不動産業界では、ポータル経由の反響をExcelに手作業で転記したり、追客タイミングが属人化したりと、顧客管理が煩雑になりやすい現場が少なくありません。さらに、REINS登録期限の遵守や反響対応の即時性など、不動産業ならではの法定業務や現場業務の効率化が、店舗運営の成果を大きく左右します。
この記事では、不動産業ならではの業務フローを踏まえたCRMツール(顧客管理システム)の選び方と、業態別に厳選した15製品のおすすめ比較を解説します。
CRMツール選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。従業員数や欲しい機能などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりのCRMツールを最短1分で自動診断。理想のCRMツールが見つかります。
|
不動産向けCRMツールの選び方
不動産業向けCRM(顧客管理システム)を選ぶ際の判断軸は、次の5つです。①自社の業態に合う製品か、②CRMツールのタイプ、③REINS連携機能の有無、④反響自動取込や追客自動化の対応範囲、⑤課金モデルの構造。順に解説します。
①自社の業態で選ぶ
不動産業向けCRMツールは、業態によって求められる機能の重み付けが大きく異なります。自社のメイン業務が売買仲介・賃貸仲介・賃貸管理・兼業のいずれに該当するかで、選ぶべきタイプが変わってきます。
売買仲介がメインの場合は、反響から成約まで数カ月から1年以上の長期サイクルとなるため、ステップメールやシナリオ配信で接点を維持できる長期追客機能が欠かせません。
賃貸仲介がメインの場合は、反響から来店までのスピード勝負となるため、反響即レス機能とLINE追客の組み合わせが核心となります。
賃貸管理がメインの場合は、入居者管理・更新管理・退去精算まで業務範囲が広いため、不動産業向けの統合型ツールで全体をカバーする選択が現実的です。
売買と賃貸の兼業であれば売買・賃貸の両方に対応する製品を選んでカバーし、不動産以外の事業も含めて横断管理したい場合は汎用型のCRMツールが視野に入ります。
②CRMツールのタイプで選ぶ
不動産業向けのCRMツールは、大きく3つのタイプに分かれます。製品名だけで横並びに比較するのではなく、タイプ単位で整理すると自社に合う1本が見えてきます。
1つ目は「不動産業向けの統合型ツール」です。顧客管理に加えて物件管理、反響対応、REINS連携などを一気通貫で備え、いえらぶCLOUDやITANDI系プロダクトなどが該当します。賃貸管理を含めた業務範囲が広い会社や、賃貸管理ビジネスの比率が高い会社に向きます。
2つ目は「不動産業向けの特化型ツール」です。反響対応や追客自動化に強みを持ち、KASIKA、Digima、カナリークラウド、みらいえ、Taski、スモッカCRMなどが該当します。月額数千円から数万円で導入でき、中小仲介の本命ゾーンです。
3つ目は「汎用型のCRMツール」です。業界を問わず使える代わりに、不動産業務に合わせたカスタマイズが前提となります。Zoho CRM、kintone、Salesforce Sales Cloudなどが該当し、不動産以外の事業も統合管理したい兼業型に向きます。
選定の目安として、小規模で売買仲介が中心であれば特化型が本命、賃貸管理を含めて業務範囲が広く予算が出せるなら統合型、不動産以外も兼業しているなら汎用型も検討対象となります。
③REINS連携機能の有無で選ぶ
専属専任媒介で5営業日、専任媒介で7営業日というREINS登録期限は、媒介契約を扱う仲介店にとって日々の業務リズムそのものです。REINSは東日本・中部圏・近畿圏・西日本の4機構それぞれに登録する必要があり、CRMツール側のREINS連携機能は、この登録工数を削減し、期限管理ミスを防ぐ選定軸となります。
ただし、CRMツールが直接REINSと連携するわけではなく、各機構の登録画面への遷移補助、媒介契約情報の引き渡し、登録済証の管理など、製品によって対応範囲が異なります。賃貸管理業務が中心でREINS登録機会が少ない場合は、優先度を下げて構いません。売買仲介や賃貸仲介で媒介契約を恒常的に締結する事業者は、REINS連携機能の対応範囲を必ず確認しておきましょう。
④反響自動取込・追客自動化の対応状況で選ぶ
不動産業向けCRMツール導入の主な動機は、反響の取りこぼし防止と追客の属人化解消にあります。複数のポータル経由で入る反響を手作業で転記する運用では、対応漏れや二重対応が発生しやすくなります。
反響自動取込の確認ポイントとして、自社で利用しているポータルに対応しているか、取込が完全自動か手動インポートかをチェックします。あわせて、業者間の物件流通プラットフォームであるITANDI BBやいえらぶBBとの連携可否は、不動産業向けの統合型ツールの選定で重要な軸となります。
追客自動化は、賃貸仲介と売買仲介で必要機能が分かれます。賃貸仲介は反響後の即レスと物件提案までのスピードが命となるため、LINE連携機能の充実度が選定の中心軸となります。売買仲介は数カ月から1年の長期追客が前提となるため、ステップメール・シナリオ配信の整備度が選定の決め手です。
