活用、CRM連携の可否を軸に、商談創出に直結する無料メルマガ配信ツール11選を客観的データに基づき徹底比較します。
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2026年最新おすすめメルマガ配信ツール比較表
| ツール名 | 無料配信数(月間) | リスト上限 | DMARC対応 | AI機能 | 推奨ユースケース |
|---|---|---|---|---|---|
| HubSpot | 2,000通 | 実質無制限 | 対応可 | 強力 | 商談創出・B2Bマーケティング |
| Zoho Campaigns | 6,000通 | 2,000件 | 対応可 | あり | コスパ重視・リスト数中規模 |
| Benchmark Email | 3,500通 | 500件 | 対応可 | 強力 | デザイン重視・作成時短 |
| Brevo | 日300通 | 無制限 | 対応可 | あり | ステップメール・自動化重視 |
| SMTP2GO | 1,000通 | – | 対応可 | なし | システム通知・開発者向け |
| オレンジメール | 読者数依存 | 100件 | 要確認 | なし | 初心者・極小規模運用 |
| める配くん | 500通 | 120件 | 対応可 | なし | 国産サポート・安定性重視 |
| まぐまぐ! | 無制限 | 保有不可 | 運営依存 | なし | コンテンツ配信・集客重視 |
| acmailer | 無制限 | 無制限 | サーバー依存 | なし | 技術者向け・自社サーバー設置 |
| メールdeコネクト | 不定 | 要確認 | 要確認 | なし | テストマーケティング |
| SendGrid | 0通(※1) | – | – | – | 非推奨(トライアルのみ) |
(※1)SendGridは60日間の無料トライアル期間のみ送信可能。
2026年に選ぶべき無料メルマガ配信ツールの特徴
2026年現在の状況からいうと、メルマガ配信ツールは単にメールを送れればそれでよいわけではありません。メルマガ配信を事業成長につなげるために、顧客管理(CRM)連携型や作成効率を高めるAI搭載型を選ぶことを推奨します。
具体的には以下の基準で第一候補を絞り込みましょう。
- 客単価が高く商談化を重視するBtoB企業→HubSpotやZoho Campaigns
- デザイン性や作成スピードを重視するBtoC・店舗運営→Benchmark Email
おすすめの無料メルマガ配信ツール11選
無料で使えるメルマガ配信ツールのうち、おすすめのものは以下の11製品です。
HubSpot:無料CRMと連携し、商談を生む最強の無料ツール
HubSpotは、顧客管理システム(CRM)を中核としたマーケティングプラットフォームです。無料プランでは月間2,000通の配信が可能で、最大の強みはメールを送った後の「顧客の動き」を可視化できる点にあります。
特定の顧客がいつメールを開封し、Webサイトのどのページを閲覧したかをタイムラインで把握できるため、熱度の高い見込み客へのタイムリーな営業アプローチが可能です。
ただし、配信メールにはHubSpotのロゴが挿入される点、および24時間の送信ローリング制限がある点には留意が必要です。
Zoho Campaigns:月間6,000通の圧倒的な配信キャパシティ
Zoho Campaignsは、無料枠の広さが最大の特徴です。2,000件の連絡先登録と月間6,000通の配信が可能であり、これは競合他社と比較しても極めて高い水準です。
一斉配信に制限がなく、Zoho CRMとのシームレスな連携も無料の範囲内で行えます。
コストを抑えつつ、ある程度のリストボリュームに対して安定的に情報を届けたい中小企業や、将来的なSFA導入を見据えた組織にとって、最もバランスの取れた選択肢といえます。
Benchmark Email:AIが件名も本文も自動生成
Benchmark Emailは、デザイン性と運用効率を重視する組織に適しています。
最新のアップデートにより無料枠が月間3,500通に拡大され、さらに生成AIによる「スマートコンテンツ」機能が搭載されました。キーワードを入力するだけでAIが魅力的な件名や本文案を提示するため、コンテンツ作成にかかる時間を大幅に削減できます。
ドラッグ&ドロップで操作可能なHTMLエディタも直感的であり、デザイナー不在の環境でもプロ品質のメルマガを配信可能です。
Brevo:リスト無制限でステップメールを自動化

Brevoは、フランス発のツールで、登録できるリスト数が無制限という独自の料金体系を採用しています。
1日300通という日次制限があるため一斉配信には不向きですが、ユーザーの行動に応じて自動送信される「ステップメール」の運用において真価を発揮します。
会員登録直後のウェルカムメールや、資料請求後の定期フォローなど、一人ひとりのタイミングに合わせたナーチャリング(顧客育成)を完全無料で構築したい場合に最適です。
SMTP2GO:SendGridからの移行に最適なAPI配信
SMTP2GOは、システムからの自動通知メールやAPI経由の配信に特化したツールです。
かつて同様の用途で主流だったSendGridの無料枠廃止を受け、有力な代替案となっています。月間1,000通まで永年無料で利用可能であり、独自ドメインによる認証設定(SPF/DKIM/DMARC)も簡便です。
マーケティング用の管理画面よりも、確実な到達とインフラとしての安定性を求める開発者やシステム担当者向けのソリューションです。
オレンジメール:導入から配信まで最短10分の国産ツール
オレンジメールは、日本語による操作性とシンプルさを追求した国内向けツールです。
読者数100件までの制限はありますが、動画マニュアルが充実しており、ITツールに不慣れな担当者でも短時間で運用を開始できます。
無料プランでもステップメール機能が開放されているため、小規模なファンコミュニティの運営や、特定のセミナー参加者へのフォローアップなど、限定されたリストに対して丁寧なコミュニケーションを行う用途に向いています。
める配くん:20年以上の実績による安定性と日本語サポート

