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タイムスタンプとは?仕組みや利用方法をわかりやすく解説

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最終更新日: 2024年04月09日

「電子データを活用することが増えたけれど、データの改ざんが不安だ」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事で紹介するタイムスタンプを利用することで、そのような不安を取り除くことができます。

タイムスタンプとは

パソコン間の電子データ移動タイムスタンプとは、電子データの作成日時と内容を証明するための技術です。付与した時刻以前にデータが存在していたことや、付与以降にデータが改ざんされていないことを証明できます。

タイムスタンプの技術は電子文書を用いた電子契約や電子商取引、電子データの保存など、さまざまな場面で活用されています。

電子契約について詳しく知りたい方は以下の記事も併せてご覧ください。

関連記事:電子契約とは?書面契約との違いや法制度について解説|ミツモア
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タイムスタンプの仕組み

タイムスタンプ

タイムスタンプは「要求」「発行」「検証」の過程をふまえて構成されています。

【タイムスタンプの仕組み】

  1. 電子文書の作成者が時刻認証局(TSA)に元データのハッシュ値を送って、タイムスタンプを「要求」する
  2. 時刻認証局が、送られてきたハッシュ値に時刻情報を付与したタイムスタンプを電子文書の作成者に「発行」する
  3. 文書作成者がタイムスタンプを電子文書と一緒に保管する
  4. 文書作成者が電子文書のハッシュ値と、タイムスタンプに含まれたハッシュ値を比較して「検証」する
  5. それぞれのハッシュ値が一致していれば、電子文書が改ざんされていないことが証明できる

タイムスタンプの付与を依頼する「要求」

電子文書の作成者がタイムスタンプを付与するためには、最初に「要求」を行います。

要求とは、時刻認証局にタイムスタンプの発行を依頼することです。要求の際は、電子文書から作成したハッシュ値を時刻認証局に送信します。

時刻認証局が行う「発行」

そして時刻認証局がハッシュ値と時刻情報を結合し、タイムスタンプトークンとして電子文書作成者に送付する過程が「発行」です。

電子文書の非改ざん性を証明する「検証」

文書の証明を求められた場合は、時刻認証局から受け取った鍵を使ってハッシュ値とトークンを照合する「検証」を行います。

ハッシュ値は元データの入力値が1つでも違うと、全く異なる数値が生成される特性をもっています。そのため照合で両方のデータが一致すれば、タイムスタンプ付与時から文書は変更されていないことがわかるのです。

関連記事:ハッシュ値とは?ハッシュ関数との関係性や活用例をわかりやすく解説|ミツモア

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タイムスタンプの利用方法

タイムスタンプ

電子文書にタイムスタンプを付与する場合、まずは時刻認証局との契約が必要です。そして認定スタンプの付与が行える電子契約システムや会計ソフトなどのツールを使って、発行を進めていきます。

【タイムスタンプの発行手順】

  1. タイムスタンプを付与したい書類もしくは電子文書を用意する
  2. 書類の場合はスキャンやスマホで撮影するなどして、画像データを作成する
  3. 電子文書および画像データを電子契約システムなどのツールにアップロードする
  4. 電子文書および画像データに時刻認証局からタイムスタンプが付与される

タイムスタンプを付与する際は時刻認証局に利用料を支払う必要がありますが、各種ツールやシステムの利用料にあらかじめ含まれているケースが多いです。

つまり、タイムスタンプ付与に対応したツールを使用してさえいれば、別途費用をかけることなくタイムスタンプの発行が可能です。

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電子帳簿保存法でタイムスタンプの要件が大幅に緩和

DXで仕事をテキパキすすめるビジネスウーマン

電子的に作成した帳簿や書類をデータで保存する際の要件を定めた「電子帳簿保存法」。2022年1月の改正以降、タイムスタンプの要件が大きく緩和されました。

【電子帳簿保存法におけるタイムスタンプの要件】

  • タイムスタンプを付与できる期間が「3営業日以内」から「最長2か月と7営業日以内」へ大幅に延長
  • スキャン時の署名が不要に
  • 電子データの修正や削除をした場合でも、事実と内容を確認できればタイムスタンプは不要

これはつまり、紙書類の原本と電子データを照合する作業がなくなったり、場合によってはタイムスタンプの付与そのものが不要になったりすることを意味します。

契約書にかかる業務負担が大きく軽減され、電子契約をこれまでよりも簡単に行えるようになりました。このことからも、電子契約を導入する企業はますます増えていくといえるでしょう。

出典:電子帳簿保存法が改正されました|国税庁

タイムスタンプを導入し、電子化を促進しよう

タイムスタンプ

電子契約システムや電子署名などの活用が進んでいる現在では、データの透明性が重要となっています。

タイムスタンプを導入し、電子データの改ざんを防ぎましょう。

電子契約システムについて詳しく知りたい方は以下の記事も併せてご覧ください。

関連記事:電子契約システムとは?機能や導入するメリットを徹底解説|ミツモア

また、以下の記事では「電子契約システムの選び方や比較ポイントが知りたい」という方向けに製品を厳選して解説しています。製品を検討する際にお役立てください。

関連記事:電子契約システムおすすめ37選|ミツモア

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