賃貸仲介と売買仲介の両方を扱う場合は、LINE追客とステップメールの両機能を備えた両対応型を選ぶと、後の業務拡張にも柔軟に対応できます。
⑤課金モデルで選ぶ
不動産業向けCRMツールの課金モデルは、おおむね3つの型に整理できます。
1つ目は月額固定型です。不動産業向けの統合型ツール・特化型ツールの主流で、月額2万円台から数十万円までのレンジで幅広く展開されています。利用人数や物件数が増えても料金が変動しにくく、予算が組みやすい点が利点です。
2つ目は従量課金型です。汎用型のCRMツールで一般的なモデルで、1ユーザーあたり月額1,000円台から2万円台までの価格帯となります。少人数なら低コストで始められ、規模拡大に応じて料金が増えていく構造です。
3つ目は来店成果連動型です。月額の利用料金に加えて、エンドユーザーの来店成果に応じた費用が発生する仕組みで、賃貸仲介向けのスモッカCRMが「来店キャッシュバック反響オプション」として提供しています。業界でも珍しい課金構造で、成果が出てから費用を払いたい仲介店舗に向いています。
中小規模の不動産会社は月額2〜5万円の固定型が中心となりやすく、固定費を増やしたくない場合や成果が出てから支払いたい場合には、来店成果連動型や従量課金型の検討余地が広がります。
不動産向けCRMツール比較表
14製品を売買仲介向け、賃貸仲介向け、両対応型、汎用型の4タイプに分けて掲載しています。ポータルサイト連携やLINE連携など不動産業界固有の比較軸で対応状況をひと目で確認できます。
| 製品名 | 月額料金 | CRMツールのタイプ | ポータル連携数 | REINS連携 | LINE連携 | メール自動送信 | ITANDI BB・いえらぶBB連携 | 課金モデル | AI機能 |
| ▼ 売買仲介向けCRMツール | |||||||||
| KASIKA | 6万円〜 | 特化型 | ― | ― | ○ | ○ | ― | 固定 | ○ |
| ITANDI 売買 PropoCloud | 要問合せ | 統合型 | ― | ― | ○ | ○ | ― | 固定 | ○ |
| Digima | 要問合せ | 特化型 | ― | ― | ○ | ○ | ― | 従量 | ○ |
| 売買革命10 | 要問合せ | 特化型 | ○ | ― | × | ○ | ― | 固定 | × |
| ▼ 賃貸仲介向けCRMツール | |||||||||
| ITANDI 賃貸仲介 | 要問合せ | 統合型 | ― | ― | ○ | ○ | ○ | 固定 | ○ |
| カナリークラウド | 要問合せ | 特化型 | ― | ― | ○ | ○ | ― | 固定 | ― |
| みらいえ | 3万円〜 | 特化型 | 30以上 | ― | ○ | ○ | ― | 固定 | ○ |
| Taski | 2万円〜 | 特化型 | ― | ― | ― | ○ | ― | 固定 | ― |
| スモッカCRM | ― | 特化型 | ○ | ― | ○ | ○ | ― | 来店成果連動(オプション課金) | ― |
| ▼ 売買・賃貸両対応CRMツール | |||||||||
| いえらぶCLOUD | 要問合せ | 統合型 | 30以上 | ― | ○ | ○ | ○ | 固定 | ○ |
| いい生活 | 2万円〜 | 統合型 | ― | ○ | ○ | ○ | ― | 固定 | ○ |
| ATBB顧客管理 | 要問合せ | 統合型 | ― | ○ | × | ○ | ― | 固定 | × |
| ▼ 汎用型CRMツール | |||||||||
| Zoho CRM | 1,680円/ユーザー〜 | 汎用型 | ― | ― | ― | ○ | ― | 従量 | ○ |
| kintone | 1,000円/ユーザー〜 | 汎用型 | ― | ― | ― | ○ | ― | 従量 | ○ |
| Salesforce Sales Cloud | 3,000円/ユーザー〜 | 汎用型 | ― | ― | ― | ○ | ― | 従量 | ○ |
※料金はすべて税別表記。「―」は公式Webサイトに記載なし
売買仲介向けCRMツール4選
反響から成約まで数カ月〜1年かかる売買仲介では、長期追客の自動化に強い製品がそろっています。
KASIKA(Cocolive株式会社)
KASIKAは、ポータルサイトからの反響を自動取込し、見込み客の関心度を見極め、売買仲介の長期追客を自動化する業界特化単機能型の追客自動化ツールです。
不動産売買仲介では反響後すぐに商談化する顧客は少なく、数カ月から1年単位の長期追客が成約の鍵を握ります。KASIKAは自社サイトとポータルサイト経由の反響をワンタッチで取り込んだうえで、施工事例メールやステップメールを希望条件にあわせてシナリオに沿って配信し、見込み客を温めていきます。LINE公式アカウントとの連携でメールやSMSとあわせたマルチチャネル追客も可能です。
価格は、不動産売買仲介プランは初期費用7万円、月額6万円〜で、SMS送信の超過分やオプション利用状況により変動します。契約期間の縛りはなく月単位での解約が可能で、導入後のサポート体制も整っており、CRMツール初導入の小規模仲介でも運用に乗せやすい構成です。
ITANDI 売買 PropoCloud(イタンジ株式会社)