める配くんは、2002年のサービス開始以来、高い安定性を維持している国産ツールです。
無料の「める配フリー」プランでは登録数120件、月間500通までの配信が可能です。複雑な分析機能は省かれていますが、その分UIが洗練されており、迷いなく一斉送信を行えます。
海外製ツール特有の英語表記やアップデートの速さに不安を感じる場合、あるいは社内連絡網や地域活動などの非営利目的での利用において、高い信頼性を発揮します。
まぐまぐ!:集客力のあるメディアプラットフォーム型

まぐまぐ!は、他のSaaS型ツールとは異なり、読者が集まるポータルサイトとしての側面を持ちます。
自社で顧客リストを保有・管理することはできませんが、まぐまぐ!自体の集客力を活用して、ゼロから読者を獲得できる可能性があります。
配信コストは完全無料であり、コンテンツの内容次第でランキングに掲載されるなど、認知拡大のチャンスがあるため、リストを持たない個人クリエイターや広報目的での情報発信に適しています。
acmailer:サーバー設置型で制限のない自由な配信
acmailerは、自社のレンタルサーバー等にインストールして使用するCGIプログラムです。
フトウェア自体は無料(著作権表示必須)であり、配信通数やリスト数にシステム上の制限はありません。制限は利用しているサーバーのスペックにのみ依存するため、サーバー管理の知識がある技術者であれば、極めて低コストで大規模な配信環境を構築できます。
ただし、DMARC設定や脆弱性対策などのセキュリティ管理がすべて自己責任となる点に注意が必要です。
メールdeコネクト:ステップメールに特化したテスト運用機
メールdeコネクトは、ステップメール配信を主軸としたシステムです。無料でシナリオ配信を構築できるため、教育系コンテンツの提供や長期的なフォローアップの自動化を試したいフェーズに役立ちます。
ただし、市場の主要ツールと比較すると機能更新の頻度や外部連携の選択肢に制約があるため、ビジネスの根幹を支える恒久的なインフラとしてではなく、特定の施策の有効性を検証するためのテストマーケティング用として活用するのが適切です。
SendGrid:現在は60日間無料トライアルのみのため利用には注意が必要
SendGridは、かつて無料配信ツールの代名詞でしたが、現在は無期限の無料プランは提供されていません。アカウント作成から60日間、1日100通までの制限付きトライアルが唯一の無料枠です。
期間終了後は送信が停止されるため、継続的なメルマガ運用を目的として導入することは推奨されません。あくまで有料導入前のAPI検証や、到達率の技術的テストを行うための環境として捉えるべきです。
「メルマガが届かない!」を避けるために知っておきたい2つの情報
2026年において、無料ツール利用者が最も警戒すべきは「メールの不達」です。GoogleおよびYahoo!の送信者ガイドラインが恒久化された現在、適切な技術設定を怠ったメールは即座にスパム判定され、受信ボックスに届かなくなります。
独自ドメイン認証(DMARC)の重要性
無料ツールの多くは、かつてサービス提供元のドメインを共有して配信していましたが、現在は「独自ドメイン」による認証が事実上の必須条件です。以下の3つの設定が無料プランの範囲内で完了できるかを確認してください。
- SPF: 送信元のサーバーが正当であることを証明する
- DKIM: メール内容が改ざんされていないことを電子署名で証明する
- DMARC: 上記2つの認証に失敗したメールの処理方法を宣言する
HubSpotやBenchmark Email、Zohoなどは無料版でもこれらのDNS設定をサポートしており、高い到達率を維持できます。
迷惑メール率0.3%の壁
Gmail等のアルゴリズムは、送信ドメインの迷惑メール報告率を厳格に監視しています。報告率が0.3%を超えると、ドメイン全体の信頼性が失墜し、すべてのメールが届かなくなります。
無料ツールでは共有IPアドレスを使用することが一般的であるため、他の利用者の挙動に影響を受けるリスクも否定できません。
定期的なリストクリーニングや、AIを活用したパーソナライズによる開封率向上は、単なる成果向上だけでなく「不達リスクの回避」という防衛策としても機能します。
無料から有料へ。失敗しない「乗り換え」の判断基準
無料ツールでの運用に限界を感じた際、適切なタイミングで有料プランへ移行することはROI(投資対効果)の最大化に繋がります。移行を検討すべき客観的な基準は以下の3点です。
1. 配信数・リスト数の上限到達
最も明確な基準は、物理的な制限による機会損失です。事業成長に伴い無料枠がボトルネックとなったタイミングが移行期です。
2. 高度な自動化とデータ分析の必要性
「誰がどのリンクを何回クリックしたか」に基づき、自動で追客メールを送るシナリオ(ワークフロー)を組みたい場合は、HubSpotなどの上位プランへの移行が有効です。分析データから得られるインサイトが、有料月額料金を上回る商談利益を生む確信が得られた段階で移行を決断してください。
3. サポート品質の重視
トラブル時の対応速度が事業継続に影響する場合、電話やチャットでの即時サポートが受けられる国産ツールの有料プランが推奨されます。
特に一斉配信の不達や設定ミスが許されない大規模キャンペーンを運用するフェーズでは、サポート体制はコストではなく保険としての価値を持ちます。
まとめ:自社の目的に最適なツール選定を
2026年の無料メルマガ配信ツール選びは、単なる「通数比較」から「CRM連携・AI活用・配信規規制対応」の総合力比較へと進化しました。商談創出を重視するならHubSpot、配信キャパシティを求めるならZoho Campaigns、作成効率を追求するならBenchmark Emailが有力な選択肢となります。
自社の現在のリスト数と、メルマガを通じて達成したいゴールを明確にすることで、最適なツールは自ずと定まります。まずは無料プランで最新の機能を検証し、データに基づいたマーケティング基盤の構築を開始してください。
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