ITANDI 売買 PropoCloudは、売買仲介業務の追客から媒介契約管理・案件管理まで一連の流れをひとつのシステムで支援する統合型のCRMツールです。
売買仲介では担当者ごとに追客状況が異なり、数カ月から一年にわたるフォローが属人化しがちです。ITANDI 売買 PropoCloudなら、買主の希望条件にマッチした物件をメールとLINEで自動配信しながら、宅建業法で義務づけられた営業活動報告書の作成・期限管理も一元化できます。
申込から引渡しまでの案件管理もシステム内で完結します。
月額料金は要問合せで、機能構成に応じた固定型の料金体系が設けられています。専任チームによる伴走サポートが用意されており、運用開始後も継続的な支援が受けられます。
Digima(株式会社コンベックス)

Digimaは、住宅・不動産業界に特化した追客自動化を中核とする特化型のCRMツールです。資料請求などの初期接点から来場アポイントの獲得まで、顧客の検討状況に応じた追客を自動化する設計です。
反響後の初回対応を手動でこなしているうちに顧客の温度は下がり、来場率が伸び悩む状態が続きます。Digimaなら、メール・SMS・LINEのマルチチャネルであらかじめ設定したルールでアプローチし、反響から来場アポまでを仕組み化できます。
顧客のウェブ閲覧やメール開封をリアルタイムで追跡し、熱量が高まった顧客を優先リストへリアルタイムで抽出するため、担当者は商談対応に集中できます。
月額料金は要問合せで、顧客管理件数や利用機能に応じた従量型の料金体系が設けられています。定期的なセミナーや研修を通じたサポート体制も整えられています。
売買革命10(日本情報クリエイト株式会社)

売買革命10は、追客・案件管理・営業報告書作成など売買仲介業務に必要な機能を一体化した特化型のCRMツールです。1〜2名の小規模事務所から10名以上の店舗まで幅広い規模に対応しています。
複数のポータルサイトへ物件情報を個別入力しながら追客もこなしている売買仲介担当者にとって、掲載作業だけで多くの時間が取られがちです。
売買革命10なら、複数ポータルへのワンクリック一括掲載と希望条件に合わせたマッチングメールの自動配信で、掲載業務と追客業務の両方を効率化できます。顧客マイページから買主が希望条件を自分で変更でき、閲覧物件への高評価が担当者へリアルタイムで通知される仕組みにより、検討温度の変化を逃しません。
月額料金は要問合せで固定型の料金体系が設けられており、全国のシステムアドバイザーと本社コールセンターによるサポート体制が整っています。
賃貸仲介向けCRMツール5選
即レスとLINE追客で反響対応のスピードを重視した製品を紹介します。
ITANDI 賃貸仲介(イタンジ株式会社)

ITANDI 賃貸仲介は、反響の取り込みから追客、来店、申込までを一気通貫で支援する、賃貸仲介特化型のCRMツールです。旧称ノマドクラウドとして提供されてきた経緯を持ち、業者間流通サイト「ITANDI BB」との連携で、物件確認問い合わせへの即時応答や希望条件にあう物件提案までを実現します。
複数ポータルからの反響をExcelに手入力し、担当者ごとのLINEで個別に追客する──こうした運用に陥っている賃貸仲介の現場は少なくありません。土日に問い合わせが集中しても即レスが追いつかず、気づいたときには競合他社に来店予約を取られてしまう。その状況を繰り返している仲介店舗にとって、ITANDI 賃貸仲介は追客の仕組みを根本から変える有力候補となります。
反響の一次対応を自動化し、メールやLINE、SMS、ビデオ通話、AIチャットを一画面に集約することで、属人化した即レス対応をチーム全体の標準業務へ引き上げます。来店誘導から申込までの接客履歴と顧客行動ログを可視化し、来店率と成約率の向上を後押しします。
料金は公式に公開されておらず、導入時は問い合わせが必要です。導入企業数の蓄積と賃貸ビッグデータを背景とした業務設計のため、複数店舗を展開する賃貸仲介の現場や、業務効率化と分析を一気通貫で進めたい場合に適したCRMツールです。
カナリークラウド(株式会社カナリー)

カナリークラウドは、反響対応から追客、分析までの不動産仲介業務を一画面で完結させる、賃貸仲介特化型のCRMツールです。エンドユーザー向け不動産情報アプリ「カナリー」の運営で培った画面設計と操作性のノウハウを活かし、シンプルで直感的に操作できるデザインを強みとしています。
反響が入るたびにポータルの管理画面を個別に確認し、追客メールを担当者が手動で送り続ける──。こうした手作業が現場の負荷を押し上げているケースは珍しくありません。顧客ごとの対応状況が担当者の頭の中にしかなく、引き継ぎのたびに情報が抜け落ちる悩みを抱える仲介店舗にとって、カナリークラウドは来店誘導までの追客をまるごと仕組み化できる製品です。
メールやURLの開封タイミングをトラッキング機能でリアルタイム検知し、適切なタイミングで来店Web予約へ誘導できます。ボード表示で顧客ステータスの歩留まりを可視化し、独自の高度分析機能で月途中の課題抽出と軌道修正までを一画面で支援します。
料金は「初期費用+月額基本料+オプション利用料」の構成で公式には非公開のため、導入時は問い合わせが必要です。
デジタル化・AI導入補助金2026の対象ITツールとして認定されており、補助金を活用することで初期費用・月額費用の実質負担を抑えて導入できます。費用を抑えながら追客の仕組みを整えたい中小規模の仲介店舗や、多店舗展開する仲介店舗に適したCRMツールです。
みらいえ(株式会社MiraieCompany)

みらいえは、ポータルや自社ホームページからの反響取り込みから追客、来店誘導までを仕組み化する、不動産仲介向けのCRMツールです。売買・賃貸・賃貸管理など幅広い業態に対応し、30サイト以上のポータルからの反響を手作業を介さずに一括取込する設計が特徴です。
30以上のポータルから届く反響を手作業で転記し、追客のタイミングを担当者の経験と感覚に頼っていないでしょうか。反響数が増えるほど対応が遅れ、せっかくの問い合わせを逃してしまう仲介店舗にとって、みらいえは反響のワンタッチでの取り込みからLINE追客、物件提案までを一連の流れで仕組み化する一手となります。
顧客の温度感に合わせた物件提案と追客メールをあらかじめ設定したシナリオに沿って配信し、メールやLINE、SMS、Zoomを一画面に集約することで、属人化した追客対応をチーム全体の標準業務へと変えます。
料金は賃貸システム利用で初期費用5万円・月額費用2万円〜、売買システム利用で初期費用5万円・月額費用4万円〜(いずれも税別)と公式サイトに明記されており、導入するモジュールに応じて料金が変動します。導入判断に必要な費用感を導入前に確認できる設計です。
中小規模の仲介店舗から、ホームページ制作機能や物件管理システムとの一体導入を検討する大手仲介まで、幅広い規模の導入実績を持つCRMツールです。
Taski(スラッシュ株式会社)

Taskiは、ポータルからの反響を一元管理し、メール配信と追客で来店率向上を後押しする、賃貸仲介特化型のCRMツールです。複数のポータルや自社サイトから届く反響を自動取込し、自動マッチング機能で顧客の希望条件に合う新着物件が登録されると、あらかじめ設定したルールでお知らせメールを配信する設計です。
顧客が物件メールを開封したタイミングをリアルタイムで検知できるため、追客の適切なタイミングを逃しません。
反響が来るたびにポータルを確認し、条件に合う物件を一件ずつ探してメールを手動送信していると、初動の数十分が日々の業務時間を圧迫します。返信を待つ間に顧客の熱量が下がり、競合他社に来店を取られてしまうスピード勝負に悩む賃貸仲介の現場にとって、Taskiは即レスと継続追客を仕組み化できます。顧客の希望条件にマッチする新着物件が登録されるとお知らせメールを自動配信し、顧客が開封したタイミングをリアルタイムで検知できるため、折り返しの適切なタイミングを逃しません。重要事項説明書のオンライン作成・保管にも対応し、成約後の契約フローまでを一画面で完結します。
料金は初期費用50,000円〜・月額20,000円〜(税別)と公式サイトに明記されており、導入時の費用感を導入前に確認できる設計です。中小規模の賃貸仲介店舗でも導入しやすい料金構造のCRMツールです。
スモッカCRM(株式会社じげん)

スモッカCRMは、反響の一元管理から追客、来店誘導までを自動化する、賃貸仲介向けのCRMツールです。
月額固定費を支払い続けているにもかかわらず、どの施策が来店につながったか把握できず、追客の費用対効果が見えにくい──。こうした課題は中小仲介の現場で根強く残っています。固定費をこれ以上増やさずに追客の仕組みを整えたい仲介店舗にとって、スモッカCRMは来店成果に連動した費用設計を組める数少ない一本です。
業界でも珍しい「来店キャッシュバック反響オプション」を備え、エンドユーザーの来店成果に応じた費用が発生する仕組みを採用しているため、成果が出てから費用を払いたいという経営判断に沿った導入が可能です。
LINEやSMSの送信機能で初動の返信率を高め、全国の賃貸物件データベースから条件にあう物件を自動で提案するメール機能や、来店アンケートを通じた接点可視化も備えています。
月額料金は公式に公開されておらず、導入時は問い合わせが必要です。来店成果に応じた課金構造を前提とした設計のため、賃貸仲介に特化した中小規模の店舗運営に適したCRMツールです。
売買・賃貸両対応型CRMツール3選
売買と賃貸を兼業している不動産会社に向けた、両業態をひとつのシステムでカバーできる製品です。
いえらぶCLOUD(株式会社いえらぶGROUP)

いえらぶCLOUDは、賃貸仲介・売買仲介・賃貸管理の3業務をひとつのシステムに集約し、ポータルサイトからの反響取込・追客・来店予約獲得の流れを一元管理できる不動産業向けCRMです。
担当者ごとにLINEや電話で個別に追客していると、誰がどの顧客をどこまで対応しているかチームで把握できず、対応漏れや重複フォローが生じやすくなります。いえらぶCLOUDで、こうした追客の属人化を仕組みで解消できます。
30以上のポータルサイトからの反響を自動取込してシナリオメールやLINEの追客をチーム共通の標準業務として確立し、AIエージェントによる24時間自動応答を加えることで、賃貸仲介・売買仲介・賃貸管理の3業務を1つの画面に集約します。
料金は要問い合わせです。賃貸仲介・売買仲介・賃貸管理の業務規模にあわせた個別プランが提供されており、毎週アップデートで法令改正や機能追加が随時おこなわれています。
いい生活 賃貸クラウド 営業支援 / 売買クラウド 営業支援(株式会社いい生活)

いい生活の賃貸クラウド 営業支援と売買クラウド 営業支援は、賃貸仲介と売買仲介を兼業しており追客管理が複雑化している不動産会社の悩みを、反響の自動取込から電子契約・賃貸管理まで一つのプラットフォームで一元管理することで解消できる不動産CRMです。
賃貸の顧客情報と売買の顧客情報を別々のシステムで管理していると、情報の突き合わせや二重入力に手間が取られ、追客対応が後手に回りやすくなります。いい生活は、賃貸向け「賃貸クラウド営業支援」と売買向け「売買クラウド営業支援」を同一基盤で展開しており、兼業会社が抱える追客管理の二重構造を解消できます。物件広告機能ではREINSへのワンクリック掲載に対応しており、ポータルサイトとREINSへの情報登録を一度の操作で完結。LINEやチャット、SMSにも対応しています。
月額料金は2万円からで、初期費用は別途必要です(専任管理タイプの場合 300,000円〜等、プランにより公開)。賃貸管理クラウドや電子契約サービスなど同社のほかサービスと共通データベースで連携できるため、業務範囲に応じてシステムを順次追加しながら不動産DXを進めやすい構成です。
ATBB顧客管理(アットホーム株式会社)

ATBB顧客管理は、不動産情報ネットワークの物件データとCRM機能を一体で提供する、不動産仲介向けの顧客管理ツールです。複数のポータルや自社ホームページからの反響メールを自動で取り込み、顧客情報の登録から自動返信メール、長期追客までを一元管理できる設計です。
売買と賃貸の顧客情報を別々のシステムで管理し、二重入力と画面切り替えで現場が疲弊している仲介店舗は少なくありません。REINS登録の期限管理を担当者の手帳やExcelに頼り、ヌケモレが生じないか不安なまま運営している店舗にとって、ATBB顧客管理は売買・賃貸の両業態を一元管理できる定番の一本です。
複数ポータルからの反響を自動取り込みし、希望条件にあう物件の自動配信と自動返信メールで追客を仕組み化できるほか、対応履歴の蓄積で担当者引き継ぎや社内共有もスムーズにおこなえます。
料金は公式サイトには掲載されておらず、導入時はATBB契約とあわせて問い合わせが必要です。既存加盟店が追加導入しやすい構造を持つ、売買・賃貸から賃貸管理まで幅広い業態に対応する不動産仲介向けのCRMツールです。
汎用型CRMツール3選
不動産以外の事業も一元管理したい企業向けです。ポータルサイト連携やLINE追客は標準搭載ではなく、外部連携の設定が必要な点に注意してください。
Zoho CRM(ゾーホージャパン株式会社)

Zoho CRMは、不動産以外の事業もまとめて1つのシステムで一元管理したい兼業型の小規模企業に向いた、月額1,680円/ユーザーから利用できる汎用型のCRMです。
不動産以外にリフォームや引越しサポートなど複数の事業を兼業しており、業務ごとにシステムが分散して情報管理が煩雑になっている場合、Zoho CRMのカスタムモジュールが力を発揮します。物件情報、顧客ステータス、追客履歴を自社の業務フローにあわせて自由に設計でき、不動産以外の事業データも同じシステムで一元管理できます。
ポータルサイト連携は標準搭載ではなく別途設定が必要ですが、業態を横断して管理工数を下げたい企業には適しています。
3ユーザーまで永久無料で使えるプランがあり、小規模チームであれば費用をかけずに始められます。有料プランは月額1,680円/ユーザー(スタンダードプラン・年間換算)から利用でき、初期費用はありません。購入前に15日間の無料トライアルも利用できます。
kintone(サイボウズ株式会社)

kintoneは、月額1,000円/ユーザーからノーコードで物件管理、顧客管理、反響管理のアプリを自社業務にあわせて構築でき、独自の業務フローを持つ不動産会社に適した汎用型のプラットフォームです。
「既製品のCRMでは自社の業務フローに合わない」と感じている不動産会社にとって、kintoneなら、その要件に柔軟に応えられます。反響管理、追客管理、物件管理の各アプリをノーコードで自社業務フローにあわせて構築でき、システム開発の知識がなくても担当者自身でカスタマイズを進められます。
ポータルサイト連携は外部サービスを介した追加設定が必要ですが、業務アプリを自由に設計できる分、独自ルールが多い企業ほど威力を発揮します。
月額1,000円/ユーザー(ライトコース)から利用でき、初期費用は不要です。外部サービス連携やプラグイン拡張はスタンダードコース(月額1,800円/ユーザー)以上で利用できます。30日間の無料お試しも提供しています。
Salesforce Sales Cloud(株式会社セールスフォース・ジャパン)

Salesforce Sales Cloud(新名称Agentforce Sales)は、不動産業に限らず業種や規模を横断して全社の顧客管理を統合したい企業に向いた、汎用型のCRMプラットフォームです。
不動産業以外の事業も手がける兼業型の企業や複数拠点を展開する中堅企業では、業種特化型CRMでは対応しきれない横断的な顧客管理が課題になりがちです。Salesforce Sales Cloudなら、全社規模の案件管理と複数拠点の顧客データ統合、AppExchangeを活用した既存システムとの連携まで一元管理できます。
不動産ポータル連携やREINS連携などの業界特化機能は標準搭載されていないため、横断管理を重視する企業に向くCRMツールです。
月額3,000円/ユーザーから(複数プラン公開)、ユーザー数に応じた従量型の料金体系です。30日間の無料トライアルが提供されており、導入前に操作感を確認できます。
ぴったりのCRMツール選びはミツモアで

CRMツールは製品によって特徴や機能もさまざま。「どの製品を選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
そんなときはミツモアにおまかせ。最短1分の自動診断で、ぴったりのCRMツールが見つかります。
ぴったりのCRMツールを最短1分で無料診断
従業員数や欲しい機能などの項目を画面上で選択するだけで、最適なCRMツールを最短1分で自動診断。もちろん費用はかかりません。
ぴったりの料金プランも一緒にお届け
希望条件に沿った料金プランも製品と一緒に診断します。実際にかかる金額を見積もりからチェックして、理想のプランを探してみましょう。
診断結果は最大5製品!比較・検討で最適なCRMツールが見つかる
最大で5製品の診断結果をお届けします。検討していた製品だけでなく、思わぬCRMツールとの出会いもあるかもしれません。
ミツモアなら、あなたにぴったりのCRMツールがすぐに見つかります。

CRMツール選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。
